トライアル雇用奨励金 27年4月から一部支給額が引き上げられています フリーターや1年以上安定した職に就いていない人 などを試行的に雇用したときの助成金 トライアル雇用とは、職業経験、技能、知識等により就職が困難な求職者を常用的に雇用す るに先だって、業務遂行の適性や能力などを見極めるために、試行的に短期間雇用(原則3か 月)することをいいます。このトライアル雇用を実施した事業主に対してはトライアル雇用奨励金 が支給されます。 ■対象となる事業主 ① 雇用保険の適用事業主であること ② 公共職業安定所(ハローワーク)または職業紹介事業者の紹介により、対象労働 者(*)をトライアル雇用として原則3か月間雇入れること ③ トライアル雇用を開始した日の前日から起算して6か月前の日からトライアル雇 用終了までの間において、雇用する雇用保険被保険者を事業主都合により解雇した ことがないこと ④ トライアル雇用を開始した日の前日から3年間に当該対象労働者を雇用したこと がないこと など * 「対象労働者」とは、次の(1)~(4)をすべて満たす人をいいます。 (1)ハローワーク、地方運輸局(船員となる場合)または職業紹介事業者(以下「ハローワーク・紹介 事業者等」という。)に求職申込みをしている者であること (2)常用雇用を希望している者であって、トライアル雇用制度を理解した上で、トライアル雇用による 雇入れについても希望しているものであること (3)ハローワーク・紹介事業者等の職業紹介の日(以下「紹介日」という。)において、次の①~④のい ずれにも該当しない者であること。 ① 安定した職業に就いている者 ② 自ら事業を営んでいる者または役員に就いている者であって、1週間当たりの実働時間が30 時間以上のもの ③ 学校に在籍している者(平成27 年3月31 日までの間にあっては、在籍している学校を卒業 する日の属する年度の1月1日を経過している者であって卒業後の就職内定がないものを除く。) ④ トライアル雇用期間中の者 (4)次の①~⑥のいずれかに該当する者 ① 紹介日において就労の経験のない職業に就くことを希望する者 ② 紹介日において学校を卒業した日の翌日から当該卒業した日の属する年度の翌年度以降3 年以内である者であって、卒業後安定した職業に就いていないもの ③ 紹介日前2年以内に、2回以上離職または転職を繰り返している者 ④ 紹介日前において離職している期間が1 年を超えている者 -1- ⑤ 妊娠、出産または育児を理由として離職した者であって、紹介日前において安定した職業に 就いていない期間(離職前の期間は含めない。)が1年を超えているもの ⑥ 紹介日において就職支援に当たって特別の配慮を有する次のア~クまでのいずれかに該当 する者 ア イ 生活保護受給者 母子家庭の母等 ウ 父子家庭の父 エ 日雇労働者 オ 季節労働者 カ 中国残留邦人等永住帰国者 キ ホームレス ク 住居喪失不安定就労者 ■支給額 トライアル雇用を実施する労働者1人につき、原則として月額40,000円(母子家 庭の母等又は父子家庭の父の場合は50,000円)が最大3か月間支給されます。 (トライアル雇用終了後、常用雇用に移行できなかった場合でも支給されます。) ■助成金の受給までの流れ 公共職業安定所(ハローワーク)にトライアル雇用に関する求人票を提出し ます。 求人票と同じ条件で、対象労働者のトライアル雇用を開始します。 雇用開始後2週間以内に「実施計画書」を提出します。 トライアル雇用終了後2か月以内に「結果報告書兼支給申請書」を提出しま す。 奨励金が指定の銀行口座に振り込まれます。 -2-
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