NetCrunch 6

導入編
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-1-
1 NetCrunch 概要...............................................................................................................................4
1-1 NetCrunch の起動 ....................................................................................................................4
1-2 機能概要 ...................................................................................................................................7
①
メインツールバー ................................................................................................................7
②
ネットワークアトラス.........................................................................................................7
③
マップウィンドウツールバー..............................................................................................9
④
監視ビュー ......................................................................................................................... 11
⑤
イベントログツールバー ...................................................................................................12
2 ネットワークの検出 ......................................................................................................................13
2-1 事前準備(重要) ...................................................................................................................13
2-2 初めてのネットワーク検出 ....................................................................................................14
①
新規アトラスの作成 ⇒ 自動 ........................................................................................16
②
新規アトラスの作成 ⇒ ファイルからインポート .......................................................26
③
新規アトラスの作成 ⇒ 手動 ........................................................................................26
2-3 検出したネットワークの構成変更 .........................................................................................27
①
監視ネットワークの追加 ...................................................................................................27
②
監視ノードの追加 ..............................................................................................................28
③
ネットワークの再スキャン ...............................................................................................29
④
カスタムマップビューの作成............................................................................................30
3 ネットワークの監視 ......................................................................................................................35
3-1 ノード情報の表示 ...................................................................................................................36
①
IP ネットワークのノード状態サマリ ...............................................................................36
②
ネットワークビューでのマップ表示.................................................................................37
③
ネットワークビューでの詳細表示 ....................................................................................38
3-2 パフォーマンス情報の表示 ....................................................................................................40
①
ダイナミックチャートマップの作成.................................................................................41
②
パフォーマンスカウンタの定義 ........................................................................................42
③
マップカウンタの選択.......................................................................................................43
3-3 管理者への通知 ......................................................................................................................44
