湿地資‖館を遭ホ池会館 に移転 J - 渡良瀬遊水池を守る利根川流域

渡良瀬遊水池 を守 る利根川流域住民協議会/機 関紙
チュ ウヒ
、芦原の
冬鳥として飛毒tし ′
広い湿地に住硫。 芦の上を圧
<飛 びながらキミアミ革どを開
狸可る。渡良勲壺ス
1池 こ 多 しち
ト
N00● 3・
2015・ 3・ 25発 行
念願の楯本市長この懇議実現
湿地資‖館を遭ホ池会館■に移転
J
栃 木 市 長 との 懇 談 会
栃本市役所 にお いて鈴木俊美栃本 市長 と話 し合 いの時間を約 30分 ほど持つ ことができた。
本協議会いか らは、猿 山、高際、川俣 の 3名 が参加。そのお もな内容 は以下の通 りである。
2014。 12。 25、
1
遊水地まるごと博物館 へ の取 り組みについて、特 に (ビ ジター)セ ンターの設置 について渡良瀬遊水地
保 全・ 利活用協議会 で実質的協議 を進めてもらえないか。
市長 】湿地資料館 を遊水地会館内に移転 し充実 させ る予定である。 ハ ー トラン ド構想な ども検討中である。
【
センターの設置 も利活用協議会で全体 の もの としていきたい。
2
史跡保全 ゾーン充実化計画 を早期に提示戴 きたい。
市長 】該 当地区には破損 のひ どい施設・設備 もあ り、真 っ先に対応す べ きもの ととらえてい る。
【
看板 の設置、ガイ ドの養成 な ど充実 させてい きたい。
3
第 2調 整池 「湿潤環境形成型実験地及び水位安定型実験地」で の外来植物除去計画を早期に提示頂 きたい。
市長】絶滅危惧種を踏み荒 らさないなどの配慮を しつつ、外来種除去だ取 り組み たい。
【
2015年 4月 ∼5月 初 に除去作業の予定であ る。
―″́
4 今後 も栃本市 0本 協議会話 し合いの場を継続的 に設定頂きたい。
市長】賛成である。今後 も情報 の交換・ 共有 を図 つてい きたい。
【
鈴木市長 には終始おだやかな素振 りで丁寧にかつ前向きに対応頂 いた。赤羽根正夫総合政策部長、小林博 己
遊水地 ワイ ズユースチーム リー ダー も同席、具体的説明も聞けた。席 上 、4市 2町 が独 自の ビジターセンター を
持 ち、循環バスを走 らせ るな どの案 も出され たが、できれば一つ にま とま った充実 した ビジターセ ンターが欲 し
│1俣
記〉
(り
い と思 うのは私一人であろ うか
特集 市民による湿地再生地「 生きもの調査」報告
掘削直後からこうなりま した
!
市民による「生きも鋭 朧勤 │よ 渡良瀬輝水地がラムサ ール登録後一年経 って始めて、その後T年 を経過 しまり L
昨年 7月 までの様子は前号で報告 L/1し たが、各班のデータをまとめとして 2月 15日 に調産報告・ 意見交換会を
開きました。隣接した実験地で「 モニタリング」を している「わたらせ
(代 表世話人・ 青木章彦)と 期 亀
風の強い日、体験活動センタ ーわたらせに集まった 39名 は、班ごと
塵罫階 と意見交換で、継続調査の必
l性
果をそのまま、みなさまにご報告いた します。
要 を確認 しあいました 言
このデータは第 10回 曜蓋珈鍵球地湿地保全・ 再生モニタリング委員会」G月 6日 )に 資料と して配布され
高松代表世話人が棚略を説明 しま りL
01糞
:許 成26年 度02014年度〕
・1
0月 19日 ∼ 2014年 12月 26日
ブむ
〔
〔
調査地〕 渡良瀬遊水地第二調節池 “澤潤環境形成型実験地及び水位安定型実験地
〔
調査地概要〕 調査地は国土交通省の湿地再生事業で 2013年 1月 ∼ 2013年 10月 にかけて掘削された。石
川排水路と地内水路の合流部東側につ くられた、ワン ド型の素掘 りの調節池で、この底面が湿潤環境形成型実験地 と
な つている。その中央部に地下水で涵養 される様に掘 られた水位安定型実験地がある。
この ワン ド型調節池、形状は石川排水路に平行 して、縦は約 500m強 、横は約 200mの 長方形。北西側 (縦 )
は石川排水路の堤防部、標高約 16m。 北東側 (横 )は 掘削されていない旧地形面で標高約 15mの ヨシ群落。南東
側 (縦 )は 工事用道路で標高約 16m。 南西側は底面か ら続 く掘削された泥裸地で、標高約 12m。 この南西側が地
内水路 となだ らかに接 していて、一部が、比高 1∼ 2m土 の崖状になつている。調査当初の調節池側は水路際まで整
地され、平坦な素掘 りの状態で無植生。水路と接する排水溝等は全 く無 い状態であつた。掘削されなかつた水路側崖
下はヤナギの高木がまばらに生え、林下にはカサスゲやタデ類が生育 し自然度が高 い状態であ つた。
〔
調査期間内の植生の移 り変わ り〕 ワン ド型調節池の掘削終了直後に調査 (観察)を 開始 した。
10月 か ら冬 を経て春先の 3月 まで、湿潤環境形成型実験地及び水位安定型実験地である底面部 とそれを取 り囲む側
面部 (護 岸部分)は 全 く素掘 りの土がむき出 しの状態でほとんど無植生の状態であつた。工事用道路から全景が一望
できる状態であつた。
3月 30日 の調査では、底面部では植物の種 をほとんど確認できず。側面部ではハルジョオ ン、タネツケバナ類、
