消費機器に係る事故(平成26年11月~12月) ■BF式風呂釜の変形事故(11件) 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 不明 (11月13日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 東京都 東京都 神奈川県 埼玉県 0 0 0 0 製造・輸入者 定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、BF式風呂釜のケーシ ングが変形していることを確認した。 需要家によると、当該機器使用の際に不具合を感じることはなく、機器の変形についても今回の点検で指摘を受けるまで気付かな かったとのこと。 0 調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態においても異常がないことを確認した。 風呂釜 原因は、機器内部の塵・埃や蜘蛛の巣などの影響で口火が点火し難い状態となり、点火操作を繰り返したことで機器内部に未燃ガス が滞留した。その状態でその後も口火の点火操作を行ったため、点火時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推 定。 ・物損:風呂釜のケーシング変形 0 上記のほか、同様のBF式風呂釜のケーシング変形に係る事故は10件。 型式 製造年月 TP-DPS51 1998年7月 パーパス(株) (株)ノーリツ GUQ-5A、GUQ-5A1 パーパス(株) TP-DP11S、TPA85K 高木産業(株) TP-A85K (株)世田谷製作所 DP-12 風呂釜 ■レンジフード一体型FF式給湯器の変形事故(7件) 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 不明 (11月1日) 人身被害 参考情報 事 故 概 要 都県 機器分類 死亡 中毒 負傷 製造・輸入者 埼玉県 0 0 機器点検に訪問した需要家宅の給湯器が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、レンジフード一体型FF式給 湯器のケーシングが変形していることを確認した。 需要家によると、過去に給湯を使用した際に大きな音がしたことがあったとのこと。 なお、当該機器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該宅での作業は不在により未完了であったため、定期保安点検時に 0 受け付けたもの。 瞬間湯沸器 調査の結果、ガス及び水通路部の漏えい検査、並びに点火・火移り性能について異常がないことを確認した。 原因は何らかの要因で排気口が閉塞されたこと、もしくは、元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃ガスが滞留 し、点火時のスパークあるいはバーナー部に残った燃焼炎が、未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯器のケーシング変形 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 0 0 0 上記のほか、同様のレンジフード一体型FF式給湯器の変形に係る事故は6件。 1 / 8 ページ 瞬間湯沸器 型式 製造年月 GW-5RH5F 2000年10月 パナソニック(株) パナソニック(株) GW-5RH5F ■その他の事故(30件) 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 11月1日 11月2日 (11月3日) 11月3日 不明 (11月4日) 不明 (11月10日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 東京都 東京都 東京都 千葉県 東京都 0 0 0 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 外壁塗装業者の作業員より、需要家宅の風呂釜から音がしたとの連絡を受け、確認したところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形 していることを確認した。 作業員によると、外壁塗装工事に伴い当該宅の養生作業を行った後、大きな音がしたため確認したところ、当該機器が変形していた。 また、当該宅では当該機器の湯張り運転をしていたとのこと。 0 風呂釜 調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能及び燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は外壁塗装工事の際の養生により当該機器の給排気部が閉塞された。その状態で当該機器を運転したため、正常に着火せず 機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 0 台所にて調理中にガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、台所二口ガス栓の左側に接続されてい るゴム管用ソケット及び右側に接続されているソフトコードのゴム管止めが一部溶解していることを確認した。 