5. 工事別改修方法

8. 工事別改修方法
-1 外壁改修仕様
概要(1)
亀裂の処理
「亀裂」はコンクリート下地の乾燥工程における収縮や建物の「動き」、さらには金属製
手摺の動きや寒暖による膨張収縮などの様々な要因により発生するものであり、コンクリ
ート建物にとっては不可抗力的なものがその多くを占めます。
亀裂の中でも、その幅が0.3未満以下のものは意匠的な面以外ではほとんど問題には
なりませんが、それ以上のものは、下地を貫通している可能性が高く、かつコンクリート内
部への雨水の浸入を促すことも考えられますので、確実な補修が必要になります。
補修方法について
A 亀裂の幅が0.3㎜未満のもの
■ シール工法
① ケレン除去
亀裂の発生箇所を中心にして幅20~30㎜程度の範囲の塗膜を入念
に除去し、コンクリート下地面を露出させます。
② 清掃
塗膜を除去した周囲は、ワイヤブラシなどを用いて清掃します。
③ 修復
セメント系下地調整材を練り混ぜ、亀裂部分にパテベラ・金ベラを用い
て入念に充填します。
荻野化成株式会社
B 亀裂の幅が0.3㎜以上のもの
■ エポキシ樹脂注入工法
① 注入パイプ設置
亀裂に沿って50~250㎜間隔で穴(口径5㎜、深さ15㎜程度)をあけ、
注入パイプ(または台座)を壁面に取付けます。
② シール処理
樹脂注入時の樹脂の外部への漏れを防ぐため、あらかじめ亀裂に沿
ってシール材を塗付します。
③ 樹脂注入
手動式あるいは自動式低圧ポンプ、またはシリンダー型自動低圧注入
器具でエポキシ樹脂を注入します。エポキシ樹脂は加圧により亀裂の
奥深くまで入り込み浮いたモルタルと下地との接着効果を発揮します。
④ 撤去
樹脂が硬化した後、②のシーリング材および①の注入パイプ(または
台座)をディスクサンダーなどで除去し、周囲を清掃します。
ひび割れの幅(㎜)
0.3 以下
0.3~0.5
0.5~1.0
1.0 以上
<自動式低圧ポンプ>
注入パイプの間隔(㎜)
50~100
100~200
150~250
200~300
<シリンダー型自動低圧注入>
荻野化成株式会社
C 亀裂の幅が0.3㎜以上または雨水の浸入の可能性があるもの
■ Uカット、シーリング材充填工法
① ケレン除去
亀裂に沿って現状の仕上げ塗材を幅35㎜程度の範囲で入念に除去
しコンクリート下地を露出させます。
② Uカット処理
ダイヤモンドカッター、ディスクサンダーなどで下地コンクリートの躯体
を亀裂に沿って幅・深さともに10㎜程度の範囲でU字型にカットします。
③ 清掃
Uカットした部分の周辺を高圧空気にて清掃します。
④ 充填
Uカットした部分にシーリング材を充填します。
⑤ 修復
Uカットした部分の周囲にアクリルカリオン系下地調整材をコテ・ヘラに
てしごき、下地の均一化を図ります。
荻野化成株式会社
概要(2)
「爆裂」欠損箇所の補修
前項の亀裂箇所や撥水機能の低下した塗膜の表面からコンクリート下地の内部に雨水
や炭酸ガスなどが浸入することにより、内部鉄筋を錆から保護していたコンクリートのアル
カリ成分が消失し、鉄筋に錆・腐食が発生し、さらに膨張し周囲の被りコンクリートを破壊
する現象を「爆裂」といいます。
下地コンクリートの鉄筋の腐食を放置することにより、腐食範囲は更に広がり続け、建物
の躯体自体の寿命を縮め、さらにはコンクリート塊の脱落による第三者傷害事故につなが
る可能性もありますので、確実に補修しておく必要があります。
補修方法について
A 鉄筋露出部、鉄筋の腐食が要因と考えられる「亀裂」や
「浮き」の発生箇所周辺の下地コンクリートを電動コンク
リートカッター、タガネ、ハンマー等で入念にはつり取り、
内部鉄筋の腐食部分を露出させます。
B はつり屑やコンクリートの粉などは高圧空気により清掃
します。
C 鉄部の錆をワイヤブラシ、サンドペーパー、ケレン工具を
用いて除去します。
D 錆を落とした鉄筋は、ブロアー、ウエス、ダスター刷毛な
どで清掃します。また、はつり除去部周囲のコンクリート
やモルタルのかけら、ほこりを除去、清掃します。
E 鉄筋清掃後に錆止めを塗付し防錆処理をします。
F 欠損下地部分に清掃後、エポキシ樹脂モルタルの接着
剤となる専用プライマーを刷毛で塗付します。
G はつりとったコンクリート、モルタル部分にエポキシ樹脂
モルタルを充填し補修を施します。
荻野化成株式会社
概要(3)
欠損部の処理
前述の「爆裂」や「浮き」の進行、物理的接触、さらには下地のコンクリートの経時的な
劣化(脆弱化)により下地が部分的に欠け落ちる場合があります。
補修方法について
■ モルタル充填・成形工法
① 下地の「欠損」発生部周囲のコンクリートをケレン工具にてはつり取ります。
② 下地との接着性を向上させるため、エポキシ系浸透プライマーを、はつり
取った箇所に塗付します。
③ はつり取った下地コンクリート部分にエポキシ樹脂モルタルを重ね塗りし
充填します。
<エポキシ系浸透性プライマー塗付>
<エポキシ樹脂モルタルを充填>
荻野化成株式会社
概要(4)
鉄部の下地処理
一般的な建築物には鉄骨階段や手摺、鉄扉など、各所に鉄製の部位が見られます。
