日本の対南スーダン支援 2015年7月 在南スーダン日本大使館 日本の対南スーダン支援 援助の基本方針：南スーダンの国造り・平和の定着支援 長期の内戦により荒廃し た運輸・水・電力等の社会 基盤インフラ の整 備を支 援する。 基礎的な 経済・社会 インフラ 整備 代替産業 の育成 石油産業への依存を減ら すため、高い潜在能力を 有する農業分野を中心とし た代替産業育成を支援す る。 重点分野 国民の基礎生活及び生計 向上を目的とした保健・基 礎教育・職業訓練分野への 支援及び難民等に対する 人道支援を行う。 実績 基礎生活 及び生計向 上支援 ガバナンス 及び 治安能力 向上支援 ガバナンス改善及び治安 向上を目的として、税関、 国境・出入国管理、治安 分野、メディア分野等に おける支援を行う。 2011年の独立以降、我が国は南スーダンに対し、 総額４億５千万ドル以上の支援を実施。 代表的なプロジェクト概要 基礎的な経済・社会インフラ整備 代替産業の育成 ● ナイル架橋建設計画 ●包括的農業開発マスタープラン 1970年代に建設された既存のナイル架橋に代わり、新ナイル架橋を建 設し、物流の円滑化を図る。 農業生産物の輸入依存度を低下させていくため、 包括的農業開発マスタープランを策定し、政府の能力を強化する。 ●ジュバ市水供システム改善計画 ● 灌漑開発マスタープラン ジュバ市における上水道施設の整備を行い、 市民に安全で安定的な水の供給を実現する。 持続的な灌漑農業が行えるよう、灌漑マスタープランの策定を支援し、 政府の能力を強化する。 ●中央エクアトリア州ジュバ市ナバリ地区 ●農業普及 コミュニティ道路整備計画 ジュバ市ナバリ地区道路1.71㎞の舗装、 側溝整備を行う。 基礎生活及び生計向上支援 重要穀物であるコメを中心に、 農業開発の推進、食料安全保障の 確立を図る。 ガバナンス及び治安能力向上支援 ●国際機関等を通じた人道支援 ２０１３年１２月の当地の人道情勢に対応するため、WFP, UNICEF, UNHCR, IOM等の国際機関を通じて人道支援を実施。 ●南スーダンTV・ラジオ組織能力強化プロジェクト ●ジュバ職訓センター（MTC)拡張計画 職業訓練教育施設及び同訓練体制を 強化する。 ●国境及び出入国管理計画支援（IOM経由） ●理数科教育強化プロジェクト 初等理数科教育分野の現職教員研修を実施 し、指導力の向上を図る。 国営メディア「SSTVR」の公共放送強化に向けたプロセスを支援し、 同局の人材育成を行う。 国境地域において、入国管理に必要な機材の整備を行うとともに、 入国管理担当官を育成し、能力向上を支援する。
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