持続 可能な 社会、開発

環境首都コンテスト
関東地区交流会
09
東松山市
持続可能で豊かな社会をめざして
環境基本計画
どのように創り、どのように使うか
環境首都コンテスト全国ネットワーク
NPO法人 環境市民
杦本育生
資料協力
エコネットワーク津山 京のアジェンダ21フォー
ラム 安城市 北九州市 高畠町 多治見市
ニセコ町 日進市 福知山市
持続不可能な
社会、開発
地球サミットで認識された 世界共通の21世紀の課題
持続不可能とは
私たちの経済活動、生活のスタイルによって
・環境
・資源(鉱物、石油、森林)
・食糧と水
・人口
・貧困(南北格差)
・対立 民族、宗教、戦争
環境問題、持続不可能の原因はすべて
人間
ということは
人間問題と言い換えることができる
つまり
人間の行動と行動のもとになる
パラダイム
を変えることが根本解決
5
持続可能な開発
アジェンダ21
地球サミットでの合意
「アジェンダ21で提起されている諸問題及び
解決策の多くが地域的な活動に根ざしてい
るものであることから、地方公共団体の参加
及び協力が目的達成のために決定的な要
素になる」(28章)
として、国連が世界中の自治体に対して、ロー
カルアジェンダ21の策定を求めた
6
持続可能な社会を築くには、政府の政策の大転換
が必要である。ただ、
政府の政策転換は、地域から起こる
例 「公害」
◆ 四大産業公害、道路公害等に対して対応する法律が
ない中で、自治体は国に先んじて様々な規制、協定、指導
等を実体化させて行った。
◆ このような取り組みと国民の強い関心により
1970年11月に「公害国会」を開催。公害対策基本法改正案
をはじめとする公害関係14法が成立した。
◆ これらの法律によって、事業者の基準遵守の指導権限
をほぼ全面的に地方に委譲。法律以上の上乗せ規制の規
定を明確化して地方自治体の権限を強化
◆ 環境庁を設置
7
持続可能な社会を創る 日本の環境首都コンテイスト
日本のフライブルクをつくろう
日本の自治体が切磋琢磨
できる仕組みを作る。また
、他の自治体の目標にな
るような、持続可能な地域
社会モデルを、自治体、地
域住民と共に、NGOが「エ
コひいき」して創り出す。
日本が持続可能な社会に
なる、大きなきっかけにし
ていく
1992年のドイツの環境首都フライブルク
8
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
9
1 人を生かす、創る
地域の公共をより良くするリーダー、コーディネー
ターが各セクターにいること、そのような人を創出
していくこと
2 地域の将来像を描く
地域特性を生かした持続可能で豊かな地域の将
来像を多様な参画をえながら描くこと
3 戦略的に事業を組立てる
将来像を実現するための道筋が、総合計画環境
基本計画などで明確に示され、実行と評価に住
民参加の仕組みがあること
10
4 環境、経済、社会を合わせる
環境、経済、社会―の3要素を合わせた相乗効果の
得られる事業、活動を考案し優先すること
5 パートナーシップを深める
参画と対話を自治体運営の基礎にすえ、その仕組
みをつくること
6 行政を総合化する
行政組織の縦割り弊害を除去し、総合的な施策立
案と実施体制をつくること
7 率先例をつくりだす
多くの人々が実際に行動に移すために、人々に希
望と勇気を与える成果事例をつくりだすこと
11
市民委員が主体となって作成した
環境基本計画書
市民委員が主体となって作成した
環境基本計画書の例
津山市
日進市
13
生駒市
つやま環境市民委員会
14
40名公募
フィールドワーク
基本計画中間発表会
ワークショップ風景
2年間通算
141回の
会合開催!!
フィールドワーク風景
17
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
18
福知山市環境基本計画 総合ビジョン
19
安城市総合計画
めざす都市像
市民とともに育む環境首都・安城
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持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
21
計画の骨格
企画
ビジョン
プロジェクト
課題
問題
リーディング
プロジェクト
・計画の推進力とな
る活動
・パートナーシップ
で取り組む活動
・全体で10から20程
度
・詳しく記述
福知山市環境基本計画より
リーディングプロジェクト
何を記述するのか
・活動名
・主たる目的・効果
・波及効果
・取り組み主体
・対象
・活動内容・段階
・期間
・課題・問題
野洲市環境基本計画より
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
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持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
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市民の思い
◇実施段階での市民参加(参画)に
つなげたい 。
◇環境問題の多様化による実施主体
の拡大=パートナーシップへ
「生きた計画にしたい」
27
2003年5月
環境基本計画推進組織
誕
生!
