互いの成長を財産に - 市立北九条小学校

(北九条小学校 旧校舎)
札幌市立北九条小学校 学校だより 平成27年2月27日No.12
(題字 同窓会相談役 石川 清様)
互いの成長を財産に
学校行事部長 青木 美知枝
こと
早いもので、来週からは3月。今の学年で過ごす学校生活も残り1か月となりました。例年の
この時期、雪一面に覆われていた学校のグラウンドには、早くも茶色の土肌がそこかしこに顔をの
ぞかせています。今年は 50 年に一度の暖冬だとか。この春の訪れはもうすぐそこまで来ているの
かもしれません。
今、どの学年の子ども達も「新たな準備」に向けての気持ちを高めて取り組んでいます。6年
生にとっては卒業に向けた、1年生から5年生にとっては次の学年への準備に向けた1か月でもあ
ります。さて、この1年間の中でどんな力を蓄え、成長することができたでしょうか。
先週末の土曜日に1年越しで開催された北辰中区、3校交流バスケット
ボール大会。これは、北辰中の近隣校である幌北小・白楊小・北九条小の
3 校の 6 年生が親睦を深める会として伝統となっている行事です。ここでみ
た 6 年生の熱気溢れる清々しい姿はとても新鮮でした。いつもは、
「全校の
リーダー」
「学校の顔」として、最高学年の自覚と責任を一身に背負って頼
もしい存在の 6 年生ですが・・・。他校の 6 年生との激しいボールの奪い合
い、ドリブルの競り合いで勢い余って倒れ込む姿、声を枯らして仲間に声援
を送りゴール下の攻防に顔を覆って感嘆の声をもらす姿・・・。選抜試合エ
キシビションでは、会を運営してくれた中学 1 年生の先輩に胸を借りました。
「中学生、強過ぎ!」
(おしいシュートがゴールをかすめる度に)
「あ!・・・あ!・・・あ~~~!!!おしい!」
(デジタルタイマーの秒数を気にかけながら)
「まだまだ、いけるよ!!。
」
(男子チームが女子チームの接戦をゴール下にズラリと並んで)
「ゴール下、走れ―――!!」
1 試合7分程度短い時間でしたが、たった1つしか違わない中学生の大きさを実感していた 6 年生
の心には、普段の学校生活では得られないものが残ったのではないでしょうか。目指すものがある
こと。それは自分の成長を振り返り、次への目標に向けて具体的に動き出せるきっかけとなるはず
です。
卒業証書授与式で卒業生と在校生が互いの思いを響かせあうよびかけは、毎年全校の子ども達の
アンケートを元に作っていきます。アンケートの声には、こんな言葉がたくさん寄せられました。
「6 年生は、ぼくにとってずっと憧れの存在でした」
「みなさんのような 頼れる 6 年生になっていきます」
「6 年生がいたから、安心できました」
「6 年生のおかげで、がんばってみようという気持ちになれました」
そして、その言葉はもう確かな歩みを進めています。全校のたてわり活動(花の輪)では、雪
を通して全校みんなが楽しんでほしいという願いが込められた「雪の広場」を 5 年生が、6 年生へ
の感謝とグループでの思い出をつくる「似顔絵会食会」を
4 年生が企画運営して立派に引き継いでくれました。先輩の
成長を財産に「次のリーダー」達の意識を揺さぶり、高
めていくつながりの強さを感じます。これから子ども達
と過ごせる時間の中で、この 1 年の成長を大いに褒め、
次への一歩を踏み出す原動力となる子どもたちの「自信・
勇気・知恵」をより一層育んでいきたいと考えています。
News & Inform ation
1
第114回卒業証書授与式 3/20
今年度の卒業生は、男子30名、女子33名、計63名です。卒業式では、未来に向かって力強
く歩み出す6年生を全校で祝福します。
≪卒業式の時程≫
《卒業式の登下校時刻》
9:45 保護者入場
8:25 5年生登校
9:50 来賓入場
・係の仕事
9:55 卒業生入場
・胸花つけ
10:00 開式の言葉
8:45 卒業生登校
国歌斉唱
・胸花つけ終了後、体育館で記念撮影
卒業証書授与
9:25 1~4年生登校
学校長式辞
・教室で待機
祝辞
9:40 在校生入場
祝電披露
10:00 第114回卒業証書授与式
よびかけと歌
11:40 卒業生見送り
11:05 閉式の言葉
11:50 在校生下校開始
11:07 卒業生退場
2 2月の教育活動から
「雪の広場」
雪の広場は、5年生が中心となって準備をし、グラウンドで雪とふれあう企
画です。花の輪グループで行い、チューブ滑りやスノーフラッグでは、大盛り
上がりでした。
雪の状態を見て予定していたゲームが行い難いと判断すると、途中で別
