2015.07.24 Rev.1 GBC 620OS PLUSユーザーマニュアル オペレーターの方は、本製品を操作する前に本書を良くお読みください。 ※ 外観と仕様は、改善のため予告なく変更される場合があります。 目次 ◐ 安全 安全に関する重要な注意事項 3~5 ページ 安全装置 6 ページ 警告ラベル 7~8 ページ ◐ ラミネート加工の方法 28~29 ページ ◐ メンテナンス 30 ページ ◐ トラブルシューティング 31~34 ページ ◐ 仕様 35 ページ ◐ スリーキング加工ソリューション 36 ページ スリーキング加工ソリューション 36 ページ 光沢仕上げとつや消し仕上げ 37~40 ページ ホログラム仕上げ 41~44 ページ メタリック加工 45~46 ページ 光沢加工用フォイルの仕様 47 ページ ◐ 据付 梱包物 9 ページ 主なコンポーネント 10 ページ 移動方法と据え付け方法 11~13 ページ ◐ 操作パネルの使用方法 操作パネルの説明 14~16 ページ ディスプレイの説明 17~18 ページ エラーメッセージ 19~20 ページ ラミネート加工装置 21~24 ページ 裁断装置 25 ページ フィルムロールの装填/交換方法 26 ページ その他のコンポーネント 27 ページ ◐ 主なコンポーネント 安全に関する重要な注意事項 「安全に関する注意事項」は、お客様の安全を確保し財産の損害を防ぐためのものです。すべての注意事項を良く読み、マニュアルに従い、正しく ご使用ください。 安全に関する重要な注意事項は、内容により次のように「警告」と「注意」に分けられます。 警告:このマークを無視した場合、重傷や死亡など、重大な人身事故を招く恐れがあります。 注意:このマークを無視した場合、重傷や財産の損害を招く恐れがあります。 このマークは、禁止行為(してはならない行為)を示します。禁止行為の注意を無視した場合、お客様の怪我や本装置の損傷を招く恐れがあり ます。 このマークは、必要な行為(しなければならない行為)を示します。この行為を行わなかった場合、お客様の安全は保証されません。 対策などの行為が必要な部分は、このマークで示します。 注記:このマークは、お客様の安全確保や資産の損害防止その他に関する参考情報や参照先を示します。 3 / 47 安全に関する重要な注意事項 警告 濡れた手で電源の抜き差しを行わないでください。感電の恐れがあります。 電源を過負荷状態にしないでください。火災や感電の恐れがあります。 損傷したプラグやケーブルを使用しないでください。火災や感電の恐れがあります。 電圧などが指定値と異なる電源を使用しないでください。火災や感電の恐れがあります。 電 源 プラグはコンセントにしっかり差し込んでください。火災や感電の原因となる場合があります。 お客様の安全を確保するため、必ず接地線の付いた電源プラグを使用してください。 接地線付き 故障や漏電による感電の恐れがあります。 危険:故障や漏電による感電の恐れがあります。 プラグを不適切な方法で抜いたり、ケーブルを曲げすぎないでください。 裸火の近くで材料を使用しないでください。 密封された場所で本装置を使用しないでください。 必ず電圧などが指定値に適合する電源を使用してください。電源その他の部分で発火する恐れがあります。 据 え 付 け 本装置の分解、修理、改造を行わないでください。修理が必要な場合は取り扱い店にご連絡ください。 髪の毛やネクタイやネックレスが給紙テーブルに触れないようにしてください。怪我の恐れがあります。 安全装置や安全スイッチを改造しないでください。 ラミネーターに液体をこぼさないでください。装置の損傷や感電の恐れがあります。 本装置の内外で可燃性スプレーや可燃性物質を使用しないでください。火災の恐れがあります。 子供に本装置を使用させないでください。 4 / 47 安全に関する重要な注意事項 注意 本製品を移動する場合は、電源スイッチを切り、コンセントから電源プラグを抜いてください。 電 源 ラミネーターを使用しないときは、電源スイッチを切り、コンセントから電源プラグを抜いてください。 人身事故や装置の損傷を防ぐため、本装置の運搬作業は 2 人以上で行ってください。 ギアやチェーンが他の物に当たらないように注意してください。 ローラーに手を触れないでください。火傷する恐れがあります。 装置の据え付け場所については、以下の点に注意してください。 ガスストーブ、換気装置、エアコンなど、温度や湿度が高くなる原因となるものがある場所は避けてください。 据 え 付 け ラミネーターの近くには物を置かないでください。引火する恐れがあります。 直射日光が当たる場所に本装置を据え付けないでください。 据え付け中に振動が加わったり粉塵が侵入しないようにしてください。 暗い場所や斜面には本装置を据え付けないでください。 ラミネーターの近くには物を置かないでください。引火する恐れがあります。 ラミネート加工の終了直後にフィルムや本装置に触れないでください。火傷の恐れがあります。 本装置をラミネート加工以外の目的に使用しないでください。 ラミネーターの周囲を整頓してください。 5 / 47 安全装置 非常停止スイッチ ☞ 非常停止スイッチ(E-STOP S/W) 非常時に、モーター(ローラー)の回転と装置の動作を停止します。非常時にはこのスイッチを使用してください。 ☞ 非常停止スイッチの位置 ☞ 使用方法 非常停止スイッチ 赤いボタンを押すと非常停止スイッチが作動し、システ ム全体が停止します。 押す 非常停止状態を解除するには、スイッチを右に回して ください。 6 / 47 警告ラベル 警告ラベル お客様の安全を確保するため、装置の外面には次のようなラベルが貼られています。運転中に怪我をしないよう注意してください。 ☞ローラーに注意 oller caution ☞高温に注意 Temperature ローラーや加熱プレートに手を触れないでください。火傷の恐れがあります。 加熱部分に触れないでください。 ローラーの熱や圧力により怪我をする恐れがあります。 ☞ 感電に注意 ☞裁断事故に注意 装置内部には高電圧部分があります。 裁断装置に身体が触れないように注意して 外側キャビネットを開かないでください。 ください。 感電による怪我や即死の恐れがあります。 怪我をする恐れがあります。 ☞チェーンに注意 チェーンに身体が巻き込まれないように 注意してください。 怪我をする恐れがあります。 