No.39 - 幸ヒューマンネットワーク

発行:平成27年3月1日
社会福祉法人幸ヒューマンネットワークの活動をご紹介
第13回 チャリティー歌と踊りの祭典 開催
ハイライト:
 チャリティーイベント「歌
と踊りの祭典」を開催いた
しました!
 法人が運営する事業所の活
動をお知らせいたします。
社会福祉法人幸ヒューマンネットワークで
は、当法人の恒例行事となっているチャリ
ティーイベント「歌と踊りの祭典」を開催いた
しました。今回で13回を数えるこのイベント
は、当法人の事業活動について地域の皆
様に知っていただくことを趣旨として年1回
 皆様からの投稿をご紹介し
ます。
開催してまいりました。
〇開催概要
当日は小春日和の好天に恵まれ、延べ約
 あたたかいご寄附をありが
とうございました。
500人の方にご来場いただきました。ステー
ジでは歌19組・踊り40組計59組の出演者
の皆様による素晴らしいパフォーマンスが披
露され、大盛況の一日となりました。
ボランティア・協力団体の皆様、後援団体
みゆき会の皆様のご協力とご支援によって
無事に開催できましたことを、深く感謝申し
上げます。
なお、本チャリティーイベントの収益は、当
目次:
法人の事業運営と今後の事業展開への基
盤づくりに役立たせていただきます。
「歌と踊りの祭典」
開催報告
1
「歌と踊りの祭典」
出場者インタビュー
2
法人事業所活動報告
3
みんなの広場
4
ご寄附のお礼
4
1
日時:平成26年11月22日(土)
10時00分から16時30分まで
場所:幸市民館 大ホール
主催:社会福祉法人幸ヒューマンネットワーク
共催:社会福祉法人幸ヒューマンネットワーク
後援会「みゆき会」
内容:歌、新日本舞踊、フラダンス等
〇収支報告
収入
419,800円
支出
150,690円
収支差額 269,110円
来年も下記日程にて開催を予定しております。
皆様奮ってのご出演・ご来場をお待ちしております。
日程:平成27年11月14日(土)
場所:幸市民館 大ホール
第13回チャリティー「歌と踊りの祭典」
出演者インタビュー
第13回を迎えたチャリティー「歌と踊りの祭典」に出演してくださった皆さんに6つの質問を交えて感想をなどお聞きしました。
皆さんの活躍ぶりもあわせてご紹介させて頂きます。
Q:何回目の出場ですか?
初出場です。
幸区からスターになろうと思って出場しました。
初出場です。
藤川沙由・日和さん 千葉理夫さん
保坂清明さん 長尾さん・山本さん
5~6回目です。
初出場です。
Q:本番を終えて率直な感想をお聞かせ下さい。
緊張したが、結束力や団結力は強くなったと思う。
達成感から自分が泣いてしまうとは思わなかった。
うまくいきました。
トップバッターお見事でした!
藤川沙由・日和さん かもみぃるの皆さん
保坂清明さん 長尾さん・山本さん
めっちゃ緊張した。笑う余裕もなかった。
来年も出たい!
気持ちよく歌えました。
Q:みなさん本番前の様子はいかがでしたか?
お揃いのリストバンドを付けた時「さぁいくぞ!」という気
持ちが湧きました。のどが渇いたり緊張もしていました。
ドキドキはしなかった。楽しみでした。
藤川沙由・日和さん かもみぃるの皆さん
保坂清明さん 石川辰也さん
モニターがあり歌詞をみることができるので
緊張はしなかった。
Q:曲・踊りをどんな理由で選びましたか?
さすが姉妹!息がピッタリ!
頑張って練習したのでしょう
緊張はしませんでした。
『雨ふりお月さん』 姉妹なので息がぴったりだから。
『ありがとう』 いきものがかりの曲を選びました。
「ありがとう」」の気持ちを伝えたかったからです。
藤川沙由・日和さん かもみぃるの皆さん
保坂清明さん 石川辰也さん
『季節の中で」 合唱コンクールで歌った記憶があり、こ
れなら聴かせられると思った。
『まつり』 歌いなれているから。
Q:自分なりの見せどころはどんなところでしたか?
2人で手をつないで踊るところが「仲が良いんだ
ぞ」って思ってもらえるようにしました。
「ありがとう」と書いたプラカードと、声を合わせ大声で
皆様に「ありがとうございます」と伝えた場面です。
見せどころのハイトーンボイス!
