Management エネゲート ビジネス&テクノカレッジ下期 ~先輩社員から学ぶ~② 総務室 11 月 6 日の近藤取締役、高嶋室長および 11 月 20 日の福島取締役、矢野部長の講義について新入社員の感想をご紹介します。 「計器工事について」 取締役 計器サービス事業部長 近藤 聡 計器の取付け例を交えながら、 計器工事についての講義をして頂きました。 様々な環 境下に計器が取り付けられているのがよくわかり、 作業員がどんな苦労を抱えているのか が認識できました。 アーク放電による事故現場写真も見せて頂き、 普段気を付けている ことも、 慣れや一瞬の気のゆるみで大事故に繋がるというのが理解できました。 計器自体 の取り扱いについても、 構造的に扱いにくい点があり、 工事者は製品を、 開発者は工事 内容を良く知ることが大切と仰っていました。 私は製品を作る部署にいるので、 製品を取 り扱う人のことを考えてものづくりする意識を再認識できました。 「安全第一」 と 「取り扱う 人の目線」を基礎にして、業務を行っていきます。(ソリューション事業開発室 永井 祐 記) 「~スマートグリッドの礎~電柱を見てみよう」 ソリューション事業開発室長 高嶋 正也 配電設備の中でも身近な存在である電柱の種類や構造、 装柱について教わりました。 あま り意識して見ることがないため、 要求機能の変化に応じて電線付属物に変化があったことや、 電力会社によって装柱や重視する思想が違うことに今まで気が付きませんでした。 装柱や付 属物がそれぞれどういった役割を果たしているのかを知ることができ、 停電時間が世界最高 水準の短さである配電網が、 様々な工夫によって支えられていることがわかりました。 近年は配電設備の高経年化が進んでおり、 電線類の地中化が推進されていることもあり、 配電 網も大きく変わっていく可能性があると学びました。 ニーズの変化を的確に受け止め、ビジネスチャ ンスとしていけるよう、今後の動向にも注目していきたいです。 (研究開発部 兵部 貴弘 記) 「電力量計の諸知識」 取締役 研究開発部長 福島 光明 日本と海外の電力量計の機能 ・ 性能又、 導入された背景等について教えて頂きました。 講義で特に興味を持ったのは、 海外で導入されているスマートメーターの内容で、 海外では盗 電や電気料金の未払い等が多く、 スマートメーターの導入では、 電気代の先払いのためプリペ イド方式が導入されていることが解り、 日本と海外のスマートメーターの使用方法が異なること が分かりました。 また、 関西電力が現在使用されているスマートメーターの構造が、 海外のス マートメーターが原型になっていることも教えて頂き、 知識が深まりました。 「自社の製品を理 解するとともに、 その分野について常に好奇心を持ってみること。 自分はこの分野のプロになろ うという気持ちが必要」 と教えて頂き、 いま私が従事している業務においても、 「この仕事は、 これが決まり事」 では無く、 「何故、 そうするのか」 常に問題意識を持ち、 プロ意識を養って 行きたいと思います。 (計器サービス事業部 増田 明 記) 「関西における今夏の需給状況と今冬の需給見通しについて」 営業開発部長 矢野 裕 関西における今夏の電力の受給状況と今冬の見通しについての講義をしていただきました。 夏の最大電力は猛暑であった H22 年と比較して H26 年では約 320 万 kW( 約 13% ) 減少 しました。 昨年と比較しても約 40 万 kW 減少しており、 節電が着実に世間に浸透しているの だと思いました。 今冬の電力需給については、 原子力の再稼働ができないため、 厳冬になれ ば予備率が 3%ほどしかないと聞き、 明確な数字を伴う節電要請はないものの、 個々人が節 電を意識して行動する必要性を感じました。 また、 本社の電気の使われ方について、 蓄熱契 約により夜間に電力を多く使用するピークシフトを行い、 関電のグループ会社として電力負荷を平 準化するために、 きっちりと対策が講じられていることを知りました。 最後に社会人としてのアドバイスとして、 「報 ・ 連 ・ 相」 の大切さ、 特に冒頭に結論を述べ るという文書作成のコツについてのお話があり、 きちんとしたコミュニケーションのとれる報告を行 うことを心掛けていきたいと思いました。 (総務室 永井 伸 記)
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