平成26年度第2回丸山地区地域審議会 回丸山地区地域審議会 回丸山

平成26年度第2回丸山地区地域審議会
平成26年度第2回丸山地区地域審議会 会議概要
1.日 時
平成27年 2月 9日(月)
2.場 所
丸山公民館 2階 中会議室
3.出席者
平井
良明委員
金井 三郎委員
笹子
山田
一夫委員
金井 澄男委員
樋口 徳明委員
佐生
悌次委員
髙梨 節子委員
粕谷 浩満委員
石井
隆之委員
川上 直喜委員
三平 洋子委員
山口
英夫委員
事務局
午後1時30分から3時10分
正委員
丸山地域センター所長
西田
一郎
丸山協働推進室主任主事
石井
博明
企画部長
加藤
正直
企画部企画政策課長
石井
喜弘
企画部企画政策課係長
中村 学
4.欠席者
菰岡
田喜雄委員
5.傍聴者
房日新聞社 田中 智史
昇委員
渡邊
企画部企画政策課副主査 御子神
三奈
6.次 第
(1) 開会
(2) あいさつ
(3) 議題
①
新市建設計画について
②
地方創生ついて
③
市長との懇談会
(4) その他
(5)
閉会
7.会議概要
会長、市長あいさつの後、会長が議長となり議事を進行した。
会議概要は、以下のとおり
①
新市建設計画について
地域センター所長から、資料1に基づき、新市建設計画掲載事業及び新規事業のうち、丸山地
区の平成26年度の実施内容について報告した。
企画政策課から、資料2に基づき、新市建設計画の変更内容等について説明した。
●
学校の統廃合が進んでいる中で跡地の利用について伺いたい。丸小学校と南小学校が段階
的統合をした後の丸小学校の跡地について、具体的な話があるか。地区の中にはコミュニテ
ィの場として残ってもらえれば使い勝手も良いのではないかという声も聞こえてきている。
⇒
どう活用するかは未定である。今後地域の方のご意見を頂きながらどのように再利用して
いくかを考えていきたいと思っている。新市建設計画の見直しの中に公共施設の総合管理計
画の策定があり、今後10年間でどの施設を廃止する解体する改修する新設するといったこ
とを盛り込んでいく。この丸小学校についても計画の中で方向性を示していく。
●
丸山中学校と和田中学校が統合し嶺南中学校となり、旧和田中学校が嶺南中学校和田校舎
となっている。和田中学校は海抜が低く危険だからというのが統合校の場所を決める一つの
理由としてあったと思う。和田校舎を授業で使っているのか部活で使っているのか、災害や
津波等が突然発生する事が予想されるので、校舎として使用するのはどうかと思う。使用状
況がわかれば教えていただきたい。
→
部活動で若干使用している状況である。日常的な授業で使用していることはない。統合に
あたっての議論の中で和田中学校は海抜上危険なので学校として不適当な場所となったわけ
ではなく、どちらの校舎を活かそうかとなった時に和田中学校と丸山中学校では、海抜を考
えると丸山中学校の方が安全という議論の中で丸山中学校の場所に統合された。今後、和田
中学校は、違った形で有効活用を考えていきたい。
●
リバプールのサッカー教室について、市内にかかわらず色々なところから募集し指導は英
語を使って行うと聞いている。どこから子供たちは来ているか、また日本人のコーチもいる
ようだが、3か月経ってどのような状況か伺いたい。
→
館山の子供も相当いると聞いている。また丸山地区にかかわらず市内全域から子供たちが
来ている。子供たちにいきなり全て英語というのは難しいので日本人スタッフを入れて会話
のサポートをしながら指導を行っている。60~70名程度の6歳から12歳くらいの子供
の参加者がいる。
● 合併特例債の5年間の延長でどれくらいの金額が利用できるか。
→
合併特例債の発行する可能額は合併時に算定され、255億円が事業に対する充当可能額
となっている。現在約70億円が執行されている。未執行分の約180億円を27年度から
32年度までに市のまちづくりのために使っていく。
●
リバプールのサッカー教室は70名程度の参加と伺ったが、どれくらいの参加者がいれば
事業をやりくりできるのか。
→
当初は20~30人集まってくれないと滑り出しとしては良くないと思っていた。70人
程度からスタートしているので参加者という意味での事業の滑り出しは成功と思っている。
事業者は、今後100人くらいまでは増えるのではないかという見込みを持っているようだ。
● 子育て支援センターほのぼのについて、他地区にない施設であり、遠距離の方も来ている。
遠距離の方への配慮として季節ごとに白浜や富山でもイベントを開いているようだが、南房
総市の地形を考えると1つではなく、せめて内房にもう1つあったらと強く感じている。こ
れからの子育て環境を良くする点から考えるとどうだろうか。
また、一時、子育て支援センターの場所に、し尿処理施設を建設するという話があったが、
その関連と併せて伺いたい。
→
子育て支援拠点施設に関しては、2か所あるいは3か所と拠点整備ができれば理想的だと
思っているが、人件費、維持費を考えると、できるかできないかは難しいところがある。今
までも各地区に出張して子育て広場といった行事を行っていたが、新年度に向けては、その