ノVヽ コグサ、 トキワハゼ 、 ミゾコウジュ等の越年草が 目立つ。北東側の底面より、 5 0cm程 高 い部分でアゼオ トギ リ
が 10株程見 られた。
4月 20日 の調査では植物の芽生えが観察できた。相変わらず―見すると泥裸地だが、掘削池の水際や側面部と底
面部の接する部分ではヨシの破片や新たな泥の堆積が見 られ、ヤナギ類、イシミカワ等のタデ類が線状に発芽 してい
る。主に南東側に堆積 していることから季節風である冬の北風の影響であろう。側面部 ではオヘ ビイチゴ、セイタカ
アワダチソウ、 ミゾコウジュ、ホソバオグルマ、ツルマメ、タコノアシ、ア リアケス ミレ、ハナムグラ、ノウル シ、
‐
・づ ‐ 、
イヌゴマ等が芽生え、裸地が緑に覆われてきている。
5月 25日 の調査では道路 と底面の間の側面部ではヨシが伸びだ し、ミゾコウジュ等の花が咲きだ した。オヘ ビイ
チ ゴ、アオ ヒメタデ、ハナムグラも咲 く。 しか し底面部は相変わ らずの泥裸地状畿 4月 に発芽 した植物も水位変動
によって枯れ、新たに ヒメガマ等の発芽が見 られた。
6月 に入ると週末毎に大雨。 6月 13日 頃には地内水路の水が入 り込み底面は全て水没 して しまつた。
6月 15日 の調査は中止 となつた。 6月 15日 は晴天で、個人的に調査 を行 つた。道路側、側面部は ヨシが人の背丈
程伸びて見通 しがきか な くなつていた。それ でも密度はまばらな為、底面部へは入 つていける。底面部はすでに水が
かな り引いていて、草丈 lm程 のヨシが所々まば らに生えている。側面部水際のタネツケバナやハルジヨオ ン等の越
年草はほとんど枯れた。
7月 13日 の調査では底面部は泥裸地がまばらな緑で覆われた状態。植物の種類が確認できる様にな つてきた。ヌ
マ トラノオ、ヒメガマ、タコノアシ、セイタカアワダチソウ等の多年車やホソバイヌタデ、ヤナギタデ、トキンソウ、
サデクサ等の一年草が確認できた。
側面部はヨシが密生 して人の背丈を超え、道路か ら底面部を見る ことができない。側面部道路沿 いではイヌゴマ、
ニガクサ、アォ ヒメタデ、ガガイモ、ゴマノハ グサが見 られた。
つ
_
8月 10日 の調査は暴風雨とな り、途中中断となつた。底面部ではチ ョウジタデ、ア メ リカアゼナ、等の一年草水
田雑草やイネ科やカヤツ リグサ科の一年草が目立ち散在する状態となつた.石 川排水路側の底面部はヨシやセイタカ
アワダチソウが人の背丈を超えて、やや密生 しだ し、入 り込むのが困難になってきた。それでも細い株が多いので入
ろうと思えば入れ る状態である。道路側の底面部、標高 12m70cm付 近、水深 3∼ 5cm程 の泥裸地でミズユキノシ
タが 2株 確認できた。埋土種子由来と推定され貴重である。
9月 21日 の調査 では ミズアオイが確認された。
10月 以降は調査 日が無いので、個人的に調査 した結果を簡単に述べ る。
9月 、10月 とヌマガヤツリやカンエンガヤツ リ等の大型のカヤツリグサが散在 し、
実生のセイタカアワダチソウ、
ヤナギ類が地表面に日立つ様 になった。掘削された池の部分は年間を通 して水があ ったが水生植物は確認できなかっ
た。埋土種子より発芽 した植物は予想通 り少な く、予想以上に帰化種の侵入が早かつた。
12月 に道路側側面部の一部が草刈 りにより枯れたヨシが取 り除かれた。
底面部の出現植物については別紙に記す。
〔
追記 工事用道路について〕 素掘 りの調節池の南東側の工事用道路について少 し記録する。
道路は、ダンプが行き違 い出来る幅があ り、径 1∼ 2cm程 の砂利が敷かれ、未舗装だが固い。道路上は全 くの無植生。
砂利はコンク リー トや鉱滓が混 じる。
現状では、第二調節池を用四か ら北東に伸びる、幅 10m、 比高 3∼ 4mの 小型の堤防と見て良いと思 う。 6月 の
増水時でも全 く冠水 しなかつた。現時点では この道路由来の帰化植物の進人は確認されていない。
2015年 1月
長島 永幸 記
第 二 調節池内
ワ ン ド型調節 池 底 面 出現植 物 リス ト
湿潤環境形成実験地及び水位安定型実験地 植物相調査
タデ科
植 物 目録
(20¬ 4年 3月
ヒメタデ
(ア
∼
2014年 12月
)
オ ヒメタデ)・ ヤナギタデ・ オォィヌタデ・ イヌタデ・ サデクサ・
イシミカワ・ ホソバ イ ヌタデ
ヒユ 科
ホソバ ツルノゲイ トウ・
オ トギ リソウ科
アゼオ トギ リ ロ
0
ア プラナ 科
タネツケバナ類 ・ス カシタゴボウ・
ユ キ ノ シタ科
タコノアシ
バ ラ科
オ ヘ ビイチゴ・
ミソハギ科
アカバ ナ科
ホ ソバ ヒメミソハギ・ キ カシグサ・ ミズマツパ・ アメリカキカシグサ ・
ウスゲチ ョウジタデ・ チ ョウジタデ ロミズユキ ノシタ・
サ ク ラ ソウ科
ヌマ トラノオ
L
シ ソ科
イヌゴマ
ゴマ ノハ グサ科
アプノメ・アメリカアゼナ・アゼナ・ トキワハゼ・アゼトウガラし 0‐
キ ク科
アメリカセンダングサ・ アメタカタカサ ブロウ 0ハ ルジ ヨオ ン・ セイタカアワダチ ソウ・
オモ ダカ科
オモダカ (ホ ソバオ千ダカ型 )・
ミズ アオ イ科
ミズアオイ・
イネ科
メヒシバ類 (ア キ メ ヒシバ ?)・ ケイヌビエ・ニ ワホコリ・ アゼガヤ・ オギ・ ヌカキ ビ
0
ル́
0
ォォクサキ ビ Lョ シ .