需要家によると、ガスコンロ左側バーナーで調理を行った後、ガス栓付近に火が着いていることに気付き、濡れタオルを被せて消火し たとのこと。 ソフトコード 調査の結果、二口ガス栓の左側に接続されているゴム管用ソケットに漏えいがあり、ゴム管用ソケットを取り外した後、灯内内管からガ 0 (迅速継ぎ手 不明 ス栓までの漏えい検査に異常がないことを確認した。 あり) 原因は、何らかの原因により当該ゴム管用ソケットの接続が不完全な状態となったが、ソフトコードの湾曲により押し上げる力が加わり 抜け落ちせず、ガス栓を「開」にすると過流出防止機構が作動しない程度の未燃ガスが漏出した。その状態でガスコンロを使用したた め、点火スパークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ゴム管用ソケット及びゴム管止め一部溶解 ゴム管用ソケット(S 型) 不明 0 ガスコンロ背面のソフトコード付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、ガスコンロに接続されているソフト コードの器具側接続部付近に焦げがあることを確認した。 需要家によると、当該ソフトコードはガスコンロと併せてインターネットで購入し、需要家自身で設置した。その直後に点火操作を行った ソフトコード ところバーナー部に点火ぜず、ソフトコードの器具側接続部付近に火が着いたため、ガス栓を閉止して消火したとのこと。 0 (迅速継ぎ手 不明 調査の結果、灯内内管の漏えい検査に異常がないことを確認した。 なし) 原因は、需要家自身でガスコンロを設置する際に、径の異なるソフトコードを用いて接続したため、器具側接続部より微量の未燃ガス が漏出した。その状態でガスコンロの点火操作を行ったため、点火スパークが漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ソフトコード一部焦げ 13mmソフトコード 不明 0 機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、RF式風呂釜のフロントカ バーが変形していることを確認した。 需要家によると、11月3日の朝から当該機器が運転しなくなったため、修理依頼したとのこと。 なお、過去に当該機器を使用の際に大きな音がした記憶は無く、変形についても今回、修理作業員に指摘を受けるまで気付かなかっ 0 風呂釜 たとのこと。調査の結果、灯内内管から器具栓までの漏えい検査に異常がないことを確認した。 原因は、何らかの要因により当該機器の給排気部が閉塞された。その状態で運転操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、 その後の運転時の点火スパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ガスター OSR-1660SAQ 1999年7月 0 機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、RF式給湯暖房機のフ ロントカバーが変形していることを確認した。 需要家によると、前日夜に給湯を使用した際にリモコンにエラーが表示され、数回運転操作を試みたがエラーが解消されないため修 理依頼したとのこと。 調査の結果、当該機器内部の給湯用樹脂ファンの羽根が欠落している状態であることを確認した。給湯用樹脂ファン交換後、当該機 0 瞬間湯沸器 器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は、給湯用樹脂製ファンの羽根が欠落し始めた状態で使用したため燃焼用空気が不足し、リモコンにエラー表示をさせて消火し たが、その後も運転操作を行ったことで周囲の羽根が割れ、当該機器内部に未燃ガスが滞留する状態となった。その状態でその後も運 転操作を行ったため、点火時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯暖房機のフロントカバー変形 パナソニック(株) AT4200ARSAW3Q-56H 2004年8月 2 / 8 ページ (株)ノーリツ GT-2022SAWX 2001年3月 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 11月10日 11月10日 不明 (11月12日) 不明 (11月15日) 11月8日 (11月17日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 神奈川県 神奈川県 東京都 東京都 東京都 0 0 0 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 給湯器を使用したら大きな音がして変形したとの連絡を受け、需要家より通報された消防とガス事業者にて確認したところ、RF式風呂 釜のフロントカバーが変形している状態を確認した。 需要家によると、当該機器を運転させた後に屋外から大きな音がしリモコンにエラーが表示されたが変形については隣家から指摘を 受け気付いたとのこと。