7 / 47 警告ラベル 警告ラベル 8 / 47 梱包物 梱包物 品目 9 / 47 個数 ラミネーター 1 給紙テーブル 1 給紙テーブルガイド 2 エアーコンプレッサー 1 エアーホース 1 ガラス管ヒューズ(20mm)250V/8.0A 2 ガラス管ヒューズ(20mm)250V/12.5A 2 ガラス管ヒューズ(20mm)250V/15A 2 レンチ一式 1 ラミネートテーブル 1 ユーザーマニュアル 1 セパレーター空転ローラー 1 主なコンポーネント 主なコンポーネント フィルムシャフト ホルダー フィルムシャフト リワインダー 非常停止 スイッチ カール除去 給紙テーブル 調整ノブ フィルム張力調整ノブ リワインダー張力調整ノブ 給紙ゲート 用紙ガイド ラミネートテーブル 引っ張りローラー 圧力調整ノブ 補助紙テーブル 操作パネル バーストローラー 主エアー 電源基板 トレイ用紙ガイド トレイテーブル高さ調整足 10 / 47 移動方法と据え付け方法 開梱と据え付け ☞ 開梱方法 1. 本装置は、腐食防止のためアルミ材により真空包装された上で、木枠に梱包されています。 外部からの衝撃を避けられるよう、木枠の板はネジで固定されています。 2. 木枠を開くには、11mm のボックスレンチを使用します。 右図のように、木枠を外して真空包装を取り出し、据え付け場所に移動します。 ☞ 移動方法 ◑ 次のような場合は、移動にフォークリフトが必要です。 1. 凹凸のある地面などを移動する場合 2. 移動距離が 10m 以上の場合。 3. 移動用に包装を取り出した場合。 ◑ 次のような場合は移動にキャスターを使用します。 1. 移動先が施設の同じ場所の中で距離が 10m 未満の場合。 2. 移動には 4 人以上のスタッフが必要です。装置のコーナー部をゆっくり慎重に押して ください。 ☞ キャスターについて 同じ場所の中で(短距離だけ)移動する場合以外は使用しないでください。 キャスターにはロック装置が付いていますので、移動時はロック解除する必要があります。 ロックするには「ON(ロック) 」レバーを、ロック解除するには「OFF(ロック解除)」レバ ーを押します。 移動後は、ON レバーを押して装置を固定してください。 警告:製品は重いため、怪我や製品の損傷を防止できるよう移動作業は慎重に行ってください。 - 620OS PLUS の重量:170 ㎏(DUAL の場合 190 ㎏)、ラミネートテーブルの重量:75 ㎏ 11 / 47 移動方法と据え付け方法 据え付け ☞ 本装置の運転環境 1. 本装置は、堅固で平らな床面に据え付けてください。 2. 本装置の近くに可燃性物質や引火性物質があると火災の原因になります。 3. ラミネート加工時の熱を逃がすため、換気の良好な場所に据え付けてください。 ☞ 床配置図 * 620OS PLUS 寸法 (WxLxH) 作業スペース (WxL) 900*2350 - ラミネートテーブルを含む高さ:1340mm トレイ テーブル 800*1580*670mm ラミネーター ☞ 電源の接続 電源は AC 220~240V/12A に適合する専用のコンセントに差し込んでください。 警告:安全のため、必ず接地線の付いたコンセントを使用してください。故障や感電の恐れがあります。 警告:他の装置と同じコンセントに差し込んで共用しないでください。 コンセントの過熱による火災の恐れがあります。 . 警告:電源/電圧の仕様に従ってください。そうでないと、火災や感電の恐れがあります。 警告:電源コンセントにしっかり差し込んでください。コンセントの過熱による火災の恐れがあります。 12 / 47 接地線付き 電源プラグ 移動方法と据え付け方法 エアコンプレッサーの接続 ☞ 接続方法 ラミネーターには、バーストローラーを駆動したりラミネートローラーを加圧するための圧縮空気を供給する必要があります。 エアーホースをエアーコンプ レッサーに挿入する ラミネーターにエアーホースを 接続する 専用の電源系統に差し込む 注記:エアーコンプレッサーは、ラミネーターの外部に設置することをお勧めします。 エアーコンプレッサーがラミネートテーブル内にあると、高熱により寿命が短くなります。 注記:コンプレッサーの運転中は大量の水が発生します。 フィルターを乾燥状態に保つため、少なくとも毎日1回はこの水を除 去する必要があります。 13 / 47 操作パネルの使用方法 操作パネルの説明 A.「LCD(液晶ディスプレイ)」(表示器) ラミネーターの設定値を表示します。 電源を入れると LCD が点灯します。 各表示の内容については、 「ディスプレイの説明」の項を参照してください。 B.「マスターダイヤル」 ローラー温度(C)、用紙長さ(D)、ラミネート加工速度(E)、ジョブモード(F)、バースト位値(G)などの値 の調整用のダイヤル。 ☞ マスターダイヤルの使用方法 1. 調整すべき値に対応するボタンを押します。 2.「マスターダイヤル」を左または右に回して必要な値に設定します。 「マスターダイヤル」を右に回すと値が大きくなり、左に回すと小さくなります。 ☞ マスターダイヤルのその他の機能 1.「マスターダイヤル」を押すと現在の温度が表示されます。 2. マスターダイヤルと同時に SPEED ボタンを押すとカウンターがリセットされます。 3. マスターダイヤルと同時に STOP ボタンを 5 秒間押すと、自動モードと手動モードが切り換わります。 C.「TEMP」(ローラー温度設定ボタン) : ローラー温度の設定に使用します。温度設定範囲は「0~150"℃」です。 ☞ ミラーローラー温度の設定方法: 「TEMP」ボタンを押して「オン」にし、 「マスターダイヤル」で必要な温度に設定します。 14 / 47 操作パネルの使用方法 D.「PAPER LENGTH」(用紙の長さ設定ボタン) : 用紙の長さの設定に使用します。 設定可能範囲は、手動モード時は「203~1,219mm」です。 ☞ 用紙の長さの設定方法: 「PAPER LENGTH」ボタンを押し、マスターダイヤルで必要な長さに設定します。設定値は 5 秒後に自動的に保存されます。 注記:本装置には、 「アンダーラップ」裁断システムが搭載されています。このため、アンダーラップ部の設定値は実際の寸法よりも 3~5mm 小さくする必要があります。 E.「SPEED」(速度設定ボタン): ラミネート加工の速度の設定に使用します。速度の設定可能範囲は「1~15」です。 ☞ 速度の設定方法:「SPEED」ボタンを押し、マスターダイヤルで速度を調整します。 F.「JOB」(ジョブモード選択ボタン): よく使用するジョブの条件をメモリに保存できますので、後で条件を設定し直す必要がありません。 ジョブモードは 13 種類あります(Poly-L~User3 まで) 。 ☞ ジョブモードの選択:停止状態のときに「JOB」ボタンを押し、 「マスターダイヤル」でフィルムに適したジョブモードを選択します。 