出張回数を増やし各地域ごとに行っていき、拠点化していったときにどれだけの需要があり
そうか、必要性があるかを考えていきたいと思う。
し尿処理施設については、当初子育て支援センターの場所に建設する予定があったが、現
在は千倉に建設することで、地元への説明会も開催し、その方向に進んでいる。
② 地方創生について
企画政策課から、資料3に基づき、説明した。
● 転入者の年齢層はどうなっているか。
→
事業がスタートして改めて分析を細かくしていく予定だが、市民課窓口担当に聞いた範囲
では、家族で転入してくる方も多いようである。また、空家バンクの相談窓口でも高齢の方
もいるが若い夫婦からの相談もある状況なので、高齢者ばかりの転入ではないと感じている。
● 独居老人はどれくらいいるか。
→ 手持ち資料がないため後日回答したい。
● 空家は市内でどれくらいあるか。
→ 以前白浜地区で空家が何件あるか調べた際、約300件あった。
そこから推計すると2500件くらいであろう。
●
計画策定中であろうが、市の5年後の目標人口はどうか。
→
国はここにきて地方創生という表現を用いてきたが、市はこれまでも一所懸命取り組んで
いる。今回の地方創生が特効薬として今までと見違えるような地域づくりができるかという
とそうではなく、今まで取り組んできたことをコツコツと積み上げていくことが現実的だろ
うと考えている。地方それぞれに特色があり、それをいかに磨き上げて特徴ある地域づくり
をしていくのか、それによって魅力を感じてこの地域に定住して子供を産んでくれる方が少
しでも増えてくれる環境をどうやって作っていくのか、それしかないと思っている。人口計
画は国の方針に沿ったものを作成することになる。
平成27年度上半期で計画を作成するが、計画は役人だけで作成するのではなく、市民の
皆さんから色々とお知恵を拝借しながら一緒になって作成していくことになるので、よろし
くお願いいたい。
③ 市長との懇談会
市長から、以下の内容の説明を行った。
これまでの時間でも話したが、急に人口、子供たちを増やせるような特効薬はないし、急に地
域が活性化できるような特効薬があるわけでもない。繰り返しになるが今までやってきたことを
これからも積み上げていくことが大切だと基本的には思っている。
平井委員がおっしゃったように子育て支援のための拠点施設の充実も子育てしていく上で必要
な環境づくりと思っている。
何年か前と比べると子育て家庭には、児童手当みたいなものが1軒当たり1万円とか1万5千
円とか出ている。子供が2人いれば1軒あたり2万円から3万円の児童手当も出ているわけであ
る。そういう意味では経済的にはなかった時と比べると確実に1か月あたりの可処分所得は増え
ているが、子供の数が増えているかというと現実的には増えていない。どの程度どんなことをや
れば子供が増えるのかというと、まだ国全体としても模索中なのかと思っている
何もやらないのではなく必要と思われる対策を1つ1つ積み上げていくことが大切だと思って
いる。
合併特例債は、180億円くらい使える可能額があるが、使い道はかなり決まっている。例え
ば継続的な事業では、富山小中一貫校建設に総事業費40億円までいかない程度、丸山和田統合
小学校建設に約25億円は見ていかないといけない。また、新年度の具体的な建設事業になると
富浦幼保一帯施設の建設事業費の見込みが約9億円、富浦体育館老朽化に伴う改修工事にかかる
費用が約2億円、白浜地区のコミュニティセンター新設費用が約6億円、し尿処理施設の建設費
が約35億円、3市1町の共同事業で行うごみ焼却施設建設の南房総市の負担分が約60億円以
上かかるであろうと見込まれている。これを足していくだけでも約140億円になると思う。こ
れ以外にも公共施設の改修など、やらなければならない事業がまだまだあるという状況がある。
丸山地区のことを言うと、ほのぼのの隣にある広域消防の丸山分遣所については、和田分遣所
と丸山分遣所を統合し新たな分遣所を和田の北三原幼稚園の跡地に建設する予定でおり、新たな
分遣所には救急車を配備する予定でいる。現在この近辺だと千倉地区にしか救急車はなく、和田
丸山地区は空白地帯となっているため救急車の緊急の対応が出来ないでいる。分遣所が1か所に
なることで若干ご不便をおかけすることになるが、救急体制とすればより充足した体制がとれる
と思っている。また、消防消火機能についても、千倉分遣所と北三原に新設の分遣所で十分にカ
バーできると考えている
丸小学校と南小学校の統合も関係者の方々にご理解いただいて平成28年4月に南小学校に統
合することで決まっている。その後に和田丸山の小学校統合になるが、跡地の利用については地
域の皆さんと相談しながら決めていきたいと思っているのでまたよろしくお願いしたい。
合併11年目からは国からの交付金も段階的に減らされていく予定で、市として財政的に厳し
い方向に向かっていく。これから丸山地区で具体的に考えなければいけないのは、小学校統合後
の跡地の活用もだが、農業者トレーニングセンター、コミュニティセンターは建物が老朽化して
いるため、この扱いをどうしたら良いかも考えなければいけない。今後10年間の見通しの中で