きれいな歌声でした。
藤川沙由・日和さん かもみぃるの皆さん
保坂清明さん 石川辰也さん
声を張るところ。
サビを高い声で歌うところ。
Q:本番にむけて練習はどれくらいしましたか?
8月頃から練習しました。
カラオケではなく、風呂場で練習をしました。
藤川沙由・日和さん 千葉理夫さん
保坂清明さん 長尾さん・山本さん
普段から昼カラオケを週5日くらいして
練習してます。
あんまりしていない。前日に1回だけ合わせました。
『まつり』には人を元気にする力
がありますね。
インタビューにご協力いただきました皆様
どうもありがとうございました
ペアでの初出場どうでしたか?
来年も元気な歌期待してます!
藤川日和さん 藤川沙由さん
石川辰也さん
保坂清明さん
長尾宗治さん 山本由佳さん
千葉理夫さん
かもみぃるの皆さん
2
「ありがとう」のメッセージ。
きっと皆さんに届いたと思います。
達成感の涙に思わずもらい泣きし
そうでした。
当法人各事業所の活動をご紹介いたします
事業活動報告
★地域相談支援センターあんさんぶる
★地域活動支援センターかもみぃる
活動の基本となる家事訓練だけにとどまらず、パソコンの練習
や法人内の他事業所との共催を交えながら楽しいイベントも開催
してまいりました。パソコン練習では、日商PC検定試験(ワード)の
合格者を輩出することができました。
グループホームとは4月にお花見、りっぷるとは6月にとマザー
牧場にてバーベキュー、11月には三浦横須賀日帰りバス旅行を
楽しみました。
かもみぃる単独では8月に暑気払い、10月にはハロウィンパー
ティーを楽しみました。
そして11月は今年度の目玉として、かもみぃるメンバー総勢9名
がチャリティー「歌と踊りの祭典」に参加し、いきものがかりの『ありが
とう』を合唱しました。夏ごろからの猛練習のかいもあり素晴らしい
活躍でした。今号の2頁でインタビュー記事を取り上げています。
詳細は紙面をご覧ください。
4月の人事異動により、相談支援専門員が女性2名から男女各
1名となりました。
今年度の利用登録者数は119名(平成26年12月現在)で、前
年度に比べて同月比+35人です。
今年も幸区内を縦横無尽に走り回って訪問させていただきまし
た。今後も地域の皆様にとって身近な相談窓口であるよう努めて
まいります。
★地域生活支援センターりっぷる
新しいプログラムが増え、盛りだくさんな年になりました。
人気メニューのカレーを、毎月1回様々な種類で提供する『カ
レーの日』。製菓工場に勤めていたメンバーを中心に、手作りお
菓子を振舞う『お菓子つくり』。美文字を目指す『ペン習字』など。
また9月からは自分と他者の考えを共有する場として『グルー
プミーティング』を開催してきました。第一回目のテーマは「人と上
手に付き合う方法」。「友人との約束を断るとき」など日常の苦手
な場面を想定しながら対処法を考えました。参加したメンバーか
らは「自分のことを客観的に見る事ができた」「相手のことを知る
いい機会になった」等の感想が寄せられています。。このグルー
プミーティングを通して、お互いの思いや考え方を知る大事な時
間になったら良いと考えています。
そして、りっぷる『ウォーキング部』が誕生。目標を27年1月に
川崎大師まで歩きダルマを買いに行くことに決め、毎月距離を伸
ばし練習に励みました。そして平成27年1月20日、見事5キロの
道のりを歩き、ダルマ購入の目標を達成することができました。
★グループホームヒューネット幸
グループホームでは例年通り楽しい行事を行いました。4月7日
に夢見ヶ崎動物公園でのお花見会、7月29日には暑気払いとして
日航ホテルへ出かけてランチを楽しみました。
一年で一番大きなイベントのホーム旅行は11月26日に日帰りで
東京都内見学となりました。
しながわ水族館ではトンネル型の水槽からエイやウミガメなど珍し
い魚たちを眺めることが出来ました。その後浅草方面に移動し、雨
の中ではありましたが浅草寺をお参りし、仲見世通りの散策も楽し
みました。東京スカイツリーではガラス張りの床から350メートル下
の景色を眺め、大勢から歓声が上がっていました。充実した旅行
になり大変良かったです。今年は新しい入居者の方も加わり、来
年は更ににぎやかに過ごして行きたいと思っています。
★地域活動支援センターみゆき作業所
11月1日(土)、11月2日(日)に川崎市
南部身体障害者福祉会館にて南身館
フェスティバルが行われました。このイベ
ントは、南身館利用の障害者団体、ボラ
ンティア団体、福祉関係団体と地域住
