CDP2015ウォーター質問書 概要と回答評価

CDP2015質問書ワークショップ
CDP2015ウォーター質問書
概要と回答評価
2015年2月10日
KPMGあずさサステナビリティ株式会社
斎藤 和彦
Agenda
1. CDP2015ウォーター質問書
2. スコアリング
© 2015 KPMG AZSA Sustainability Co., Ltd., a company established under the Japan Company Law and a member firm of the KPMG network of
independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative (“KPMG International”), a Swiss entity. All rights reserved.
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1. CDP2015ウォーター質問書
CDP2015ウォーター質問書の前年からの主な変更点
1. 質問書の構成の変更
 全社的な水使用データに関する設問が新たに設けられた。
2. 新規の設問の追加
 「W9. 水とその他の環境問題との間のトレードオフ関係の調整」が追加。
3. 指標の変更
 CEO Water MandateのCorporate Water Disclosure Guidelinesで推奨されている
指標が追加。
 全ての従業員に対して十分に機能する安全な水と衛生の設備を提供する施設の割合
 取水許可、排水許可またはその他の水及び排水に関する規制に対する違反による罰則、罰金
及び/または強制命令と関係のあった施設/操業が施設/操業全体に占める割合
 いくつかの指標が削除。
 水のリサイクル/再利用
 製品及びサービスに関する水使用原単位
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2
1. CDP2015ウォーター質問書
CDP2015ウォーター質問書の構成
2014質問書
2015質問書
現在の状況
W1. 背景
現在の状況
W1. 背景
W1. 全社的な水データ
W1. サプライヤーの報告
W1. 影響
リスク評価
W2. 手順及び要件
リスク評価
W2. 手順及び要件
影響
W3. 水リスク
影響
W3. 水リスク
W4. 水に関連する機会
W4. 水に関連する機会
水使用データ
W5. 水使用データ
施設レベルの
水データ
W5. 施設レベルの水データ
対応
W6. ガバナンス及び戦略
対応
W6. ガバナンス及び戦略
W7. コンプライアンス
W7. コンプライアンス
W8. 目標及びイニシアティブ
W8. 目標およびイニシアチブ
相関・トレード
オフ関係
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W9. 水とその他の環境問題
との間のトレードオフ関係の
調整
3
1. CDP2015ウォーター質問書
水とその他の環境問題との間のトレードオフ関係
相関関係(Linkage)の例
水を採取し、処理するためにはエネルギーが必要である。水とエネルギーとの間に相関
関係がある場合には、水使用効率を向上させることによって、多くの場合、エネルギー
効率も向上させることができる。
トレードオフ関係の例
海水の淡水化は一般的に大量のエネルギーを使用するため、水不足の問題に対処す
るために海水の淡水化を行うことは、エネルギー使用量を著しく増大させる可能性があ
る。
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1. CDP2015ウォーター質問書
「取水量」と「水消費量」:定義
水使用量に関する指標には、「取水量(Water withdrawal)」と「水消費量(Water
consumption)」とがあるが、定義がわかりにくく、CDP2014ウォーター質問書への回答で
も解釈が誤りの例が見受けられた。
取水量
水消費量
 用途を問わず、あらゆる水源(地上水、
地下水、雨水、地方自治体の水道な
ど)から報告組織のバウンダリへ取水
された総量(GRIガイドラインにおける
定義)
 使用され、元の取水源に戻されない
水の量(Ceres Aqua Gaugeにおける
定義)
 直接取水した水と仲介者が取水した
水が含まれる。
 蒸発した水、発散した水、製品、作物、
廃棄物の一部となった水、人や家畜
に消費された水、その他の方法で水
源から除去された水が含まれる。
消費してしまい、水源から除去された水の量
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1. CDP2015ウォーター質問書
「取水量」と「水消費量」:計算方法
現実的に「水消費量」をどのように計算すべきか?
