平成24年度 「学校評価結果報告書」

平成24年度 「学校評価結果報告書」
学校法人 大阪集成学園
守口幼稚園
当園ではこの度、平成24年度の幼稚園学校評価として、教職員自己評価及び学校関係者評価を実施いた
しました。教職員一人ひとりが、自らの教育活動や園運営の状況を振り返ることで、自身や園全体を見つめ
直すいい機会となりました。
また、それぞれの評価結果について、皆で話し合うことにより、成果や今後の課題、改善の方向性などを
明らかにすることができました。この評価の結果を深く受けとめ、更なる教育活動の充実、教育環境の整備、
教職員の資質向上に努めてまいります。
Ⅰ.教育目標
子どもたちの無限の可能性を伸ばすために、その人格形成の基礎となる大切な幼児期を、“のびのびと明るく楽し
く”、“すくすくと元気に”、また、”心優しく情操豊かに”過ごせるよう、さまざまな経験や活動を実践します。
ひとりひとりの個性を大切に、おおらかさの中で、知性・感受性・健全な心身をはぐくみます。
Ⅱ.今年度の重点目標
●学びの場の充実を図る
●防災教育・防災対策の取り組み
●生命の大切さを伝え感じる心を養う
●植物の栽培を実践する
●一人一人の子どもの育ちを支援するための共通理解・取り組みの充実
●情報発信の充実
Ⅲ.評価項目と取組み状況
評価項目
1
2
取組み状況
取組み内容
定期的に実施している教員資質向上
学びの場の充実を図る プログラムの園内研修を、園長・主
任を中心にさらに充実させる。
・定期的に園内研修を実施したり、様々な事例を基に教職員間
で話し合うことで、教育内容のみならず、教員の人格、品格、
道徳について学び合い、共有認識を深めることができた。
・外部研修で教職員が学んだことは、園内で資料や自身の意
見・感想などを交えて話し合い、保育にどのように生かせるか
S
意見交換を行い検討することができた。
・教職員にとって、教育等の技術や理論を身に付けるだけでな
く、感受性や感謝する心、優しさ、思いやり、道徳心を磨くこ
とが大切である。今後も、教職員間の学びの場を充実させ、教
職員の資質向上に取り組んでいく。
台風、地震、津波などの自然災害の
恐ろしさなどを子ども達にお話しす
防災教育・災害対策の
ると同時に、学園が取り組んでいる
取組み
災害対策を保護者にも伝え共通理解
を深める。
・朝礼など全員で集まる時間を作り、紙芝居や災害の新聞報道
(子ども新聞)などを活用し、災害の恐ろしさや対応の仕方な
どを具体的に伝えることができた。
・避難訓練を通して、災害が起きた時にはどうしたらよいの
か、実践を通して共通理解を深めることができた。子ども達が
A
座っている座布団は、緊急時には防災ずきんとなり、そのかぶ
り方なども皆で再確認し、学ぶことができた。
・今後も、火災、地震、津波など様々な場面を想定した避難訓
練を定期的に実施することで、災害発生時の避難・対応がすば
やく適切に行えるよう取り組む。
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守口幼稚園
評価項目
取組み状況
取組み内容
3
子ウサギを3羽飼育し、ふれ合いや
生命の大切さを伝え、 えさやりなどを通して、“優しい思
感じる心を養う
いやりの心”と“命とは”について
学び合う。
・ウサギとの触れ合いや、餌やり、排せつ物の取りかえ・掃除
S などを通して、“優しい思いやりの心”や“生命”を感じる大
切な時間を持つことができた。
4
サフランの水栽培から、植物が大き
くなるのに水や光が必要なこと、ま
た、ミニトマトの栽培を通して、水
植物の栽培を実践する
やりや話しかけ、お世話をすること
の大切さ、食育に繋がる食べ物への
感謝の心を養う。
・植物の水やりや、植物の観察絵日記を書くことで、一日一日
植物が育っていく様子を実感することができた。年中・年長の
子ども達は、サフランやトマトを自分で1つ責任を持ち、心を
S
込めてお世話をすることができた。今後も、植物の栽培を通し
て、発芽や開花、実りの収穫など、幼児のおどろきと喜びにつ
ながる取り組みを充実させていく。
5
全教職員が取り組んでいる園児全て
一人一人の子どもの育
の共通理解への話し合いや取り組み
ちを支援するための教
を充実させる。子ども一人一人の成
職員の共通理解・取組
長発達の違いを理解し、支援体制の
みの充実
強化を図る。
・日々の話し合いや終礼の中で、クラスでの出来事や子ども達
の様子などを伝え合っている。子ども達一人ひとりの成長や発
達への理解を深めることで、どのクラスの子ども達にも分け隔
S
てなく関わりを持てるよう体制を整えている。
