プレスリリース 2015 年 8 月 7 日 上半期決算 スイス インターナショナル エアラインズ、2015 年上半期の支払利息・税 金控除前利益(EBIT)は 2 億 1,400 万スイスフランを記録 スイス インターナショナル エアラインズ(以下、「SWISS」)の 2015 年上半期事業活動収入は、 25 億 2,300 万スイスフランだった前年同期から 3%減少して 24 億 4,100 万スイスフランとなりま した。一方で、スイスフラン高や過当競争が続く厳しい環境にも関わらず、EBIT は 2 億 1,400 万 スイスフランとなり、1 億 1,400 万スイスフランだった前年同期を大幅に上回りました。EBIT の大 幅改善は、石油価格の安値やコスト削減に向けた取り組みによるものです。 SWISS の 2015 年上半期事業活動収入は、25 億 2,300 万スイスフランだった前年同期から 3% 減少して 24 億 4,100 万スイスフランとなりました。収入減は主に、スイス国内と欧州市場を中心と して続く競争と、これに伴う利幅の縮小によるものです。上半期の売上高はさらに、スイスフラン高 騰の影響も受けました。 一方で、石油価格の低下によって燃料調達が上半期に大きな恩恵を受けました。また、ルフトハ ンザ グループの収益拡大を目指す取り組み「SCORE(スコア)」プログラムのもと、コスト面と収 益面の双方で進められている 360 件超のアクションにより、収入は押し上げられています。このう ち 167 件は 6 月末までに完了しており、中でも燃料効率性を高めるための取り組みや、ジュネー ブ市場でのシェア拡大に向けたアクションは最も重要なものと位置付けられています。 これらの取り組みや継続中のアクションにより、SWISS の上半期の EBIT は前年同期の 1 億 1,400 万スイスフランを大幅に上回る 2 億 1,400 万スイスフランを記録しました。 第 2 四半期 EBIT は 1 億 6,300 万スイスフランに増加 市場環境は第 2 四半期も引き続き厳しいものとなりました。事業活動収入は前年同期の 13 億 3,200 万スイスフランを 6%下回る 12 億 4,700 万スイスフランでした。その一方で EBIT は前年同 期の 1 億 1,500 万スイスフランから 1 億 6,300 万スイスフランに改善しています。 SWISS の最高経営責任者(CEO)を務めるハリー・ホーマイスターは、次のように述べています。 「これらの業績は、われわれが正しい方向に向かっていることを示しています。しかし、今後数カ 月、数年先に向け SWISS ならびにルフトハンザ グループ全体で組織とプロセスを効率化する必 要があります」 損益計算書の主要数値 上半期 第 2 四半期 (百万スイスフラン) 2015 2014 増減 2015 2014 増減 事業活動収入 2,441 2,523 -3% 1,247 1,332 -6% 214 114 +87% 163 115 +42% EBIT 座席利用率と旅客数は堅調 SWISS の 2015 年上半期の旅客数は 777 万 8,000 人で、前年同期の 773 万 5,000 人から 0.6% 増加しました。運航便数は前年同期の 7 万 1,518 便を 0.9%下回る 7 万 870 便でした。一方で、 キャパシティーは有効座席キロ数(ASK)換算で 1.4%上昇しています。 旅客輸送量は有償旅客キロ(RPK)換算で 0.9 ポイント増加しています。このため、総座席利用率 は前年同期の 81.7%から 0.4 ポイント低下し、81.3%となっています。貨物部門スイス ワールドカ ーゴの貨物販売高は有償トンキロ換算で前年同期比 1.7%減少、貨物積載率(容量ベース)も同 3.1 ポイント低下しました。 第 2 四半期のキャパシティーは ASK 換算で前年同期を 0.8%上回りましたが、旅客輸送量は RPK 換算で 0.1 ポイント減少しています。これに伴い、総座席利用率は 0.8 ポイント低下して 83.6%となっています。貨物販売高は 5%、貨物積載率は 4.4 ポイント、それぞれ前年同期を下回 っています。 