蒸散
河川取水
工業用水
市水
地下水
海水
製品
廃棄物
組織
取水量
河川
下水道
海
地下浸透
水消費量= 使用され、元の取水源に戻されない水の量
= 蒸散量+製品や廃棄物に含まれる水の量+取水した水源以外への排水量
= 取水量-取水した水源への排水量
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1. CDP2015ウォーター質問書
「水不足」、「水ストレス」、「水リスク」 :定義
「水不足」、「水ストレス」、「水リスク」といった用語について共通の定義が存在しなかったが、
CEO Water Mandateによって以下のように定義が提案された。
水不足(Water scarcity)
水ストレス(Water stress)
 淡水資源の量的な豊
富さまたは量的な不
足
 淡水に対する人と生態
系の需要を満たす能力
またはその能力の不足
 水不足は、人が引き
起こすものである。す
なわち、水不足はある
地域における水資源
の量に対する人の水
消費量に左右される
のである。したがって
水が極めて少ない乾
燥地域であるが人に
よる水の消費のない
地域は水不足地域で
はなく「乾燥」地域であ
ると見なされる。
 水ストレスは、水不足と
比較してより包括的か
つ広範な概念である。
水ストレスについては、
水の利用可能性、水質、
水へのアクセス等の水
資源に関連するいくつ
かの側面について考慮
するが、水へのアクセス
は、とりわけインフラの
充足性や水の価格に左
右されることが多い。
物理的リスク
水ストレスや水不足、洪水、汚染に
より生じる場合がある。物理的リスク
は、生産に対する悪影響または物的
資産に対する損害を引き起こされる。
規制リスク
企業に対して直接または間接的な影
響を及ぼすような法律や規則の予期
されるまたは予期されない変更や不
確実性によって生じる。
評判リスク
訴訟による影響、消費者行動の変
化による製品リスク、投資家、消費
者及び現在/将来の従業員の企業
に関する意思決定に影響を及ぼす
可能性のあるリスクによって生じる
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1. CDP2015ウォーター質問書
「水不足」、「水ストレス」、「水リスク」:概念図
(出典)CEO Water Mandate, Driving Harmonization of Water-Related Terminology, 2014
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1. CDP2015ウォーター質問書
その他の分かりにくい用語
半塩水(brackish water)
 塩分濃度が比較的高い水(10,000
mg/L以上)(海水は「半塩水」に含ま
れない)
油汚濁水(produced water)
 石油及びガス貯留層内の地下に閉
じ込められた水が採掘中に地表に
出てきたものを指す。
 大抵は、リサイクルされ、関連する工
程で使用される。
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Agenda
1. CDP2015ウォーター質問書
2. スコアリング
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2. スコアリング
4つの評価レベル
CDP2015ウォーター質問書よりすべての回答企業が採点の対象となる。評価は、「企業が
ウォータースチュワードシップへ向けて進展する過程で辿る段階」を示した、4つのレベルに
よる評価となる。
レベル
考え方
リーダーシップ
ベストプラクティスを実施しているかどうか
マネジメント
リスクの軽減、リスクのある施設における水データ測定の向上、
より確実かつ包括的なリスク評価、水に関する方針の実施及び
水に関連するイシューのビジネス戦略への組入れを行っている
か
認識
事業活動への水によるインパクトのみならず事業活動が水に対
して及ぼすインパクトやそれが人々や生態系にどのような影響
を及ぼすかについて、どの程度包括的な評価を行っているか
情報開示
情報開示を行っているかどうか
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2. スコアリング
スコアの計算とレベルの決定
スコアリングは、情報開示、認識、マネジメント、リーダーシップのそれぞれで行われえる。
計算式は以下のとおり。
スコア=(獲得ポイント数/獲得可能なポイント数)×100
(1未満は四捨五入)
次のレベルに進むためには一定の基準値をクリアする必要がある。暫定的な基準値として
「50」が設定されているが、評価結果の分布に応じて基準値は調整される(相対評価)。
(CDP2014ウォーターでは基準値が「75」に引き上げられている。)
50ポイント(暫定)
50ポイント(暫定)
50ポイント(暫定)
リーダーシップ
マネジメント
認識
情報開示
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2. スコアリング
採点のイメージ(1)
W2.2 水リスク評価に関する手順の説明として最も当てはまるものを選択してください。
リスク評価の手順
対象範囲
• 包括的で全社的なリスク評価 • 直接の操業とサプライ
• 他のリスク評価プロセスとは切 チェーン
り離して水リスク評価を実施し • 直接の操業
ている。
• サプライチェーン