①
アラートイベント ..............................................................................................................44
②
アラートイベントの追加 ...................................................................................................47
③
アラートスクリプトの設定 ...............................................................................................48
④
イベントの表示 .................................................................................................................50
4 レポートの作成 .............................................................................................................................52
4-1 レポートの作成 ......................................................................................................................52
①
レポート対象の設定 ..........................................................................................................53
②
レポート期間の設定 ..........................................................................................................54
-2-
③
レポートの作成 .................................................................................................................54
5 困った時には .................................................................................................................................56
5-1 インターネット上の NetCrunch のリソース ........................................................................56
5-2 NetCrunch テクニカルサポート ............................................................................................56
5-3 メンテナンスサービス契約窓口 .............................................................................................56
-3-
1
NetCrunch 概要
1-1 NetCrunch の起動
NetCrunch は、Windows サービスとしてサーバーマシン上でバックグラウンド稼動する
NetCrunch サーバー、ローカル又はリモート PC 上のアプリケーションとしてグラフィ
カルユーザインターフェースを提供する NetCrunch アドミニストレーションコンソール、
またその2つのコンポーネント間を接続する NetCrunch コネクションブローカーという
3つのコンポーネントと、Web サーバーを初めとする幾つかの重要なコンポーネントか
ら構成されます。
NetCrunch サーバーと NetCrunch コネクションブローカーは、インストールしたマシン
が起動したときに自動起動されますが、ユーザーが起動・停止することも出来ます。
NetCrunch アドミニストレーションコンソールは、Windows スタートメニューや、
NetCrunch コネクションブローカーから起動できます。

NetCrunch サーバーの起動
 NetCrunch サーバーをインストールしたマシンのスタートメニューから、[すべての
プログラム]⇒[AdRem NetCrunch 6]⇒[NetCrunch サーバーの開始]を選択する。

NetCrunch コネクションブローカーの起動
 NetCrunch サーバーをインストールしたマシン、又は NetCrunch アドミニストレー
ションコンソールをインストールしたマシンのスタートメニューから、[すべてのプ
ログラム]⇒[AdRem NetCrunch 6]⇒[NetCrunch コネクションブローカーの開始]を
選択する。
タスクトレイ上のコネクションブローカーアイコン

NetCrunch アドミニストレーションコンソールの起動
 NetCrunch サーバーをインストールしたマシン、又は NetCrunch アドミニストレー
ションコンソールをインストールしたマシンのスタートメニューから、[すべてのプ
ログラム]⇒[AdRem NetCrunch 6]⇒[NetCrunch アドミニストレーションコンソー
ル]を選択するか、タスクトレイの NetCrunch コネクションブローカーアイコンを右
クリックし、メニューから[アドミニストレーションコンソール]を選択します。
アドミニストレーションコンソールを起動し、ネットワーク検出ウィザードの実行を行
うと、次のようなメインウィンドウが表示されます。
-4-
メインメニュー
メインツールバー
お気に入りマップ
マップウィンドウ
アトラスマップ
イベントログ
ウィンドウ
ステータスバー
マップ/イベントログ
ウィンドウツールバー
マップウィンドウビュー
NetCrunch はデフォルトでは以下のウィンドウから構成されています。
メインツールバー
NetCrunch の様々な機能にアクセスするボタンがあります。
ネットワークアトラス
ネットワークアトラスは、お気に入りマップとアトラスマップの2つの表示
部分で構成されています。アトラスマップは、ツリー構造の6つのセクショ
ンによりアトラスのすべての情報をまとめて表示します:IP ネットワーク(論
理ビュー)
、監視依存関係、物理的セグメント(物理的ビュー)、カスタムビ
ュー(ユーザー定義ビュー)
、パフォーマンスビュー、監視ポリシー
ネットワークビュー
グラフィカルな図や表形式でネットワークトポロジーを表示します。
イベントログ
監視ネットワークから発生したイベントを表示/管理します。
ステータスバー
登録ノード数や、監視サービス数、受信した新しいアラートの数の情報や、
各警告を表示します。
これらのウィンドウで各ウィンドウの右上に 3 つのアイコン
が表示されて
いるものは、それぞれ拡大(最大化)、アンドッキング(フローティング化)
、終了が行え
ます。
アンドッキングしたウィンドウは、メインウィンドウ上にドラッグし表示されたドッキン
-5-
グアイコンにドロップすることで、再ドッキングすることが可能です。
終了した各ウィンドウは、メインメニューの[ウィンドウ]メニューから再表示することが
できます。
-6-
1-2 機能概要
① メインツールバー