また、当該建物1階の需要家宅も同様に機器が変形していたため、連絡したとのこと。 0 なお、当該建物は外壁塗装工事に伴い養生が施されていた。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火 風呂釜 移り性能及び燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は外壁塗装工事の際の養生により当該機器の排気部が閉塞された。その状態で当該機器を運転したため、正常に着火せず機 器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転操作時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2422SAWX-TB 2001年7月 0 建物2階の需要家宅より、給湯器を使用したら大きな音がしたとの連絡を受け訪問した際、当該部屋のRF式風呂釜のフロントカバー が変形している状態を消防とともに確認した。 当該部屋の需要家によると、当該機器の運転操作を行った後にリモコンにエラーが表示され屋外から大きな音がした。その後、当該 機器を確認したところ、変形していたとのこと。 0 なお、当該建物は外壁塗装工事に伴い養生が施されていた。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火 移り性能及び燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は外壁塗装工事の際の養生により当該機器の排気部が閉塞された。その状態で当該機器を運転したため、正常に着火せず機 器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転操作時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2422SAWX-TB 2001年7月 0 定期保安点検に訪問した需要家宅の給湯器が変形しているとの連絡を受け、メーカー及びガス事業者にて訪問したところ、RF式給湯 器のフロントカバーが変形していることを確認した。 需要家によると、今年の降雪時に台所でお湯を流していた際に屋外で大きな音がしたことはあったが、当該機器の変形については今 回の定期保安点検時に指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点 0 火・火移り性能及び燃焼状態に異常がないことを確認した。 瞬間湯沸器 原因は今年の降雪時に当該機器に取付けられている上方排気カバーが庇からの落雪により閉塞された。その状態で当該機器の運転 操作を行ったため、燃焼バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転時の点火スパークが滞留した未燃ガスに引火し たことによるものと推定。 ・物損:給湯器のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GQ-2023WA 2003年2月 0 定期保安点検に訪問した不在宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、需要家の都合に合わせてガス事業者にて訪問したところ、 RF式風呂釜のフロントカバーが変形していることを確認した。 需要家によると、昨年末から今年の初めに台所で給湯を使用の際、リモコンにエラーが表示され使用できなかったことはあったが、当 該機器の変形については今回、指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはな 0 風呂釜 く、点火・火移り性能、燃焼状態においても異常がないことを確認した。 原因は今年の降雪時に庇からの落雪により上方排気カバーが閉塞された。その状態で運転操作を行ったため、燃焼バランスが崩れ 機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2422SAWX 2001年7月 0 料理教室の実習中、ガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、ゴム管用ソケットの一部に焦げがある ことを確認した。 需要家関係者によると、調理実習を行うためテーブルコンロの右側バーナーを点火したところ、ガス栓付近に火が着いたため濡れ布 巾を被せて消火したとのこと。 調査の結果、当該ゴム管用ソケットの外観に焼損痕はあるがガス栓と正常に接続することができ、漏えい検査においても異常はない ソフトコード 0 が、摺動環が伸びた状態で露出する部分とカバーの間に焼損痕がないことを確認した。 (迅速継ぎ手 (株)ハーマン 原因は、当該ゴム管用ソケットがガステーブルの天板の接触等により、ガス栓と迅速継ぎ手が不完全な接続状態になったこと、並びに あり) ソフトコードの湾曲設置による反力でガス栓側に押される力が働き、当該ゴム管用ソケットが離脱せず、ガス栓を「開」にすると未燃ガス が漏出する状態となった。その状態でガステーブルを使用したため、点火スパークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことに よるものと推定。 ・物損:ゴム管用ソケットの一部焦げ 3 / 8 ページ 風呂釜 JG2000 ゴム管用ソ ケット(S型) 2007年11月 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 11月25日 11月23日 (11月26日) 不明 (11月27日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 神奈川県 東京都 千葉県 0 0 0 型式 製造年月 製造・輸入者 0 機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、RF式給湯暖房機のフ ロントカバーが変形していることを確認した。 需要家によると、シャワーを使用していた際に外で大きな音がして運転できなくなったため修理を依頼したとのこと。また、以前から使 用中の運転音が大きく気になっていたとのこと。調査の結果、給湯用樹脂ファンの羽根が割れて欠落しており、部品交換後、当該機器 0 内部のガス・水通路部の漏えい検査及び点火・火移り性能、燃焼状態において異常がないことを確認した。 瞬間湯沸器 原因は、給湯用樹脂ファンの羽根が欠落し始めた状態で使用したため燃焼用空気が不足し、リモコンにエラー表示させて消火したが、 その後も運転操作を行ったことで全周の羽根が割れ、当該機器内部に未燃ガスが滞留する状態となった。その状態でその後も運転操 作を行ったため、点火時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯暖房機のフロントカバー変形 パナソニック(株) AT2800ARSAW3Q-F 2003年7月 0 需要家より、ピザ窯使用の際に大きな音で着火し、従業員が火傷を負ったとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、当事者不 在のため状況を把握するまでに至らなかったが、当時所轄消防署が出動していたことの話を聞き、所轄消防署を訪ねた。 所轄消防署の話によると、当事者は両手に軽度の火傷(レベル1)を負っていたため病院へ搬送したこと、また、今回の事象は未燃焼 業務用その ガスによるものとのことであった。 1 他 現場調査の結果、灯内内管から器具栓までの漏えい検査に異常がないことを確認した。 原因は、当該ピザ窯の点火を行う前に器具栓を開にした状況が長く続き、機器庫内に未燃ガスが滞留した。その状態で当該ピザ窯の 点火作業を行ったため、点火用ライターの炎が機器庫内に滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・人身被害:火傷1名(軽傷) (有)IGA PZ-90 不明 0 ガス再使用の申し出を受けた需要家宅の風呂釜が歪んでいるとの連絡を受け、メーカー及びガス事業者にて訪問したところ、RF式風 呂釜のフロントカバーが歪んでおり、アルミテープが張られている状態を確認したが原因の究明には至らなかった。 需要家によると、2年程前の夏に行った外壁塗装工事の際、塗装業者より当該機器が歪んでしまった旨の説明を受けたとのこと。後 日、メーカーの調査報告書を確認したところ、当該機器内部のガス、水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能並びに燃焼状態に異常 0 風呂釜 は見受けられなかった。 原因は外壁塗装工事の際に施された養生により当該機器の給排気部が閉塞されたことで運転操作を行うと正常に着火せず機器内部 に未燃ガスが滞留した。その状態でその後の運転時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー歪み (株)ノーリツ GT-2428SARX 2007年6月 9.5mmLBペアヒュー ズガス栓 不明 不明 不明 一般 (13A) 11月27日 東京都 0 0 ガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、台所のガス栓に接続されているソフトコード及びゴム管止 め、並びにアルミガードの一部が焦げていることを確認した。 需要家によると、4日ほど前に誤って不使用側のガス栓を開の状態にした。事故当日まで若干ガスの臭気を感じていたが、気にせず に一口コンロを使用していたとのこと。調査の結果、ソフトコードの焦げ箇所を切詰め再接続した後、灯内内管から器具栓までの漏えい ガス栓(迅速 不明 0 検査に異常がないことを確認した。 継ぎ手) 原因は、コンロを使用する際に9.5mmLBペアヒューズガス栓の不使用側のガス栓を誤開放し、傷付き防止ガス栓キャップが不完全 な状態で取付いていたため、過流出安全機構が作動しない程度の微量のガスが漏出した。その状態で一口コンロを使用したため、点火 スパークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ソフトコード及びゴム管止め並びにアルミガードの一部焦げ 一般 (12A) 11月27日 埼玉県 0 0 需要家が当該業務用オーブン付きコンロ使用時当該オーブン器具栓を閉め忘れたままコンロを使用した為、オーブン庫内に生ガスが 充満して何らかの原因で着火し小爆発を起こした。営業終了時業務用コンロメインコックを閉止したが、その時にオーブンの器具栓を閉 業務用その 0 め忘れた。