ガマ科
ヒメガマ・
カヤ ツ リグサ 科
ミコシガヤ・ タマガヤツ リ・ メ リケンガヤツリ・ カンエンガヤツ リ・ ヒナガヤツ リ
(ツ
クシ
ナル コアゼガヤツ リ)・ アゼガヤッ リ・ ヌマガヤツリ・ コゴメガヤツリ・ カヤツ リグサ・
ホ ソミキンガヤツ リ 0ヒ メガヤッ リ・ マツバ イ・ テンツキ・ ヒデ リコ・メアゼテンツキ
ヒメクグ類 ロイヌホタルイ・ マ ツカサススキ・ フ トイ・ サ ンカクイ・
-3-
0
大川
秀雄
生きもの調査の状況
月
日
1月 19日
調
/
●確認できた虫
査
内
容
湿潤環境形成型実験地 には何 もいないため、水位変動型実験地に移動。
朽木中でクギヌキハサミムシ、 ヨツボシテントウダマシ、キバラヘ リカメムシ、コモ リグモー
種、アリー種、 コクワガタ幼虫、デオキノコムシー種。カマキリー種の卵発見 (稲 葉記)。
3月 30日
●確認できた虫
フオゴミム シ、カ メム シー種 と幼虫多数、ハサ ミム シー種、コモ リグモ ー 種、
ア リニ種 と巣多数。その他遊水池会館近 <の 第 一調節池でアカガネオサムシ (絶 滅危惧 Ⅱ類 )、
オオ ヨツボシゴミム シを採取。 1月 の調査では、ほとんど見 られなか つた種が増 えて春 を感 じ
た (稲 葉記 )
4月 20日 ○確認できた虫(別 に報告 )
リ
0エ リザ ハンミ ョウの巣穴 増減調査
(別 に報告 )
●与良川でワタラセハンミ ∃ウモ ドキの調査。目視の結果確認できなかつた。→ トラ ップ (餌
として酢酸と集魚用 エ キスを混含 したもの)を
26個 設置 し、23日 に回収 したがワタラセハ
ンミョウモ ドキは入 っていなか つた (ア オゴミムシ 2、 ヒメセボシヒラタ ゴミムシ 1)。 ああい
22日 (1名 )23日 (1名 )25日 (1名
4月 17日 (1名 )28日 (6名 )で 目視調査を行
・・・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●00
うが確認できず。
い 3月
)、
0そ の他 トウキ ∃ウダルマガエル幼生 1
5月 25日
〇確認できた虫 (別 に報告 )
○エ リザハ ンミ ョウの巣穴増減調査 (別 に報告 )
●その他
7月 13日
イノシシ、 イタチの足跡 を見 つける (川 俣記 )
〇確認できた虫 (別 に報告 )
Oエ リザ ハンミ ョウの 巣穴増減調査
●その他
9月 21日
(別 に報告 )
YP1 20付 近の斜面に シギ ?の 巣跡
(川 俣記 )
〇確認できた虫 (別 に報告 )
○エ リザハ ンミ ョウの巣穴増減調査 (別 に報告 )
●その他 :メ ダカがいた。(楠 記)ピ ットホール トラップの設置り 月 21日 →25日 (別 に報告)
10月 26日
〇確認できた虫 (別 に報告 )主 に水の中の虫を調査
Oエ リザハ ンミ ∃ウの巣穴 増減調査
(別 に報告 )
-4-
オサムシ科は遊水地から知られるレッドデータ昆虫62種 のうち約3割 の 18種 を占める。オサムシ科の貴重種がたくさんいるというのが 特徴。
種
対象 区
名
アカオサムシ (RDB)
ョウセンマルクビゴミムシ
ロオオナガゴミムシ
アカヒラタゴミムシ
リットンツヤヒラタゴミムシ
オマルガタゴミムシ
ヨウセンゴモクムシ(RDB)
オゴモクムシ
オズケゴモクムシ
調査 地
十
+
+十
十 +十
+
十+
十+
十
+
メケゴモクムシ
30
1
7
ウスゴモクムシ
オゴミムシ
ガシラアオゴミムシ
オアトボシアオゴミムシ
ボシアオゴミムシ
カガネアオゴミムシ
タホシスジノ1ネ ゴミムシ
5
+
十
十
2
+
2
合 計
*対 象 区は道沿 いでオギ 、ヨシ、メドハ ギが優 占 2014年 9月 19日 ∼21日 に設置
不調査区は掘削池周辺でヨシが優 占 20ユ 4年 9月 21日 ∼25日 に設置
*ト ラップは 両地 とも1∼ 2mお きに10個 設置 トラップは日径約 7cmが 8個 、約 10cmが 2個
により3個 掘 L
彎 もれたが避Pム シ
Simpsonの 多様度指数SiD
S種 からなる群集のi番 目の種の個体数をni、 総
個体数をNと すると
λ=多 様度指数としては1ハ と1-λ が用 いられるカ
今回はlAを 用いた
λ=Σ nl(舟 1-1)/N(N-1)
SID=1/λ
SID=3,36
対象区については多様度指数を計算できないが
明らかに調査区よりは高い。
ビットホール トラップで採れたゴミムシ
上段左から :ク ロオオすガゴミムシ,セ アカ ヒラタゴミムシ,オ オゴモクムシ,ケ クスゴモクムシ
メケゴモクムシ,オ オズケゴモクムシっキボシアオゴミムシ,フ タ本シスジバネゴミムシ
下段左から
`ヒ
-5-
69
エリザハンミョウ巣穴調査
エリザハンミョウ巣穴調査
20
4月 20醍
7
5月 25日
種 名
ビムシ
トビムシー種
ヒ
5バ ッ
タ
厖 ;=丁 ガ
こ
「
パッ
7月 13日 9月 2■ 日
一 枠 あたり100∼ 300の 巣穴を確認 測定不能 。
菓穴 の数 は前 回調査 時よりは減 少α数度
の冠水あり。枠 が壊れている。
場
と
畑こ
の
成
長と
が、
植
て
た
物
立
を
ユ 棒
印
しまつた。
"な
獅らされて
整
講 野鰤 ご
5目
10月 26日
4月 20日
分類群
種 名
コゥチュウ
エリザハンミョウ
こ
・_
___
ム
ゴ
ビ
ミ
シ
マ
ルク
ワ
チ
ユ
コ
チ
ウカ
ウ
0 0
O
ノシシに枠が壊される
9月 21日
○
○
4イ
5月 25日
〇
o
o
○
9月 21日 10月 26日
○
○
○
○
○
ヨウチユウ キアシスレチゴミムシ
モンミズギワゴミムシ
コウチユウ アト
コウチユウ オオフタモンミズギワゴミムシ
__,.ヽ _ヽ ´´¨がヽ1,
7月 13日
○
ゲヒシ タ
ト
ウスイロササキリ
アジアイトトンボ
ヾ
ッタ
ヾ
ッタ
・
ンボ
4月
15
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
卜
類群
25日
8
4
で 士電̀慧 ず
眸輿:章
5月
10
17
いており新幼虫によるもの。