29
リユースプラザ津山「くるくる」の運営
目的
リユースプラザ津山「くるくる」の運営と「く
るくる」を拠点とした環境活動を実施し、ご
み減量・リサイクル・リユースの推進を図りま
す。
事業内容
①「くるくる」の運営
②環境啓発展示、リサイクル教室などの
開催
・リサイクル小物づくり講座の開催
・ボランティアによる修理講座の開催
③商店街との連携などくるくるを基点とし
た環境ネットワークの模索
・津山楽市、津山雛物語への協賛参加
・つやま・エコ・システムへの参加 等
環境リーダー養成講座
目的
各地域、学校などで環境リーダーとして活動で
きる人を育てることを目的に、環境活動を実際
に企画・実行しながら実践力を身につけます。
活動内容
1.本年度は「生命、自然などさまざまなつなが
りと環境」をテーマに講演会を実施してゆく。
2.昨年度の受講者に企画に参加してもらい、
リーダーとしての「企画力」「実行力」を育成する。
3.料理教室では、①食材選び、②料理内容、
③調理後のゴミの行方、などをテーマに実施。
4.省エネエコクッキング(太陽光調理器を利用
しての調理)も計画。
5.水、洗剤、石鹸、重曹などをテーマとした勉
強会を計画。
6.講演会は、補助予算や受講料により講師を
決定する予定)。
夏の笑エネキャンペーン
2005 in 高畠
・7月の一ヶ月間、電気の省エネに家庭単位で取り組む
・町内7500世帯のうち1631世帯が応募 1030世帯が検針票
提出
・886世帯が削減に成功 平均13.75%削減
・第1位 71%削減 50%以上19世帯 30%以上112世帯
合計削減量 60807kwh 4人家族標準で200世帯分
130万 円分 二酸化炭素量で21.9トン削減
・豪華な副賞と実行委員会形式で参加意欲増大
・1位 省エネ冷蔵庫 2位東京ディズニーリゾートペア招待券
3位温泉ペア招待券
・前年比10%以上削減した方に抽選で 愛地球博2泊3日ペア1組
地域商品券3000円分 10名
32
こうすれば減る!
~夏の省エネ講座~
京のアジェンダ21フォーラム組織
産・公・学・市民の共同体
組織
会員数
個人 270
団体 283
環境NGO
地域団体
産業団体
企業など
合計 553
2007年 7月現在
個人・グループ
会 員
総 会
市民
事業者
学識
経験者
ワーキンググループ
代表
幹事長
幹事長代理 円卓会議
プロジェクトチーム
常任幹事会
幹 事 会
専門委員
事務局
KES認証事業部
常任幹事会 10名
幹事会
30名
行政
NGO/NPO
スタッフ
事務局 常勤
2
兼職(市)
5
非常勤
2
KES認証事業部
常勤(専従・アシスタント) 2
非常勤
2
京のアジェンダ21フォーラムの8つ
のワーキンググループ活動
• ライフスタイル
– 省エネキャンペーンタスクチーム
– コミュニティーアジェンダタスクチーム
• 企業活動 → KES認証事業部→NPO法人と
して独立
• エコツーリズム
• 環境にやさしい交通体系の創出
– 都心総合タスクチーム
横断的検討組織:
– 自転車タスクチーム
– 公共交通タスクチーム
•
•
•
•
エコミュージアム
えこまつり
食の循環
自然エネルギー
条例検討プロジェクトチーム
広報チーム
機関誌・ニュース発行,メール
ニュース,HP担当
ライフスタイルワーキンググループ
• 省エネキャンペーンタスクチーム
– 京都議定書応援団・省エネ製品グリーン
コンシューマーキャンペーンの実施
– 省エネ型冷蔵庫・エアコンへの買い換え
による温暖化防止
コミュニティアジェンダ
タスクチーム
地域の取組促進支援
協働
■省エネ製品グリーンコンシューマーキャンペーン実行委員会
構成団体(順不同
★は企画団体)
★NPO法人環境市民/★京都消費者団体連絡協議会/★NPO法人気候ネットワーク/
★(有)ひのでやエコライフ研究所/★(株)ジイケイ京都/京都市保健協議会連合会/
京都市地域女性連合会/京都府生活学校連絡協議会/京都府生活協同組合連合会/