メインツールバーは以下に示されています。いつでもアクセスできる一般的な機能が
リストされています。
印刷
現在開いているマップの印刷プレビューウィンドウが開きます。
ポリシー
NetCrunch 監視ポリシーウィンドウが開きます。ポリシーの作成、削除、
編集が可能です。
レポート
レポートビューアが開きます。レポートの作成、表示が可能です。
トレンドビューア
トレンドビューアが開きます。チャートに関連するカウンタの履歴が可
能です。
ITools
ITools のスタンドアローンプログラムが開きます。ITools はいくつかの
ネットワークツール(Ping、Traceroute、Lookup、接続、スキャン、
SNMP)より構成されています。
WMI ツール
WinTools のスタンドアローンプログラムが開きます。WinTools は
Windows オペレーティングシステムが稼働しているノードに対するツ
ールです。
MIB コンパイラ
ベンダー特有の MIB を編集/コンパイルするための MIB コンパイラが開
きます。
注:メインメニューの表示から、メインツールバーの表示のオン/オフの切り替えが行えます。
② ネットワークアトラス
ネットワークアトラスには、お気に入りマップとアトラスマップの2つの表示部分で
構成されています。
・お気に入りマップ
ネットワークを監視する際には、どのノード、どのマップで問題が発生しているかを
迅速に把握することが非常に重要ですが、特に大規模なネットワークを監視している
場合にはこれが困難である場合があります。NetCrunch はこの点を効果的に解決する
方法として、正常な状態以外のノードを含んでいるマップ(警告マップ)を表示する
ことができる「警告マップ」フォルダがお気に入りマップウィンドウに設定されてい
ます。NetCrunch は、マップの状況を自動的に判別し、「警告マップ」フォルダへの
追加や削除を行います。このお気に入りマップへは、利用者が任意のマップやフォル
ダを追加することもできます。
-7-
・アトラスマップ
アトラスマップの主なセクションは以下の通りです。
IP ネットワーク
スキャンされた論理的な IP ネットワークマップ(ローカルとリモート)マップ
を表示します。
物理的セグメント
各々がどのように物理的に接続されているかに基づいたマップを表示します。
監視依存関係
大量のアラーム発生を抑制するために、ノード主従関係を設定した内容が表示さ
れます。デフォルトで NetCrunch 導入サーバーが最上位となります。
カスタムビュー
前記の IP ネットワークセクションのノードからなるネットワークのカスタムビ
ューを表示します。カスタムビューは、フィルターされた(ダイナミック)もの
か、カスタム(静的)なものに限られます。
パフォーマンスビュー
ノードのパフォーマンスカウンタについてのグラフ(チャート、ゲージ、棒)を
表示します。
監視ポリシー
定義済み監視ポリシーを含みます。また、利用者が監視ポリシーウィンドウで定
義した監視ポリシーを追加することもできます。IP ネットワークマップやカス
タムビューマップの監視ポリシーが作成された場合は、このセクションの[IP ネ
ットワークマップ]フォルダ、または[カスタムマップ]フォルダに、元のマッ
プへのリンクが作成されます。
-8-
③ マップウィンドウツールバー
マップウィンドウにあるツールバーは標準の機能にアクセスするために使われます。ツ
ールバーに表示されているアイコンは選択したアトラス、マップ、フォルダなどによっ
て有効/無効が変化します。以下にネットワークビューツールバーで有効なアイコンを説
明します。
ネットワークアトラスウィンドウで選択したものを
ネットワークアトラスと同期
含むネットワークビューに同期する。
戻る
以前に表示したマップに戻る。
進む
次のマップを表示する。
監視上の概要統計やトップ 10 リストなどを表示しま
サマリビュー
す。
ネットワークをグラフィカルに表示します。マップは
マップ編集アイコンをクリックすることで編集する
マップビュー
ことができます。すべてのノードは、ネットワークデ
バイスのタイプにより異なって表示されます。さら
に、各ノードの色は現在のノードの状態を表します。
ノード毎の監視状態を一覧表で表示します。監視タイ
監視ビュー
プによってそれぞれ異なったリストを選択すること
もできます。
Windows ノードのインベントリ情報を一覧表で表示
インベントリビュー
します。
ノードの追加
監視対象ノードをアトラスに追加します。
マッププロパティ
表示中のマップのプロパティ画面を開きます。
データシートレポートの追加
表示中のマップ(監視ビュー)に基づいてデータシー
トレポートの定義を作成・追加します。
レポートビューアを起動し、選択中のマップにレポー
マップレポート
トを表示します。
イベントログウィンドウを新たに開き、選択中のマッ
マップアラート
プのイベントログを表示します。
ノードステータスウィンドウの表
マップ内で選択中のノードのステータスウィンドウ
示
を開きます。
ノード上で監視しているネットワークサービスの状
ノードのチェック
態と関連したパフォーマンスカウンタをチェックし
ます。
ネットワークサービスの検出
-9-
選択したノードで現在稼動しているすべてのネット
ワークサービスを検出します。
選択したノードの SNMP 情報ウィンドウを開きま
SNMP
す。
マップ編集
表示されたマップの編集モードのオン/オフ
ノードの配列
マップビューウィンドウでノードの再配置をします。
監視ビュー、インベントリビューで、リスト表示のオ
オプション
プション設定を行います。
定期監査設定以外の任意の時点でインベントリ情報
強制インベントリ監査
を取得します。
- 10 -
④ 監視ビュー
監視ビューの下部にあるタブは、選択されたマップの異なった情報の表示にそれぞれ対
応しています。以下の情報表示タブがあります。
マップ
詳細
多くの列を有するノードのテーブルを表示します。これらの情報は監視されている
各々のノードの統計/パラメータに関係しています。
Linux
Linux ベースのオペレーティングシステムが稼働しているノードの一覧です。各列は
Linux に関する情報です。
MacOS X
MacOS X ベースのオペレーティングシステムが稼働しているノードの一覧です。各列
は MacOS X に関する情報です。
BSD
BSD ベースのオペレーティングシステムが稼働しているノードの一覧です。各列は
BSD に関する情報です。
NetWare
NetWare ベースのオペレーティングシステムが稼働しているノードの一覧です。各列
は NetWare に関する情報です。
Windows
Windows ベースのオペレーティングシステム(2000/XP/2003/Vista)が稼動している
ノードの一覧です。各列は Windows に関する情報です。
SNMP
SNMP で監視可能なノードの一覧です。各列はノードの SNMP エージェントから直
接得られた情報に関連しています。
インベントリ
Windows 監視が可能なノードから取得できるインベントリ情報の一覧です。
- 11 -
⑤ イベントログツールバー
イベントログウィンドウは NetCrunch が処理したイベントを操作します。
イベントは、
NetCrunch により生成されたものばかりでなく SNMP トラップや Syslog メッセージな
ど外部のイベントも含まれます。すべてのイベントは SQL データベースに保存されてい
ます。
イベントデータを管理するために便利な機能がツールバーに配置されています。
このフィールドは選択されたビューを表示します。また、
すでにあるビューを選択/編集したり、新規のビューを作
成することができます。
このフィールドはイベントが表示されている現在の時間
範囲を表示します。24 時間(最近の)
、1 日、1 週間、1
ヶ月の時間範囲を選択することが可能です。戻る/進むの