これらの多くは、新築当初、SOP(合成樹脂調合ペイント)などにより仕上げられています
が、築後5年を経過したころから、錆の発生が見られるようになります。
改修の場合、塗り替えを施す前に表面に発生した錆を完全に処理しておく必要がありま
す。錆の発生により浮いた塗膜、または錆の上から塗装しても期待どおりの性能は発揮で
きません。
補修方法について
A 劣化塗膜(浮き、割れ、剥離、膨れなど)はケレン工具を用いて入念に除去しま
す。
B 部位により、ワイヤブラシ・サンドペーパーによる手ケレン、電動工具を使い分け
、錆を完全に除去します。
C 全面に軽くサンドペーパーをあて、ウエスなどでほこりや汚れを除去、清掃しま
す。付着物を残したままで塗装しますと、当然新しい塗膜の付着性能は低下し
てしまいます。
[参考] 金属部塗り替え時の素地調整の等級
素地調整
の程度
1種ケレン
2種ケレン
3種ケレン
4種ケレン
旧塗膜の状態
素地調整後の素地状態
特に腐食が著しく見 旧塗膜、腐食部分を完全に
られる状態
除去しピカピカの金属下地を
出す。
塗膜が劣化し、腐食 旧塗膜、腐食部分を除去し
が目立つ状態
鉄肌をあらわす。活膜が存在
する場合は残す。
塗膜のほとんどは
全面にケレン工具をあて劣化
活膜であり、部分的 塗膜は除去し、発錆部の錆を
な損傷や発錆が見 落として鉄肌をあらわす。
られる状態
塗膜は活膜である 粉化物及び汚れを除去し
が変色や白亜化
清浄にする。
(チョーキング)し、付着
物などが多い状態
工具及び工法
ブラスト法
ディスクサンダーなど
電動工具とワイヤ
ブラシなど手動工具
同上
ワイヤブラシやサンド
ペーパーなど手動
工具
荻野化成株式会社
概要(5)
下地調整及び下地処理(吹付タイル面)
前項までの各下地補修・調整を行い、いよいよ塗装工程にかかる前には、以下の内容で
の下地調整、下地処理が必要になります。
下地調整、下地処理方法について
A 劣化塗膜、密着不良塗膜、浮き塗膜の除去
亀裂や「浮き」発生箇所周囲のものを中心に劣化・脆弱化の見られる塗膜
は周辺を含め皮スキ、ワイヤブラシ、ケレン棒などのケレン工具により除去し
ます。また、場合によっては電動工具も用い充分な除去を施します。
劣化・脆弱化した塗膜の上から新たな塗膜を施しますと、剥離などの原因
になるので注意が必要です。
B 塗装面の粉化物、埃などの除去
高圧水洗浄機で加圧水洗(100~150Kgf/c㎡)を行い、ケレン時に発生し
たものも含め埃や粉化物を充分に洗い落とします。
尚、水洗後、塗装まで1日以上は乾燥させます。旧塗膜と新塗膜の間に
汚染物が存在しますと、当然、密着不良・剥離などの原因になります。
C 高圧水洗が不可能な箇所の埃などの除去
ホウキ、ブラシ、ウェスなどを用いて付着する埃などを除去、清掃します。
場合によっては高圧空気噴射(エアブロー)清掃を行います。
D 美観の回復処理(パターン調整)
下地補修による著しい補修跡は現状のパターン(模様)に近づけるように
修復します。下地補修、下地処理工事により発生した段差や補修跡、また
、はケレンや高圧水洗により発生した段差や欠損部はアクリルカチオン系
下地調整材をダスター刷毛等にて補修塗りし、下地面の調整を施し、既存
塗膜同塗材にてパターン復元を行います。
荻野化成株式会社
仕様(1)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ アンダーフィラー弾性エクセル+スーパーオーデフレッシュSi中塗
+スーパーオーデフレッシュSi(日本ペイント)
(仕超低汚染1液水性反応硬化形シリコン樹脂塗料なみがた模様仕上げ)
<施工部位>
外壁、廊下壁・手摺壁、階段壁・手摺壁、バルコニー壁・手摺壁(吹付塗材面)
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
下地改修工事が必要な場合は、下地調査結果にもとづいて、塗装工事前に実施する。
下地改修工事
1
活膜を残し、膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺部分を含めて入念に除去
下地調整
する。ごみ、砂塵、油分などの付着物をワイヤーブラシ、皮すき、サンドペーパー、ウエス
などで除去し、乾燥した清浄な面とする。
2
下塗
ニッペアンダーフィラー
弾性エクセル
1
0.8~1.0
上水
1~5
4時間以上
砂骨ローラー
3
中塗
スーパー
オーデフレッシュ
Si中塗
1
0.14~0.17
上水
5~10
3時間以上
ウールローラー
4
上塗
スーパー
オーデフレッシュ
Si
1
0.14~0.17
上水
5~10
-
ウールローラー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(2)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ アンダーフィラー弾性エクセル+スーパーオーデフレッシュSi中塗
+スーパーオーデフレッシュSi(日本ペイント)
(超低汚染1液水性反応硬化形シリコン樹脂塗料平滑仕上げ)