翌日、営業開始準備の為業務用コンロメインコックを開けてコンロ部分を使用し始めた。その後オーブンの器具栓は前日より 他 開いたままで誤って使用した為、オーブンの庫内に生ガスが充満して小爆発を起こしオーブンの扉が外れてしまった。 ・物損:オーブンのふたの部分破損 4 / 8 ページ 不明 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 12月7日 12月7日 12月6日 (12月8日) 不明 (12月9日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 東京都 東京都 神奈川県 東京都 0 0 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 ガステーブルを使用した際にガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、13mmゴム管口ガス栓に接 続されているガス栓用プラグの先端に切れ込みがあり、ガステーブルに接続されているガスコード及びソフトコードに焦げ箇所があるこ とを確認した。 需要家によると、前日にファンヒーターを使用するため台所の13mmゴム管口ガス栓にガス栓用プラグの接続を試みたが接続でき ず、ガス栓用プラグの先端に切り込みを入れて接続した。しかし接続後にガスの臭気を感じたため、接続箇所にガムテープを巻き、その 上を紐で括ってガス栓を「閉」にした。事故当日は、前日に接続箇所でガス臭気がしていたことを失念し、ファンヒーターを運転させた。そ の後昼食の支度をするためガステーブルの右側バーナーを点火したところ、その直後にガス栓付近に火が着いたためメーターガス栓を その他(接続 (株)ハーマン 0 閉めて消火したとのこと。 具) 調査の結果、当該ガス栓用プラグを取り外し後、灯内内管からガステーブル器具栓までの漏えい検査に異常がないことを確認した。 原因は、本来ファンヒーターを使用する際はガス栓用プラグを9.5mmのホースエンドガス栓に接続するが、当該ガス栓用プラグの先 端に切り込みを入れて13mmゴム管口ガス栓に接続したため、ガムテープ等で接続箇所を覆いながらもガス栓を「開」にすると、切れ込 み箇所より未燃ガスが漏出する状態となっていた。その状態でファンヒーターを使用するために13mmゴム管口ガス栓を「開」にし、未 燃ガスが漏出している状況でガステーブルを使用したため、右側バーナーの燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推 定。 物損:ガスコード及びソフトコードの一部焦げ ガス栓用プラグ 1997年7月 0 給湯器使用の際に大きな音がしたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、FF式給湯暖房機のフロントカバー及びケーシン グが変形していることを確認した。 需要家によると、外出先から帰宅して手を洗うため給湯を使用した。しばらく流した状態にしていたがお湯が出た頃に大きな音がした ため、給湯器を確認したところカバーが変形していたとのこと。 0 調査の結果、当該機器内部の給湯用樹脂ファンの羽根が欠落しており、給湯用樹脂ファン交換後、当該機器内部のガス・水通路部に 瞬間湯沸器 漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は、当該機器使用の際に一旦は着火したが運転途中に給湯用樹脂ファンの全周の羽根が欠落したことにより燃焼用空気が不足 し、当該機器内部に未燃ガスが滞留する状態となり、リトライ時の点火スパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯暖房機のフロントカバー及びケーシング変形 パナソニック(株) AT-2800AFSAW3Q 2004年7月 0 機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、確認したところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形してい ることを確認した。 需要家によると、洗面所でお湯を使用した際、屋外から大きな音がした。当該機器の変形については外壁塗装業者から指摘を受け、 修理依頼したとのこと。 0 調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態においても異常は見られなかった。 風呂釜 原因は、当該建物の外壁塗装工事に伴い当該機器の排気トップを養生シートなどの遮蔽物で一時的に覆ったため、当該機器を運転さ せると機器内部に未燃ガスが滞留する状態となった。その状態でその後も運転を行ったため、点火時のスパークが滞留した未燃ガスに 引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2400AWX-TB 1998年5月 0 定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、確認したところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形し ていることを確認した。 