矢印アイコンを使って指定の時間範囲を進めたり、戻った
りできます。
ネットワー
ネットワークアトラスに表示されているものにイベント
クアトラス
ログの表示を同調します。すなわち、ネットワークアトラ
と同調
スであるマップを選択したならば、そのマップに属するノ
ードに関するイベントのみが表示されます。
削除
一覧で選択中のイベントをイベントログから削除します。
イベント判
一覧で選択中のイベントの判定状態を変更します。
定の変更
イベントの
イベント対応者を割り当て、又は変更します。
割り当て
プレビュー
プレビューパパネル(イベント情報の詳細)の表示方法を
パネルの表
切り替えます。
示
更新
イベントの一覧を更新します。
オプション
リスト表示のオプション設定を行います。
また、ウィンドウの下部には、重要度毎のイベント表示数が表示されています。
- 12 -
2 ネットワークの検出
NetCrunch でネットワークを監視するためには NetCrunch に監視対象を登録する必要があ
ります。この「NetCrunch 導入編」では NetCrunch をインストール後に、ネットワークを検
出、カスタマイズし、監視・管理するまでの手順を説明します。
2-1 事前準備(重要)
ここでは、NetCrunch でネットワークを検出する前に確認しておく項目を述べます。
以下の項目の確認が正しくなされていないと、期待通りのネットワークの検出が行われま
せん。
PING への応答(経路制御)
:
NetCrunch がネットワークを検出し、監視するためには監視対象(ノード)が Ping
に応答することが必須です。検出しようとするネットワーク上の少なくとも1つのノー
ドで Ping の応答があることを確認してください。
SNMP サービスの設定:
検出するネットワーク(ノード)で SNMP サービスが稼動している場合は、各ノー
ドの SNMP の設定を確認し、コミュニティ名(Read/Write 権限)を確認/設定してく
だ さ い 。 ま た 、 SNMP へ の ア ク セ ス 制 御 が さ れ て い る 場 合 ( CISCO ル ー タ で
snmp-server host A.B.C.D が設定されている。
)には、NetCrunch がインストールさ
れた PC からの SNMP アクセスを許可するように設定してください。
名前解決サービスの設定:
Windows ドメイン/Active Directory/eDirectory(NetWare)/DNS サービスな
どの名前解決サービスが稼動している場合には、それぞれについて適切な設定を行い、
各ノード名から IP アドレスが引けることを確認してください。
Windows ドメイン/Active Directory/eDirectory(NetWare)
:各ディレクトリサ
ービスに参加してください。
DNS サービス:
ネームサーバーの設定とプライマリドメイン名の設定を行ってください。
- 13 -
2-2 初めてのネットワーク検出
実際のネットワーク構成に正しく対応したネットワークを検出するためには、対象のネ
ットワークに合った検出方法を選択することが重要です。NetCrunch では以下の4つの
方法の組み合わせにより、さまざまなネットワークに対応した検出を行います。
・ SNMP からの情報取得
・ Windows ドメインなどのディレクトリサービス内のスキャンによるノードの検出
・ 指定ネットワーク範囲内の PING による検出
・ 指定されたネットワークサービス(FTP、HTTP など)の検出
NetCrunch では上記の4つ検出方法の組み合わせにより、以下の 3 通りの検出方法が
初期のネットワーク検出に用意されています。実際の検出されるネットワークに合った方
法を選択してネットワークアトラスの作成をしてください。
i.
新規アトラスの作成 ⇒ 自動
指定したネットワークの検出を、デフォルトの設定に従って自動で行います。監
視対象ネットワークに最適な方法が選択出来ないため、通常はこの検出方法の選択
は推奨いたしません。
ii.
新規アトラスの作成 ⇒ ファイルからインポート
DNS 名や IP アドレスが記載されたテキストファイルからノードのリストを読
み込み、アトラスに追加することができます。各行に DNS 名又は IP アドレスが
記載されたファイルであれば読み込みが可能です。行頭が[#]で始まる行はコメ
ント行と見なされます。また[lmhosts]ファイルの読み込みができます。監視対
象が IP アドレス単位で確定している場合に推奨します。
iii.
新規アトラスの作成 ⇒ 手動
指定したネットワークの検出をいくつかのオプションを設定し実施します。境界
ルータから SNMP によりルーティング情報などが取得できれば隣接ネットワーク
(グローバルアドレスを持つネットワークも)の検出も行いますので、DMZ セグ
メントなどを含むネットワークの検出に適しています。しかし、この検出方法は、
Windows ドメイン、Active Directory などのスキャンによるノードの検出は行いま
せん。
- 14 -
- 15 -
① 新規アトラスの作成
⇒ 自動
この検出方法は、リモートの1つのサブネットを検出するときに使用します。ローカ
ルネットワークを指定することも可能です。
Windows ドメインなどのサービスのスキャンによるノードの検出は行いません。
タスクの選択より新規アトラスの作成をクリックします。新規アトラスの作成ウィン
ドウが表示されます。ここで、自動を選択します。
1.
ネットワークの指定
検出したいネットワークアドレスとネットワークマスクを指定します。
- 16 -
2.
検出したくないノードがあれば、除外リストに登録します。
「ネットワークプロ
パティ」ボタンを選択します。
除外ノードの追加ボタンをクリックして、ノードの追加(ノード名か IP アドレス)
かノードの範囲(開始 IP アドレスと終了 IP アドレス)を指定します。
3.
検出するネットワークを追加する場合、「ネットワークの追加」ボタンでネットワー
クリストに登録します。ネットワークの追加を選択します。そのネットワーク内で、
除外したいノードがあれば、除外リストに登録します。
4.
検出方法の選択
選択したい項目をチェックし、[次へ]をクリックします。
「自動検出」では、SNMP プロフィール(コミュニティ文字列の設定)を設定しま
す。
「自動検出」を選択しない場合、
「近接ネットワーク」、
「ノードの識別方法」、
「ネ
ットワークサービス」の項目をカスタマイズすることが可能です。
「インフラストラクチャデバイスのみ追加」では、SNMP 通信が可能なデバイスの
- 17 -
み監視対象に追加されます。
「SNMP フィルターにマッチしたデバイスのみ」では、SNMP で取得できるデバイ
ス条件に合致したデバイスのみを監視対象に追加します。
以下、自動検出を選択せずに検出する方法を以下に示します。
5.
検出方法の指定
検出方法にチェックをします。PING、Windows のドメインやワークグループ、SNMP
が選択できます。ノードプロパティの解決に WINS を指定することができます。
- 18 -
6.
近接ネットワークのスキャンの範囲を指定します。
[近接するネットワークの検出]を選択して、監視したいネットワークへの最大ホップ
数をスキャン範囲に入力します。そして[次へ]をクリックします。

「新検出ネットワークをスキャンする前に通知する」を選択すると、指定された
ネットワーク以外のネットワークが検出されたときに、スキャンの確認ダイアロ
グが表示されます。
注)外部/インターネットネットワークとは以下の 2 通りを意味します。
・NetCrunch がプライベート IP にインストールされている場合は、グローバル IP になります。
・NetCrunch がグローバル IP にインストールされている場合は、ゲートウェイ外の IP になります。
- 19 -
7.