一枠あたり100∼ 300の 巣穴を警認.測 定不能。小さな穴が開
ζ
誌
挿
貫
専髪
20日
5
7月 13日
10月 26日
56
8
○ ○ ○
○
コウチュウ
ナガドロムシ
コウチュウ
コウチユウ
シロテンハナムグリ
ババヒメテントウ
アオバネサルハムシ
コウチユウ
イネミズゾウムシ
ユスリカー種
ヨシノメバエ虫こぶ
○
コウチユウ
○ ○
○ 多。
宅書
ヒラタアプー種
ち
したも
った 一 時 的な水 たまりや新 t,く できた よ たま 雫i軋 るも織と共 墨
屯`津
:じ
○
○
O
メムシ
メムシ
○
○ ○ ○ ○ ○
コマツモムシ
ヒメミズカマキリ
ツマグロオオヨコバイ
○
コウチユウ チビゲンゴロウ
コウチュウ ゴマフガムシ
コウチユウ トゲバゴマフガムシ
コウチュウ ヒメガムシ
_L´ r、
`_・
コウチユウ キベリヒラタガムシ
ハネ
コゥチュウ メダカ カクシの一種
コウチュウ マルハナノミー種
○
コミズムシ
メムシ
o
○
○
○ ○ ○
メムシ
メムシ
○
○
モモコフキアプラムシ
アワダチソウグンバイ
メムシ
°
O
○
ミズギワカメムシー種
メムシ
o
O O O O O O
ンボ幼虫 コオニヤンマ
ト
トンボ幼虫 ギンヤンマ
ンボ
ンボ幼虫 ウスバキト
ト
ンポ幼虫 イトトンボー種
ト
ヒメアメンポ
アメンポ
ケシカタビロアメンボ
ンボ
ンボ
ンボ
ンポ
メムシ
メムシ
メムシ
`多 し10
レッデザータ霊虫 :ま 今魏 命調査 で 1ま 見 られなか つた。
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2歩
きる。
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≦`調 査 時間 が奎く鋸 鑑 鐸轟 し`
来尋鍛 り鋳手を黒くす必要 が 轟る。
墓.比 較可能 な定量
ラップも定量 的調査
丁、昆 虫権 は貧理で
莫甚し段階 発 も難で、
く
多く、評
た藉 :こ 鑢許ラップ譲査など出
“
ト
移擁
い
轟ょぅだが毎こ拳した餞境
うとなるた範 、ど藝萎度
てモ
ll
b
:
ヽ
・
ても見た基と母 轟為人が い曇。霊去採 集 :ま しまや畿滅 短鍵ホビー
-6-
平成 26年 度渡 良瀬遊水地生 きもの 調査結 果報
調査 月 日
5月
第 2回 8月
第 1回
25日
11日
)
(日 )
(日
参 加 者 12名
参 加者
6名
場所
第 1回
第 2回
第 2調 節 池
湿 潤環境 形成型 実験 池 、水位 安定型実験 地 (平 成 25年 度造 成 )
環境学習 フ ィー ル ド1池 (平 成 22年 度造 成 )
環境学習 フ ィー ル ド2池 (平 成 24年 度造 成 )
採捕結 果
5月 25日
第 2調 整池
湿 潤環境 型実験 池 、水位 安 定型実験 地 (平 成 25年 度造 成 )
湿潤環境 形成型実験 地
第 1池
モ ツ ゴ (稚 魚 )20匹 ロツチ フキ (稚 魚 )2匹 日
オオ ヤ マ トンボヤ ゴ ロシオ カラ トンボヤ ゴ ロア メ ンボ 多数
第 2フ 第 3池
は
捕獲
なし
水位 安 定型実験 地
オオヤ マ トンポヤ ゴ 6匹 ロシオ カ ラ トンボヤ ゴ 3匹 ・
ア カネの 仲 間 2匹 ロ ミズ カマキ リ 1匹
環 境学 習 フ ィール ド 1池 (平 成 12年 度造成 )()は 種 同定未 了
メ ダカ ロツチ フキ ・ タイ リクバ ラタナ ゴ・ (ヌ カ エ ビ ロスマ エ ビ
)・
8月 11日
ヒメ タ ニ シ・ ドブガイ ロ カ ヮ トンボの 仲 間 のヤ ゴ (ハ グ 回 トンボ ロ)
環境学 習 フ ィー ル ド2池 (平 成 24年 度造 成 )
モ ツ ゴ ロツチ フキ ・ メ ダ カ ・ カ ヮム ツ ロライギ ョ ロタイ リク バ ラタナ ゴ・ (ヌ
カ エ ビ ロヌマ エ ビ)ロ ウ シガ エル 幼 生
オオヤマ トンボヤゴ
*メ ダカ分析 用 に持 ち帰 る。
メダカ
ドブガィ
タイ リクバ ラタナ ゴ
り
一 了一
)
栃木県内の 野 生 メ ダカ遺伝子解析 ― │(非 公開)
2014.12.19現 在
番 号 地 点名 (略 称 ) 市 町大字
6
非公開
非公開
非公開
非公開
非公開
非公開
7
非公 開
2
3
4
5
非公 開
9
非公 開
10
非公開
非公 開
12
13
14
15
16
7′
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
非公 開
非 公開
非 公開
非公 開
非公 開
非公開
非公 開
非公開
非公 開
非公開
非公開
非公 開
非公開
非公開
非公開
非 公開
非 公開
非公開
非公開
η′
00
34 非 公 開
35 非 公開
36 非公 開
40
41
思川
14
思川
思川
20
思川
思川
小山市 乙女
西仁連川
利根川
小山市羽川
渡 良瀬川 巴波川
小山市寒川
西仁連川
下野市薬師寺 利根 川
渡 良瀬 川 三 杉 川
佐野市越名
足利市名草 下 渡 良瀬川 名草川
足利市菅 田町 渡 良瀬川 名草川
足利市利保 町 渡 良瀬 川 名草川
足利市 多田木 渡 良瀬 川 尾名川
栃木市箱 森町 渡 良瀬 川 巴波 川
巴波 川
赤津川
栃木市 大柿
姿川
思川
壬生町安塚
姿川
宇都宮市 西川日思 川
鶴 田川
宇都宮市鶴 田 姿 川
真岡市
真岡市 西沼
真岡市程島
高根沢町桑窪
真岡市 道祖 土
芳賀町稲 毛田
芳賀町稲 毛田
非公開
非 公開
非 公開
(会 未確認 )
非公 開
非公 開
非 公開
非公開
渡良瀬遊水 地
非公開
P
L
20
20
0
Z
0
0
0
0
3
0
6
0
0
0
9
46
0
0
20
9
2
9
0
0
0
0
20
20
6
20
18
19
0
0
0
0
0
0
0
14
4
0
16
3
0
14
0
0
0
0
20
9
2
0
21
13
6
2
0
0
20
5
0
15
0
0
18
6
0
0
20
14
0
0
0
0
3
41
40
0
0
0
21
五行川
江川
25
五行川
五行川
85
0
0
9
備考