京都商工会議所/京都府中小企業団体中央会/京都商店連盟/KES認証事業部/
京都府電機商業組合/谷山無線電機(株)/(株)コジマNEW高野店/
YAMADAテックランド京都醍醐店/ジャスコ洛南店/ニノミヤ京都本店/
マツヤデンキ洛西店/イズミヤ白梅町店/京エコロジーセンター/京都府/京都市
■キャンペーン協力店
コジマNEW高野店(左京区)/谷山無線寺町本店(下京区)/ジャスコ洛南店(南区 /
ニノミヤ京都本店(中京区)/マツヤデンキ洛西店(西京区)/イズミヤ白梅町店(北区)/
YAMADAテックランド京都醍醐店(伏見区)/ワットムセン(北区)/金星電機(上京区)/
田中電器(中京区)/電化チェリー(下京区)/新栄電器(左京区)/溝口テレビ(山科区)
フジデンキチェーン本部(南区)/フジ電業(右京区)/セオデンキ(西京区)/
マハタギ電気商会(伏見区)/美馬商会(伏見区)
37
企業活動ワーキンググループ
産業(中小企業)のエコ
•
協働しないとできない事業
KES・環境マネジメントシステム・スタンダード
中小企業における環境対応型経営の導入促進・支援
京都版環境マネジメント規格と独自の認証制度(2001年4月創設)
独自の審査員(ISO14001審査員等の資格を有する企業OB等)
京都市・企業等のグリーン調達基準に採用→ネットワーク
学校版の認証,ホテル旅館版(サービス業)の準備
全国各地でKESを採用する地域が増加
2007年にNPOとして独立
全国に14の協働機関が生まれる
2009年10月末現在 認証件数 3043件(京都1292件)
省エネラベルの普及・拡大
東京都と連携し、ラベルと基準を統
⼀して、⼋都県市で実施
全国省エネラベル協議会の設⽴
2005年度は20以上の地域で実施
東京都と京都市では、条例で義務化
された
地域からの取り組みと成果に
よって、国が制度化。
06年10月から新ラベルがスター
トしたが・・・。
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
40
環境にやさしい交通体系の創出ワー
キンググループ
交通(自動車)対策
• 歩くまち京都をめざして・都心のエコ交通プラン
– 自動車への過度の依存
• 大気汚染,地球温暖化,まちの荒廃
都心部の交通体系の創出
• 交通社会実験,「まちなかを歩く日」と連携
• 公共交通(100円循環バス),自転車,物流
京都市,国土交通省,京都府警
地域組織,商店街組織,NPO 等の参加
~歩行者と自転車の共存をめざして~
「まちなかを歩く日実験」
三条通のモール化実験
駐輪場実験
100円パーキングの転用の試み
醍醐コミュニティバス
醍醐コミュニティバス
路線を原案の段階から発表し、
住民意見を募りながら最終案
をつくりました。
情報の交流・発信
季刊 ニュースレター「あじぇんだ」の発行
「月刊あじぇんだ」の発行
独自ホームページの運営
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
46
わかりやすい環境報告書
47
ニセコ町 環境評価作業部会
隔週~毎週開催
48
評価作業部会の現地調査
←<現地>:里山候補地の探査
↓<現地>:水源地の環境調査
←<プロセス評価>:レクチャー
49
三部構成の環境白書
2003環境白書の成果品
[評価編] : 環境白書本編、[資料編] : 環境評価に係る資料編、[概要版] : ダイジェスト版
50
白書本編での評価事例
最終年(2011年)
到達目標に対する
達成度合い
当該年度の達成目標
に対する達成評価の
程度
◎:満足
○:ほぼ満足
△:やや不満
×:不満
51
概要版での評価の表現
項目別評価
プロット図
52
Ⅵ 総括評価の考え方(総括図の見方)
100
<2011年目標達成度合い>
現状の維持が
ふさわしいエリア
2011年目標達成度合い
急いで行動
すべきエリア
0
0
注)縦軸を表わす。
ほぼ達成
の域に
達したエリア
重点的施策項目ごとに定め