ノードの識別方法
ノードの監視のために IP 通信を開始する際に、IP アドレスを元に行うか、ホスト名
から IP アドレスを解決して行うかの方法を指定します。DHCP を利用し、IP アドレ
スが変更される場合などは後者を指定する必要があります。この設定は、後で変更す
ることができます。
8.
監視ネットワークサービスの指定
検出・監視対象とする TCP/IP,UDP のネットワークサービスの指定を行います。後
で監視対象に追加することもできます。
- 20 -
9.
検出オプションの選択
次の検出オプションが選択できます。
「大規模なネットワークをスキャンする前に通知する」
:クラス C を超えるノード数
がある場合に警告を通知します。選択することを推奨します。
「外部(インターネット)のネットワークをスキャンする前に通知する」:グローバ
ルアドレスが含まれる場合に警告を通知します。
「自動的に検出した IP ネットワークを再スキャンする」
:作成されたアトラスのマッ
プを、一定時間毎に再スキャンします。自動的にノード検出を行いたい場合を除き、
このオプションは選択しないことを推奨します。デフォルトでは選択されています。
「検出から除外されるノードの選択」欄で、検出対象から外したいノードを指定する
ことができます。
- 21 -
10. 検出が開始されます。
スキャン終了後、検出されたネットワーク、ノードの一覧が表示されます。ここで監
視対象から除外することもできます。
11. 監視オプション
検出後、アトラス初回起動前に、アトラスコンフィグレーションの設定を行います。
ウィザード画面が起動し、初めに監視オプション画面が表示されます。
- 22 -
この画面では、デフォルトの監視ポリシーを有効にする主な監視対象を選択します。
その場合、自動的に監視項目やアラート設定などがデフォルトの設定で有効になりま
す。
デフォルトの監視ポリシーを使用せずに個別に監視設定を追加することもできます
ので、その場合は全てのオプションを外しても問題ありません。
12. 監視最適化オプション
NetCrunch では、1 分以下の監視間隔で詳細監視を行う「高速監視」
、1 分以上で 1
分単位の監視間隔を設定する「標準監視」、同じく 1 分以上で 1 分単位の監視間隔を
設定するが、アラートは生成せずに生死状態のみ画面に表示する「単純監視」の 3 つ
の方法をノード毎に割あてることができます。この画面では、いずれの監視方法を割
り当てるか、ノード毎に最適化する指定が可能です。
- 23 -
13. 認証情報
SNMP のバージョン/コミュニティストリング、Windows やその他 OS のユーザアカ
ウントのデフォルト値を設定します。ここではデフォルトを設定できますが、後でノ
ード毎に個別に設定することも可能です。
14. NetCrunch 管理者の設定
Web アクセスで使用する管理者情報を指定します。この管理者にはフルアクセス権
限が付与されます。未設定の場合は警告が表示されますが、後で設定しても問題あり
ません。
- 24 -
15. デフォルトのアラートスクリプト
アラートが発生した場合のアクション(メール通知やポップアップ表示など)を指定
する設定をアラートスクリプトと呼びます。共通の設定がある場合は、デフォルトの
設定を事前に定義しておき後で選択し指定することができます。この画面ではデフォ
ルトの設定を投入しますが、後で設定することも可能です。
- 25 -
② 新規アトラスの作成
⇒ ファイルからインポート
このアトラス作成方法では、事前に作成したテキストファイルからノード情報を取得
し、ネットワーク内をスキャンすることなくアトラスやマップを作成します。
具体的な作成方法については、マニュアル「NCV6J 操作編-4.2.1 ノードの挿入 フ
ァイルからのノードの挿入」を参照願います。
③ 新規アトラスの作成
⇒ 手動
このアトラス作成方法では、自分(NetCrunch をインストールした Windows サーバー)
のノードのみが表示されたアトラスが作成されます。ノードの追加などは、作成されたア
トラス上において手動で行います。
- 26 -
2-3 検出したネットワークの構成変更
① 監視ネットワークの追加
最初のスキャンで希望するネットワークが検出されなかった場合に、手動でネットワー
クを検出できます。

メインメニュー→[アクション]→[監視]→[新規ネットワークの監視]をクリック
します。
ネットワーク検出ウィザードが表示されますので、ウィザードに従って、ネット
ワークの検出を行ってください。
- 27 -
② 監視ノードの追加
手動でノードを検出することができます。2種類の方法があります。

メインメニュー→[アクション]→[監視]→[新規ノードの監視]をクリックします。
監視するノードの追加ウィンドウが表示されますので、
「ノードの IP アドレスも
しくは DNS 名」
、
「ネットワークマスク」を入力します。
もし、新しいノードの監視プロパティを表示したい場合、「新しいノードの監視
プロパティを表示」にチェックをします。
[OK]をクリックします。

マップ上で右クリックし、[挿入]→[ノード]を左クリックします。
監視するノードの追加ウィンドウが表示されますので、
「ノードの IP アドレス」
を入力します。マップ上で追加する場合、ネットワークアドレス、ネットワーク
マスクは、開いているマップに依存します。
もし、新しいノードの監視プロパティを表示したい場合、「新しいノードの監視
プロパティを表示」にチェックをします。
[OK]をクリックします。
- 28 -
③ ネットワークの再スキャン
メインメニュー→[アクション]→[再スキャン]→[(対象ネットワーク)]をクリックして、
再スキャンを行います。対象ネットワークは、IP ネットワークのローカルネットワー
ク、IP ネットワーク全て、Widnows ドメインのいずれかが選択できます。
また、アトラスマップのツリー上で IP ネットワークマップを右クリックし、メニュー
から[新しいノードの検出]を選択すると、そのネットワーク内が再スキャンされます。