旅客・貨物事業の主要数値 上半期 欧州内路線座席利 用率 大陸間路線座席利 用率 総座席利用率 2015 2014 76.5% 74.5% 83.4% 85.1% 81.3% 81.7% 第 2 四半期 増減 +2 ポイ ント -1.7 ポイ ント -0.4 ポイ ント 2015 2014 80.5% 77.9% 85.1% 87.5% 83.6% 84.4% 増減 +2.6 ポイ ント -2.4 ポイ ント -0.8 ポイ ント 新たな流通機構とより顧客志向の運賃コンセプト SWISS は上半期、「スイスの次世代エアライン」戦略のもとでさまざまな取り組みを行いました。チ ューリッヒで新たに「ハブ+」ビジネスモデルを採用、チューリッヒとジュネーブを拠点とするネットワ ークに魅力的な新就航地を追加したほか、6 月上旬にはルフトハンザ グループの姉妹航空会社 と共に流通戦略を見直すことを発表しました。新戦略は多様な流通チャンネルにおいてより明確 かつ顧客志向のコスト区分を実現することを意図しています。 さらには、総合的な販売・流通機構の一環として、SWISS は 6 月 23 日から全く新しい運賃コンセ プトを欧州内路線に導入しました。チューリッヒとジュネーブを出発する全ての欧州内路線のフラ イトに適用されるこの新コンセプトは、変わりゆく旅行者の需要ニーズへのさらなる対応を目的とし ています。旅行のニーズに的確な運賃の選択を可能にし、本当にご利用になりたいサービスに対 してのみ料金をお支払いいただくことを保証することで、4 つの運賃オプション「エコノミー・ライト」 「エコノミー・クラシック」「エコノミー・フレックス」、そして「ビジネス」は、お客様により多くの選択肢 と透明性を提供します。 さらなる旅行快適性のための新機材 SWISS は「スイスの次世代エアライン」戦略の一環として、今後機材の刷新を進めます。2016 年 1 月には、新しい長距離路線用ツインジェット機、ボーイング 777—300ER 型機 9 機の1機目が納 入される予定です。SWISS 仕様の座席が 340 席設置され、最先端のキャビンプロダクトを全 3 座 席クラスで提供します。同機の機内環境刷新の一環として無線インターネット接続も提供する予定 です。 SWISS は 2016 年半ばに、短〜中距離ネットワーク向けの新型ボンバルディア C シリーズについ ても導入を始める予定です。SWISS は同等機より静音性が 50%高く、座席当たりのユニットコス トが 25%低い上、燃料消費量が非常に少ないなど効率性の高い、先進的な新型ツインジェット機 C シリーズを世界で初めて運航する航空会社となります。C シリーズはまた、より大型の窓と人間 工学に基づく座席により、SWISS をご利用のお客様にさらなる機内快適性を提供します。 展望 スイスフラン高は引き続き業績と事業活動の両面でネガティブな影響を与える見込みです。しかし、 SWISS は現在の状況と、石油価格の低さが、通期の業績に対して最終的にポジティブな影響を もたらすと予想しています。SWISS はまた、2015 年通期の EBIT が昨年度から一定の改善を果 たすと確信しています。 詳細については、ウェブサイト(www.swiss.com)内の「About SWISS」をクリックし、「Media」の 「Newsroom」から「Financial reports」をご覧下さい(英文)。 スイス インターナショナル エアラインズ(SWISS)概要 日本とスイスを結ぶ直行便(成田=チューリッヒ)を毎日運航しているスイス インターナショナル エアラインズは、世界48カ国104都市(2014冬季)に就航し、チューリッヒをハブ空港とし、バーゼ ルとジュネーブの国際空港も拠点として、エアバスA340型機など91機を運航しています。スイス のナショナル・フラッグキャリアとして伝統的なスイスらしさ「パーソナル・サービス」「品質の追及」 「スイスらしいおもてなし」をお届けし、搭乗されたお客様一人ひとりにアットホーム感が得られるよ う努めております。 SWISSは資源活用を心がけ、企業文化の本質部分として環境問題に取り組んでいます。そして、 ルフトハンザグループ、またスターアライアンスの一員として、日本とスイス、そして世界を結ぶ使 命を担っています。 ――本件に関するお問い合わせ先―― スイス インターナショナル エアラインズ PR 担当 (井之上パブリックリレーションズ内) 担当:横田、尾上 TEL:03-5269-2301 FAX:03-5269-2305 Mail:[email protected]
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