平成26年度 第2回教育課程編成委員会 議事録

平成26年度
第2回教育課程編成委員会
議事録
日 時:平成27年3月24日(水) 19時00分~20時20分
場
所:熊本総合医療リハビリテーション学院1号館
会議室2
出席者:16名
〈学外委員〉7名
平田
好文(熊本託麻台リハビリテーション病院病院長)
中島
雪彦(熊本機能病院総合リハビリテーション部副部長)
福田
靖子(合志第一病院リハビリテーション科科長)
島崎
一也(熊本回生会病院リハビリテーション部渉外・研修部長兼作業療法科部長)
村上
智章(熊本赤十字病院臨床工学課課長)
浅井
裕晴(青磁野リハビリテーション病院義肢装具室)
西岡
和男(熊本市東消防署指導課長)
〈学内委員〉9名
辻野学院長、山本顧問、中原副学院長
太田事務部長、坂崎教育部長兼理学療法学科学科長、髙木作業療法学科学科長
田中臨床工学学科学科長、小峯義肢装具学科学科長、森下救急救命学科学科長
〈記
録〉鬼塚事務次長
1.開会
2.学院長あいさつ
辻野学院長から委員会開会にあたり挨拶が行われた。
3.議事録確認
辻野委員長より議事録修正箇所の説明がなされ、議事録の確認が行われた。また、要約版の議事
録については、後日ホームページにて公表することが確認された。
4.議事
(1)教育課程について
坂崎委員より、第1回会議で指摘のあった事項については、学内で検討した旨報告が行われた。
次に、各学科委員より、教育課程変更の理由、教育目標、目指す人材像、主たる変更箇所とそ
の内容についての説明が行われた。
学外委員より、以下のような意見が寄せられた。
(教育課程に関して)
・目指す人材像が、現行の基礎知識重視に加えて、人間形成も重視する方向に改訂されている
のは、医療人育成として非常に大事で良いことだと思う。
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・学生がより多くの単位を取得できるよう、1単位の授業時間数については更に工夫が必要で
ある。科目名についても、単位互換制度を踏まえ、学生に不利にならないよう一般的な名称
にするなど検討が必要ではないか。また、国家試験受験資格に必須の単位科目に加えて、国
家試験対策を実施できる単位科目を教育課程上に設けておくというのもひとつの工夫では
ないか。
・接遇やコミュニケーション等の基本的な能力が学生に定着していない現状がある。新教育課
程で、接遇力やコミュニケーション力の醸成に向けた科目設定がされているのは有り難い。
・学生の現状を踏まえながら、時代のニーズを反映させた新教育課程が編成されている。
・今後の地域貢献活動に向けた人材育成の視点から、ヘルスプロモーションの概念を教育課程
に取り入れる等の検討をしてはどうか。
・客観的臨床能力試験(OSCE)の実施については、模擬患者役の確保等の面で難しいので
はないか。
(臨床実習等に関して)
・臨床経験を積む重要な機会であることを考慮すれば、臨床実習の時間数の確保は大切なこと
と思われる。
・臨床現場では、研修会等を通して、個人情報に関する守秘義務の徹底に向けた取り組みを行
っている。学生が臨床実習内容についてインターネットのソーシャル・ネットワーキング・
サービス(SNS)への書き込みをするなど守秘義務を犯すことがあると聞いているので、
個人情報保護に関する意識の醸成をあらかじめ十分に図って欲しい。
・新教育課程では、職場管理・リスクマネジメント論が削除されているが、それに関わる内容
をある程度学習した上で臨床実習に臨むよう代替に努めていただくと有り難い。
・臨床現場としては、元気で自由な発想ができ、大きな声で話しができる人材を求めている。
「計画」
「実施」
「監視」
「改善」
(PDCA)サイクルに基づき、自分の行動を評価し改善で
きる人材育成に努めて欲しい。
・患者の30%から50%が認知症を合併しているので、いかなる臨床実習でも認知症への対
処能力が不可欠である。また、最近のリハビリテーションは救急医療の領域にも浸透してお
り、患者の容体急変を想定しながらの学生実習でなければ医療過誤に巻き込まれる危険性が
ある。容体急変時の行動法を学生に理解させておく必要がある。
6.その他
特になし
7.閉会
●次回開催予定日時の決定
平成27年7月29日(水) 19時00分
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