需要家によると、過去に当該機器を使用の際に大きな音等がした記憶はなく、変形については今回の定期保安点検時に指摘を受け るまで気付かなかったとのこと。 0 風呂釜 調査の結果、当該機器内部のガス、水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能並びに燃焼状態に異常がないことを確認した。 原因は多量の降雪あるいは庇からの落雪により当該機器の上方排気カバーが閉塞された。その状態で運転操作を行ったため、燃焼 バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2427SAWX 2002年4月 5 / 8 ページ 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 12月9日 12月16日 不明 (12月18日) 12月21日 (12月26日) 12月23日 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 神奈川県 神奈川県 東京都 東京都 千葉県 0 0 0 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 調理実習中にガス栓付近から火が出たとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、家庭科室のガステーブルに接続されていた ソフトコードの一部焦げ及び傷付き防止ガス栓キャップの一部が溶解していることを確認した。 需要家によると、調理実習中にガステーブルを使用していた際、ガス栓付近から火が出ていたため濡れタオルを用いて消火したとのこ ガス栓(迅速 と。調査の結果、灯内内管から器具栓までの漏えい検査に異常がないことを確認した。 光陽産業(株) 0 原因は、ガステーブルを使用する際に誤開放した空きガス栓に傷付き防止ガス栓キャップが不完全な状態で取り付けていたため、過 継ぎ手) 流出安全機構が作動しない程度の微量の未燃ガスが漏出した。その状態でガステーブルの点火を行ったため、点火時のスパークもしく は燃焼炎が未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ソフトコードの一部焦げ及び傷付き防止ガス栓キャップの一部溶解 9.5mmLAコンセント ヒューズガス栓 1998年6月 0 家庭科室でガステーブルを使用中ガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、ガステーブルに接続し ているゴム管用ソケットの一部が焦げていることを確認した。 需要家によると、調理実習を行うため生徒が9.5mmコンセントヒューズガス栓に当該ゴム管用ソケットを接続した。その後ガステーブ ル(2口タイプ)の両バーナーを使用していた際に当該ゴム管用ソケット付近に火が着いていたため、教員が雑巾を被せて消火したとの こと。調査の結果、灯内内管の漏えい検査、及びゴム管用ソケットに接続されていた9.5mmコンセントヒューズガス栓の過流出安全機 ソフトコード 0 構においても異常は見られなかった。 (迅速継ぎ手 (株)ハーマン 原因は、当該ゴム管用ソケットを長年(約35年)にわたり使用したことでコンセントパッキン(ゴム管用ソケット内部部品)のゴムが劣化 あり) したことに加え、脱着時の伸縮により負荷がかかり亀裂が生じたため、当該ゴム管用ソケットを接続したガス栓を開にすると未燃ガスが 亀裂箇所を通じ、摺動部から漏出する状態となった。その状態でガス栓を開にしガステーブルを使用したため、燃焼炎が漏出した未燃 ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ゴム管用ソケットの一部焦げ TJ-000D ゴム管用 ソケット(S型) 1978年頃 0 定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、確認したところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形し ていることを確認した。 需要家によると、平成25年1月の降雪の際に当該機器の給湯使用時に屋外から大きな音がしたため、当該機器を確認したところ、上 方排気カバーに雪が積りフロントカバーが変形していたとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火 0 風呂釜 移り性能、燃焼状態においても異常がないことを確認した。 原因は、平成25年1月にあった降雪の際に庇からの落雪によって上方排気カバーが閉塞された。その状態で運転操作を行ったため、 燃焼バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の運転時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:風呂釜のフロントカバー変形 (株)ノーリツ GT-2037(S)AWX 2004年5月 4 消防より、ガス漏れまたは原因不明で急病人が発生したとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、消防到着時に換気設備は 作動しておらず、室内のCO濃度を測定したところ500ppm以上であったことから、居住者4名を病院へ搬送したことを聞いた。 