<施工部位>
廊下手摺壁天端、階段手摺壁天端、バルコニー手摺壁天端
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
下地改修工事が必要な場合は、下地調査結果にもとづいて、塗装工事前に実施する。
下地改修工事
1
活膜を残し、膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺部分を含めて入念に除去
下地調整
する。ごみ、砂塵、油分などの付着物をワイヤーブラシ、皮すき、サンドペーパー、ウエス
などで除去し、乾燥した清浄な面とする。
2
下塗
(1回目)
ニッペアンダーフィラー
弾性エクセル
1
0.4~0.8
上水
3~6
4時間以上
ウールローラー
2
下塗
(2回目)
ニッペアンダーフィラー
弾性エクセル
1
0.4~0.8
上水
3~6
4時間以上
ウールローラー
3
中塗
スーパー
オーデフレッシュ
Si中塗
1
0.14~0.17
上水
5~10
3時間以上
ウールローラー
4
上塗
スーパー
オーデフレッシュ
Si
1
0.14~0.17
上水
5~10
-
ウールローラー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(3)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ オーデコートGエコ(日本ペイント)
(室内環境配慮形水性つや有り塗料平滑仕上げ)
<施工部位>
内階段壁面・天井
工程
塗料名
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
0.10~0.16
無希釈
4時間以上
刷毛
ウールローラー
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
1
塗装方法
前述の方法による。
1
素地調整
2
下塗
3
中塗
オーデコートGエコ
1
0.12~0.14
上水
0~10
4時間以上
ウールローラー
4
上塗
オーデコートGエコ
1
0.12~0.14
上水
0~10
-
ウールローラー
水性カチオンシーラー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(4)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ グラシィガード(日本ペイント)
(陶磁器タイル目地用浸透性吸水防止材)
<施工部位>
外壁(タイル貼り面)
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
タイル面を補修したのち、高圧水洗もしくは薬剤洗浄後、水洗し充分に乾燥させて下さい。
1
素地調整
エポキシ注入材による汚れは変色する恐れがありますので溶剤などで完全に除去して下
さい。エフロレッセンスはスクレーパー後、弱酸性洗剤などで溶解し、水洗乾燥して下さい。
2
下塗
ニッペグラシィガード
1
0.06~0.10
無希釈
30分~2時間
刷毛
ローラー
スプレー
3
上塗
ニッペグラシィガード
1
0.06~0.10
無希釈
-
刷毛
ローラー
スプレー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
※ 磁器タイルの種類によっては、適用出来ない場合があります。
※ 目地が深く、ローラーなどで入りきらない場合は、目地刷毛などで塗装してください。
荻野化成株式会社
仕様(5)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ 水性ケンエース(日本ペイント)
(水性反応硬化形エマルション塗料仕上げ)
<施工部位>
廊下天井、屋外階段天井、バルコニー天井、他指定箇所(リシン面)
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
浮き膜を除去し、その周辺もケレンして下さい。粉化物、よごれ、ごみ、かびなどを除去
1
素地調整
し、清掃して下さい。
平滑面
2
上塗
(1回目)
水性ケンエース
1
0.12~0.14
粗面
上水
2~8
2時間以上
刷毛
ウールローラー
上水
2~8
-
刷毛
ウールローラー
0.16~0.20
平滑面
3
上塗
(2回目)
水性ケンエース
1
0.12~0.14
粗面
0.16~0.20
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
※ 下地の汚れが除去しきれない場合は、下塗工程(水性カチオンシーラー)を追加して
下さい。
※ 冬季及び立地、構造によって結露が発生することが予想されるような条件下では、低
臭形NADアクリル樹脂塗料「ニッペケンエースGアクトⅡ」のご使用をお薦め致します。
荻野化成株式会社
仕様(6)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
水性カチオンシーラー+水性ケンエース(日本ペイント)
