●●様 分析表サンプル 現状分析 2015 年 4 月 喚声点(このあたりで地声と裏声を切り替える) ・得意な音域 mid2F 以下の高さ ・苦手な音域 mid2G 以上の高さ 音階について 得意← →苦手 当サービスでは、 ドレミファソラシ を C DE F G ABと 表記いたします。 ・声の響かせ方について 低音域から中音域にかけては完成度が高いので、この調子で良い声を求めてがんばってください。 高音域に関しては、中音域の声の出し方のまま高音に突入しているので、負荷が身体にかかって いるものと思われます。高音に行くにつれて、身体はそのままで、声を軽くして、響きを上へ 移動させていく出し方を是非ともマスターしていきましょう! (送っていただいた音源の、「上手にいれるからね」のところは響きが上に移動できています。 この響かせ方を常時できるようにがんばってください。 ) ・どうすればもっと発声が良くなるか 項目は 依頼者様ごとに変わってきます。 喚声点付近での声の使いこなしができると良くなるでしょう。 そのためには、声の使い方(=響かせ方)と同時並行で、声帯回りの筋トレが必要となります。 ・送っていただいた曲の歌唱について発声以外で 1曲全て1、2、3、4のリズムで歌われているようですが、この曲の A,B メロに関しては、 1、2、1、2のリズムで歌った方が良いでしょう。サビは1、2、3、4のリズムで OK です。 このカウントが違ってくると、自然と歌っているときの溜めが変わってきます。 1、2、3、4の場合、自然と1∼4の中で溜めを作るため、3のところで自然とタイミング が遅れた歌になります。しかし、この歌の A,B メロでは、1,2の後の3のところで遅れると 変になってしまいます。1、2、1、2のリズムにした方がしっくりいくでしょう。 この先のトレーニングの流れ案 発声自体は完成度が高いので、まずは今出せる地声の高音の声を良くしていく。 ↓ 裏声、ミックスボイスを鍛える ↓ 地声からミックスボイスへの喚声の精度を高める(声質の変化がないようにする) 曲のアドバイス A,Bメロ 山へ行こう 次の日曜 昔みたいに 雨が降れば 川底に沈む橋越えて 意識するポイント ○全て地声 胸まである草分けて ぐんぐん進む背中を 追いかけていた 見失わないように ○最高音は、 「小川」の 「わ」で hiA。 抱えられて 渡った小川 今はひらり 飛び越えられる ポイント① ○1、2、1、2のリズム 地声のエリア内で高音に移動しても、 張り上げず、身体はそのままで、声だけ変化させる。 声を軽くしながら、響きの中心が上に移動するイメージで。 お送りいただいた曲を歌う際に サビ 一緒にいこうよ こくわのみまたとってね 気を付けるポイントをご紹介 ○左記の赤字はミックスボイス、 「こ」:hiA 「くわのみ」 :hiC させていただきます。 「た」:hiA 「う」:hiC 「ま」 :hiA# 「とっ」 :hiA# 意識するポイント その他は全て地声 (参照:参考音源1,2) ○1、2、3、4のリズム かなりたよれるナビになるよ ラスト 晴れたらいいね 晴れたらいいね 晴れたらいいね ポイント② ○全て地声 地声からミックスになっても、ポイント①は変わらない。 身体はそのままで、声を軽くしながら地声の最高音付近まで 行き、声の芯だけこっそりミックスに切り替えるイメージ。 上記のサビの「こ」と「た」はいずれも hiA なのに、 ポイント③ 「こ」は地声、「た」はミックス。地声とミックスを 切り替える高さは上行と下行とで異なる。 喚声点付近では、今出している声を維持しつつ、徐々に 切り替え先の声にしていく。 この先の3か月くらいでやるトレーニング ○今出せる地声の高音の声を良くしていく。 地声の響きの取り方 アデノイド ミドル 咽頭 鼻腔 口腔 チェスト 声帯 ○高くなるとミドルの 位置に響きを上げる。 身体はそのままで、 声だけ変化させる ○低音は響きの位置を チェストに。 トレーニング1 左記を意識して歌を歌う 重要点 とにかく「響き」を意識する。 響き量ができるだけ多くなるように、 響きの位置や体積が最適かどうかを 考えながら歌う。 ○裏声、ミックスボイスを鍛える 依頼者様が直面する問題を トレーニング2 ヒヒヒヒビビビビビ(使用音源1) 解決するようなトレーニングを 地声系の筋肉が作動しやすい「ビ」と裏声系の筋肉が作動しやすい「ヒ」を使ったトレーニング。 音階をヒで上行し、ビで下行する。地声からミックスへ移行する感覚をつかむためのトレーニング。 ここでも、トレーニング1の感覚を踏まえた上で行う。 (身体はそのまま、声だけ変化) 5種程度ご紹介させていただきます。 トレーニング3 裏声トレーニング(使用音源6) 裏声を出すことにより、裏声系の筋肉を活性化させる。できるだけ声帯を閉鎖させず、 力のない「これぞ裏声」という声を出す。 (力ない声なので、鍛えられている感覚はないかもしれな いが、声帯を開く筋肉と伸ばす筋肉がしっかりと作動しているので安心して臨むべし。 ) トレーニング4 メッサディヴォーチェ(使用音源7) 裏声を出し、裏声のまま喉を開け、声にも芯を与え、できるだけ地声っぽい声を出し、 また裏声に戻るトレーニング。あくまでも、全て裏声の範囲内で行う。 ○地声からミックスボイスへの喚声の精度を高める(声質の変化がないようにする) トレーニング5 エッジボイス(使用音源2∼5) エッジボイスで、地声∼ミックスの行き来を行う。裏声のエッジボイスにならないように何度も 練習する。実際にミックスで歌う際は、ここでトレーニングしたエッジボイスが声の芯として 存在しているイメージで出す。 個性ある音楽ライフを応援します nakano sound
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