羅針盤 区会だより 杜の先住民(美奈宜の杜に住む動物達)№8 いつのまにかセミに代わって秋の虫のシーズンになりました。夜、街内を散歩すると色々な虫の声を聞くことがで きます。他所ではもう見られなくなった虫もここには普通に生息しており、その美しい音色を楽しむことができます。 今回は、そんな鳴く虫の話です。 <スズムシ> 鳴く虫の代表のような虫ですが、自然状態では見ることが少なくなりました。いまでは人手で管理されているもの が多く、私もネットで購入して飼っています。飼育下では自然状態よりも早く鳴き始めますが、死ぬのも早いので、 今年はエサを工夫してみました。冷奴にかける鰹節を少し残しておいて与えるのです。これが効いたのか今年の はいまだによく鳴いてくれています。動物性のエサをしっかり摂ったので、共食いが減ったのがその理由でしょう。 枕元に置いて楽しんでいますが、うるさいほどです。この街にはまだ至る所に自然のスズムシがいて、夜散歩する と、草むらから涼やかな音色が届きます。飼育容器からの大合唱より、草むらからの控えめな感じの独唱のほう に風情を感じます。 <カンタン> 鳴き声が美しいことから、鳴く虫の王様と称されています。体が小さく、葉の裏側にいることが多いので、見つけ にくい虫です。東京にいる頃、毎年9月の第一土曜日に郊外の御岳山というところで、「カンタンの声を聞く会」が催 されていて、何回か参加したことがあります。当日は山の宿坊がすべて満室になるほどの盛況ぶりで、百人以上 の参加者が、暗い山中を「ルルルル…」というはかなげな音色を求めて歩き回るのです。東京ではそんな遠方まで 足を運ばないと聞くことができませんでしたが、ここではクズが密生しているところなどで、身近に聞くことができま す。心が癒される音色です。 <クツワムシ> 唱歌「虫のこえ」の二番、「♪がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫♪」の主です。金属をこすり合わせたような鳴 き声に、情緒や風情といったものは感じませんが、体も声も大きくて存在感のある虫です。都会やその近郊でも見 なくなりましたが、ここではまだ健在で、お盆のころから9月初めまで高い草むらがあるところでよく鳴いています。 特にセンターの裏側に多く生息しています。今年はグリーンクリーンの方が、いつもは刈りこんでしまう草むらを一 部残してくれました。来年もにぎやかな鳴き声を聞くことができそうです。(宇 都 宇都信 泰 記) (宇 都 信 泰 記) (宇 都 信 泰 記) ( (スズムシ・カンタン・クツワムシ:ヤフー画像より引用) 区 会 連 絡 ☆一斉清掃を実施します 例年の通り、秋季一斉清掃を実施します。 10月17日(土) 8:30~ (雨天の場合は、翌18日(日)に繰り延べます) 実施方法は、各街区ごとに地区役員からご連絡します。 ☆緊急連絡網をご確認下さい 9月26日に実施しました、自主防災会の避難誘導訓練には、6・7丁目の住民方々、自主防災会の各班員の 皆様には、多数ご参加をいただき、有り難うございました。この際に、区会から配布いたしました『緊急連絡網』が、 H27年度版への切替がお済でない方や、保管場所が分からなくなった方、今年入居されまだ配布を受けてない 方がおられることが分かりました。これらの方につきましては、再配布をいたしますので、区会地区役員にお申し 出下されば、最新版をお渡しします。 緊急連絡網に関するご注意 ①区会、自主防災会からの連絡に使用します。 ②個人情報ですので、取扱いにご注意下さい。(コピー禁止。廃棄時は細断して下さい。) 第 89号 平成 27年10月1日 美奈宜の杜区会 区会&生活環境部会 コミ協 生活環境部会 ★大型ダンプカーの通行が増加します 9月13日に朝倉市建設課の主催で『一般国道322号八丁道路整備事業説明会』が開催されました。 実際は『八丁トンネル工事に伴う土砂搬出のダンプカーの通行に関する説明会』となり、以下の点が懸念されます。 [ダンプカーの通行計画・赤線で示すルート] 1、H28年1月からH29年1月の1年間。 2、日曜日以外は、8:30~17:00の間の通行。 3、ダンプカーの通行台数は、1日で250台以上(往復で) 4、センター前の市道(田代矢野竹線)を通り、寺内ダム 東側の山の斜面(畜産団地跡地)を往復するルート。 5、搬出予定の土砂の量は、15万M3。 [懸念事項] A 振動、騒音、大気汚染(排ガス、ほこり)が発生します。 B H28年4月から、江川ダムへの道が通行止めになり、 センター前の市道が迂回路になるため、車両通行量が 日中は一日当たり2千台以上になると予想されます。 現在は、午前7時から午後7時の間で、平日1千5百台弱です。 C 沿線の建物は、振動による不具合(壁の亀裂、建具のゆがみ等)が発生する恐れがあります。 D 通行予定の道路は、もともと住宅地用に作られており、道路の損傷が予想されます。 E ダンプの通行時間帯は、多くの住民がセンターに出入りするため、交通事故防止への対策が必要になります。 以上により、できればダンプカーを通行させない場所に土砂捨場を作ってもらうか、できるだけ通行量を減らす 対策を考えてもらうように要請し、市は再度住民に向けた説明会を開く準備をしています。 (福元記) ★まちづくり構想と朝倉市創生会議 前月号でお知らせしました政府発表の、日本版CCRC構想に対し、市は《朝倉市創生会議》で美奈宜の杜の活用 を考え、西ビルや住民組織からのヒヤリング調査を始めました。 年内には福岡県に対して、CCRC構想の対象地域として方針を出す予定とのことです。美奈宜の杜は、日本で一番 古く、最大の『シニアタウン』ですから、今日までの経験や住民の将来に向けた取組『まちづくり構想の推進』等の情報 を発信できれば、CCRCの実現に役立つと考え、住民組織と西ビルは連携して、朝倉市や行政機関に対しアピールを していきます。 1、私達は、このまち『美奈宜の杜』を自ら選んで、暮らしています。 2、『安心、安全なまち』をつくり、また『終の棲家』にしたいと願っています。 3、多くの住民が、自発的にまちづくりに参加しています。 4、サークルやボランティア活動で、元気に活躍しています。 5、若い世代も増加し、未就学児から児童生徒まで41名の子供達がいます。 6、住民同士が助け合い、近隣の見守りの意識を醸成しています。 7、既に設備(インフラ)の大部分が整っています。 美奈宜の杜は、日本版CCRC構想有識者会議が公表した基本コンセプトの多くの部分を実現し、構想の理念の 実現に最も近いまちなのです。 (地区協議会) ☆ 新入居者のお知らせ ○井樋さん (セカンド) ‐編集後記‐ 最近、美奈宜の杜では新聞社や雑誌社、地方自治体等からの取材や視察が相次いでいます。その理由は、 日本版CCRC構想が発表され、『シニアタウン』として実績のあるこのまちを、参考にしようとされるからです。しかし残念な ことに、このまちが素晴らしいまちとの記事はないようです。朝倉市は、美奈宜の杜の高齢者は他所に比べると元気だと 気付いています。また多くの若い住民が暮らすようになった理由はなぜか、と聞かれます。このまちでは、シニアタウンとして 限界集落にならないように、長年に亘り住民と西ビルが協力してまちづくりを構想し、実現に向けた取組をしています。 このような住民自身の取組がある事を、もっと内外に知らせていきたいものです。 (福元記)
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