退院後、改めて需要家宅を訪問し、搬送先の病院での加療状況を確認したところ、搬送された4名共に血液検査を行い、高圧酸素治 療を受けていたとのことだった。 また、当時の状況を確認すると、風呂釜が故障したため、台所に設置された小型湯沸器で湯を沸かし、鍋を使って浴槽に湯を移し替え て入浴していたとのこと。現場調査の結果、当該小型湯沸器の熱交換器の排気フィン部に油を含んだ埃が付着しており、点火後30秒 0 瞬間湯沸器 程度すると不完全燃焼防止装置が作動し、自動消火する状態であることを確認した。なお、当該小型湯沸器は、約2年前から使用して いないことを聞いた。 原因は、長期にわたり当該小型湯沸器を使用していなかったことで油分を含んだ埃が排気フィン部に堆積し、燃焼排気が排出されな い状態となっていた。その状態に気付かず当該小型湯沸器を使用し、かつ当該小型湯沸器の安全装置が作動し、自動消火するものの 繰り返し点火させてお湯を流し続けたことに加え、換気設備を稼働させていなかったことによるものと推定。 ・人身被害:CO中毒4名(軽症) リンナイ(株) RUS-51HT 1999年8月 0 需要家がこんろ右側に鍋をかけ使用しようとしていたが、誤ってこんろのグリルを点火した。その後、10~15秒後程度で間違いに気 付きグリルを消火、こんろ右側を点火し、10~15分程度調理した後、消火した。 30分後、当該需要家の家族が、こんろ後方のグリルの排気口より火と煙が出ているのに気付き、自ら消火を実施した。 その後、消防へ連絡し、現場確認を受けている中で、再使用の際にはガス事業者へ点検依頼をするように指示があり、翌日、ガス事 0 業者へ通報するに至った。 確認した結果、当該こんろの漏えいを確認した。尚、こんろ使用前のガス臭気は無し。 原因は、グリル内あるいは周辺の何らかの可燃物にこんろの炎が引火した結果、器具からのガス漏れに至ったものと推定されるが、 消防機関より出火原因の公的見解が得られていないことから、本件をガス事故として報告するものである。 ・物損:こんろの焼損 6 / 8 ページ 家庭用こんろ (株)パロマ ICD-302V-L 2006年(月は不明) 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 一般 (13A) 12月23日 (12月25日) 12月23日 (12月25日) 12月28日 12月31日 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 神奈川県 東京都 神奈川県 埼玉県 0 0 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形しているとの連絡を受け、メーカー及びガス事業者にて訪問したところ、RF式給湯 暖房機のフロントカバー及びケーシングが変形していることを確認した。 需要家によると、当該機器の暖房を使用していた際に屋外で大きな音がしたため確認したところ、当該機器が変形していたとのこと。 0 調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態においても異常がないことを確認した。 瞬間湯沸器 原因は、何らかの要因により当該機器の排気口部が一時的に閉塞された。その状態で点火動作が繰り返されたことにより機器内部に 未燃ガスが滞留し、その後の点火動作時のスパークが偶発的に滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯暖房機のフロントカバー及びケーシング変形 パナソニック(株) AT-4299ARSAW5Q 2001年11月 0 需要家よりBF式風呂釜の点検依頼の連絡があり、訪問したところ、器具の作動状況、漏洩に問題なしも、点火器上部の防水プレート (ゴム)が焼損しているのを確認。風呂釜ケーシングに変形は見られなかった。需要家によると、浴槽にお湯をためる為に点火操作をし た際、シューという音とガス臭がしたことから、点火確認窓を見たところ、風呂釜内部で燃えているのを確認、すぐに需要家にて前板上 部のネジを外し、隙間から水をかけて消火したとのこと。尚、爆発音はしていなかったとのこと。 0 調査の結果、当該機器内部のガス漏れや水漏れ、口火の炎の状態等に異常はなかったが、熱交換器に冠水の跡が認められた。 風呂釜 原因は、冠水の高さが口火の位置まで達していることから、口火内に水が残っていたものと考えられる。この状態で点火操作をすると 口先先端よりガスが出ないため、口火ダンパー部分よりガスが出てきた可能性が高く、エアパージ管の炎がその未燃ガスに引火したも のと推定。 ・物損:風呂釜の内部配線及び防水プレート焼損 (株)タイヘイ TH-DPS750B 2002年9月 0 中圧需要家よりプラント内のリサイクル炉バーナー(以下、Rバーナー)入れ替え工事の際に着火し、負傷者が出たとの通報を受け付 け、ガス事業者にて訪問したところ、アスファルトタンクの一部が焦げており、先着した消防により作業者2名が火傷を負ったため病院へ 搬送したことを聞いた。 