2015 年 9 ⽉ 5 ⽇ No.79 MLA48 プロジェクト 第34回ミーティング 9 月 3 日(木),慶應義塾大学日吉キャンパスでMLA48 プロジェクトのミーティングを開催しました. Φ JF1IQQ 下地さん ①コモンモード電流測定用プローブを製作中.パッチンコアを 100 円ショップ購入 のクリップで挟む構造.デテクターと組み合わせ 9 月 26 日開催のアンテナ製作プロジェクトまでには完成 予定(写真左) ②Wi-Fi モジュール基板を入手,価格 500 円.サーボモータをスマホからコントロール するなどのアプリケーションを検討中とのこと(写真右) . Φ JA1HIS 横田さん ①50MHz 用 MLA の,設置環境による 特性評価を報告.蛍光灯を MLA に近づけ点灯させ, 「見える 化」した.蛍光灯を移動させ点灯具合を確認,コンデンサー 部付近で危険を感じるほど強く発光(詳細写真は Dropbox). ②MLAに比べ,HLAはループ面垂直方向のNULL点が存在せ ず,あんドーナツ状になることがシミュレーションで確認さ れ,それに伴い効率も良いがアンプIが発生してしまった. ③対策として FT140-43 と思われるトロイダルコアに W1JR 巻で 11 回巻きしたものを製作し解消(50MHz 帯で 10W 出力). *JR1OAO 中島さんがミーティングで測定した結果と帰宅後の計算から得た本品のコモンモードの特性: 100pF と直列共振させて AA-1000 で共振点 1.45MHz を得たので,L 値 120.477μH 巻数 11 回 → AL値:120477nH ÷(11×11)= 995 [nH/t2] FT-140 #43 相当のコアです. 自己共振周波数は 6MHz 付近にあるので,ここで Z が最大になります.3~4MHz で既に Z は 3~4KΩに みえましたが,自己共振周波数をこえるとどんどん Z は小さくなっていきます. HF でなく 50MHz で良く効かせたいのであれば,もっと巻数を減らすか,コア材に#61 を使うのが良いか もしれません. 1 Φ JR1OAO 中島さん ①ハムフェア後の 懇親会で勝ち取った ALEXLOOP を会場で 組み立てて評価した(写真左). 7-28MHz で同調する.周波数は,1 回転半 のつまみで全帯域チューニングできるが, 受信ノイズが最大となるように粗調整し, 送信時 SWR メータで微調整すればよい. 移動用としては良くできているとの評価. メインループは直径 94cm,給電ループ 4mm 径の線材で長径 17.5cm,短径 16cm. 使用してみると若干結合が弱く,SWR は調 整後 7MHz で 1.3,28MHz で 2 程度. ②ハムフェアでおなじみの電波灯台(430 MHz用ダイポール付)を近づけると,LEDが 発光する.HLAモードの 28MHzでは,MLA モードの 7MHzより電波灯台を離してもよ り強く点灯することが確認できた. 「電波灯台を,LOOP アンテナの同調確認 器として使用できる」との意見が出た(ナ ルホド…). (写真左) Φ JA5KVK/1 小川さん MLA で同調用コ ンデンサーを 2 か所に分割した場合,指向 性が出る件についてシミュレーションで確 認した.3 分割では指向性は顕著ではない とのこと. Φ JA1AVV 向江さん 開局後数年たった 1959 年当時の Cubical Quad アンテナと木柱 マスト,終段に 810 球を使った送信機(米軍ジ ャンクを改造),受信機 BC-779 とクリコンの 説明と苦労話をうかがった(FB な QSL カード). 現在 MLA の製作に取り掛かっているところ ネジでコイルピッチを変える方式 で,ハムフェアで部品を各種入手 されたそうです. *9 月 26 日の合同ミーティングは, メンバーのRautio(ラウティオ)さん ご夫妻(AJ3K & NR2W)の来日で, プチ講演を予定しています. DE JF1VNR,JG1UNE 2 JF1VNR 戸越,JK1VNN 藤間,JF1IQQ 下地,JR1OAO 中島,JA5KVK/1 小川,JA1AVV 向江,JA1HIS 横田 (敬称略)のみなさん.
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