選択肢
• 全ての施設とサプライヤー
• 全ての施設と一部のサプライヤー
• 一部の施設と全てのサプライヤー
• 一部の施設と一部のサプライヤー
• 全ての施設
• 一部の施設
• 全てのサプライヤー
• 一部のサプライヤー
説明
[自由回答:
1500文字以内]
情報開示
それぞれの列に回答すると、各欄につき0.5ポイントが付与される(最高2点)。
認識
採点対象外
マネジメント
包括的で全社的なリスク評価:0.5ポイント、他のリスク評価プロセスとは切り離して水リス
ク評価を実施している:0.25ポイント、直接の操業とサプライチェーン:0.5ポイント、直接の
操業 or サプライチェーン:0.25ポイント、全ての施設とサプライヤー:1ポイント、全ての施
設と一部のサプライヤー:0.5ポイント、その他:0.25ポイント、説明欄への記入:1ポイント
リーダーシップ
このアプローチを採っている理由をその合理性とともに説明していれば、1ポイント。ただし、
マネジメントポイントを2ポイント以上獲得し、全ての列に回答している必要がある。
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2. スコアリング
採点のイメージ(2)
W2.2 水リスク評価に関する手順の説明として最も当てはまるものを選択してください。
リスク評価の手順
対象範囲
• 包括的で全社的なリスク評価 • 直接の操業とサプライ
• 他のリスク評価プロセスとは切 チェーン
り離して水リスク評価を実施し • 直接の操業
ている。
• サプライチェーン
選択肢
• 全ての施設とサプライヤー
• 全ての施設と一部のサプライヤー
• 一部の施設と全てのサプライヤー
• 一部の施設と一部のサプライヤー
• 全ての施設
• 一部の施設
• 全てのサプライヤー
• 一部のサプライヤー
説明
[自由回答:
1500文字以内]
獲得ポイント
獲得可能なポイント
スコア
情報開示
2
2
100
認識
-
-
-
1.75
(= 0.25 + 0.25 + 0.25 + 1)
3
58
(= 1.75 / 3 * 100)
0
0
0
マネジメント
リーダーシップ
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2. スコアリング
レベル決定までのプロセス
獲得ポイント
スコア
設問
W0.1
W0.2
W0.3
W0.4
W0計
W1.1
W1.2
W1.2a
W1.2b
設問
W0.1
W0.2
W0.3
W0.4
W0計
W1.1
W1.2
W1.2a
W1.2b
情報開示 認識 マネジメント リーダーシップ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2
-
-
-
2
0
0
0
2
1
2
-
4
2
1.5
0
W8.1a
W8.1b
2
W8計
3
W9.1
1
W9.1a
2
W9計
3
W10.1
1
80
総計
※「-」は採点対象外
-
0
-
-
0
0
22
1.5
1.5
-
-
0
1
45
レベル
0
0
-
1
1
1
11
W8.1a
W8.1b
W8計
W9.1
W9.1a
W9計
W10.1
全体
情報開示 認識 マネジメント リーダーシップ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
100
-
-
-
100
0
0
0
100
100
100
-
100
100
75
0
100
60
100
100
100
100
92
-
0
-
-
0
0
78
50
25
-
-
0
100
74
0
0
-
100
100
100
60
基準値が50ポイントの場合:リーダーシップ
基準値が75ポイントの場合:マネジメント
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2. スコアリング
配点表
W0. イントロダクション
W1. 背景
W2. 手順及び要件
W3. 水リスク
W4. 水に関連する機会
W5. 施設レベルの水データ
W6. ガバナンス及び戦略
W7. コンプライアンス
W8. 目標およびイニシアチブ
W9. 水とその他の環境問題と
の間のトレードオフ関係の調整
W10. 承認
計
情報開示
認識
マネジメント
リーダーシップ
最高点 割合 最高点 割合 最高点 割合 最高点 割合
2
2%
0
0%
0
0%
0
0%
19
22%
5
18%
7
12%
2
11%
12.6
14%
4.8
17%
12.6
21%
3.8
20%
15
17%
3
11%
6
10%
1
5%
4
5%
2
7%
2
3%
1
5%
7.4
9%
4.9
18%
12
20%
2
11%
14
16%
6
22%
14
23%
6
32%
4
5%
1
4%
0
0%
0
0%
5
6%
1
4%
6
10%
2
11%
3
3%
0
0%
0
0%
0
0%
1
87
1%
100%
0
27.7
0%
100%
1
60.6
2%
100%
1
18.8
5%
100%
 「現在の状況(全社的な水データ、サプライヤーの報告、影響)」、「(水リスク評価の)手順及び要
件」、「水リスク」、「施設レベルの水データ」、「ガバナンス及び戦略」の配点が大きい。
 レベルが進むに従い、 「ガバナンス及び戦略」や「目標およびイニシアチブ」の配点が大きくなる。
 「水リスク」に比べて「水に関連する機会」の比重は大きくない。
