授業科目 人体の構造と機能総合実習 単位 1 履 修 選択 関連資格 管理

授業コード:2352801
授業科目
人体の構造と機能総合実習
履
選択
関連資格
管理栄養士 栄教一種免
開講年次
1年
開講時期
後期
担当教員
尾上
修
均、清末
単位
該当DP
1
ナンバリング
NT11402J
DP1-1 DP1-2 DP3-1 DP5-1
達人
人体の構造と機能に関する基礎的な理解を得るため、とりわけ、栄養学の分野で頻出する化学物質の構造、消化・吸
収の仕組みと、ホルモンによる腎機能調節に焦点をあてて、生化学および生理学の手法を用いた一連の実習を行う。
前半は、同時期開講の生化学 1 の講義内容の一部を実習・実験を通して復習できるように設定している。後半では、ラ
授業概要
ットの解剖実習を実施するとともに、摘出した消化管を用いて、単糖および二糖の吸収実験を行う。学生諸君には、実
際に生体標本に接することを通して、生命の不思議、生体機能の精妙さについての感動を体験していただきたい。
1.糖質、アミノ酸、脂肪酸の基本構造・定義を説明し、分子模型を組み立てることができる
学生が達成すべき
行動目標
2.食物中の栄養素の消化に関わる主な消化酵素の性質、働きについて説明することができる。
3.生化学および生理学で用いる基本的な装置、実験器具の名称・使用法に習熟する。
4.ホルモンによる尿量調節の仕組みについて説明できるようになる。
5.ラットの解剖を通して、哺乳動物の臓器の名称、形状、働きについて説明できるようになる。
6.「管腔内消化」と「膜消化」の違いについて説明できるようになる。
達成度評価
評価と評価割合/
評価方法
試験
小テスト
レポート
発表(口
頭、プレ
ゼンテ
ーショ
ン)
レポート
外の提
出物
その他
合計
備考
*実
習・実験
総合評価割合
0
0
60
0
0
*40
100
知識・理解 (DP1-1)
0
0
25
0
0
15
40
知識・理解 (DP1-2)
0
0
35
0
0
15
50
0
0
0
0
0
5
5
0
0
0
0
0
5
5
および討
論への
取組姿
勢
知識・理解 (DP1-3)
思考・判断 (DP2-1)
思考・判断 (DP2-2)
関心・意欲 (DP3-1)
関心・意欲 (DP3-2)
態度
(DP4-1)
態度
(DP4-2)
態度
(DP4-3)
技能・表現 (DP5-1)
技能・表現 (DP5-2)
技能・表現 (DP5-3)
具体的な達成の目安
理想的レベル
標準的なレベルとして修得した知識、技術を駆使して、簡単な
実験を立案することができる
標準的なレベル
1.栄養素の基本構造、栄養素の消化、ホルモンのはたらき
の概要を説明できる。
2.主要な臓器の名称、形状、働きを簡潔に説明できる。
3.生化学および生理学で用いる基本的な装置、実験器具の名
称・使用法に習熟する。
授業コード:2352801
授業計画
進行
テーマ・講義内容
授業の運営方法
身の回りの基本的化合物の分子模型作製
化学結合の理解 (尾上)
はじめにオリエン
テーションを行い、
その後、分子模型
を用いた実習を行
う
食品に含まれる基本的化合物の分子模型作製(尾
上)
分子模型を用い
た実習
予習:実習書の該当部分に
目を通す
5
分子模型を用い
た実習
予習:実習書の該当部分に
目を通す
5
生化学的手法に
よる実験
予習:実習書の該当部分に
目を通す
10
4
消化酵素の pH 依存性
ペプシンによる卵白タンパク質の加水分解
消化酵素の pH 依存性の電気泳動による確認
ゲル作製(尾上)
生化学的手法に
よる実験
予習:実習書の該当部分に
目を通す
15
5
生化学的手法に
よる実験
予習:実習書の該当部分に
目を通す
10
6
消化酵素の pH 依存性の電気栄動による確認
電気泳動(尾上)
消化酵素の pH 依存性の電気栄動による確認
ゲルの解析(尾上)
実験結果に関す
るグループ討論お
よび解析
予習:実習書の該当部分に
目を通す
復習:解析結果をプレゼンテ
ーションできるレベルにまでま
とめる
45
1
2
二糖類、オリゴペプチドの分子模型作製(尾上)
3
7
最大酸素摂取量(VO2max)の測定(清末)
0
復習:レポート作成
50
ターと踏み台昇降
による VO2max の
測定法を比較す
る。
顕微鏡によるヒト組織観察 (清末)
上皮組織の種類
種々の上皮組織
の形態を顕微鏡を
用いて観察する。
復習:レポート作成
50
最大酸素摂取量(VO2max)の測定原理(清末)
外挿法
心拍数と作業強
度の関係から、外
挿法により最大酸
素摂取量を推定す
る方法に習熟する
復習:レポート作成
50
ラットの解剖/小腸におけるブドウ糖吸収 (1/4、
清末)
解剖/小腸吸収実
験/ビデオ鑑賞の 3
復習:レポート作成
50
10
11
つのグループに分
かれローテーション
する。
ラットの解剖/小腸におけるブドウ糖吸収 (2/4、
清末)
解剖/小腸吸収実
験/ビデオ鑑賞の 3
つのグループに分
かれローテーション
する。
復習:レポート作成
50
ラットの解剖/小腸におけるブドウ糖吸収 (3/4、
清末)
解剖/小腸吸収実
験/ビデオ鑑賞の 3
つのグループに分
かれローテーション
復習:レポート作成
50
12
13
特になし
自転車エルゴメーターと踏み台昇降法の比較
8
9
自転車エルゴメー
学習課題(予習・復習)
予習・復
習時間
(分)
授業コード:2352801
する。
ラットの解剖/小腸におけるブドウ糖吸収 (4/4、
清末)
解剖/小腸吸収実
験/ビデオ鑑賞の 3
つのグループに分
かれローテーション
する。
復習:レポート作成
50
ラット解剖実習、小腸ブドウ糖吸収実験、最大酸素
摂取量実習のまとめ(清末)
3種の実験の結
果についての討論
と統計的解析
復習:レポート作成
50
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
理解に必要な予備
知識や技能
生物と生命科学、生活の中の化学、解剖生理学および生化学 1 の講義で学んだ基本的かつ重要事項を身
につけておくことが必要である。
実習書を配布する。
テキスト
生物と生命科学、生活の中の化学、解剖生理学および生化学 1 の教科書
参考図書・教材/
データベース・雑誌
等の紹介
授業コード:2352801
毎回のレポート作成にあたって、教科書、および参考書、インターネットによる情報検索などによる、実習
授業以外の学習
方法・受講生への
メッセージ
項目に関連した学習課題についての自己学習が必要です。実験データのグラフ化、解析のため、コンピュー
ターの表計算ソフトの使い方に習熟しておくことが望ましい。
授業への取り組み姿勢と、レポート(成果)が、評価に反映される。実習科目であるので、出席して意欲的に
達成度評価に関す 取り組むことが最も重要である。積極的に取り組むことで、より正確なデータが得られ、そのことがよりよいレ
ポートを作成することに結びつく。
るコメント