温度と用紙の長さはオペレーターが保存することもできますが、この値は 5 秒後に自動的に保存されます。 ☞「JOB」ボタンのその他の機能:JOB ボタンを 3 秒間押すと、シングルモードとデュアルモードの間で切り換えることができますが、常にシング ルモードでご使用願います。 注記:メーカー設定値に設定中 「Poly-L」モードのときに「TEMP」ボタンと「STOP」ボタンを同時に押すと、 「Factory Setting Progress Waiting(メーカー設定値に設定中)」 というメッセージが約 15 秒間、点滅表示されます。電源を入れた後は、ジョブモード時の設定値からメーカー設定値に切り換わります。 15 / 47 操作パネルの使用方法 G.「BURST POSITION」(バースト位置の設定ボタン): バーストローラーの作動位置の設定に使用します。バースト位置の設定可能範囲は、 「580~660mm」です。 ☞ バースト位置の設定方法: 「BURST POSITION」ボタンを押し、マスターダイヤルで位置を設定します。設定値は 5 秒後に自動的に保存されます。 注記:バースト位置は、材料の特性/厚み、カール除去バーの高さ、ラミネート加工の速度により異なりますので、裁断状態に応じて調整してください。基 本的には、設定可能な値の範囲は 610~620 です。 H.「REV」(ローラー逆回転ボタン): ローラーを逆方向に回転させます。 「REV」ボタンを押している間はローラーが加圧状態で逆回転します。 ボタンを放すと、逆回転が停止し、ローラーの加圧が解除されます。 注記:本装置の運転中は、この機能は無効になります。 I.「LOADING」(フィルムの装填と準備用のボタン) : 最初に装置を準備しフィルムロールを装填する際に使用します。 「LOADING」ボタンを押している間、ローラーが回転し、給紙装置が開き給紙可能な状態になります。 注記:本装置の運転中は、この機能は無効になります。 J.「BURST」(上側バーストローラーの操作ボタン) :バーストローラーを上下に移動します。 「BURST」ボタンを押すとランプが点灯し、バーストローラーが動き始めます。もう一度ボタンを押すとランプが消え、バーストローラーの動きが停止します。 注記:このボタンを使用できるのは、運転状態のときだけです。停止状態のときはボタンが無効になります。 K.「RUN」(運転ボタン):装置を運転状態にします。 「RUN」ボタンを押すと、加圧された状態でローラーが動作します。 注記:停止状態からローラーを高速回転させると、ジョブの不具合の原因になる場合があります。 L.「STOP」(停止ボタン) :装置の運転を停止します。「STOP」ボタンを押すとローラーが停止し加圧が解除されます。 M.「BURST SPEED」(下側バーストローラー高速動作ボタン): ナイロンや PET のフィルムでラミネート加工する場合に下側バーストローラーを高速動作させ、裁断品質を向上させます。 「BURST SPEED」ボタンを押すとランプが点灯し、下側バーストローラーが高速で回転します。もう一度ボタンを押すとランプが消え、ローラー は通常の速度で回転します。 16 / 47 操作パネルの使用方法 ディスプレイの説明 ジョブの状態、設定状態、装置の状態が、ディスプレイに表示されます。 ① 「M:User-3」 - ジョブモードの表示 1. ジョブモード 6. ローラー温度の状態 2. ローラー温度 7. カウンター 3. 用紙バーストタイミング 8. 給紙システム 4. 用紙長さ 9. エラーメッセージ 5. ローラー速度 さまざまな条件に応じてオペレーターが設定した値を保存する場合に使用するモードです。ジョブモードには次の 13 種類があります。 ジョブモード - MICRO:Micronex フィルムによるラミネート加工用の温度 - Poly-L:PP フィルム用の低めの温度(設定温度 100°C) (設定温度 120°C) - Poly-H:PP フィルム用の高めの温度(設定温度 120°C) - FOIL-L:箔フィルム用の低めの温度(設定温度 115°C) - Nylon:ナイロンフィルムによるラミネート加工用の温度(設定温度 115°C) - FOIL-H:箔フィルム用の高めの温度(設定温度 125°C) - PET-L:PET フィルム用の低めの温度(設定温度 100°C) - User-1:オペレーター設定モード 1 - PET_H:PET フィルム用の高めの温度(設定温度 120°C) - User-2:オペレーター設定モード 2 - FUS-L:スリーキングフィルム用の低めの温度(設定温度 125°C) - User-3:オペレーター設定モード 3 - FUS_H:スリーキングフィルム用の高めの温度(設定温度 135°C) 注記:設定値の確認と保存方法については「ジョブ」を参照してください。 ② 「TOP:115℃」 - 温度表示 ラミネート加工ローラーの設定温度と現在の温度が表示されます。設定範囲は「0~150℃」です。 ☞ 現在の温度の確認方法:「マスターダイヤル」を押している間、現在の温度が表示されます。 注記:設定については、 「操作パネルの説明」の温度に関する項を参照してください。 17 / 47 操作パネルの使用方法 ③ 「BURST:615」 - バーストタイミングの表示 バーストローラーの作動位置が表示されます。バースト位置の設定可能範囲は、 「580~660mm」です。 注記:バーストタイミングの設定については「操作パネルの説明」の項を参照してください。 ④ 「LENGTH:0635」 - 用紙の長さの表示 用紙の長さが表示されます。ラミネート加工の長さを入力してください。 設定可能範囲は、 「203~1,219mm」です。 注記:設定については「操作パネルの説明」の用紙の長さに関する項を参照してください。 ⑤「SPD:03」 - ローラー速度の表示 ローラーの加工速度が表示されます。設定可能範囲は「1~15」です。 注記:設定については「操作パネルの説明」の速度に関する項を参照してください。最初のジョブは低めの速度で開始してください。 ⑥「READY」 - ローラー温度の表示 ラミネート加工の準備ができたことを示します。 「WAIT(お待ちください)」または「READY(準備完了) 」のいずれかが表示されます。 -「W」 (お待ちください) :ラミネート加工に適する温度になっていません(温度がラミネート加工には高すぎるか低すぎる) 。 -「R」 (準備完了):ラミネート加工に適する温度になっています。ラミネート加工を開始してください。 ⑦「C:0038」 - カウンターの表示 特定の時間内のシート数を表示します。