(性カチオンエポキシ複合型下塗材+水性反応硬化形エマルション塗料仕上げ)
<施工部位>
廊下天井、屋外階段天井、他指定箇所(ボード面)
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
無希釈
4時間以上
ウールローラー
上水
2~8
2時間以上
刷毛
ウールローラー
上水
2~8
-
刷毛
ウールローラー
塗装方法
下地補修工事仕様による。
1
素地調整
2
下塗
水性カチオンシーラー
1
0.10~0.16
平滑面
3
上塗
(1回目)
水性ケンエース
1
0.14
粗面
0.21
平滑面
4
上塗
(2回目)
水性ケンエース
1
0.14
粗面
0.21
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(7)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ 1液ハイポンファインデクロ+ファインウレタンU100(日本ペイント)
(ターペン可溶2液形ウレタン樹脂エナメル仕上げ)
<施工部位>
給水配管、消火栓ボックス、架台、PS扉、その他一般鉄部・鉄扉類
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺を含め入念に除去する。錆は電動
1
下地改修工事 工具や、サンドペーパー・研磨布等を用いて除去し、清掃する。
1液ハイポン
ファインデクロ
1
0.13~0.15
塗料用
シンナーA
5~10
4時間以上
7日以内
刷毛
ウールローラー
上塗
(1回目)
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
2時間以上
刷毛
ウールローラー
上塗
(2回目)
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
-
刷毛
ウールローラー
2
下塗
3
4
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(8)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ ファインウレタンU100(日本ペイント)
(ターペン可溶2液形ウレタン樹脂エナメル仕上げ)
<施工部位>
竪樋
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
埃、汚れを除去した後、サンドペーパーなどで目荒らしを行う。
1
素地調整
2
上塗
(1回目)
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
2時間以上
刷毛
ウールローラー
3
上塗
(2回目)
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
-
刷毛
ウールローラー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(9)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ 防錆形ファインウレタンU100(日本ペイント)
(防錆形ターペン可溶2液形ウレタン樹脂塗料)
<施工部位>
玄関扉枠
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
劣化塗膜(フクレ、ワレ、浮き)は全面に工具をあて除去、清掃する。発錆部は錆を電動
1
素地調整
工具、手工具、サンドペーパー等で除去清掃する。
(脆弱塗膜及び発錆の顕著な部位は入念に処理する)
2
上塗
(1回目)
防錆形
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
2時間以上
刷毛
ウールローラー
3
上塗
(2回目)
防錆形
ファインウレタンU100
1
0.12~0.17
塗料用
シンナーA
5~10
-
刷毛
ウールローラー
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(10)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ 1液ハイポンファインデクロ+シルバコート(日本ペイント)
(ターペン可溶1液速乾変性エポキシさび止め塗料+アルミニウム塗料)
<施工部位>
避雷針
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺を含め入念に除去する。錆は電動
1
下地改修工事 工具や、サンドペーパー・研磨布等を用いて除去し、清掃する。
1液ハイポン
ファインデクロ
1
0.13~0.15
塗料用
シンナーA
5~10
4時間以上
7日以内
刷毛
ウールローラー
上塗
(1回目)
シルバコート
1
0.10
塗料用
シンナーA
5~10
16時間以上
刷毛
ウールローラー
上塗
(2回目)
シルバコート
1
0.10
塗料用
シンナーA
5~10
-
刷毛
ウールローラー
