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栄養だより
2015 年 11月号
落ち葉が風に舞う頃となりました。朝夕の冷え込みにより、体調を崩さないよう
体調管理に十分気をつけましょう。そして、これから旬を迎える野菜や果物には
カリウムを多く含むものがあります。今回は秋の食材とカリウムについてのお話しです。
気をつけましょう!カリウムを多く含む旬の食材
柿(1/2 個約 100g)
干し柿(1 個約 50g)
いちじく(1 個約 70g)
170mg
335mg
122mg
かぼちゃ(1 食分約 60g)
くり(3 個約 40g)
270mg
165mg
さつま芋(中 1/2 本
約 100g)
果物・芋類・種実類など
カリウムが多いものは、1 日
100mg 以内にしましょう。
※カリウムはあらゆる食材に
銀杏(10 個約 30g)
210mg
含まれているので、どんな食材も
食べすぎはカリウムの過剰摂取
につながります。
※里芋や長芋などの芋類、れんこん・ごぼうなども
カリウムが多く含まれる旬の食材です。
470mg
カリウムを摂りすぎず、旬の食材をたのしみましょう!
果物は 1 日 1 種類、食べる量を守りましょう
柿(1/4 個約 50g)
85mg
梨(1/4 個約 80g)
112mg
巨峰(5 粒・約 70g)
90mg
※少量でしたら、透析中の間食として持参しても構いません。
(透析中に摂取すると、カリウムを除去できます。)
※干し柿や干しぶどうなどのドライフルーツは非常に多くのカリウムが
含まれているので、避けましょう。
鍋料理やおでんの汁にも、カリウムが含まれています
・カリウムが煮汁に溶けているので、煮汁も飲めばカリウムの摂りすぎに!
・塩分が多い(市販の鍋の素やコンビニのおでんは、特に多く含まれています)
・練り製品や大豆製品が多いおでんは、リンも多く含まれています
☆鍋料理・おでんを食べるときのポイント
①鍋料理は「水炊き」がおすすめです。ポン酢や柑橘類、香辛料を利用して塩分を
調節しましょう。
②野菜は先にお湯で茹でこぼし、カリウムを減らしましょう
③水分が多いので、透析日の間が2日空く場合は避けましょう
④食べる分だけ別皿に取り分けると、食べすぎを防ぐことができます
⑤煮汁はカリウム・水分・塩分を多く含みます。飲まないようにしましょう
⑤締めの雑炊やうどんは、煮汁に溶け出したカリウムを吸い込んでいます。
食べすぎに気をつけましょう。