必要に応じリセットできます。 ☞ カウンターをリセットするには: 「SPEED」ボタンと「マスターダイヤル」ボタンを同時に押すか、電源を切ってから、再度電源を入れ直します。 ただし、前のデータは保存されませんので注意してください。 ⑧「MAN」 - 給紙方法の表示 給紙方法が表示されます。給紙方法には、 「MAN」(手動給紙)と「AUTO」 (自動給紙)がありますが、本機は手動給紙モードでご使用ください。 注記:給紙方法の切り換えについては、「操作パネルの説明」のマスターダイヤルに関する項を参照してください。 ⑨ エラーメッセージの表示 エラーが発生している状態で「RUN」ボタンを押すと、メッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されている状態では、装置を運転でき ません。 注記:表示内容については「エラーメッセージ」の項を参照してください。 18 / 47 エラーメッセージ エラーメッセージ ☞「EMS & COVER OPEN!!」 ローラー安全カバーが開いている場合や非常停止スイッチが押されている場合に表示されます。 非常停止スイッチは、非常時にローラーの動作とシステムを停止させます。 ローラー安全カバーは、高温のローラーに触れることによる火傷を防止します。 このため、フィルム装填時以外はカバーを閉じておいてください。 ローラーカバー カバーを閉じて非常停止スイッチを解除すると通常状態に戻ります。 非常停止スイッチ 非常停止スイッチを解除 注記:このメッセージは、RUN を押した後 3 秒間表示されます。 スイッチを「RELEASE」位置にすると装置が通常状態に戻ります。 ブラシ ☞「S-opn」 温度センサーが短絡しているかスリップリングとブラシの間の接触不 良がある場合に、このメッセージが表示されます。 このメッセージが表示された場合は、該当箇所を点検してください。 警告:該当箇所を点検する場合は、電源を「OFF」位置にしてください。 19 / 47 スリップリング エラーメッセージ ☞「Ovr-H」 ラミネート加工ローラーの温度が 170℃を超えると、このメッセージが表示されます。 ヒーターコントローラーの不具合が原因です。 メーカーにお問い合わせください。 ☞「H-Err」 ラミネート加工ローラーの温度変動が 0.5 秒で 25℃に達すると、このメッセージが表示されます。 温度センサーの不具合が原因です。 メーカーにお問い合わせください。 電源のステータス ☞「STAND BY STATUS!!」 このメッセージは、本装置がスタンバイモードになっていることを示します。 システム停止状態のときに上側ローラーの設定温度が 80℃を超えるとスタンバイ時間機能が作動。 その 2 時間後に、装置はスタンバイモードになります。 この状態になると、液晶ディスプレイの「STAND BY STATUS!!」メッセージが点滅します。 スタンバイモードを解除するには RUN ボタンを押します。 ☞「POWER OFF!!」 このメッセージは、装置が電源オフモードになっていることを示します。 スタンバイモードになってから 1 時間後に、装置は電源オフモードになります。 電源オフモード時は液晶ディスプレイの背面光が消え、通常状態に戻ると点灯します。 電源オフモードを解除するには RUN ボタンを押します。 20 / 47 主なコンポーネント ラミネート加工装置 ☞ 圧力調整装置 圧力計 ラミネート加工ローラーと引っ張りローラーの圧力は圧力調整ツマミで調整でき、ローラーの圧力は圧力計に表 示されます。 圧力を調整するには圧力調整ツマミを引きます。右に回すと圧力が大きく、左に回すと小さくなります。調整が 済んだら、調整ツマミを押し込んでその調整値に固定します。 注記:フィルムや用紙により必要な圧力が異なります。 圧力は 0.6MPa(6 ㎏/cm2)を超えないようにすることをお勧めします。 圧力調整ツマミ 21 / 47 主なコンポーネント ☞ カール除去装置 ラミネート加工後の製品にカールが付くのは自然な現象であり、ラミネーターの不具合ではありません。 カール除去装置は、片側ラミネート加工後の製品にカールが付くのを防止します。 図のようなノブを使用してカール除去レベルを調整します。 ノブを右に回すとカール除去レベルが強く、左に回すと弱くなります。 カール除去装置のノブ カール 除去装置 引っ張り ローラー ノブを左に回した場合のカールの状態 カール除去装置 カール 除去装置 引っ張り ローラー ノブを右に回した場合のカールの状態 注記:用紙の材質や厚みに応じてカール除去装置の角度を調整してください。 22 / 47 主なコンポーネント ☞ 給紙装置の圧力の調整方法 用紙の厚みや表面の状態によっては給紙装置のストッパーシャッターを調整する必要があります。 シャッターの圧力を変えると、供給される用紙が捻れたり給紙されないなど、給紙エラーの原因になる場合があります。 圧力の調整方法を次に示します。 1. カバーのボルトを外す 2. カバーを外す 3. 固定ボルトを外す 4. 圧力調整ボルトの高さを調整する 注記:圧力調整後は、ラミネート加工テストを行って適切な圧力になっているか確認してください。 ☞ 給紙ランプ 給紙装置に用紙を入れるタイミングをオペレーターに知らせます。 ランプが点灯したら給紙テーブルに用紙を置いてください。給紙装置は自動的に用紙間の間隔を確保します。 給紙状態とシャッターの高さは透明カバーで確認できます。 「ランプが点灯している」 :給紙装置が動作しており、給紙装置に入れた用紙が搬送されています。 「ランプが消えている」:給紙装置が停止しており、用紙は送り込み用の給紙テーブルにあります。 ☞ 用紙ガイド 用紙を真っ直ぐに送り込みます。用紙の幅に合わせて調整できます。 位置の調整後は固定ノブで固定してください。 正確な給紙動作を行うためには、用紙の位置合わせが重要です。 23 / 47 主なコンポーネント ☞ 用紙テーブル ラミネート加工作業を容易に行えるよう、用紙をテーブルに置くことができます。 テーブルを引き出すにはテーブルの取っ手部を引きます。 ☞ コンベアベルトの張力の調整 長期間運転するとコンベアベルトが緩む場合があります。 ベルトが緩むと給紙動作を正しく行えません。 給紙テーブルに付いている張力調整ボルトで張力を調整してください。 ボルトを右に回すと張力が大きくなり、左に回すと小さくなります (調整には本装置に付属の 5mm レンチを使用してください) 。 張力調整ボルト 注記:調整前にカバーを外す必要があります。 