平成27年1月発行 第2号 認知症サポーター養成講座を実施します 当法人認知症疾患医療センターでは、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指して、 「認知症」についての正しい知識と対応について研修し、認知症の人や家族を温かく見守る応援 者(認知症サポーター)を養成する講座を実施します。 「認知症サポーター」は、友人や家族にその知識を伝える、認知症の家族の気持ちを理解する よう努める、商店、交通機関等でできる範囲で手助けをする等、活動内容は人それぞれです。 【日 時】 ①平成27年2月28日(土) 午後3時~午後4時30分 ②平成27年3月14日(土) 午後3時~午後4時30分 (2回とも同一内容です) 【場 所】ポラリス保健看護学院 メグレズホール 【講 師】認知症キャラバン・メイト養成研修受講者 認知症認定看護師、認知症疾患医療センター相談員 【対象者】星総合病院取引事業所様 【内 容】認知症サポーター養成講座標準教材に沿って行います。 ・認知症サポーターとは ・認知症を理解する。認知症の予防、症状、支援等 【受講料】無料 【問い合わせ先】 ○認知症疾患センター事務局(℡ 024-983-5529) ○星総合病院事務長 渡辺 ・ 星ヶ丘病院事務長 石川 ~研修を受講したサポーターには認知症を支援する「目印」として 「オレンジリング」を交付します~ 認知症の人と家族の会について ~認知症になっても安心して暮らせる社会の実現を目指して~ 1980年に結成され、全都道府県に支部を持つ『公益社団法人 認知症の人と家族の会』 福島県支部郡山地区会でも以下の3つを大きな柱として活動が行われています。 ①相談会・交流会(つどい) ①郡山総合福祉センター (毎月第2土曜日 13時30分~15時30分) ②郡山市障害者福祉センター(毎月第4金曜日 13時30分~15時30分) ②電話相談 ③会報による情報発信:全国版(毎月)・県支部版(隔月)・地区会版(年数回) ≪その他≫ ○認知症カフェへの参加 【運営・場所】デイサービスセンター ポエム(毎月第3日曜日 10時~12時30分) 詳細は「家族の会」ホームページをご覧ください。 ☜click! 認知症ケア技法「Humanitude(ユマニチュード)」について 「Humanitude(ユマニチュード)」とは、フランスのイヴ・ジネスト氏 とロゼット・マレスコッティ氏が、認知症ケアに必要となる人間の尊厳を 取り戻すために考案した技法です。以下の4つの基本的技法を柱に構成さ れています。 る 話 す 触れる 立 つ 見 認知症を有する患者さんはこれらのことから切り離され、尊厳が傷つけ られ、結果的に認知症の症状が固定化されてしまうようです。 m 認知症ケアに必要なことは、ケアを受ける側とケアを行う側の双方が 『よかった』と感じられること、また、相手をしっかりと尊重する自らの 姿勢だとされています。とてもシンプルなようで奥が深い、哲学のような 技法です。 最近では、インストラクターによる研修会も開催され、技法を導入する 施設も増加し、全国的にもユマニチュードの概念が広まりつつあります。 もしかしたら、認知症への有効なケアとなるヒントがそこにあるかもしれ ません。 ユマニチュードが認知症のケアを見つめ直す良い機会となり、認知症の 患者さんを取り巻く社会環境が、少しでも良い方向に進むことを願いたい と思います。 *参考文献 1)Gineste Y, Marescotti R.(2010) Interest of the philosophy of humanitude in caring for patients with Alzheimer's disease. Soins Gerontol, 85, 26-7 2)本田美和子, イヴ・ジネスト, ロゼット・マレスコッティ(2014)ユマニチュード入門.医学書院. ※上記に関するお問い合わせは下記までお願いします。 星総合病院 認知症疾患医療センター 専用電話:024-983-5529 【相談日時】 月曜日から土曜日 午前9時~午後5時 (木曜日の午後・第3木曜全日・日曜・祝日・年末年始を除く) 【ホームページ】星総合病院 認知症疾患医療センター☜click!
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