スキャンの結果、検出されたノードの一覧が表示されます。追加から除外することもで
きます。OK をクリックすると、アトラスに追加されます。
- 29 -
④ カスタムマップビューの作成
検出したネットワークを IP サブネット単位のネットワークアドレスではなく、オフィ
スの階数などの場所、企業内の部署、事業所の場所などで分類すると、監視作業がわか
りやすくなります。
白紙マップビューでは任意のノードを新たなマップに追加できます。またダイナミック
ビューでは、指定した条件に該当するノードが自動的にマップに追加されます。
以下では、ダイナミックビュー(自動振り分け)を使用して、あるサブネット内で IP
アドレスがオフィス単位で区切られている場合を例にとって、カスタムマップを作成し
ます。最初にカスタマイズ表示の右クリックメニューより、マップフォルダを選択しま
す。
新しいマップフォルダが作成されます。名前を適切なものに変更します。
名前をオフィスに変更=>
- 30 -
作成したマップフォルダの右クリックメニューから新規作成⇒ダイナミックビューを
選択して、フィルターつきのマップビュー(ダイナミックビュー)を作成します。
マッププロパティが表示されます。ビューに適した名前を入力します。このマップに登
録するノードのフィルター条件を追加するために、<ここをクリックして新しい条件を追
加>をクリックします。
- 31 -
追加された条件の最初の単語(DNS 名)を左クリックして、IP アドレス(I)を選択し
ます。
最後の空欄をクリックします。IP アドレスの範囲指定のウィンドウが表示されます。
- 32 -
ネットワークアドレスに、このマップに含めたいネットワークアドレスを入力し、[+]
アイコンをクリックして、開始ノードと終了ノードの IP アドレスを入力して、[OK]をク
リックします。
さらに条件を追加したいときは、<ここをクリックして新しい条件を追加>をクリック
して、上記の手順を繰り返します。すべての条件を定義できたら、[OK]をクリックしま
す。
注)追加した条件を削除したいときには条件の先頭の番号(①、②・・)を左クリック
して、削除を選択します。
- 33 -
条件に合ったノードがマップに登録され、以下のように表示されます。
- 34 -
3 ネットワークの監視
検出されたネットワークアトラスによる監視方法について説明します。NetCrunch は4つの
基本的な監視機能を持っています。
① ノード情報の表示
ネットワークビューにより、ノードに関するいろいろな情報を簡単に取得することができ
ます。
② パフォーマンスカウンタ情報の表示
パフォーマンスビューにより、CPU 使用率やインターフェースの帯域使用率といった、
デバイスから取得したパフォーマンスカウンタをチャートに表示することができます。
注)カウンタ情報の表示には SNMP サービスか Windows/Linux/NetWare/BSD/MacOSX ノードへのロ
グイン(ユーザ ID とパスワード)が必要です。
③ イベントログの表示
ネットワーク上で発生した変化をイベント(事象)として記録し、リストに表示します。
④ 管理者への通知
ネットワーク上で発生したイベントに対してアラートを発生させ、管理者にネットワーク
の異常などを通知します。通知の他、プログラムやスクリプトの実行など、幾つかのアク
ションを実行することもできます。
- 35 -
3-1 ノード情報の表示
① IP ネットワークのノード状態サマリ
ネットワークアトラスの IP ネットワークマップフォルダを選択し、マップ画面下部の
サマリタブを選択すると、そのマップフォルダ内のノードの状態サマリが表示されます。
全監視ネットワークの状態が把握できます。
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② ネットワークビューでのマップ表示
ネットワークアトラスで情報を表示させたいノードが含まれているネットワークを選
択します。マップ表示には各ノードの状態が赤、黄色、青などの色分けで表示されていま
す。
さらに詳しい状態を知りたいときはノードの右クリックメニューからステータスを選
択します。
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ステータス画面のサマリタブには監視、SNMP、Windows、Linux、MacOSX、BSD
の監視状況が表示されます。
ネットワークサービスタブには、各監視サービスのサマリと選択されたサービスの詳
細が下部に表示されます。
③ ネットワークビューでの詳細表示
ネットワークビューの監視ビューボタン
をクリックすると以下のような表形式の
各ノードの詳細が表示されます。各ノードの状態は一番左の列のアイコンで表示されます。
ノード状態別アイコン
アイコン
状態
説明
OK
ノードは監視に対して応答し、Up 状態にあります。ノード上の全監視サービス
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が正しく応答しています
警告
Down
不明
時間制限によ
る監視の無効
ノード上のいくつかの監視ネットワークサービスが応答していません
ノードはダウンし、全く応答していません。ノード上の全監視サービスがダウ
ンしています
ノード上のネットワークサービス監視が無効であるか、監視サービスが定義さ
れていません。ノードの状態が不明です
ユーザー定義により、ノード監視が時間制限のため無効になっている状態です
監視依存関係
による監視の
無効
依存関係にある他ノードが Down 状態にあるため、ノードのネットワークサー
ビス監視が無効です
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3-2 パフォーマンス情報の表示
ネットワークアトラスのパフォーマンスビューで、検出したノードのパフォーマンス情
報(Windows やネットワークのパフォーマンスなど)をグラフィカルに表示することが
できます。
パフォーマンスビューには以下の 2 種類のチャートがあります。
ダイナミックチャートビュー