24 / 47 主なコンポーネント リワイン ダー 裁断装置 フィルム ☞ サイドスリッターとリワインダー フィルムロールの幅が用紙より広い場合に、フィルムの側部縁部を裁断します。 フィルムの側部縁部を裁断するには、サイドスリッターを適切な位置に調整してくだ さい。側部を裁断したフィルムはリワインダーに巻き取られます。 注記:この装置は、給紙動作に合わせて上下に移動できるように設計されています。 警告:鋭い刃で怪我をする恐れがありますので、使用時は注意してください。 ☞ パーフォレーター パーフォレーターは、ラミネート加工後の製品を容易に分離できるようにフィルム端 サイドスリッターとリワインダーでフィルムの側部縁部を裁 部にミシン目状の切り取り線を加工します。 パーフォレーターを、フィルム端部から 1~3mm の位置になるように調整してください。 フィルムにきれいな切り取り線を加工できるよう、パーフォレーターの圧力調整ボルトを調整してください。 パーフォレーターの圧力の調整 警告:最初の装填時にパーフォレーターを移動する必要がある場合は、パーフォレーターの圧力調整 ボルトを緩めてください。そうでないと、刃やローラーを損傷する恐れがあります。 ☞ 曲げホイール ラミネート加工後の製品を裁断しやすくし、裁断時にフィルムが裂けるのを防止します。 ラミネート加工後の製品が右の図のように湾曲していると良好な結果が得られます。 警告:曲げホイールの調整が不適切な場合、ラミネート加工した製品が折れる可能性があります。 25 / 47 断 主なコンポーネント フィルムロールの装填/交換方法 ☞ フィルム装填装置 1. フィルムシャフト:ラミネート加工用フィルムロールを装填します。 2. フィルムシャフトホルダー固定ピン:フィルムシャフト支持部が動くのを防止します。 3. フィルムシャフトホルダー:フィルムシャフトが動かないように固定します。 4. フィルムのコア:ラミネート加工用フィルムロールを固定します。 ※ ラミネート加工用フィルムロールの装填方法 1. フィルムシャフトホルダー固定ピンを外し、フィルムシャフトホルダーを抜きます。 2. フィルムのコアアダプターの 1 つをフィルムのコア固定ピンと共に外します。 3. フィルムロールを装填します(右図を参照) 。 4. フィルムのコアアダプターをフィルムのコアに挿入し、フィルムシャフトホルダー を閉じます。 固定ピンを取り付けます。 5. フィルムロールをシャフトの中央部に取り付け、固定ボルトを締めます。 注記:ローラーが汚れるのを防ぐため、用紙より幅が 5~10mm 狭いフィルムを使用してください。 ☞ フィルムの位置 片面ラミネート加工の条件として、用紙の幅はフィルムの幅より 5~10mm 広くなければなりません。 そうでないと、ローラーがフィルムの接着剤で汚れたり損傷する可能性があります。 下の写真のように、用紙の縁部より 3~5mm 内側にフィルムを位置決めします。 警告:フィルムの幅は用紙の幅より 5~10mm 小さくなくなければなりません。不具合やエラーの原因になります。 26 / 47 主なコンポーネント その他のコンポーネント ☞ 主電源スイッチ 電源スイッチは、本装置への電源を供給、遮断します。 電源スイッチを押して「I」位置にすると電源が入り、 「O」位置にすると電源が切れます。 電源スイッチには回路ブレーカーが組み込まれており、本装置が過負荷または過電流状態になったときに電源を遮断します。 注記:ブレーカーが続けて 3 回以上切れた場合は、メーカーにお問い合わせください。 ☞ トレイテーブル トレイテーブルはラミネート加工後の製品を容易に扱うのに役に立ちます。 用紙の幅と長さに応じて、テーブルに対するガイドの位置を調整してください。 ☞ 光沢加工用空転バーの取り付け 光沢/つや消し、ホログラム、ゴールド/シルバーフォイルなどさまざまな効果を出すための光沢加工に使用されます。 光沢加工用空転バーとフィルムの取り付け方法を次に示します。 光沢加工用ウェブ 光沢加工用空転バー 光沢加工用 リワインダー 上側 フィルム フィルムリワインダー 高温上側ローラー 1.パーフォレーターと曲げホイールを 外す 2. 光沢加工用空転バーを取り付ける 27 / 47 ラミネート加工の方法 ☞ ラミネート加工用フィルムロールの装填 ラミネート加工用フィルムの幅は用紙より 5~10mm 狭くなければなりません。 ラミネート加工用フィルムは、用紙の縁部から 5mm 内側に位置決めしてください。 1. ローラー安全カバーを外します。 2. ラミネート加工ローラーから引っ張りローラーまで用紙を渡します。 用紙は引っ張りローラーに届くよう十分な長さがなければなりません。 ジョブ用に用紙を使用する必要はありません。重要なのは長さです。 3. ラミネート加工ローラーに届くようにラミネート加工フィルムを引き出 します。ローラーで接着剤が溶けたら、フィルムに用紙を貼り付けます。 4. ジョブ用の用紙を入れます(ローラー安全カバーが取り付けられている こと)。 「LOADING」ボタンを押して給紙ゲートを開きます。 警告:ネクタイ、ネックレス、長いレースが付いた衣類などを着用しないでください。 駆動装置に巻き込まれて致命傷を負う恐れがあります。 28 / 47 ラミネート加工の方法 ☞ ラミネート加工テスト ローラー温度が設定温度に達したら、ラミネート加工テストを行って設定条件とラミネート加工の状態を確認します。 最初は 3~5m/分の速度で始め、次第に速度を上げていきます。 「RUN」ボタンを押すとローラーが加圧状態になりラミネート加工が開始されます。 ※ ラミネート加工テストでの確認事項 1. 用紙からはみ出す余白寸法:3~5mm が理想的です。 - 下に重なるように覆われる部分が十分でない場合は、操作パネルの「PAPER LENGTH」を押して用紙の長さを調整してください。 2. カール除去の状態:用紙のカールの状態を確認し、カール除去調整ノブで調整します。 - 用紙の材質や厚さに応じてカール除去装置の角度を調整します。 3. ラミネート加工の状態:さまざまな圧力、温度条件で状態を確認します。 - フィルムや用紙の状態に応じて各条件を調整する必要があります。ラミネート加工の品質(接合強度)は温度と圧力に比例し、速度に反比例しま す。 4. 裁断:バーストローラーの動作時間とパーフォレーターの状態を確認します。 ☞ ラミネート加工 ラミネート加工テストで許容可能な結果が得られたら、実際のラミネート加工用に速度を上げます。 ※ ラミネート加工における注意事項: 1. ラミネート加工を停止すると、ラミネート加工した製品に跡が残る場合があります。 2. 基本的には、用紙が厚いほど速度を下げたり温度を上げる必要があります。 3. 