・今後も、新人教諭が、子ども達一人ひとりをしっかりと理解
できるよう教職員間のコミュニケーションの充実を図る。
6
園の教育方針や活動内容等につい
情報発信の充実を促進 て、ホームページやブログ等を積極
する
的に活用し、保護者や地域の方々へ
の情報発信を充実させる。
・園のホームページや園見学、入園説明会、日々のお手紙配布
などを通して、園の思いや活動内容などの情報発信に取り組ん
A でいる。
・今後はHPやブログの更新を定期的に行い、保育活動の様子
などを保護者や地域の方々にお伝えできるよう取り組む。
【評価の基準】
S 十分達成されている
A 達成されている
B 取組まれているが、成果が十分でない
C 取り組みが不十分である
Ⅳ.今後取り組むべき課題
園内研修や園長・教職員間の意見交換の機会を充実させ、教職員の資質向上に取り組む。教育・保育の技
術や理論だけでなく、感受性や感謝する心、思いやり、道徳心を磨くということを大切にして取り組む。
1
教職員の資質向上
2
教職員の自己評価・振 教職員一人ひとりが自身の課題や目標を明確にするとともに、日々の振り返り、自己評価・反省をしっか
りと行い、さらなる保育の質の向上を目指す。
り返りの充実
3
安全管理体制の充実
4
保護者・地域への情報 HPやブログの更新を定期的に行い、保育活動の様子などを保護者や地域の方々にお伝えし、共通理解を
深めるよう取り組む。
発信の充実
火災、地震、津波など様々な場面を想定した避難訓練を定期的に実施することで、災害発生時の避難・対
応がすばやく適切に行えるよう取り組む。
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Ⅴ.学校関係者の評価
各項目については真剣な取り組みの成果とあげられ、高く評価したい。幼い子どもたちの人間としての一番大切な時期に
良い先生方に出会え、人格形成の根幹・基礎土台を育まれることは素晴らしいと思います。
<NPO法人フレンド会長>
新しい取り組みや継続して課題にむかっておられることは素晴らしいです。温かさ優しさあふれる幼児教育、熱心な先生
方に育てられている子どもたちの未来が楽しみです。
<NPO法人フレンド理事>
学びの場を充実させる為に、教職員が資質向上のプログラムを充実させていくのは日々の努力の賜物です。防災教育の取
り組みも今一番注目されています。幼い時から自然の恩恵とおそろしさの両面を知ることは難しいことですが、身につけて
いくことは大切です。
<関西大学工学部名誉教授>
防災教育への取り組みを高く評価したい。紙芝居やお話絵本等で災害のおそろしさなどを伝えるだけでなく、危ないこと
がある・気をつければ良いこと、身を守るなどの安心安全の生活の基礎を養うことは大切である。先駆けとして実践をお願
いします。
<京都大学名誉教授>
今年度も新たな防災教育などもりこまれて、日々の実践に頭が下がります。1年に1回内科検診で伺いますが、その折、先
生方の園児達への丁寧な対応に感謝します。今年は、手足口病の大流行でしたが、園から情報発信して保護者に注意を呼び
かける等、危機管理も素晴らしいと思いました。
<医療法人福愛会・園医>
週一回、正課の書道指導をしています。先生方が子どもたちに丁寧にかかわっておられることは素晴らしいです。園長先
生と先生方の御努力と、仲良く助けあっていることが素晴らしいです。
<書道教室主宰>
常に真剣に取り組んで下さって、園長先生を先頭に先生方が仲良く連携されて幼児教育を実践されていると思います。質
の高い地域の宝物の学園です。
<守口市地域教育推進委員>
子どもたちに命の尊さや、思いやり真心を教えて下さり、丁寧に導いて下さることに敬服しております。子供は環境の
子、地球の宝だ、とおっしゃる園長先生の陣頭指揮に敬意を表します。
<守口幼稚園元PTA会長>
会長として一年関わらせて戴いて、園長先生・先生方がひとつになり、様々な課題にとりくんでいらっしゃることがわか
りました。
教育者として品性・人格向上の為、研鑽され協力して園児ひとりひとりを導いて下さり、高い目標へと努力して下さって
います。
<守口幼稚園元PTA会長>
保育者として新しい取り組みは勿論、ずっとその目標達成にむけて、研修や園内会議等の努力・振り返り・反省を大切に
すすんでいくことが重要であると思っています。日々の先生方の努力は園児の姿にあらわれ、その成長が保育者のよろこび
です。
<守口幼稚園元教諭>
以上
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