ノードのフィルタリングにより条件に合ったノードすべてのチャートを表
示する。手動でのノードの追加/削除はできない。
白紙チャートビュー
手動で任意のノードのチャートを表示する。
パフォーマンスビューフォルダには、デフォルトで「Windows サーバーCPU 使用率」
と「Windows ワークステーション CPU 使用率」と「バンド幅使用率」のマップが作成さ
れています。
注)「Windows サーバーCPU 使用率」に登録されているノードは Windows サーバーとして検出され、通常監視と
されたノードです。ノードインデックスの Windows タブにリストされています。チャートに未接続と表示されてい
る場合は、ノードに接続するためのユーザー名とパスワードが設定されていないか間違っている可能性があります。
チャートの右クリックメニューから監視プロパティを選択し、監視プロパティの Windows パフォーマンスタブで接
続ユーザー名(管理者権限を有する)とパスワードが確認できます。
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① ダイナミックチャートマップの作成
パフォーマンスビューを選択し、右クリックメニューから新規作成⇒ダイナミックチャ
ートビューを選択します。マッププロパティウィンドウが表示されます。
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② パフォーマンスカウンタの定義
表示するパフォーマンスカウンタを指定するためにウィンドウ下のカウンタフィール
ドの[…]ボタンをクリックします。
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③ マップカウンタの選択
・現在監視中のカウンタ
・ネットワークサービスパフォーマンスカウンタ
・Linux パフォーマンスカウンタ
・MacOS X パフォーマンスカウンタ
・BSD パフォーマンスカウンタ
・Windows パフォーマンスカウンタ
・SNMP パフォーマンスカウンタ
・Netware パフォーマンスカウンタ
の 8 つのカテゴリより表示したいパフォーマンスカウンタを選択します。
監視中カウンタ以外を選択した時は、[次へ]をクリックして、表示したいカウンタを選
択してください。
④ マップビューの定義
定義したカウンタを表示するノードに対するフィルターを定義します。手順は 1-3④の
カスタムマップビューのフィルター条件の作成を参照願います。フィルターを定義しまし
たら[OK]をクリックすると、マッチしたノードについてのチャートがダイナミックチャ
ートに表示されます。
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3-3 管理者への通知
① アラートイベント
ネットワーク上の状態の変化に対して、NetCrunch では事前にアラートポリシーが定
義されています。この定義はメニューのポリシーを選択すると、定義済みのポリシーが表
示され、確認することができます。
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これらの定義されたアラートポリシーは、NetCrunch 上のアトラス(ネットワーク、
マップの集合)
、マップ(ノードの集合)
、ノードの3つの階層にそれぞれ適用するか、
監視ポリシーとして作成し、該当ノードを適用することではじめて有効となります。
NetCrunch では、これらのレベルで一般的ないくつかのアラートイベントがすでに定義
されており、設定なしにアラートイベントが発生します。
これらの定義されたアラートイベントは、アトラス⇒マップ or 監視ポリシー⇒ノー
ドの順で定義が継承されます。したがって、上位のレベルではより一般的なアラートの
定義をすることが、アラートをわかりやすくします。
・ アトラス全体
ノードのアップ、ダウンなど、全監視対象で共通のアラートイベントを適用します。
監視ポリシーのグローバルに存在するアトラスから設定します。
・ アトラス以外の場合
ポリシーの作成を選択します。
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作成したいポリシーを選択します。
・ 監視ポリシー
任意の対象にアラートイベントを作成する場合に利用します。
作成後に、適用するノードを選択する必要があります。
・ 単一ノードのポリシー
個別のノードのみにアラートイベントを作成する場合に利用します。
・ マップ監視ポリシー
IP マップもしくはカスタムビューで作成したマップに対し、アラートイベントを作
成する場合に利用します。
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② アラートイベントの追加
前述したように、アラートイベントは3つの階層のインスタンス(アトラス、マッ
プ、ノード)で適用するか、監視ポリシーとして作成し任意のノードを追加すること
ができます。以下ではマップへのアラートイベントの追加方法を示します。アトラス、
ノード、監視ポリシーでも追加方法は同じですが、低いレベルでは、上位レベルの定
義が継承されていることに注意してください。
マップ監視ポリシー作成を選択すると以下の画面が表示されます。
「ルール」の項にて、「継承」となっている場合は、上位レベルのポリシーからの継
承を示しています。「ポリシー」と表示される場合はこのレベルで適用されるアラー
トイベントを示しています。
追加アイコンをクリックします。イベントの選択ウィンドウが表示されます。
追加したいアラートイベントを選択し、[OK]をクリックします。
選択したアラートイベントによっては、追加条件の設定画面に遷移します。
ここでは、参考として「いずれかのインターフェイスが DOWN」を選択します。
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以下の様に、アラートイベントが追加されます。
③ アラートスクリプトの設定
アラートイベントが発生したときに、アクションを定義することができます。アクシ