のゲームに切り替えるなど、進行役の 5 年生の対応がすばらしく、しっかりと
全校のリーダーのバトンを受け継ぐ姿が見られました。
「スノーホッケー」
今年度から取組を始めたスノーホッ
ケー。一部新聞でも本校の取組が紹
介されました。雪に親しむことや冬場
の体力向上をねらって行っています。
また、体育科の体つくりやゲーム、ボ
ール運動などのねらいとも関連して行
っています。
でも、今年度の一番の成果は、子ど
もたちが楽しそうにスティックをもって
雪面を走り回り、進んで体を動かして
いたことです。次年度も取組を続けて
いきたいです。
「スキー学習」
今年は 2 回藻岩山スキー場へ行きました。2
回目は、最高の天気の下、空いているスキー
場でたっぷり滑ることができ、充実したスキー
学習となりました。やはり、藻岩山へ2回行くこ
とができた学習効果は大きいと感じました。
3 学校関係者評価について
学校評議員の方々による学校関係者評価を 2 月 17 日に実施いたしました。保
護者評価をふまえた教職員による自己評価についてのご意見や改善策等につい
てのご示唆をふまえ、学校関係者評価書を作成いたしました。学校評価の分析結
果につきましては、3 月 2 日、11 日に行われる学校説明会の中でご説明いたしますが、保護者評価
の結果は、本日学校便りの別添として配付しました。尚、学校関係者評価につきましては 3 月 12
日以降に学校のホームページに掲載する予定です。
4 卒業に向けて
「部活と勉強」
6年1組
伊藤 亜美
私は、中学校で部活と勉強を両立できるように努力していきます。部活に力を入れながらも勉強
では、好成績を上げられるような人になりたいです。そのために、時間を有効に使い、計画的に物
事を進めたいと思います。
「吹奏楽でフレンチホルンを」
6年1組
嘉屋 知華
中学校でチャレンジしたいことは、吹奏楽部で初のフレンチホルンを吹くことです。フレンチホ
ルンは、金管楽器なので、おなかに息をためる練習から始めます。少しでもフレンチホルンを吹け
るように、腹筋を毎日欠かさずやりたいです。そして、いつかはコンクールのステージでソロを吹
いてみたいです。
「英語力にみがきをかける」
6年1組
夏井坂 燿
僕が中学校でがんばりたいことは英語です。僕は、海外に住んでいたので英語には困らないと思
います。けれども、そう言って油断していつの間にか周りに抜かされるかもしれません。また、僕
がもっている英語力では、まだまだ社会で活躍するためには足りません。だから、中学校では、自
分のもっている英語力にみがきをかけていきたいです。
「中学校で めざすこと」
6年2組
檜山 佳歩
中学校でがんばりたいことは、部活です。この間のバスケの試合で、中学生のすごさを身近に実
感することができました。練習などはすごく大変だと思うけど、それを乗り越えられるからこそ強
くなれるのだと思います。それに、練習を一生懸命やると自分の中で何か一歩踏み出せる気がする
ので、部活を頑張りたいです。
「中学校でチャレンジしたいこと」
6年2組
中村 華澄
私が、中学校でやりたい事は友達づくりです。理由は、他の学校から知らない子がたくさん来る
と思うし、クラスが5から8クラスもあるからです。だからいろいろな子と友達になって、さらに
特別な友達もつくりたいと思います。あと、部活に入って仲間との絆を深めていきたいと思います。
「中学で頑張りたいこと」
6年2組
辻野 開斗
僕が、中学校で頑張りたいことは、勉強と部活を両立することです。僕は、メンタルが弱いので、
それをきたえるために部活をやり、勉強では、より高いレベルの学習ができる高校に進学したいで
す。そのためには、心と体をきたえることが大切だと思います。だから、僕は、勉強と部活の両立
を頑張ります。
5 お知らせ
○転出予定の方へ
本校を転出する方、または転出予定の方は、でき
るだけ早く担任へ連絡してくださるようにお願い
いたします。
○期末学校説明会・懇談会
3 月 2 日は 6 年生の感謝の集いと期末学校説明
会・懇談会があります。3 月 11 日は 1~5 年生、ぽ
ぷらの期末学校説明会・懇談会があります。開始時
刻につきましては学年便りをご覧ください。
弔
本校の元 PTA 会長であり、現在は、一般財
団法人北九条奨学会の理事長および学校評議
員でありました 近 藤 聖 欣 様が2 月22 日
にお亡くなりになられました。本校の子ども
たちのために、様々な場面でご尽力をいただ
き感謝の念に堪えません。
心より哀悼の意を表します。