市全体のそうした公共施設をどのような方向にするのかを考えていかなければならないので、ご
指導いただければありがたいと思っている。
また、少しでも若い人が務められる雇用の場を増やさなければならないということで、そうい
う努力も及ばずながらしている。まだ決まった話ではないが現在2社ほどの企業誘致を進めてい
る。参考までにいうと1つはIT関連企業で30~40人くらいの正社員としての雇用が見込め
る。もう1つは製造業で最終定期には100人~150人くらいの雇用が見込める。市としては
何とか実現したいと思っており、少しでも地元の方が勤められる場所を確保していくため、これ
からも努力していきたい。
●
国土調査の進みが悪いように感じる。合併特例債で予算をつければもっと早く進むように
思うがどうか。
→
国土調査に関しては、他地区の方には申し訳ないが千倉地区の七浦地区の県道から山側の
再活用を数年前から市として考えている。その再活用の為には境界調査をまずしなければな
らない。国土調査の中でその事業をやれば有利な事業費で境界確定できるので、一旦は集中
的に七浦地区に予算を持っていっている。七浦地区の見通しが立てば、他の地区にも改めて
広げていきたいと思っている。
国土調査については、南房総市は千葉県内の自治体で1番予算をかけている。
国土調査は合併特例債を使えない事業だが、国からの有利な補助金を活用できる。しかし、
市としての自己負担も伴う。今後市の財政が厳しくなっていくことを考えるとこれまでと同
じ事業規模をやり続けることができるかというと疑問である。事業規模全体を縮小し市の自
己負担分を減らしていかないと財政としてのやりくりが効かなくなるという気持ちがある。
●
基盤整備等を行ったところは良いが、それ以外は境界がわかる方が亡くなってしまい、何
もわからない土地ができている。
→
市内でも、国土調査に入って境界を確定するにも、そもそもの所有者が誰かわからない状
況の土地が広がっている。必要性からすれば一斉に調査してしまうのが良いのだが、かなり
の予算がかかるので、地道にやっていかなければならないのが実情である。
●
特例債の使える額があまり残っていない中で、新庁舎の建設は計画にあるか。
また、区長が集まると1番の悩みは区の中に若い人がいなくなって役員が出しにくくなっ
ていることである。丸山は特にそういう傾向が強く1つの理由はこれだけの人口に対して、
21区あるという問題もある。隣の区と共有でやれば良いというがなかなかそうはいかない。
住民レベルで区という意識が固い。1つの案として、例えば3つの区でで1人役員を出せば
良いというような制度を市から提案いただければ、区民の方も応じるというのがあると思う。
区だけで考えると隣の区との話し合いはなかなかうまくいかない。
→
庁舎に関しては、現在検討中であり、検討結果を平成27年度の上半期の中で説明したい
と思っている。合併特例債もかなり使い道が決まっており庁舎の建設費が捻出できるか、そ
れが将来にわたって市の財政を圧迫する要因にならないかということを含めて考えていきた
い。
区の話については、区の統合というよりは役職の統合ということだと思う。区を統合した
いという話は赴いたいくつかの区で話題に出たこともあるが、神社の行事等の区の慣習を統
一化する事が問題となっていた。今度、区長が集まる際に雑談として出してみてはいかがか。
各区の皆さんに理解いただければ方向性としてはあると思っている。
○
戦後からの米の価格の下落や農業の後継者がいないことについての話題などが委員より出
された。
●
色々とボランティアを行っている。保健推進員の活動では保険をかけていただいているが、
配食ボランティアについて、調理や自分の車での配達をしているが、その時保険がかかって
いないようだ。他の地区ではどうなっているだろうか。
→
そこまで細かい内容だとこの場では答えられないので、調べて後日回答する。
●
公民館調理室を使用しているが、ガス台の着火が悪く火力も弱い。湯沸かし器も調理台の
数に対して足りていない。公民館の改修は考えていないようだが、調理器具に対してはどう
だろうか。
→
建物全体を大規模に改修することは考えていない。事業に必要な部分的な設備については
他から持ってきて入れ替える等の工夫もあるので、どの程度老朽化しているのかの実態を調
べさせる。
●
郷づくりまるやまで128号線沿いの花壇の整備を行っており、沓見区の老人会も2回参
加させていただき、嶺南中学校の生徒と花の植栽を行ったことがある。現在、植栽の人数は
足りているか。また、植栽の苗はどうしているか。
→
人数は足りておらず、これからも老人会や中学校など色々な団体とコラボレーションし協
働で作業をお願いできるよう広げていきたいと考えている。今回の作業分の苗は中学校で仕
立てていただいた。
●
まだ花壇の区画が3分の2くらい残っていると思う。全部植えるとなると相当な労力等が
必要と思うが、丸山地区の表玄関に当たる場所なので、協力もしていくので植栽する花を工
夫しながらきれいに整備していただけたらと思う。
他に意見無く議題は終了し、閉会した。