0
55
2008解 析
2008解 析
2008解 析
五行川
五行川
18
小貝川
小貝川
小 貝川
小 貝川
20
0
0
20
0
18
2
0
小貝川
大川
18
0
4
0
3
大川
20
0
0
0
2
18
小貝川
小 貝川
54
0
0
0
0
54
Zだ
小貝川
小貝川
20
0
0
0
0
20
Zだ けの集団
大川
14
0
0
0
0
14
Zだ けの集 団
小 貝川
20
0
12
0
0
12
9
0
0
那須鳥山市神 f 那珂 川
江
江 j‖
21
20
18
0
0
可j:│
調王
「
江川
20
0
0
5
15
0
江川
20
0
12
18
0
0
江川
21
0
12
筆川
20
0
20
小貝川
小貝川
小貝川
真岡市高 田
」
那須 烏 山市 野 那珂 川
那須烏山市下川井
那珂 川
矢板市豊 田
上三川町東蓼涵鬼怒川
筆川
j‖
8
0
2
0
0
│り
'の
集団
0
0
0
0
Kだ けの集団
99
0
2008解 析
136
0
思川
20
3
16
26
0
思川
思川
20
3
15
0
0
思川
与 良川
巴波川
永野川
20
4
0
0
0
0
8
0
0
4
5
0
0
9
0
宇都宮市 平出
小山市黒本
小山市小袋
小山市迫間 田
栃木市緑 川
栃木市真 弓
栃木市富 田
栃木市仲 仕 上
鬼怒川
鬼怒 川
思川
巴波 川
巴波川
小 山市小 宅
思川
思川
14
8
0
宮戸川
22
0
0
0
0
0
0
2013新 チ
0
0
0
0
0
2014新 規
2014新 規
小 山市西 黒 田
巴波 川
巴波川
20
20
思川
21
小山市南和泉 思 川
渡 良瀬 川
小山市
野木町佐川野 利根 川
乗遺伝子 タイプ
J
瀬戸内
`
15
14
4
20
EU
42
43
44
45
思川
小 山市 粟宮
K
J
K
東 日本
10
9
30
22
19
19
I L北 部 九州 P東 日
-8-
0
QV
38
39
小山市小薬
非 公開
非公開
非公 開
解析 尾 姜
0こ
8
河川 名
水系
10
0
0
2008(松 田
)
0
0
東型
0
2013新
0有 明・
リ
「生 き もの調 査
とめ
松浦
秀一
1. 観察方法
場所 :湿 潤環境形成 型実験地、水位安定型実験地
期 間 :2014/1∼ 2015/1
方法 :ラ イ ンセ ンサ ス法
2. 結果
観察結果 を別表 に示す。
1)年 間 を通 して 61種 (sp3種 含 む )が 観 察 され た。
1回 の観 察 では約 10∼ 20種 で 、決 して多 くはないが、
日本野鳥 の会栃木 が 201〃 1,4,5,10月 に実施 した谷 中湖周 辺 の探鳥会で観 察 した
総種数
57種 と比 べ る と、観 察 地 の環境 は異 な るものの、少ない種数 で はな い と
い える。
2)季 節性 が よ く表れ てい る
・ 3γ 9月 :シ ギチ類 が観察 され た。
7+spl種
05∼
浅瀬 の 面積 、持続性 が不十分 で ある。
。
7月 :カ ッコ ウの声 が 聞 こえた。
東側樹林 か らの声 であつた。
05∼
07∼
・ 9∼
7月 :オ オ ヨシキ リよ リコ ヨシキ リが多 く、繁殖 地 となってい る可能性 あ り
9月 :ツ バ メ類 のね ぐらとな ってい る可能性 あ り
11月
:カ モ類
(9+spl種 )が 観察 され たが 、12, 1月
は観察 され な
かった。
餌 とな る水草、水生動物類 の増殖 が不 十分 な ので はないか と推測 され る。
池沼 の水深 が適 度 に深 い た め水 面採餌、潜水採餌 の 両 タイプが観 察 され た と
思 われ る。
09∼
1月 :ホ オジ ロ類、 ア トリ類 、セ キ レイ類 が観 察 され た
カ ラ類 は観察 され なか っ た。道路 そばに樹林 が な い ため と考 え られ る。
・ 9∼ 4月 ;猛 禽類
(タ
カ ロ、ハ ヤブサ ロ)が 観察 され た。
種数 も多 く、 8種 であつた。 主 として西側樹林 で あ つた。
全体 ま とめ及 び今後 へ の提言
1
3。
掘削 か らの経過年数 が少 な い に もか かわ らず多 くの種数 が観察 され た。 今後 引続 き
推移 を観 察 してい けばよ り多 くの情報 が得 られ ると思 われ る。
池 沼、浅瀬 、樹林等 の配置 は今 回 の観 察地 に限 らず第 二 調 整池全体で検討す べ き と
思 うが 、浅瀬 面積 は もつ と広 くとっ た ほ うがシギチ類 の誘 致 には有効 であ る。 また 、
観察路 そ ばに樹林 があ つたほ うがカ ラ類等 を含 め野鳥 の種数 は増 える し、観 察 に も適
切 と考 え られ る。
-9-
市 民 に よ る 「生 き も の 調 査 」 (野鳥 班 )の ま とめ
湿潤環境形成型実験地・ 水位安定型実験地調査 (2014。 1∼ 2015.1)
開催 月
開催 日
時間
1
l始
9:30
了
1030
9:30
10:30
20
25
9:30
10:30
5:20
6:30
5:50
6:20
5120
5:50
5:20
5:50
5:50
6:30
6:20
7:20
7:20
7:55
13
10
確認 種
種
科
目
キ ジ
キ ジ
キジ
カモ
カモ
E下 リガモ
1
マガモ
カルガモ
ハシビロガモ
オナガガモ
コガモ
カモSP
ホシハジロ
ミコアイサ
カワアイサ
カイツプリ
ペリカン
キジノ`ト
カワウ
ウ
101+
4
3
2
│
1
33
ヨシゴイ
アオサギ
ダイサギ
コサギ
サギ
カッコウ
クイナ
カッコウ
チドリ
チドリ
ツ ル
7
160+
カイツプリ カイツプリ
カンムリカイツプリ
ハジロカイツプリ
ハ ト
カツオドリ
1
1
1
1
15
1
オオバン
ッツドリ
カッコウ
レチドリ
イカメ
コチドリ
1
1
タシギ
ツルシギ
クサシギ
イソシギ
シギSP
シギ
1
1
1
ツバメチドリ ッバメチドリ
ユリカモメ
カモメ
セグロカモメ
コアジサシ
タカ
ミサ ゴ
ミサ ゴ
タカ
トビ
チュウヒ
ハイイロチュウヒ
オオタカ
ノスリ
クマタカ?