2
下塗
3
4
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
仕様(11)
改修塗装仕様
<仕上材工法>
ニッペ エポタールBOエコ(日本ペイント)
(環境配慮型タールエポキシ樹脂塗料)
<施工部位>
ドレン
工程
塗料名
塗
回
数
標準塗布量
(Kg/㎡/回)
希釈剤
塗り重ね
希釈率
乾燥時間
(%)
23℃
塗装方法
膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺を含め入念に除去する。錆は電動
1
下地調整
2
上塗
(1回目)
エポタールBOエコ
1
0.15
エポタールシンナー
0~5
-
刷毛
3
上塗
(2回目)
エポタールBOエコ
1
0.15
エポタールシンナー
0~5
-
刷毛
工具や、サンドペーパー・研磨布等を用いて除去し、清掃する。
※ 上記の各数値は全て標準のものです。施工方法,施工条件により各々多少の幅を
生じることがあります。
荻野化成株式会社
-2 防水改修仕様
概要
部位
A 屋上
(高層棟・低層棟)
B
C
ルーフバルコニー
(各階)
バルコニー
(各階)
ポイント
処理方法
工期短縮及び経済性を考
慮し、既存防水層の上に高 洗浄及び不具合部補修の
物性1成分形ウレタン塗膜 上、高物性ウレタン塗膜防
防水による塗り重ね工法の 水の塗り重ね工法とする。
改修を行う。
備考
ウレタン塗膜防水は、
特定化学物質無配合
タイプとする。
防水性能及び経済性を考
慮し、既存防水層の上に高 洗浄及び不具合部補修の
物性1成分形ウレタン塗膜 上、高物性ウレタン塗膜防 同上
防水による通気緩衝工法の 水の通気緩衝工法とする。
改修を行う。
工期短縮及び経済性を考
慮し、既存防水層の上に高 洗浄及び不具合部補修の
物性1成分形ウレタン塗膜 上、高物性ウレタン塗膜防
防水による塗り重ね工法の 水の塗り重ね工法とする。
改修を行う。
同上
防水性能及びメンテナンス
性を考慮し、高物性1成分 洗浄及び不具合部補修の
D エントランス屋根 形ウレタン塗膜防水による 上、高物性ウレタン塗膜防 同上
機械固定工法の改修を行 水の機械固定工法とする。
う。
E 共用廊下
側溝は狭小部位であるた
側溝巾木は高物性ウレタン
め、高物性1成分形ウレタン
塗膜防水の塗り重ね工法と 同上
塗膜防水による塗り重ね改
する。
修を行う。
F 外部階段
経済性を考慮し、既存の防
滑性ビニル床シートの部分
補修による改修を行う。
G 庇
防水機能を持たせるために 洗浄及び不具合部補修の ウレタン塗膜防水は、
1成分形ウレタン塗膜防水 上、ウレタン塗膜防水塗り重 特定化学物質無配合
による改修を行う。
ね工法とする。
タイプとする。
荻野化成株式会社
区分A
部位
屋上(高層棟・低層棟)、その他指定箇所
全面高圧洗浄、清掃します。
下 既存のウレタン防水の不具合箇所を補修します。
地
処
理
使用材料
使用量/㎡
適用
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHM-200工法 (株)ダイフレックス
平場
工
程
1) 層間プライマーE ※1
0.15 Kg
ウレタン下地用プライマー
2) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
4) ASトップ・ゼロ 高反射
0.2 Kg
アクリルシリコン系高反射トップコート
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHM-200LM工法 (株)ダイフレックス
立上り
1) 層間プライマーE ※1
0.15 Kg
ウレタン下地用プライマー
2) エバーコートZero-1H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-1H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
4) ASトップ・ゼロ 高反射
0.2 Kg
アクリルシリコン系高反射トップコート
※1 現場の状況によって異なります。
改
修
図
荻野化成株式会社
区分B
部位
ルーフバルコニー(各階)、その他指定箇所
全面高圧洗浄
下
地 目地部の充填材を撤去し、新規にシーリング材にて充填する。コンクリート下地の欠損部やモル
処 タルの浮き等の脆弱部を補修する。必要の応じて、カチオン系下地調整材を用い下地を整える。
理
既存のウレタン防水の不具合箇所を補修します。
使用材料
使用量/㎡
適用
DSカラーシリーズ ZHT-200工法 (株)ダイフレックス
1) 層間プライマーE ※1
2) 自着シート
平場
工
程
0.15 Kg
1.0 m
ウレタン下地用プライマー
自着層付通気緩衝シート
ジョイントテープTM
※1
シートのジョイント処理用テープ
DFメッシュテープ
※1
シートの端末補強用テープ
3) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
4) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
5) DSトップ・ゼロ
0.2 Kg
ウレタン系トップコート(TXフリー)
DSカラーシリーズ ZHT-200L工法 (株)ダイフレックス
立上り
1) 層間プライマーE ※1
0.15 Kg
ウレタン下地用プライマー
2) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-1H
1.3 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
4) DSトップ・ゼロ
0.2 Kg
ウレタン系トップコート(TXフリー)
※1 現場の状況によって使用量が異なります。
改
修
図
荻野化成株式会社
区分C
部位
バルコニー(各階)、その他指定箇所
全面高圧洗浄、不具合部をケレン清掃し補修します。
下 ※必要に応じて下地調整にDワン・カチオン(カチオン系ポリマーセメント下地調整材)
地
を使用します。
処
理
使用材料
使用量/㎡
適用
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHV-150工法 (株)ダイフレックス
平場
工
程
1) 層間プライマーE ※1
0.15 Kg
*メーカー仕様による
2) エバーコートZero-1H
1.0 Kg
1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-1H
1.0 Kg
1成分形ウレタン防水材
4) DSトップ・ゼロ
0.2 Kg
*メーカー仕様による
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHV-150L工法 (株)ダイフレックス
立上り
1) 層間プライマーE ※1
0.15 Kg
ウレタン下地用プライマー
2) エバーコートZero-1H 立上り用
1.0 Kg
*メーカー仕様による
3) エバーコートZero-1H 立上り用
1.0 Kg
1成分形ウレタン防水材
4) DSトップ・ゼロ
0.2 Kg
*メーカー仕様による
※1 現場の状況によって異なります。
※2 現場の状況によって異なります。(モルタル下地の場合にはDSプライマー・エコになります)
改
修
図
荻野化成株式会社
区分D
部位
エントランス屋根、その他指定箇所
全面高圧洗浄、不具合部をケレン清掃し補修します。
下 既存の露出アスファルト防水の膨れ等を炙り戻しなどで補修します。
地
※ 必要に応じて下地調整にDワン・カチオン(カチオン系ポリマーセメント下地調整材)を使用
処
理
しま す。
使用材料
使用量/㎡
適用
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHR-300工法 (株)ダイフレックス
1) DSロックシート
2) DFメッシュテープ
平場
工
程
1.05 m
※1
改質アスファルト製機械固定用シート
シート端末補強用メッシュ
2.6 個
補強固定用アンカー
0.4 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-1H
2.0 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
4) エバーコートZero-1H
1.9 Kg
高物性1成分形ウレタン防水材
5) ASトップ・ゼロ 高反射
0.2 Kg
アクリルシリコン系高反射トップコート
専用アンカー
エバーコートZero-1H 立上り用
エバーコートZero-1Hシリーズ ZHM-200LM工法 (株)ダイフレックス
立上り
1) DSプライマー・エコ
0.2 Kg
*メーカー仕様による
2) エバーコートZero-1H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-2H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
4) ASトップ・ゼロ 高反射
0.2 Kg
アクリルシリコン系高反射トップコート
※1 現場の状況によって異なります。
改
修
図
荻野化成株式会社
区分E
部位
共用廊下、その他指定箇所
全面高圧洗浄、不具合部をケレン清掃し補修します。
下
地 ※必要に応じて下地調整にDワン・カチオン(カチオン系ポリマーセメント下地調整材)を使用
処 します。
理
使用材料
使用量/㎡
適用
ダイナフロアシリーズ (株)ダイフレックス
不具合箇所の補修 ※1
平場
工
程
エバーコートZero-1H ZHSH-150工法 (株)ダイフレックス
立上り
1) 層間プライマーE ※2
0.15 Kg
*メーカー仕様による
2) エバーコートZero-1H 中粘度
2.0 Kg
1成分形ウレタン防水材高強度タイプ
3) DSトップ・エコ
0.2 Kg
*メーカー仕様による
※1 現場の状況によって部分張替えや端部処理等、異なります。
※2 現場の状況によって異なります。(モルタル下地の場合は、DSプライマー・エコになります)
