第5回八方 塾 - 大分大学医学部

﹁
お薬手帳﹂を持つことを
勧めます。
お薬手帳は、普段使用し
ている薬や薬によるアレル
ギーの経験などを医師や薬
剤師 へ正確に伝えられるだ
けでなく、薬に関する情報
を正しく知ることで、副作
用や誤飲の防止などにもつ
ながるメリ ットがありま
す。正しく、より効果的に
薬を使 っていただくための
ポイントを紹介します。
▼産婦人科 西田欣広准
知 っておくと役に立
教授 ﹁
つ漢方薬﹂
漢方はいまだに気体め程
度で保険が適用されない、
苦くて長く飲まないと効果
がないと誤解している人が
多いようです。漢方は急性
の病気を治すため2千年前
に作られ、今もそのレシピ
を基に多少アレンジしたも
のが使われています。
こむら返りは5分、急な
0分、肩凝りは1時
動悸は1
間、単純なめまいは2時間
程度で症状が軽くなること
があります。インフルエン
ザによる発熱やノロウイル
スによる嘔吐、下痢もほぼ
半日で沈静化し、翌日には
す っかり元気になります。
第5回八方
大分大学病院は3日午後6時から、由布市の同病院で市民公開講座 ﹁
2
知 って得する正しい薬の使い方﹂。入場無料。問い合
塾﹂を開催する。テーマは ﹁
8097 o586 o5430、月曜か
わせは同大学医学部医事課患者サービス係 ︵
ら金曜の午前9時から午後5時まで︶。
大分大学病院
薬 剤 部 の龍 田
涼佑主任
大分大学病院
産 婦 人 科 の西
田欣広准教授
各講師は次のように呼び
掛けている。
▼薬剤部 龍田涼佑主任
﹁
薬の上手な使い方﹂
普段何げなく飲んでいる
薬が体の中でどのように効
いていくのか、皆さん不思
議に思 ったことはありませ
んか。薬にはいろいろな種
類があり、日から飲む薬に
は、錠剤や粉薬、シロップ
があります。皮膚や粘膜な
ど体の表面や体内に直接作
用する薬には目薬や軟 こ
う、湿布、座薬などがあり
ます。
また、薬はリスクを併せ
持ち、正しく使わなければ
副作用を引き起こすことも
あります。薬をより安全に
使うために、自分が使 って
いる薬の記録を付けておく
ポイ ン ト紹介 や漢方学 ぶ
漢方は、冷え症や食欲の
増加、月経痛、更年期症状、
いらいら、不安、不眠、国
の渇きほか、喉が詰まる、
何となく体がおかし いな
ど、いろいろな症状に効果
があり、西洋の薬では改善
しにくい症状に効果があり
ます。漢方を日常生活に上
手に取り込むことでちょっ
とした体の不調が改善され
る。
しかし、漢方を処方する
医師は少な いのが 現状 で
す。病院の検査で異常がな
く、気のせい、年のせいと
言われたことのある人や、
西洋の薬は体に合わないと
思 っている人はこの機会に
正しい漢方の使い方を学ん
.
でください。