カワセミ
アリスイ
コゲラ
ブッポウソウ カワセミ
キツツキ
キツツキ
ハヤブサ
スズメ
ハヤブサ
チョウゲンポウ
ハヤブサ
モズ
モズ
カラス
カケス
オナガ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
カラスSP
1
1
l
:
1
1
1
1
l
ヒヨドリ
ウグイス
エナガ
メジロ
ヨシキ リ
1
1
シジュウカ シジュウカラ
ヒパ
ヒバ
ツ′ヽメ
ショウドウツバメ
│
1
1
1
1
メ
ツノ`
ヒヨドリ
ウグイス
エナガ
セッカ
ヒタキ
ツグミ
スズメ
スズメ
セキレイ
ハ クセキレイ
セグロセキレイ
タヒバ :J
カワラヒワ
ベニマシコ
シメ
1
50+
多数
1
1
メジロ
オオヨシキリ
コヨシキリ
セッカ
ム クドリ
1
「 5轟
10針 ・
1
5
多数
1
ムクドリ
ジョウビタキ
アトリ
外釆種
ホオジロ
ホオジロ
カシラダカ
アオジ
オオジュリン
キジ
コジュケイ
総
数
1
│
1
106
32
28+
137+
68+
101+
223+
144+
<参 考 >谷 中湖 周辺
日本野鳥の会栃木探 鳥会 (2014)
:器
1需
6:25
:
7:10
6:50
1
7:40
1
1
4
5
11
19
19
11
35
31
7:00
:
10
18
7:35
17
32
総計 57種
1
1
1
1
1
1 1 1 1 1 1 ● 1 1
/
︲
2 1 1
3 1 2
︲
︲
︲
︲
︲
1
︲
1
︲
秀 一]
︲
3
5
3
:松 浦
1
[作 成
17
32
57
第 24回 渡良瀬遊水地 ワシタカカウン ト報告
2015年
2月 1日
(日
)
天候 :晴
強風
催 :日 本野鳥 の会栃木
渡良瀬遊水 池 を守 る利根 川流域住 民協議会
参カロ者数 :36名 +
調査 時間 :10:00∼ 12:30
調査 定点 :9カ 所
主
《今回の調査 につい て 》
①調査方法 は従来 まで と同様 の 方式 。
0遊 水 池の主要 ワシタカ類 で あ るチュ ウ ヒ、ノス リ、 トビに関 して は、 10100か ら15
分 間隔で記録 を と り、その時刻 に各調査 定点で観察 で きた羽数 と状態 (飛 行 、 とま
り)を 調査用紙 に記入。また地 図 に観 察 された位置 、動 き等を記入 した 。
・ その他の種 は、調査 時間内で 出現 ご とに逐 一 、調査 用紙 と地 図 に記入 した 。
・ 以上 の記録 の際 、隣接 の定点 とダ ブ らな いよう、 トラ ンシーバ ー を使 つて連絡 調整 し、
集計段階で も検 討 した。
②調査 定点 は、 リーダ ー 予定者の都合 で 、計 9カ 所 とした 。
者 は集合 時 36名 で 、調査 開始後 にはもつ と多 くな つた と思われ る。各 定点で調査
③参カロ
に、そ
こに居合わ せた 一 般 の人が興 味を持ち 、手伝 い に加わ る出来事 もあ つた 。
中
《調査結果》
◆主要 3種 ★同 一 時刻確認の最大数 (全 定点合計 )
4羽 (10:00)
チユウヒ
6羽 (10:45)
ノスリ
19羽 (10:00)
ト ビ
◆その他の種 ★ トー タルの観察 羽数
3羽
ミサゴ
2羽
ハイイロチユウヒ
3羽
オオタカ
1羽
ハイタカ
1羽
ハヤプサ
0羽
チ ∃ウゲンボウ
コチ ∃ウゲンボウ
0羽
〔
上記 合 計 8種 〕
13年 の 結果
フ羽
7羽 (10:30)
18羽 (11:30) 11羽
35羽 (10:15) 60羽
14年 の 結果
3羽
5羽
2羽
0羽
2羽
1羽
1羽
(計 9種 )
4羽
2羽
1羽
1羽
1羽
1羽
0羽
(計 9種 )
*な お 、主要 3種 の調査 方法で あ る 「 同 一 時刻最 大羽数 」方式 で 出 た数 は、最燿児二れたは鱒閲晨以
´
´
なふ掟羹ュ点は2拠 である。実岬にはさらに多い可能性がある。
《考 察》
◆チ ユウヒ
ー定時刻 に見られた最大個体数は 4羽 とされた。これは、以前と比べ少なか つた昨年よ
りさらに少ない。直接の原因としては、風が大変強く、飛翔に適さない条件だったことが
上げられる。一方、今冬遊水地内のね ぐらに夕方集まる個体数は、 1月 の調査によると 3
0羽 台であつたとのことであ り、日中は大半のチュウヒが遊水地外で過ご していることに
なる.夜 間 (ね ぐら)の 数と昼間の数 との差が大きいのは、例年の傾向であるが、今年は
その差がより大きくな つている。
-12-
◆ ノス リ
同一 時刻 での最大個体数 は 6羽 で 、昨年 (18羽 )よ り激減 した 。その原 因はわか らな い
が、チュ ウ ヒ同様 強風の影響 を受けて い るの も一 因 と思われ る。昨年 の調査では一 昨年 よ
り増カロして いるの で、長期 的 に減少傾 向が 出て いる とは言え な い。 なお地元か らは、 ノス
リは秋 回の飛 来 が遅かつた、個 体数 も少なか つた 、 という報告が あ った。
◆ト ビ
同一 時刻での最大個体 数 は 19羽 で 、昨年の 35羽 か ら大 き く減少 したが 、まず まず落 ち着
いた レベ ル だろ う、 とい う意 見 が多か った。一 昨年 は 60羽 と異常 に多 い数であ つたが 、餌
付 けを して いた人の周辺 に トビが集 まつたのが原 因 と思われ る。
◆その他 の 種
ミサ ゴは昨年 と同数で 、特 に大 きな変化 はな い と思われ る。捕 獲 した魚 を持 って飛翔 す
る姿が今年 も観察 された。
ハイイロチ ユ ウ ヒは昨年 5羽 確認 され たが 、今 回 は 2羽 だ つた 。ね ぐら調査 による と、