ョンを定義したいアラートイベントをダブルクリックするか、編集を選択します。
以下のアラートスクリプトの編集ウィンドウが表示されます。
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追加を選択し、
「すぐに実行されるアクション」もしくは「遅延後に実行されるアク
ション」を選択します。
(ここでは前者にて記述します。
)
以下のアクションの追加が表示されます。
このリストの中からアクション(参考としてデスクトップ通知ウィンドウの表示)を
選択し、[OK]をクリックします。選択した項目により、追加条件の設定を行います。
「アラートスクリプト」にアクションが追加されます。これを繰りかえして希望する
アクションを定義することができます。
・ 最後のアクショングループを繰り返すオプションをチェックすると、実行時間ごと
にグループされた最後のアクションが繰り返されます。
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④ イベントの表示
イベント定義に合致してアラートが発生すると、その一覧がイベントログビューアで
見ることができます。デフォルトのレイアウトでは、NetCrunch の表示画面(ネットワ
ークマップビュー)の中央にイベントログウィンドウのタブがあり、マップウィンドウと
切り替えることで、表示します。
・ 表示対象の変更
右端をクリックすると以下の「ノードもしくはマップの選択」ウィンドウが表示され
ます。このウィンドウからアラートイベントを表示するマップかノードを選択します。
このオプションは
「ネットワークアトラスと同調」のオプションが選択されてい
るときは、選択できません。
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ネットワークアトラスと同調
このオプションが選択されていると、ネットワークアトラスで選択したマップに
関するアラートイベントが表示されます。
・ 表示期間の変更
最近 24 時間、日、週、月単位で表示するアラートイベントを指定します。
・ イベントログのグループ化
イベントログの一覧の右クリックメニューから次を使用してグループ化を選択する
と、選択した項目により発生アラームイベントをグループ化することができます。
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4 レポートの作成
NetCrunch でレポートを作成する場合には、デフォルトの監視ポリシーで定義されているレ
ポートを使用するか、新たにレポートデータ収集の定義を監視ポリシーに設定する必要があり
ます。定義したレポートは、データが収集された後、レポートビューアでレポートを作成、表
示することができます。レポートの定義につきましては、マニュアル「NCV6J 操作編-9.2.1 レ
ポートのデータ収集定義の作成」を参照願います。
4-1 レポートの作成
レポートを作成するにはメインツールバーのレポートメニューから「レポート」を選択
します。
レポートビューアが表示されます。
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「利用可能なレポートを全て表示する」をクリックします。
① レポート対象の設定
レポート作成対象により定義されたレポートが異なります。以下の対象フィールド
の
をクリックすると「ノードもしくは
マップの選択」ウィンドウが表示されます。
レポートの作成対象のノードもしくはマップを選択して[OK]をクリックします。
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② レポート期間の設定
作成するレポート期間を指定します。カレンダーアイコンをクリックして指定する
日・週・月・年・又は今週・今月・今年、前週・前月・前年の選択肢から選択します。
日、週、月の場合、選択ウィンドウが表示されますので指定します。
③ レポートの作成
「レポートの生成」をクリックしてレポートを作成します。
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注)選択したマップあるいはノードに作成しようとするレポートに必要なデータがな
い場合は、「生成されたレポートは空です。」というメッセージが表示されます。
このときは、ノードや監視プロパティなどを確認してレポートに必要なデータを
収集しているか確認してください。
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5 困った時には
5-1 インターネット上の NetCrunch のリソース
以下のサイトで NetCrunch に関する情報を公開しています。
・ http://www.AdRemsoft.jp/ 日本語
・ http://www.AdRemsoft.com/
英語
5-2 NetCrunch テクニカルサポート
<メンテナンスサービス対応窓口>
株式会社情報工房サポートセンター
※サポートセンターの利用にはサポート番号が必要です。
・サポート連絡先
TEL:03-5447-6817
E-mail:
受付時間は平日午前9:30から午後5:30まで
(12:00~13:00は除く)
5-3 メンテナンスサービス契約窓口
株式会社情報工房 IT 事業部
住所 〒141-0022 東京都品川区東五反田 5-21-15
メタリオン OS ビル 5 階
TEL:03-5447-6812 FAX:03-5447-6823
E-mail:
<メンテナンスサービス内容>
1.NetCrunch の使用法に関する電話、メールによる問い合わせの受付
2.最新版のドキュメントに記載されている仕様通りに、正しく動作するための合理的
な補修改訂作業
3.NetCrunch のアップデート版の提供
4、別紙、NetCrunch メンテナンスサービス約款に基づく内容
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