為害性についての生体外研究

Sonicare FlexCare
為害性についての生体外研究
生体外研究
口腔清掃用具の使用に起因する象牙質の摩耗につい
ての生体外評価
De Jager M, Nelson R, Schmitt P, Moore M, Putt MS, Kunzelmann KH, Nyamaa I, Garcia-Godoy F,
Garcia-Godoy C. In vitro assessment of tooth brushing wear of natural and restorative materials.
Comp Cont Educ Dent 2007; 28
目的
電動歯ブラシの使用に関連する象牙質の摩耗を、臨床状態を模倣して
Sonicare FlexCare 、Oral-B Triumph および手用歯ブラシを用いて、検討することである。
方法
3×10 mm の大きさのヒトの象牙質の試片 40 個を、暫間被覆冠とブリッジに用いる材料(レ
ジン)
に埋入した後、研磨し、滑沢な表面とした。試片は、Sonicare FlexCare では90 グラム
の、Oral-B Triumph では150 グラムの、
またはOral-B P35 Soft 手用歯ブラシでは 250
グラムの荷重で研磨された。このようなブラッシング時の荷重は、臨床使用状態を再現している。
全ての試片は、Crest Cool Mint Gel を基にした歯磨剤を用い、臨床での2 年間のブラッシン
グ時間に相当する期間研磨された。ブラッシングによって誘発された摩耗を調べるためにブラッ
シングの前後に 3D レーザー三角測定を使用して、象牙質の摩耗が測定された。
結果
Sonicare FlexCare では、手用歯ブラシ (p<0.05) および Oral-B Triumph (p<0.05) の
両者と比べ、象牙質の摩耗は著しく少なかった。手用歯ブラシと Oral-B Triumph 歯ブラシの間
には有意差は認められなかった。
結論
この生体外研究において、Sonicare FlexCare では、手用歯ブラシと回転振動型電動歯ブラシ
と比べ、象牙質の摩耗が 50%少なくなることが分かった。
象牙質の摩耗
100
Sonicare FlexCare
81
77
80
摩耗
(µm)
Manual
60
40
Oral-B Triumph
38
20
0
Sonicare FlexCare
90g
Oral-B Triumph
150g
Manual
250g
処置 (歯ブラシとブラッシングの負荷重)
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