「コミュニティサロン」への支援

福島区
新たな地域交流の拠点
「コミュニティサロン」
への支援
0地域で開かれていますが、そ
では「ふれあい喫茶」が約30
ン」が注目されています。市内
また、サロン運営者が抱える
運営資金の問題や広報面、その
に「サロン懇談会」を開催。
サロン支援者の発掘育成のため
さらに、コミュニティサロン
開設の機運を高めるとともに、
れだけではありません。コミュ
他の課題を継続的に支援してい
地域のつながりづくりの拠点
と し て、
「コミュニティサロ
ニティサロンは、歩いていける
くために「サロン交流会」を定
『住み開き』を知
り、これだとピン
ときました」と、
サロン開設のきっ
かけを話す上垣内
さん。同じ悩みを
抱える人がざっく
ばらんに語り合え
年間
る場をつくりたい
と、両親が
営んできた焼きた
てパンの店『かど
やベーカリー』の
自宅倉庫をリフォ
ーム。学ぶ・作っ
て楽しむプログラ
ムなどを企画し、
第4回サロン交流会
期的に開催しています。
平成27年1月 第4回サロン交流会の様子
われました。
情報共有がおこな
を開く予定者との
告と新たにサロン
るサロンの活動報
区内で開かれてい
福・福サロンへ
の質疑応答の後、
は」と紹介。
ながっているので
り添うことにもつ
ている人の心に寄
介護の悩みを抱え
ています。また、
験者で構成され、そのことでサ
両親も全講座に参
サロン講座
加 し て い ま す。「 ボ ラ ン テ ィ ア
平成26年11月 ロンのめざす方向性が共有され
第1回~3回サロン交流会
人で、みな介護経
スタッフは
平成26年4~10月
ような身近なところで交流を育
平成 年1月8日「まち・か
ど や 本 舗( 福 ・ 福 サ ロ ン 実
第1回~3回サロン懇談会
むことができ、運営者の関心事
施)
」 に て 4 回 目 の「 サ ロ ン 交
ハウス連絡会との共催)
や課題意識などから、主体的に
また、形態としては、自宅の
一部を開放した住み開きや、集
サロン講座(全6回)
会場を持ち回りで
サロン交流会開催
合住宅の会館を活用したもの、
流会」がおこなわれました。
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10
平成24年1~3月 (大阪宅老所・グループ
テーマを設定して開設できると
福祉事業所やNPOの主催によ
態になり頭を抱えてしまいまし
これまでの主な取り組み
いった魅力があります。
るもの、同じ悩みを抱える人が
サロン発足の経緯と活動内容の
(うえがいとやすこ)さんから
はじめに、まち・かどや本舗
の事務局長である上垣内安子
集うものなどさまざまです。
サロン活動者のサポートと
新たな担い手発掘のために
紹介がありました。
た。七転八倒している時、自分
「私は両親のダブル介護を抱
え、仕事をやめざるをえない状
年 度 に「 サ ロ ン 講 座 」 を 開 催
たちが住んでいる場所を、みん
福 島 区 社 会 福 祉 協 議 会( 以
下、福島区社協)では、平成
し、その後、区内に5カ所のコ
なのためにちょ っ とだけ開く
ミュニティサロンが生まれまし
た。
平成24年6月~ 平成25年8月
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※区社協が重点事業として取り組んでいる事業を紹介しています。
2015年(平成27年)2月 4
用いて、ボランティアとの協働
によるサロンづくりを計画中で
どの特技を持つ多くの人が関
りで開くことで、サロンそれぞ
まった形はありません。サロン
成り立ち、運営方法があり、決
また、同区社協の山元智美さ
ん は、
「サロン活動には多様な
「日頃、どんなことがしんど
こ と が た く さ ん あ り ま す。
気の性質上、表に出てこない
げました。こころの病は、病
つ人が集えるサロンを立ちあ
●2年半前、精神障がいを持
(ほっこりハウス
楽しみにしています。
もたちとのふれあいをとても
さんの相談にのることや子ど
だけでなく、子育て中のお母
自身は、さまざまなイベント
催しが展開されています。私
わるようになり、さまざまな
れの個性を感じ、相乗効果が生
はもっと自由でいい。それぞれ
いのか?」など思いの丈をい
●団地で暮らす人は、近隣と
交流会に出席の
サロン主催者の声
まれています。今回の交流会に
の特色があっていいのです。社
っぱい話してもらおうと、語
の関わりに積極的でない場合
は、エコライフに関するサロン
協として、さまざまなサロンが
り合うことに特化していま
す。
を新たに開きたいというNPO
生まれることを後押ししたい」
す。参加者から「いろいろ聞
地域での居場所を
生み出していくために
からの参加もあり、さらなる広
地域でコミ
http://fukushima.kusyakyou.or.jp
トップページ→ボランティア・市民活動センター→福島区内のコミュニティサロン
人もいます。時には涙を流さ
何かしらの悩みを抱えている
の中には、話を聞いてみると
●当サロンを一人で訪れる方
西永洋子さん)
ムワークが築けています。
頼関係が深まり、良好なチー
ることで、スタッフ同士の信
きました。サロン活動を続け
化が進む中での課題がみえて
取り組みを聞くことで、高齢
うして連絡会で他のサロンの
める方も増えてきました。こ
れることもあり、自然に語り
(“うらら”サロン
合える場の必要性を感じてい
(喫茶ふれあい
小畑キミエさん)
ます。会議室でも喫茶店でも
しゃべれない“内輪の話”が
できるあったかい場になれば
いいなと考えています。
(コミュニティサロンえび庵
竹村安子さん)
●主に高齢者を対象にした曜
日と、親子を対象にした曜日
でサロンを開いています。会
を重ねるごとに、マジックな
福島区内の
コミュニティサロン
「サロン交流会の場所を持ち回
がりを感じています」と、福島
と話した。区内全
月4回
喫茶ふれあい
住民同士がお互い助け合いながら暮
らしていけるボランティア組織が運
営。
(集合住宅の会館を使ってオープン)
週1回
コミュニティサロン
えび庵
地域の井戸端として赤ちゃんからお
年寄りまでどなたでも気軽に立ち寄
っていただくサロンをめざしている。
(古民家を改装)
週2回
ュニティサロンが生まれること
村田昌子さん)
区社協の三浦宏次さん。
福・福サロン
介護体験を活かしたサロン運営をす
ることにより、地域高齢者の居場所
作りに寄与する。また、スタッフの
人材育成や交流会も企画。
(自宅を改装/まち・かどや本舗内)
もありますが、年齢を重ねて
月1回
いてもらえてよかった」など
“うらら”サロン
精神障がいを持つ人、家族に精神障
がいを持つ人々が集って歓談をする
場所。
(ななとこ庵内)
をめざし、サロンの支援に取り
区社協でも、サロン活動を支
援するだけでなく、ボランティ
月4回
り、団地内でのつながりを求
ほっこりハウス
いくうちにその意識が変わ
開催頻度
のお声をいただいており、サ
内容
ボ ラ ン テ ィ ア 有 志 に よ る、 マ ジ ッ
ク、落語、フラダンス、折り紙など
いろいろな催しを開催。
(自宅を改装)
ロンの意義を感じています。
組んでいます。
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名称
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ア・市民活動センターの拠点を
福島区内 コミュニティサロン一覧
5 大阪の社会福祉 第717号(毎月1回発行) 「大阪の社会福祉」は共同募金配分金を活用して発行しています。