る2011年度達成目標に対する
進み具合を係数化してプロット
する。
(2011年度目標に対する
進捗の度合い)
行動目標の検討を
要するエリア
2003年評価度合い
<2003年評価度合い>
100
注)横軸を表わす
行動目標ごとの年度達成度合いから、重点的施策項目単位での達成度合いを係数化してプ
ロットする。(2003年度目標に対する達成の度合い)
53
環境評価作業部会
時期
hy
プ
ロ
セ
ス
評
価
ア
ウ
ト
プ
ッ
ト
評
価
住
二つの評価
民
ニセコ町役場
4⽉
8⽉
12⽉
実
践
・
行
動
参
画
住
評価
作業
部会
要
求
情
報
4⽉
5⽉
6⽉
8⽉
課)
報告
情
報
共
有
フィー
ドバ
ック
(担当現
推進
一次(基礎的)評価
民
評価作業部会
参
画
環境審議会
備考
事業ヒア
リング
予算編成
(次年
度)事業
反映
素案決定(町⻑)推進
公表(町⻑)
54
持続可能な社会を創る7つの提案
1 人を生かす、創る
2 地域の将来像を描く
3 戦略的に事業を組立てる
4 環境、経済、社会を合わせる
5 パートナーシップを深める
6 行政を総合化する
7 率先例をつくりだす
55
多治見市 政策形成ヒアリングが
必要になった理由
問題意識 1
「環境基本計画」が「環境課の基本計画」になって
いないか
問題意識 2
ISO14001が「エコオフィス」に特化されていないか
都市計画や土木部署の環境管理が「オフィスの節
電」「紙の減量」でよいのか
問題意識 3
財政再建、行政改革、人材育成、環境行政・・・
あふれる課題をどう消化していくのか
56
従来の行政運営イメージ
個別事業の実施
個別計画の推進
環境基本計画
総合計画
行政改革
財政再建
57
各事業課
環境課
企画課
財政課
めざす行政運営イメージ
財政課
企画課
環境課
各事業課
総合計画の推進
行政改革・財政再建
環境基本計画の推進
個別計画・個別事業の総合的な推進
政策形成ヒアリング
目標管理制度
58
その他
多治見市
市街地の用水路整備(建設部)
・建設部の目的:老朽化した水路の改修
・行政改革:市施設の維持管理へ地域住民の
参画を→企画・設計時から
・若手職員自主研修:「メダカの学校構想」
→人事秘書課 管掌
・環境基本計画:市街地での親水空間整備、
ビオトープづくり
上記を兼ね備えた整備計画づくりへ
59
メダカ通りビフォー
アフター
2001年
60
2004年
メダカ通り
植栽活動 (2001年)
2006年
61
住民が作った田んぼ
ビオトープ
62
政策形成ヒアリングの効果
・建設事業・・自然エネルギーの活用、緑地面
積の確保、その他環境基本計画に掲げた目標
を具体化
・イベント等・・廃棄物削減や公共交通機関の
活用など、企画段階での工夫を促進
・各課で事業を計画する際、最初から環境配
慮が必要条件であるという意識を定着化
63
環境行政はすべての課が実施
・以前は、環境課が行う事業を環境行政と位置
づけていた
・市役所の全ての課が、それぞれの専門領域の
中で、環境配慮を行い、環境行政を推進する
・環境課は、事務局となって「総合調整」「進行管
理」を行う
64
北九州市
環境首都推進室を設置
環境首都 予算
207事業 総事業費116億円
市民環境力強化 54事業18億円
都市の美しさ向上 52事業41億円
地球温暖化防止 49事業48億円
環境経営・ビジネス 23事業 3億円
監視・指導の強化 29事業6億円
横断的な取り組みを推進
広報室 企画政策室 技術監理室 総務市民局 保健福祉局、
環境局、産業学術振興局、経済文化局、建設局、建築都市局
港湾空港局、水道局、教育委員会
65
電話 075-211-3521
FAX 075-211-3531
http://www.kankyoshimin.org
[email protected]
環境市⺠
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