今冬 は 15羽 前後 との こ とで、 例 年 よ りやや多 い傾 向がみ られ る。 にもかかわ らず今 回少 な
か つたの は、チ ュウ ヒ同様 日中遊水地外 へ 出て いる個体が 多 くな つて い る と推測 され る。
オオタ カは 3羽 記録 され 、昨年ゼ ロだったハ イタ カが今 回は 1羽 確 認 され た。
八 ヤブサ類 で は、ハヤプサが 1羽 観察 され 、チ ∃ウゲ ンボ ウ とコチ ∃ウゲ ンボウは とも
に記録 されなか つた。夕力類 同様 、風 の影響を受 けた と思われ るが 、コチ ョウゲ ンボ ウ は
ここ数年 、渡来個体数そのもの の減少 が地 元の観 察 者か ら指摘 され て いる。
《総 括》
曇で 一 時小 雨 も降つたが穏や かだ つた昨年 と対 照 的 に、天 気 は快 晴 だ つたが非 常 にJヒ 西
の風が強 く、継続 した調査が 困難 に思え るほ どであ つた 。
主要 3種 (チ ュウ ヒ、ノス リ、 トビ)は 昨年 よ り減 少 し、他の夕 力類 ・ 八 ヤブサ類 も
オオタカ とノヽ
イタカ以外数を 減 らして いる。チ ュウ ヒや ノス リな どが少 なか つた原 因の 一
つ は、風 の影響であろ う。ヤナギ等の樹木 に とまる姿 もほ とん どなか つた。
チュ ウ ヒとノヽ
イイ ロチ ュウ ヒは、別途 行われ て い るね ぐら調査 によれ ば、従来 よ リチ ュ
ウ ヒはやや減 、ノヽ
イイロチ ュ ウ ヒは例年 よ り多 い よ うであ る。 これ ら 2種 の大半 は 日中遊
水地外 で過 ご して いるが 、この数年 はその傾向が 強 ま つて いるよ う にも思われ る。
なお 、地 元の観察者及び調査 の主力担 当者か らは、昨 秋以降今 冬 の遊水地 の状況 と今 回
の調査 結果 につ いて、以 下 の よ うな報告 と意見が あ つた。
・ 昨秋 はカモ類 の渡 来が遅 か っ た。他 の 冬鳥 も遅 く、夕力類 も遅れ て いる傾 向がみ られ た 。
現在 は、例 え ばオオジュ リンな どは多 く観察 され る。
・ 冬期早朝の野鳥調査で は、 オ オタカ・ チ ュウ ヒ・ ミサゴ は必ず出現 して いる。
・ 第 2調 節池 内で 、湿地再生事業の工事が 継続 して行 われ 、掘 削 によ り規模の大きな水辺
が出現 して いる。一 方 でアカ メヤナギな どの樹木 が 一 部で伐採
され て いる。夕力類やノヽ
‐′ ‐
ヤブサ類 が これ らの影響 を受 けて いるの で はな いか 。
0チ ュウ ヒは、や は り長期 的 に見 る と個体数その ものが 減少傾 向 にあ るので はないか 。楽
観視 はで きな い。今 後注意 す る必要があ る。
,
・ 湿地再生事業 で出現 した水 辺 は、まだ基 本 的 にさまざまな生 物が 生存 で きるような状 態
にはな つて いな い。一 定程度 の多様 な生物相 がで きあが るまで数 年以上かかるだろ う。
その推 移 を注視 し、保 全 管理 につ いても考えて行 く必要がある。
日本野鳥 の会 の会議のため 関東全都県か ら参加者 が あ った昨年 に比 べ 、今 回は通 常 の 状
態 に戻 つたが 、 40名 近 い参カロ者が あ り、条件 の厳 しい中で懸命 に調査 にあたつて くれ た 。
主催者 として心 か ら感謝 申 し上 げる。
今 回のカウ ン ト結 果 に加 え 、 さらにさまざまな調査観察デ ータを集積 ・ 分析 し、周辺地
域 も含めた 渡 良瀬遊水地 の生 物 多様性保全 に貢献で きるよ う、自然保 護団体 として努力 し
て行 きたい。
文 責 :高 松健比 古 〕
〔
-13-
「 渡良瀬遊水地 エコミュー ジアムを考える
一新たな町おこしと共に一
シンポ ジウム」 を開催
〃嘔″帳
重
"登
ブア′呂参■8ノ
2014年 10月 25日 に栃木商工会議所にて、渡良瀬遊水地周辺 4市 2町 の首長参加を呼び掛けて、新たな
町おこしを考え「 渡良瀬遊水地エ コミュー ジアムJを 提案するシンポジウムを開催 しま した。
渡良瀬遊水地がラムサ ール条約登録され てから2年 、
「渡良瀬遊水地保全・ 利活用協議会」(行 政と利用者、NPO
が構成)の 発足か ら 1年 経 つて、遊水地の 賢明な利用 について周辺自治体の取組 みが見えてきま した。
そこで、各 自治体の連携を期待 して、表題のシンポジウム を栃本市の協力 (栃 本市市民活動推進事業 の助成 )
を得て、国主交通省、環境省、栃木県、 4市 1町 自治体等の参加に参加のもとのでの開催 とな りま した。
路湿原 を守る市民と行政の取組 一調査から町おこしの歩み ―」を、釧路国際ウエ ット
第 1部 の基調講演は「劉‖
ラン ドセンタ ー主幹の新庄 久志氏にお願い しました。制‖
路湿原で開発計画があ つた 1960年 代 に、地域の研究
者が中lbと な り総含調査を実施、開発に勝る湿地の価値に気付き、釧路市、市民とともに日本初のラムサ ール湿
/AN園
」
地に登録された長 い年月を話されま した。その後、第 3回 ラムサ ール締約国会議を開催 し、
「 釧路湿原国立
の指定へ と国を動か したのは、市民と行政 と両者を結束させた リーダ ーで した。
第 2部 の基調報告は 3人 、利根川上流河川事務所・ 横森源治所長の「渡良瀬遊水地グラン ドデザインと湿地保
全・ 再生基本計画」と、環境省関東地方事務所野生生物課・ 荒牧まりさ課長の「 渡良瀬遊水地は、なぜラムサ ー
ル条約湿地 に選ばれたのか」
