Teaching Methods of Social Studies: Civics 科目名 社会科・公民科教育法 科目担当者 池上 和文 単位数 4 履修学部・学科 [区分] 法学部・法律学科[専門教育科目 授業の概要 授業の到達目標 授業計画・内容 Kazufumi Ikenoue 配当年次 3年 授業形態 講義 開講学期 通年 自由科目] 中学校社会科の各分野及び高等学校公民科の「現代社会」「倫理」「政治・経済」の各科目 について、その目標と内容構成について理解を深めるとともに、指導計画の作成、学習指導 の在り方、評価の在り方等について学校現場の実践に学びながら具体的な指導法の獲得を目 指す授業とする。 板書中心の講義形式の授業を基本とするが、関連プリントを配布し、必要に応じて、発表、 討論、ロールプレイ、模擬授業等学生の参加を求める。受け身ではなく、問題意識をもって 授業に臨んでほしい。必ず授業ノートを作成し、プリントファイルを持参すること。 本科目は、教育職員免許法施行規則に定める「教育課程及び指導法に関する科目」である。 中学校社会科は「公民的資質の基礎を養う」 、高等学校公民科は「公民としての資質を養う」 ことを目標としているが、両者はどのように異なるのか。また、それぞれの教科の目標を達 成するためには具体的にどのような指導法を身につけなければならないのか。本講義は、教 育現場における具体的な実践に学びながら、社会科・公民科教師に相応しい力量形成を目的 とする。 1 社会科・公民科教育の歴史 16 公民科の教育課程と構成 2 社会科・公民科教育の特質 17 現代社会(1)~ 目標と内容構成 3 学習指導要領と社会科・公民科教育 18 現代社会(2)~ 指導計画と指導上の配慮事項 4 地理的分野の目標と内容構成 19 現代社会(3)~ 具体的な指導法 5 地理的分野の指導計画の作成と内容の取扱い 20 倫理(1)~ 目標と内容構成 6 歴史的分野の目標と内容構成 21 倫理(2)~ 指導計画と指導上の配慮事項 7 歴史的分野の指導計画の作成と内容の取扱い 22 倫理(3)~ 具体的な指導法 8 公民的分野の目標と内容構成 23 政治・経済(1)~ 目標と内容構成 24 9 公民的分野の指導計画の作成と内容の取扱い 10 学習指導の実際(思考力・判断力・表現力の育成) 25 政治・経済(2)~ 指導計画と指導上の配慮事項 11 学習指導案の作り方 26 学習指導案の作成と模擬授業(現代社会) 12 学習評価の在り方 27 学習指導案の作成と模擬授業(倫理) 13 学習指導案の作成と模擬授業(地理的分野) 28 学習指導案の作成と模擬授業(政治・経済) 14 学習指導案の作成と模擬授業(歴史的分野) 29 教師論(社会科・公民科の教師と教材研究) 15 学習指導案の作成と模擬授業(公民的分野) 30 まとめ(これからの社会科・公民科教育の在り方) 政治・経済(3)~ 具体的な指導法 (事前事後の学修) 「知識基盤社会」と規定される現代に求められている「思考力・判断力・表現力」を育成 する具体的な授業づくりについて探究する。事前事後には、授業中に紹介する参考文献・各 種資料等を基礎におき、日常のニュース報道等にも細心の注意を払いながら、「公民的資質 の基礎」「公民としての資質」を育成するための教材化の視点の構築に努めること。 成績評価の方法 及び基準 定期試験及び課題等の提出状況と発表・受講態度(出席率を含む) (70%)、模擬授業(30%) を総合して評価する。なお、休まず毎回出席することが前提であることはいうまでもないこ とである。 教科書 文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』日本文教出版 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 公民編』教育出版 授業外学修 特に指定しない。 参考文献 その他
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