改
修
図
荻野化成株式会社
区分F
部位
外部階段、その他指定箇所
全面高圧洗浄、ケレン清掃、不具合部補修します。
下
地 ※下地調整にDワン・カチオン(カチオン系ポリマーセメント下地調整材)を使用します。
処
理
使用材料
使用量/㎡
適用
ダイナフロアシリーズ (株)ダイフレックス
不具合箇所の補修 ※1
平場
工
程
エバーコートZero-1H ZHSH-150工法 (株)ダイフレックス
1) 各種プライマーE
立上り
※2
*メーカー仕様による
2) エバーコートZero-1H 中粘度
2.0 Kg
1成分形ウレタン防水材高強度タイプ
3) DSトップ・エコ
0.2 Kg
*メーカー仕様による
※1 現場の状況によって部分張替えや端部処理等、異なります。
※2 現場の状況によって異なります。(既存ウレタン塗膜防水の場合は、層間プライマーEになります)
改
修
図
荻野化成株式会社
区分G
部位
下
地
処
理
庇、その他指定箇所
全面高圧洗浄、ケレン清掃、不具合部補修します。
使用材料
使用量/㎡
適用
エバーコートZero-1H ZHM-200L工法 (株)ダイフレックス
※1
*メーカー仕様による
2) エバーコートZero-1H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
3) エバーコートZero-2H 立上り用
1.3 Kg
1成分形ウレタン防水材
4) 各種トップコート
0.2 Kg
*メーカー仕様による
1) 各種プライマーE
庇天端
工
程
※1 現場の状況によって異なります。
改
修
図
荻野化成株式会社
-3 シーリング改修仕様
<適用部位> 笠木・金属パネル・建具廻り目地等の露出される部位
工法
: 2成分形変成シリコーン系シーリング材再充てん工法
耐久性区分「9030」
: ボンドMSシール(2成分形変成シリコーン系シーリング材)
ボンドシールカラーマスター各色
ボンドシールプライマー#9
使用材料
工程
1
2
3
4
撤去
仕様材料
備考
既存シーリング材を切り取るなどの適切な方法で除去する
下地清掃・処理 目地の埃や油分等を除去し、清掃溶剤を用いて清掃を行う
バックアップ材
バックアップ材が必要な場合は、継ぎ目等がないように目地底に装填する
養生
目地周辺を汚さないように、目地に沿って養生テープを張る
0.1~0.3 Kg/㎡
5 プライマー
「ボンドシールプライマー#9(500g)」
オープンタイム30分
(20℃)
2成分形変成シリコーン系シーリング材
6 シーリング材
「ボンドMSシール(4L/セット)」
混合はシーリング材専用
混合機械で10分以上
「ボンドシールカラーマスター各色(160g)」
[注意事項]
◇ プライマーは塗りむら、塗り残しがないように充分に塗布して下さい。
◇ 薄層未硬化現象を生じることがあるので、養生テープを被着面に食い込まない
ように、かつ目地縁に沿うように注意して貼り付けてください。
荻野化成株式会社
<適用部位> タイル・建具廻り目地等の露出される部位
工法
: 2成分形ポリサルファイド系シーリング材再充てん工法
耐久性区分「9030」
: ボンドPSシール(2成分形ポリサルファイド系シーリング材)
ボンドシールカラーマスター各色
ボンドシールプライマー#9
使用材料
工程
1
2
3
4
撤去
仕様材料
備考
既存シーリング材を切り取るなどの適切な方法で除去する
下地清掃・処理 目地の埃や油分等を除去し、清掃溶剤を用いて清掃を行う
バックアップ材
バックアップ材が必要な場合は、継ぎ目等がないように目地底に装填する
養生
目地周辺を汚さないように、目地に沿って養生テープを張る
0.1~0.3 Kg/㎡
5 プライマー
「ボンドシールプライマー#9(500g)」
オープンタイム30分
(20℃)
2成分形ポリサルファイド系シーリング材
6 シーリング材
「ボンドPSシール(4L/セット)」
混合はシーリング材専用
混合機械で10分以上
「ボンドシールカラーマスター各色(160g)」
[注意事項]
◇ プライマーは塗りむら、塗り残しがないように充分に塗布して下さい。
荻野化成株式会社
<適用部位> 打継・誘発・建具廻り目地等の塗装される部位
工法
: 2成分形アクリルウレタン系シーリング材再充てん工法
耐久性区分「9030」
: ボンドAUシール(2成分形アクリルウレタン系シーリング材)
ボンドシールカラーマスター各色
ボンドシールプライマー#9
使用材料
工程
1
2
3
4
撤去
仕様材料
備考
既存シーリング材を切り取るなどの適切な方法で除去する
下地清掃・処理 目地の埃や油分等を除去し、清掃溶剤を用いて清掃を行う
バックアップ材
バックアップ材が必要な場合は、継ぎ目等がないように目地底に装填する
養生
目地周辺を汚さないように、目地に沿って養生テープを張る
0.1~0.3 Kg/㎡
5 プライマー
「ボンドシールプライマー#9(500g)」
オープンタイム30分
(20℃)
2成分形アクリルウレタン系シーリング材
6 シーリング材
「ボンドAUシール(4L/セット)」
