社団法人ハンブルクアビエーション 及び 一般社団法人中部航空宇宙産業技術センター (C-ASTEC) 及び グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会(GNIC) との覚書 (仮訳) 本覚書は、社団法人ハンブルクアビエーション、一般社団法人中部航空宇宙産業技術セン ター (C-ASTEC)及びグレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会(GNIC)により、三者間で 締結されるものである。 A パートナー ハンブルクアビエーションは、民間航空機産業における世界で重要な拠点の一つであるハ ンブルク大都市圏の航空クラスターである。ここでは 4 万人以上の高い質を誇る技術者が 航空の未来のために働いている。 彼らの中核能力は、開発、製造、組立から更に航空輸送システム、メンテナンス、修理、 分解修理、そしてリサイクルに至るまで、航空機の全ライフサイクルを網羅している。そ の実績と規模は、ハンブルクを世界第 3 位の民間航空機産業の拠点にしている。 民間航空機産業の 2 大企業であるエアバスとルフトハンザテクニークは、ハンブルク空港 と並び、300 以上の中小企業、そして多岐におよぶ科学技術機関及びハンブルク市により 繋がっている。 この拠点を強化するために、企業、大学、組合、経済当局及びその他パートナーが、民間 航空機産業における世界で重要な一拠点であるハンブルク大都市圏の開発及び促進に貢献 するハンブルクアビエーションに集結している。 中部航空宇宙産業技術センター(C-ASTEC)は、産学官連携のもと、航空宇宙産業及び技 術の振興に関する事業を総合的に推進している。 中部地域は、日本最大の航空宇宙生産地であり、航空宇宙産業の育成と関連産業の高度化 を通じて日本の産業基盤の強化に資することが期待されている。 1 C-ASTEC は、中部地域に世界的な航空宇宙産業クラスター形成を実現するため、以下の事 業を通じて、集積する他産業との融合化を図り、中部地域のものづくり産業の高度な発展 に寄与している。 調査・研究事業 情報収集・提供及び普及啓発事業 技術支援事業 人材育成事業 国内外関係機関との連携及び交流事業 クラスター形成とともに他産業との融合化支援事業 グレーター·ナゴヤ·イニシアティブセンター(GNIC)は、海外と日本企業間の直接投資及 び提携を促進するために設立された、国、地方公共団体、産業界及び学界による共同組織 である。 GNIC は、新たなビジネス機会の創出並びに外部に発信された情報、高度技術、情報、ビ ジネスモデルと創造性ある地域人材及び日本国外のビジネス促進に関する取組により、世 界をリードする創造的な経済社会の実現を追求している。 B 目的 これに関連して、ハンブルクアビエーション、C-ASTEC 及び GNIC は、航空に係る革新と 発展の促進が共通目的であると確認し、3者のネットワーク間で協力活動を展開すること に同意する。 ハンブルクアビエーション、C-ASTEC 及び GNIC 間、加えて、クラスター会員間による相 乗効果の創出を目指し、このような協力関係により、航空ネットワーク会員が参加する連 携プロジェクトを立ち上げるものである。 本覚書の目的は、産業イノベーションを促進させる活動の発展及び推進を通じて、各地域 が掲げる目標の達成に繋がるような能力を各機関の会員内で高めるため、ハンブルクアビ エーション、C-ASTEC 及び GNI 間の調整と協力に係る基盤及び仕組みを確立することであ る。 C 活動 具体的な目標の達成のために、いくつかのプロジェクトはハンブルクアビエーション、CASTEC 及び GNIC のメンバー間協力の枠組みの中で実行することができる。見込まれる活 動領域は、以下のとおりである: 2 会合、会議、ワークショップへの共同参加 B2Bイベントの組成 サプライヤー発展の促進活動に関する情報交換 人材教育機能の構築に関するベストプラクティス交換 連携がさらに確立された後には、中心となるこれらの活動に加え、後日、他領域の活動が 記述されることがある。 特に当事者は以下の分野において、最初の活動である協力/パイロットプロジェクトを開 始することに合意する: Cluster to Cluster 国際的航空展示会(例えば、ファンボローエアショー2016、JA2016 国際航空 宇宙展、ハンブルク・エアクラフト・インテリア・エキスポ 2016、エアロマ ートナゴヤ 2017)開催時期にあわせた相互訪問 クラスター機能の強化に向け、サプライチェーン構築及び人材育成に関する 取組の情報交換 Business to Business 企業情報の交換およびクラスター構成員、周辺クラスターへの提供(C- ASTEC ネットワーク、EACP ネットワークの相互活用) 国際ビジネスイベント(例えば、Aeromart Nagoya)の広報、参加する企業の 情報交換・企業の紹介支援 D 期間 この覚書の有効期間は、署名日から、いずれかの当事者が本覚書の終了を希望する旨を他 の当事者に通知するまで、有効である。当該通知は、少なくとも 3 ヶ月前には通知される 必要がある。 E 本覚書における状況 当事者は、本覚書により、法的に制約を受ける権利、責任、義務を生じさせるものでない こと、本覚書を善良かつ誠実に実施することが期待されることを了解する。 3 この証拠として、各当事者は、正当な権限を持つ代表者により実行されるよう、3 部の正 本により、2015 年 6 月 16 日パリにおいて、本覚書を作成した。 _______________________ ハンブルクアビエーション Dr. Franz Josef Kirschfink Managing Director _______________________ C-ASTEC 青山 伸治 専務理事 _______________________ ハンブルクアビエーション Harald Gloy Member of the Board, International Affairs _______________________ GNIC 川口 文夫 会長 4
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