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2. スコアリング
留意点1:空欄があるとポイントが付与されない設問
 求められている全てのデータポイントに入力することではじめてポイントが付与される設
問では、空欄がある場合、ポイントが付与されません。回答を作成する際には、採点方
法を十分ご確認ください。
 ある指標についてその値がゼロであることが確かであれば、0を入力してください。例え
ば、W1.2aの質問で、「半塩水/海水」の取水がなければ、そこには0を入力します。
W1.2a 取水量:貴社の操業全体における報告年の取水量に関するデータを水源ごとにご回答ください。
取水源
地表水
半塩水/海水
雨水
地下水(再生可能)
地下水(再生不可能)
油汚濁水/プロセス水
市水
他の組織からの排水
総取水量
水量(百万L/年)
[数字回答]
当該取水源からの総取水量の前報告年との比較
•
大幅に減少
•
減少
•
ほぼ同じ
•
増加
•
大幅に増加
•
本報告年が評価の初年である
•
非該当
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2. スコアリング
留意点2:誤った情報や質問に適切に答えていない回答
 質問に適切に答えていない回答、選択肢での回答と矛盾する説明、明らかに誤ってい
る回答については、ポイントが付与されません。
 回答ガイダンスを参照しながら、質問の趣旨に沿った回答を行ってください。
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2. スコアリング
留意点3:リンクや他の質問の回答への参照
 採点は、特に指定がない限り、CDPのオンライン回答システム(ORS)に入力された回
答のみに基づいて行われます。回答に詳細情報が記されたウェブページへのリンクを
記入しても、リンク先のウェブページの情報については採点の対象となりませんので、
すべて回答欄を使って回答を記入してください。
 他の質問に対する回答への参照は評価の対象となりませんので、「W2.1の回答を参照
してください。」というような回答ではなく、それぞれに回答を記入してください。
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2. スコアリング
留意点4:説明の仕方
 「説明」の欄では、なるべく「どうして?」「どのように?」ということが分かるように回答し
てください。
 例えば、“This is not relevant for our business.”という回答は、どうして関連性がな
いのかわからないため、適切でありません。“As a mining company, municipal
water withdrawals are only relevant to Company ABC’s office locations.
These withdrawals are minimal compared to the direct abstraction in our
mining operations, and are not reported since they are not considered
material.”というような回答が適切です。
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2. スコアリング
留意点5:重要な除外
 「W0.4 この報告範囲(バウンダリ)の中で、情報開示において除外される地域、施設ま
たは取水/排水の種類がありますか?」の設問でYesと回答し、もしそれが「重要な除
外」であるとすれば、リーダーシップスコアの採点の対象にはなりません。
 「重要な除外」には、世界の多くの地域で操業しているにも関わらず、重要な操業(事業
所)のデータを報告に含めていない場合などが該当します。しかし、合併/買収が最近
あったばかりでまだ完全にグローバルベースのデータが把握できていないような場合は
「重要な除外」には当たりません。
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参考)水リスク評価のためのツールの使い方
 WRI AqueductやWBCSD Global Water Toolなどの水リスク評価ツールが選択肢に
設けられています(W2.5)。まだしっかりとした水リスクの評価を行っていないような場合、
こうしたツールを用いてリスク評価を行うことが有効です。
 しかし、これらのツールの精度はまだ高いとは言えず、ツールを使って評価された結果
だけに基づき水リスクを判断することは危険であると考えます。したがって、WRI
AqueductやWBCSD Global Water Toolなどのツールだけでなく、インターネットで得
られる情報や現地の工場での認識などに基づき、補足的な調査を行うことが重要であ
ると考えます。
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斎藤 和彦
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はありません。何らかの行動を取られる場合は、ここにある情報のみを根拠とせず、プロフェッショナルが特定の状況を綿密に調査した上で提案する適切なアドバイスをもとにご判断ください。
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