用紙が薄いほど、速度を上げたり温度を下げる必要があります。 4. 完全なラミネート加工を実現するには、同様な材料で先にラミネート加工を行ってみて条件を調整してから実際のラミネート加工を行います。 5. 用紙の送り込みが不適切だと皺ができる場合があります。 29 / 47 メンテナンス ローラーの清掃 ※ ローラーを定期的に清掃しないと、 - フィルムがローラーに巻き込まれる場合があります。 - ラミネート加工した製品が汚れる場合があります。 ※ ローラーの清掃 - ラミネート加工が終わってラミネート加工ローラーの温度が 80℃未満に下がってから、 「綿の」ウェスと「イソプロピルアルコール」でローラー を拭きます。 注意:ローラーの清掃には「イソプロピルアルコール」以外のものを使用しないでください。 注意:ラミネート加工後はラミネート加工ローラーの温度がきわめて高くなっており、身体が触れると火傷の恐れがあります。 本体部の清掃 ※ 本体部の清掃 - 本体部とカバーは柔らかいリネンで清掃してください。 注意:電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の恐れがあります。 注意:アセトンやベンゼンなどの可燃性化学物質を使用すると、火災の恐れがあります。 30 / 47 トラブルシューティング 給紙動作 不具合の現象 原因 対策 ラミネート加工ローラーが 1. ラミネート加工ローラーカバーの安全スイッチが開いている。 1. ラミネート加工ローラーカバーの安全スイッチを閉じる。 動作しない。 2. ラミネート加工ローラーのモーターが故障しているかタイミ さい。 ングベルトが損傷している。 給紙間隔が不規則。 2. 弊社の取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせくだ 3. ヒューズが切れた。 3. 密封ヒューズを交換する。 1. 用紙の長さの設定が不適切。 1. 操作パネルの「LENGTH」ボタンを使用して正しい用紙長さに設定する。 2. 用紙の寸法が不規則。 この機能ボタンの説明は「LENGTH」ボタンの項を参照。 2. 標準寸法の用紙を使用する。 給紙されない。 給紙アレイが異常。 1. 用紙の縁部が給紙装置に当たっている。 1. 用紙とラミネートを正しく広げる。 2. 用紙が2つのライン上でしか搬送されない。 2. 必ず、用紙が3つ以上のライン上で搬送されることを確認する。 1. 給紙テーブルに用紙が正しく装填されていない。 1. 用紙ガイドを使用する。 2. コンベアベルトの張力が不適切。 2. コンベアベルトの張力調整ボルトを使用して張力を調整する。 3. 用紙のガイドの状態不良。 運転中に突然停止した。 ラミネート加工の項の「コンベアベルトの張力調整」の説明を参照。 1. 非常停止スイッチが押された。 1. 非常停止スイッチをロック解除する。 2. 給紙の不具合のため用紙の前後の間隔が大きくなり装 置が停止した。 「その他のコンポーネント」の項の「非常停止スイッチ」の説明を参照。 2. 「LOADING」ボタンを使用して新しい用紙を送り込む。 「LOADING」ボタンの説明を参照。 31 / 47 トラブルシューティング ラミネート加工 不具合の現象 原因 対策 良好にラミネート加工できない 1. 印刷色が黒。 (シルバーリング) 2. ラミネート加工ローラーの圧力が不適切。 用紙が折れる。 2. 圧力調整ツマミを使用して圧力を上げる。ラミネート加工の「ロ ーラー圧力の調整」の説明を参照。 3. ラミネート加工温度が低い。 3. ローラー温度を上げる。ローラー回転速度を下げる。 4. ラミネート加工速度が温度に対し適切な速度より速すぎる。 4. ローラー回転速度を下げる。ローラー温度を上げる。 1. 用紙に含まれる水分が通常より多い、または印刷直後の物を使 1. 十分に乾燥した用紙を使用する。 用してラミネート加工した。 2. ゴムローラーを交換する。 2. ラミネート加工用ゴムローラーが損傷している。 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせく 3. ラミネート加工ローラーの圧力が不安定。 ださい。 4. 用紙の幅がフィルムの幅より 30mm 大きい。 3. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせく ださい。 4. 用紙の縁部がフィルムの 3~5mm 内側になるように装填する。 ラミネート加工した製品にカール 1.「カール除去」の設定が不十分。 1. ラミネート加工の項の「カール除去調整ノブ」の説明を参照。 がある。 2. 用紙が薄い。 2. 80~120g/㎡未満の薄い用紙を使用しない。 フィルムがゴムローラーに吸着す 1. フィルムがローラーに巻き込まれる場合はラミネート加工初期 1. フィルム装填時にテスト用の用紙を入れる。 る。 条件または用紙の条件が変わっている。 フィルムがローラーに巻き込まれている。 ラミネート加工した製品に皺がで 1. ラミネート加工した用紙が薄い。 きる。 2. 用紙の線に沿って皺ができる場合がある。 1. 80~120g/㎡未満の薄い用紙を使用しない。 3. 主に湿気が原因で皺ができる場合がある。 3. 十分に乾燥した用紙を使用する。 4. 温度が高い。 4. ローラー温度を下げる。 32 / 47 トラブルシューティング パーフォレーター 不具合の現象 裁断ローラーが動作しない。 原因 対策 1. 裁断ローラーのモーターの異常、または、コンベアベルトの損傷。 1. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせく ださい。 2. ヒューズが切れた。 2. 密封ヒューズを交換する。 3. コンプレッサーの故障 3. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせく ださい。 ラミネート加工した製品の裁断状態 1. パーフォレーターの刃先が鋭くない。 1. 高さ調整ボルトを使用して刃先を調整する。パーフォレーター が不良。 の項の「パーフォレーターの調整」の説明を参照。 2. 裁断ローラーの圧力が不適切。 2. 裁断ローラー高さ調整ノブを使用してローラーの高さを調整す る。 「裁断ローラー高さ調整ノブ」の説明を参照。 3. 裁断タイミングが不安定。 3. 操作パネルの「DISTANCE」ボタンを使用してタイミングを設 定し直す。 機能の調整については「DISTANCE」の説明を参照。 4.OPPフィルムを使用していないときに裁断状態が不良。 5. ナイロン、PETを使用している。 4. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせく ださい。 5. 操作パネルの「BURST SPEED」ボタンを使用して高速で裁断 ローラーを回転させる。 「BURST SPEED」の機能の説明を参照。 33 / 47 トラブルシューティング その他 不具合の現象 リワインダーを使用した場合の裁断状態 原因 対策 1. リワインダーの張力が強すぎる。 1. リワインダー張力調整ノブを左に回して が不良。 張力を下げる。 2. リワインダーの張力が弱すぎる。 2. リワインダーの張力調整ノブを右に回して 張力を上げる。 ローラーが加熱されない。 1. 温度センサーの故障。 1. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせくだ さい。 特定温度以上にならない。 2. 温度センサーとラミネート加工ローラーの連携動作 の不具合。 2. 不具合を解消する。 3. 取り扱い店またはアフターサービスセンターにお問い合わせくだ 3. ヒーターの異常。 さい。 4. 十分に冷却した後、もう一度試す。 4. サーモスタットが作動している。 それでも同じ問題が起こる場合は、取り扱い店またはアフター サービスセンターにお問い合わせください。 コンプレッサーがスムースに動作しない。 FD Not homeというエラーが出る 1. コンプレッサーまたは圧力計を確認する。 マシンが自動モードになっている マスターダイヤルと同時にSTOPボタンを5秒間押して自動モ ードから手動モードに切り換える 電源が「オン」にならない。 1. 電源スイッチが「OFF」位置になっていないか確認する。 2. ヒューズが切れた。 2. 取り付けられているヒューズを交換する。 3. PCBボックスが開いている。 3.「PCBボックス」を閉じる。 34 / 47 仕様 項目 620OS PLUS 寸法(W×L×H)(mm) 800×1580×670(1340 - ラミネートテーブルを含めた高さ) 最大ラミネート加工速度(m/分) 15 最大用紙サイズ(mm) 540×800 最小用紙サイズ(mm) 210×203 用紙の厚み(g/㎡) 120~350 ラミネート加工用フィルム OPP、PET、ナイロンフィルム(20~44μm) 定格電圧 AC 220~240V/12A 消費電力 2.8kw 立ち上げ時間 7分 加熱方式 赤外線ヒーター ローラー温度(°C) 最大150°C 温度調整 ジョグダイヤル 速度調整 ジョグダイヤル バーストモーター 直流モーター ローラー加圧方式 空気圧シリンダー フィルムのコア 77mm(3インチ)DUAL 冷却用モーター ブロワー 裁断システム パーフォレーターによるバースト断裁 ※ 外観と仕様は、改善のため予告なく変更される場合があります。 35 / 47 スリーキング加工ソリューション - 概要 スリーキング加工ソリューション スリーキング加工ソリューション(DIGITAL SLEEKING SOLUTION)は、弊社のラミネーターでページの全体や一部に光沢/つや消し/ホログラムな ど付加価値の高い効果を施すことができる画期的なソリューションです。 1. 光沢加工(光沢仕上げとつや消し仕上げ) 光沢加工用フォイル:光沢フォイル、つや消しフォイル 2. ホログラム ホログラムスリーキング加工用フィルム ①スパークルホログラム ⑤スターホログラム ②ハイパープレードホログラム ③クリスタルホログラム ④ミルキーウェイホログラム ⑥スペクトルホログラム 3. メタリックスリーキング加工用フォイル ①ゴールド ②シルバー ③メタリックブルー ④メタリックグリーン ⑤メタリックレッド 36 / 47 スリーキング加工(光沢仕上げとつや消し仕上げ) 1. 光沢/つや消しスリーキング加工 光沢フォイルとつや消しフォイルを使用すると、トナー印刷やデジタル印刷を行った面を高品質面に変えるこ とができます。 光沢フォイルとつや消しフォイルに関する条件 機種 速度 設定温度(℃) 圧力(MPa) 620 OS PLUS 3 110 0.5 (写真 1.1) (表 1.1) フォイルの装填方法 (図 1.2) 光沢加工用ウェブ 上側 フィルム フィルムリワインダー 光沢加工用 リワインダー 注記:ページの全体や一部の光沢加工やホログラム加工を行うには、スリーキング バーが必要です。 高温上側ローラー スリーキングバーの取り付け方法については、 「主なコンポーネント」の項を参照してくだ さい。 光沢加工用空転バー 37 / 47 スリーキング加工(光沢仕上げとつや消し仕上げ) 2. ページ全体の光沢/つや消しスリーキング加工ソリューション POD 印刷 フィルムとラミネーター フィルムの装填 スリーキング加工 (デジタル印刷) プリンター HP INDIGO 3500 XEROX 5252 フィルム 光沢スリーキングフォイル ラミネーター 620OS PLUS 図1.2を参照 完了 温度/速度を設定 表1.1を参照 (表.1.2)ページ全体の光沢/つや消しスリーキング加工 2. 光沢/つや消しスリーキ ングフォイルを装填 *図1.2(フォイルの装填方 法)を参照 3. 設定 - ローラー温度:110℃ - 速度:2 1. POD印刷 38 / 47 4. 給紙テーブルに用紙を 置いて「RUN」を押す 5. 表面全体が光沢 仕上げになる 光沢加工(光沢仕上げとつや消し仕上げ) 3. 印刷を伴う部分的な光沢/つや消しスリーキング加工ソリューション POD印刷 (デジタル印刷) POD印刷 (デジタル印刷) スリーキング加工 完了 オフセット印刷 プリンター HP INDIGO 3500 温度/速度を設定 表1.1を参照 XEROX 5252 (表1.3)部分的な光沢/つや消しスリーキング加工 1. 画像編集ソフトウェアでクル マの画像を切り取る(写真 1.2) 3. 背景画像 を印刷する 2. 部分画像だけを印刷 してスリーキング加工 する 39 / 47 4. 部分画像だけが スリーキング加工さ れている スリーキング加工(光沢仕上げとつや消し仕上げ) 4. ラミネート加工を伴う部分的光沢/つや消し加工ソリューション POD印刷 (デジタル印刷) ラミネート加工 POD印刷 (デジタル印刷) スリーキング加工 完了 オフセット印刷 プリンター HP INDIGO 3500 XEROX 5252 表1.1を参照 ラミネーター 620OS Plus (表1.4)画像の一部の光沢/つや消し加工 2. 背景画像のみを印刷する 5. 表1.2の手順と同様、印 刷した面をスリーキング 加工する 1. 