後日、製造・修繕担当者に当時の状況を確認したところ、プラント内でRバーナーの交換作業の際、ボールバルブを外したところガスが 漏出し着火したため、プラント外にいた需要家が緊急ガス遮断装置でガスの供給を停止した。なお、当時ガスの漏出方向で2名が溶接 作業を行っており、2名とも負傷したとのこと。プラント内にはRバーナーとバージン炉バーナー(以下、Vバーナー)が存在し、当日はR 2 バーナーの交換前作業のため、当該ボールバルブからRバーナーの燃焼制御装置までの撤去、交換作業を行っていた。製造・修繕現 場作業指示者より当該ボールバルブの取り外し指示があり、作業員Aが当該ボールバルブの取り外し作業を行う前に上流側の区分バ ルブを閉止しようとしたが、誤ってVバーナーのボールバルブを閉止したとのこと。 原因は、ガスが供給されたままの状態で当該ボールバルブを作業員Aが取り外したため未燃ガスが漏出し、更にガスの漏出方向で作 業員B、Cが溶接作業を行っていたことから、溶接の火花が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・人身被害:火傷2名(重傷1名、軽傷1名)、物損:アスファルトタンクの一部焦げ 0 需要家より「ガスコンロ下の物入れを開けたところ、器具接続部より炎が見えたために息を吹きかけて消火した。」との連絡があり、ガ ス事業者にて訪問したところ、接続部に焼損の跡(焦げ)を確認した。 需要家によると、約1カ月前にリフォーム会社にてビルトインコンロの入替を実施したとのこと。尚、リフォーム会社に確認したところ、ビ ルトインコンロの入替工事を行い、金属フレキ管も交換して接続を行ったとの事。また、接続工事を行った者は「ガス機器設置スペシャリ 0 家庭用こんろ (株)ノーリツ スト」資格を保有しているとの事。 圧力計によりガス漏えい検査を実施したところ内管(ガス栓まで)に異常はないが、コンロ用ガス栓を開けると圧力降下が確認された。 原因は、フレキ管の機器側接続部から何らかの原因でガスが微量漏れしコンロ使用時に引火したものと推定。 ・物損:接続具(金属フレキ管)の一部焼損 7 / 8 ページ その他(アス ファルト・生コ 日工(株) ンクリートプ ラント) 無し 1997年8月 N3WM3PWAS6STE 2014年10月 発生日 ガス種 ( )内は覚知 日 一般 (13A) 12月30日 12月31日 一般 (平成27年1月5 (13A) 日) 人身被害 参考情報 都県 事 故 概 要 機器分類 死亡 中毒 負傷 神奈川県 東京都 0 0 製造・輸入者 型式 製造年月 0 需要家より、コンロを使用した際にガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、9.5mmLBペアヒュー ズガス栓に接続されているゴム管用ソケットに一部焦げがあることを確認した。 需要家によると、一口コンロを使用した際にゴム管用ソケット付近から火が着いたため、水をかけて消火しガス栓を閉にしたとのこと。 調査の結果、回収した当該ゴム管用ソケットの漏えい検査に異常がないことを確認した。また、当該ゴム管用ソケット外観に焼損痕はあ ソフトコード 0 るが、ガス栓と正常に接続することができ、摺動環が伸びた状態で露出する部分とカバーの間に焼損痕がないことを確認した。 (迅速継ぎ手 (株)ハーマン 原因は、当該ゴム管用ソケットが不完全な状態でガス栓に接続されていたこと、並びにソフトコードの湾曲により反力が発生し押し上げ あり) られていた状態であったため、ガス栓を「開」にすると未燃ガスが微量に漏出する状態となっていた。その状態でガス栓を開にし、一口コ ンロを使用したため点火時のスパークもしくは、燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:ゴム管用ソケット一部焦げ JG2000 ゴム管用ソ ケット(S型) 2005年4月 0 機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形しているとの連絡を受け、ガス事業者にて訪問したところ、RF式給湯暖房機のフ ロントカバーが変形していることを確認した。 需要家によると、お風呂場でシャワーを使用していた際に、リモコンにエラーが表示され、その後数回運転を試みたがエラーが解消さ れなかった。また、ベランダで大きな音がしたとのこと。調査の結果、当該機器内部の給湯用樹脂ファンの羽根が欠落している状態であ ることを確認した。給湯用樹脂ファン交換後、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態に異常がな 0 瞬間湯沸器 いことを確認した。 原因は、給湯用樹脂製ファンの羽根が欠落し始めた状態で使用したため燃焼用空気が不足し、リモコンにエラー表示をさせて消火し たが、その後も運転操作を行ったことで周囲の羽根が割れ、当該機器内部に未燃ガスが滞留する状態となった。その状態でその後も運 転操作を行ったため、点火時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。 ・物損:給湯暖房機のフロントカバー変形 AT4203ARSAW3QU -F 2005年1月 8 / 8 ページ パナソニック(株)
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