混合はシーリング材専用
混合機械で10分以上
「ボンドシールカラーマスター各色(160g)」
[注意事項]
◇ プライマーは塗りむら、塗り残しがないように充分に塗布して下さい。
荻野化成株式会社
<適用部位> 打継・誘発・建具廻り目地等の塗装される部位
工法
: 2成分形ポリウレタン系シーリング材再充てん工法
耐久性区分「8020」
: ボンドビューシール6909(2成分形ポリウレタン系シーリング材)
混合確認用トナー
ボンドシールプライマー#9
使用材料
工程
1
2
3
4
撤去
仕様材料
備考
既存シーリング材を切り取るなどの適切な方法で除去する
下地清掃・処理 目地の埃や油分等を除去し、清掃溶剤を用いて清掃を行う
バックアップ材
バックアップ材が必要な場合は、継ぎ目等がないように目地底に装填する
養生
目地周辺を汚さないように、目地に沿って養生テープを張る
0.1~0.3 Kg/㎡
5 プライマー
「ボンドシールプライマー#9(500g)」
オープンタイム30分
(20℃)
2成分形ポリウレタン系シーリング材
6 シーリング材
「ボンドビューシール6909(6L/セット)」
混合はシーリング材専用
混合機械で10分以上
「混合確認用トナー(10g)」
[注意事項]
◇ プライマーは塗りむら、塗り残しがないように充分に塗布して下さい。
◇ 露出で使用されると、紫外線による劣化が進行してしまうため注意して下さい。
荻野化成株式会社
9. 用語集
◇ ポップアウト
コンクリート中の骨材が凍害などによって膨張しコンクリートが劣化する現象。
クラックより漏水し更に進行している。
◇ 塗膜及び左官材の浮き・剥がれ
(正常)
(軽度劣化)
(重度劣化)
モルタル
素地
塗膜
壁面や床面の各種仕上げ材の下塗りや補修用として施工されているモルタル層と素地
(コンクリート)面との境に、経年劣化や地震などの外的要因によって隙間が発生し、劣化が
進むと剥落に至る現象である。
◇ タイル面エフロレッセンス
― バルコニー床面 ―
― 壁面 ―
手摺金物
漏水
エフロレッセンス
エフロレッセンス
壁面や床面などに発生したひび割れから雨水が侵入し、そのひび割れ周辺や下層階の軒裏
に水が廻る現象で、躯体を劣化させる要因になる。さらに漏水箇所には、エフロレッセンスとい
う白い結晶が付着することがある。
◇ 磁器タイルの浮き
(正常)
(軽度劣化)
(重度劣化)
磁器タイル
素地
下地モルタル
張付けモルタル
経年劣化や外的要因(地震、気温や湿度の差による伸縮応力など)によって各層の付着力
が低下し、ひび割れや浮き、場合によってはタイルが剥落してしまう現象。
荻野化成株式会社
◇ クラック
(正常)
(軽度劣化)
(重度劣化)
コンクリート
漏水
躯体のひび割れが発生する原因として、気温や湿度の差による伸縮応力・不同沈下の歪・
コールドジョイントに沿ったひび割れなどが上げられる。
・ 不同沈下…
建造物の基礎の沈下が全体に不均一であること。
・ コールドジョイント
コンクリートを打設した面が固まって、後打ちするコンクリートと溶着しない接合
面のこと。
◇ 鉄筋露出・爆裂(躯体の剥離・欠落)現象
(正常)
(軽度劣化)
(重度劣化)
ひび割れ
素地
錆
内部鉄筋
素地コンクリートの劣化により内部に侵入した水分や空気が、内部鉄筋に錆を生じさせる。
発錆した鉄筋は体積の膨張により周囲のコンクリートを押し出し、コンクリートの爆裂・露筋
現象を引き起こす。
◇ 塗膜の膨れ
(正
(フクレ・浮き)
クラック
素地
下塗
上塗
フクレ
ひび割れや漏水など素地の劣化により、塗膜と素地の隙間に水分や空気(ガス)
が溜まり塗膜が膨らんでしまう現象。
浮き
躯体や塗膜の劣化により塗膜の付着力が低下し、壁面(素地)と塗膜の間に隙間
が生じてしまう現象。
荻野化成株式会社
◇ 鉄部の腐食
「腐食」とは、金属がその置かれた環境中の成分と反応して、化合物に変わることによって
消耗していく現象。
鉄の表面に水(水分)が接触すると、鉄は鉄イオンになって溶け出し、水は水酸化イオンとなり
水酸化鉄が生成する。これが大気中の酸素と反応して酸化鉄(赤サビ)ができる。
◇ シーリング材の劣化
(正常)
(変形・ヤセ)
(汚
(<端末>破断)
躯体
シーリング材
汚れ
経年劣化や外的要因によって、本来持つべき伸縮力の低下や破断、ブリード(にじみ)による
汚染などが発生する現象。
◇ シーリング材の可塑剤汚れ
シーリング材に含まれている可塑剤等に汚れが付着している。
また、その周辺も汚損されている。
◇ その他
変褪色・色ムラ
色相・彩度・明度の変化により、初期の塗色が失われ色褪せる
現象。原因として経年劣化のほか、コンクリートなど素地のアル
カリ成分に塗膜が侵された場合や、塗料自体の耐候性の悪さが
上げられる。
チョーキング
塗膜の表面に粉状の物質が浮き、ツヤがなくなること。塗膜を
形成している樹脂が分解され、着色成分である顔料が露出する
現象。原因として経年劣化のほか、塗料自体の耐候性の悪さが
挙げられる。
塗膜の割れ・剥離
換気口より排出される水蒸気などの影響による塗膜劣化。
荻野化成株式会社