パンフレット - 東京工業大学

東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部・文化祭展示 Micro & Macro 17
ピタゴラはやぶさ2 Season 2
201
5
小惑星探査機「はやぶさ2」の旅(ミッション)をピタゴラ装置で表現しました
今回新しく, クレータ生成時のはやぶさ2の退避を再現した装置を追加しました
はやぶさ2の旅(ミッション) 3b
1.スイングバイ はやぶさ2の進むべき方向への加速と方向調整を、地球の重力を利用し、省エ
ネで実施。 2.軌道選択(調整) 小惑星Ryugu(1999JU3)に辿り着く道は、たった一本。はやぶさ2はあらかじめ
計算された道へ軌道調整。 4
Ne
3a.安全退避 w!
はやぶさ2はクレータを作るため、Ryuguにインパクタを打ち込む。その衝撃を
避けるために、小惑星の裏側に一時退避。 5
3b.クレータ生成 3a
Ryugu内部の宇宙風化してない新鮮な層をサンプルとして取るため、表面にイ
ンパクタを打ち込んでクレータを生成、風化した層をはじき飛ばして新鮮な層を
表出。 4.サンプル採取 GOAL
はやぶさ2は、Ryuguの表面にタッチダウン。機体の下部に張り出したサンプ
ラーホーンを小惑星表面まで伸ばして、クレータに表出しているフレッシュな内
部層から岩石サンプルを採取。 2
5.帰還 1
START
はやぶさ2はサンプルだけを地球に届けて、自分は次の旅へ。分離されたサン
プル入りカプセルを地球で回収 ピタゴラ装置解説
1
スイングバイ
2
軌道選択(調整)
3a
安全退避
小惑星Ryugu
はやぶさ2
地球の重力の代わりに、磁石の磁力と板の傾き
で見えないレールがひかれている。 レールに乗って方向調整、スイングバイ!
イオンエンジンを使って、小惑星Ryuguへの道を
探しあてよう! コントローラを使って、ミニはやぶさ2を操作、 動きに合わせて光るイオンエンジンに注目! 3b クレータ生成
インパクタ
4
サンプル
採取
Ryuguの背後をめぐるドミノを配置、はやぶさ2が
駆けぬける! 赤いドミノゾーンではまだまだ危険、 裏側の安全な青いドミノゾーンへすばやく退避! 5 帰還
はやぶさ2
Before
サンプル
小惑星Ryugu
A<er
インパクタの鉄球は、ラダーを駆け下りてRyuguへ! 宇宙風化した表面層をココア、 内部のフレッシュな層を小麦粉で再現 ・・・フレッシュな白い小麦粉でクレータができれば大成功! 中央のじゃばら状の黒い筒が
サンプラーホーン。下部の白い
小惑星にタッチダウンすればサ
ンプル採取成功! はやぶさ2は、レール途中でサンプルを分離し
次の旅へ。サンプルの鉄球は、レールを駆け
下りて地球へ。地球の大気にはじかれず、
ホールインワンすれば、サンプル回収成功! http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/pitahaya/pitahaya2.html 伊藤 輝・鄭 秀煥・石関 康汰・山中 一智也