民が相互に連携して、その活動を市民
の皆様にPRするというものです。
みゆき作業所では、手作りのパウンドケーキや磯辺焼き、お芋ス
ティック、自主製品、リサイクル品を販売しました。1日目はあいに
くの雨に見舞われましたが、2日目は晴れ多くのお客さんに来てい
ただきました。
2日間の合計で、64,870円の売り上げがありました。また、来年
も参加できればと思います。
★法人からのお知らせ
平成27年3月<予定>より法人ホームページが全面リニュー
アルされました。各事業所の詳しい紹介やイベント情報などが
掲載されています。ぜひ一度ご覧ください。
幸ヒューマンネットワーク
3
みんなのひろば
利用者作品紹介
幸ヒューマンネットワークのサービスをご利用されている皆様から募った作品をご紹介します。
くにたに
よ
し
お
今回は、石井誠さん(グループホーム)への俳句についてのインタビューと、國谷良志夫さん(みゆき作業所)の
コラムを掲載します。
「僕と俳句との歩み」
石井誠さんインタビュー
俳句をはじめたきっかけ
父親を亡くして1年後に父のことを思って俳句を作ったことが
始まりでした。もともと母親が俳句を趣味にしていて、実家には
「歳時記」や俳句の入門書がある環境だったので俳句で表現す
ることは自然でした。作った句は母親に見てもらいました。
続けるきっかけとなったのは、40代のときに春の鎌倉の海を思
しゅんとう
い描いて詠んだ「春濤の微笑み返す返すかな」という句が大会
で佳作入選したことです。入賞したことで励みになり、少しずつ続
けることになりました。独学で続けていましたが、グループホーム
へ入居してからは「小倉の駅舎陽だまり」で3年間先生について
勉強しました。
の草花などに感動して素直な気持ちでできた句のほうがよ
いと思っています。そういう写生的な句を詠めたときは精
神的に安定していると感じています。
これから・・・
俳句を続けるきっかけとなった句を選んでくれた先生が
現在90歳以上ですが、まだ現役で選者をしています。もう
一度その先生が元気なうちに選んで頂けるように、頑張っ
て良い句を作りたいと思っています。
作品紹介
作品を作るときに心がけていること
浮雲のそこにありけり春きざす
俳句で自分の精神状態がわかる気がしています。落ち込ん
でいるときは自分を励ますような句を作ってしまいますが、この
ようなときはあまり良くありません。それよりも景色を見て、自然
観てゐると観らるる心地沈丁花
ぢんちゃうげ
コラム
「克己心
ぼん ばい
石井 誠
盆梅や何ゆゑなぜか座を正す
己に勝って病に勝つ」
我慢は継続の力なり
ペンネーム
くにたに
よ
國谷
良志夫
し
お
精神障害者には、体調を崩しやすい時期がある。その時に無
理をして〝継続は力なり〟の努力を実行してしまうと体調を崩
してしまう。それは即ち、努力を出来る時期に努力が出来なく
なってしまうということだ。
精神障害者が目指す目標に辿り着くためには〝我慢をする
努力〟をするべきだ。そうすることによって、努力できる時に出
来なかった時の我慢が爆発し、思い切って努力をすることがで
きる。それにより、普通の継続は力なりにはない〝力〟が身に
着くであろう。
〝継続は力なり〟という言葉がある。一つの物事をやり続ける
ことにより実力が身に付くという意味だ。
勉学にしろ、スポーツにしろ、多くの人が自分の目標に向かっ
て努力を積み重ね続ける。
しかし、それは誰しもが出来るとは限らない。その一例が精神
障害者だ。
以前小欄にも述べたことがあるが「100%の力じゃ、またバテ
てしまう。60%の力で時間を掛けて努力を積み重なる事により
目標に辿り着ける」と。
ご寄附のお礼
みゆき会様 長峯章浩様 岡綾子様 田邉光一様 風間和子様
その他7団体・9名の皆様
ご寄附をいただきありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
〇編集後記
ぬくもり第38号、39号を担当させていただきました広報部員の菅原です。
この広報誌ぬくもりを通して、今まで以上に幸ヒューマンネットワークの輪が広がることを期待しています。
菅原
発行日/平成27年3月1日 編集発行/社会福祉法人 幸ヒューマンネットワーク 広報部会
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町3-50-3 TEL 044-548-0189
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