画像編集ソフトウェアでクル マの画像を切り取る(写真1.2) 3. スリーキング加工用フォイル を使用してラミネーターでラミネ ート加工する 4. ラミネート加工した面 に部分画像を印刷する 40 / 47 6. 部分画像だけが スリーキング加工さ れている スリーキング加工(ホログラム仕上げ) 1. ホログラムスリーキング加工 ホログラムスリーキング加工用フォイルを使用すると、トナー印刷やデジタル印刷を行った面を高品質な面に変えることができます。 ホログラムスリーキング加工用フォイル ホログラムスリーキング加工用フォイルに関する条件 機種 速度 設定温度(℃) 圧力(MPa) ① スパークラーホログラム Protopic シリーズ 3 105 ② ハイパープレードホログラム 0.5 ③ クリスタルホログラム ④ ミルキーウェイホログラム (表 2.1) ⑤ スターホログラム (写真 2.1) ⑥ スペクトルホログラム ⑦ モザイクホログラム フォイルの装填方法 光沢加工用ウェブ 上側 フィルム (図 2.2) フィルムリワインダー 光沢加工用 リワインダー 注記:ページの全体や一部の光沢加工やホログラム加工を行うには、スリーキング 高温上側ローラー 加工用空転バーが必要です。 スリーキング加工用空転バーの取り付け方法については、 「主なコンポーネント」の項を参 照してください。 光沢加工用空転バー 41 / 47 スリーキング加工(ホログラム仕上げ) 2. ページ全体のホログラムスリーキング加工ソリュー ション ① ページ全体のホログラム加工 Sleeking POD印刷 (デジタル印刷) プリンター HP INDIGO 3500 XEROX 5252 フォイルを装填 フィルムとラミネーター フィルム ホログラムスリーキング加工用 フォイル ラミネーター 620OS PLUS 写真2.1を参照 スリーキング加工 完了 温度/速度を設定 表2.1を参照 (表.1.2)ページ全体のホログラムスリーキング加工 Sleeking 2. ホログラムスリーキング 加工用フォイルを装填 * 図1.2を参照 3. 設定 - ローラー温度:105℃ - 速度:2 1. POD印刷 42 / 47 4. 給紙テーブルに用紙を 置いて「RUN」を押す 5. ページ全体がホロ グラムスリーキング 加工されている スリーキング加工(ホログラム仕上げ) 2. 部分的なホログラムスリーキング加工ソリューション POD印刷 (デジタル印刷) SOLUTION POD印刷 スリーキング加工 完了 オフセット印刷 プリンター HP INDIGO 3500 XEROX 5252 温度/速度を設定 表2.1を参照 (表.2.3)部分的なホログラムスリーキング加工 1. 画像編集ソフトウェアでオウ ムの画像を切り取る(写真 2.1) 3. 背景画像を印刷する 2. 部分画像だけを印刷 してスリーキング加工する 43 / 47 4. 部分画像だけがホロ グラムスリーキング加工 されている スリーキング加工(ホログラム仕上げ) 3. ラミネート加工を伴う部分的なホログラムスリーキング加工ソリューション SOLUTION POD印刷 (デジタル印刷) POD印刷 (デジタル印刷) ラミネート加工 スリーキング 加工 完了 オフセット印刷 プリンター ラミネーター 620OS PLUS 表2.1を参照 HP INDIGO 3500 XEROX 5252 (表.2.4)ラミネート加工を伴う部分的なホログラムスリーキング加工 5. 表2.2の手順と同様、印 刷した面をスリーキング加 工する 2. 背景画像のみを印刷する 1. 画像編集ソフトウェアで オウムの画像を切り取る (写真2.1) 4. ラミネート加工した面に 部分画像を印刷する 3. スリーキング加工用フォ イルを使用してラミネーター でラミネート加工する 44 / 47 6. 部分画像だけがス リーキング加工されて いる メタリックスリーキング加工 1. 部分的なメタリックスリーキング加工 メタリックスリーキング加工用フォイルを使用すると、印刷された部分にさまざまな効果を施して強調することができます。 メタリックスリーキング加工用フォイル ① ゴールド ② シルバー メタリックスリーキング加工用フォイルに関する条件 機種 速度 設定温度(℃) 圧力(MPa) 620OS PLUS 3 110 0.5 (表 3.1) (写真 3.1) フォイルの装填方法 光沢加工用ウェブ 上側 フィルム (写真 3.2) フィルムリワインダー 光沢加工用 リワインダー 注記:ページの全体や一部の光沢加工やホログラム加工を行うには、スリーキング 加工用空転バーが必要です。 高温上側ローラー スリーキング加工用空転バーの取り付け方法については、 「主なコンポーネント」の項を参 照してください。 光沢加工用空転バー 45 / 47 スリーキングメタリック加工 2. 部分的なメタリックスリーキング加工 POD印刷 (デジタル印刷) POD印刷 (デジタル印刷) スリーキング加工 完了 オフセット印刷 プリンター 温度/速度を設定 HP INDIGO 3500 表3.1を参照 XEROX 5252 (表.3.3)部分的なゴールド/シルバーのメタリックスリーキング加工 4. 背景画像を印刷する 3. スリーキング加工用フォイル を使用してラミネーターでラミネ ート加工する 1. 画像編集ソフトウェアで部 分画像を切り取る(写真3.1) 2. 部分画像のみを印刷する 5. 部分画像だけがスリーキング加工されてい る 46 / 47 スリーキング加工用フォイルの仕様 スリーキング加工用フィルム メタリック加工用フォイル(ゴールド、シルバー) 単色フォイル 3000m 複数色フォイル 3000m ホログラム加工用フォイル 3000m スリーキング加工用フォイル 光沢 77mmコア×1000m、2000m つや消し 77mmコア×1000m、2000m デュアル 77mmコア ×1000m、2000m ホログラムスリーキング加工用フォイル - スペクトル、ミルキーウェイ、クリスタル、スター、モザイク、スパ ークラー、 ハイパープレード ホログラムスリーキング加工用フォイル - PET12 77mmコア×1000m ホログラムスリーキング加工用フォイル -PET25 77mmコア×1000m ホログラムスリーキング加工用フォイル -PET50 77mmコア×1000m ホログラムスリーキング加工用フォイル - UV20 77mmコア×1000m ホログラムスリーキング加工用フォイル -UV30 77mmコア×1000m 47 / 47
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