、最後に本会の嶋津暉之世話人による「 渡良瀬遊水地 エコミュージアムを考える」で
した。ここで当日発行の「 渡良瀬遊水地 まるごと博物館」のパ ンフレッ トを配布、説明 し次のパネルデ ィスカ
ッションヘ の課題提起を しま した。
パネルデ ィスカ ッシ ョン テ ーマ「渡 良瀬遊水地 エコミュージアムを考える ―新たな町お こしと共に ―」にそ
つて、パ ネ リス トは新庄ス志氏、横森源治氏、鈴木俊美栃本市長、大ス保寿夫小山市長、白丼勝三氏 (渡 良瀬遊
水地アクリメ ー シ ョン振興財団専務理事 )、 内田孝男氏 (わ た らせ未来基金事務局長 )の 6名 。
コーデ ィネ ータ ーは、花輪イ
申一氏 (ラ ムサ ール・ ネ ッ トワ ーク日本共同代表 )、 猿山弘子 (本 会事務局長 )。
は じめに、小山市長はJヽ 山市内の「 渡良瀬遊水地第 二調節池エコミュージアム計画」を具体的 に説明さ
れ、栃本市長が「 エコミュー ジアム構想の方向性に賛同する」
、
「 4市 2町 の 協議会 (前 述 )を 、課題を共
べ
有 し解決をする場に したい」との 、それぞれ建設的な発言で した。
さらに小山市長は、
「本県の 2市 1町 が一体 とな つて進めれ │よ 構想の実現 につながる」と強調 しされま
したが、栃 本市長は「 あくまでも 4市 2町 で連携が閉要」と意見の違いもあ りま した。
自丼氏は、アクリメーション振興財回の活動1犬 況を丁寧に説明され示された今後の方針は、本会提案の
エコミュー ジアムと同方向で した。内 田氏は「 わた らせ未来基金は、エコミュージアムの実現をめざ して
発足させ、その後率先 して湿地 保全活動を している」と実践例を報告をされ、
未来への夢を語 られま した。
´
″
議論は会場からの発言も6、 <め 、さらに続けたい状況で したが、最後に花輔氏が「さまざまな関係者が集まっ
て設立された先に紹介された協議会は、歴史の一つのポイン ト。今後さらに議論を重ねて発展させ、盛り上がっ
ていけば」と期待をこめてまとめられま した。会場の皆さまからは、40名 を超える方にご意見を書いていただ
きました。参加者 172名 の関lbと 意見を生かす取組みを、継続すべきと強 <感 じたシンポジウムで した。
当日、国主交通省利根川上流河川事務所、環境省関東地方環境事務所、栃木県 (環 境森林部)、 栃本市、小山市、
野木町、古河市、加須市の参カロと、板倉町を含めた後援、協力を頂きま したことを感謝申し上げます。
あわせて、ラムサール・ ネットワーク日本、ラムサール湿地ネットわたらせ、わたらせ未来基金、日本野鳥の
会栃木の後援、 ご協力を心より感謝いた します。
-14-
想実 現 に重 要 な役 割 を担 う
と い う 認 識 で 一致 し た 。
構 想 に つい て 鋼 恭 資 寿 栃
木市長 は ﹁
この方 向 性 を 当
市 の首 長 2 人 、環 境 団 体 関
地 が 立 地 す る栃 木 、小 山 両
県 、 4 市 2 町 に ま た が って
夫小山市長も ﹁
遊水地は4
く
ければ﹂と提案。丸久俸窺
にし賢明に活用するも の
で、
協 議 会 は 歴 史 の 一つ の ポ イ
ント 。 さ ら に 発 展 さ せ 盛 り
上 が って い け れ ば ﹂ と ま と
こ
己雌儲 子︶
め た 。 ︵
下 髯 ガμ
遊水地課など新設 鮮絣
︻
も
働 麻 け 師 制 ´細 ″ 親 剤
■5
改
し た 。渡 良 瀬 遊 水 地 の利 活
.
用 に 取 り組 む ﹁
遊 水地課 ﹂
を 新 設 す る 。体 制 は 現 行 通
4部 5総合 支 所5課
り,の 1
8
で 、担 当 部 署 の 入 れ 替 え な
ど を行 う 。
新 設 の 遊 水 地 課 は 、総 合
政 策 課 の 遊 水 地 ワ イ ズ ユー
た 。住 民 や 行 政 や 関 係 団 体
ラム サ ール条約 の理 念
概
日
″
小
川ク 本 共 同代表 の
輪 伸 一氏 が ﹁
さ まざ まな 関
ス担 当 を 課 に 格 上 げ す る こ
に合う アイデ ア﹂と 高 く評
者ら約 ■60人 が参 加し
ラムサール湿地として先 お り 、 行 政 同 士 の 合 意 形 成
進的に取り組む釧路ウ ェッ が 大 切 。 本 県 の 2 市 ■ 町 が
トウンドセンターの競雌 一体とな って協議会を活性
久 志 氏 は ﹁エ コ ミ ュー ジ ム 化すれば、構想の実現につ
か れ 、 環 境 団 体 や 行 政 関 係 構 想 は 湿 原 の 価 値 を 明 ら か ながる﹂と強調した。
最後にラムサール ・ネッ
係者が登壇 した 。
エ コミ ュー ジ ア は
遊
ム
水
市
し
の
指
に
針
た い﹂ と賛 同
地全体 を ﹁
ま るご と博 物 館﹂ した上 で 、 ﹁
す べ ての関 係
と 位 置 付 け 、自 然 や 歴 史 遺 者 が 集 ま る 協 議 会 は 情 報 や
産 、 展 示 施 設 な ど を ネ ット 課 題 を 共 有 し 解 決 を 目 指 す
ワ ー ク 化 す る 構 想 。 バ ネ ル 場 と し て 重 要 。 も っと 充 実
デ ィ ス カ ッシ ョンに は 遊 水 を 図 り 、 実 の あ る 場 と し な
渡 良 瀬遊 水 地 のエ コ ミュー ジ ア ム化 に つ いて
考 えた シ ンポ ジ ウム =25日 午 後 、 栃 木 市 内
な ど で組 織 す る 渡 良 瀬 遊 水
係 者 が 集 ま って 設 立 さ れ た
と で遊 水 地 関 連 の施 策 や 事
業 を 積 極 的 に 展 開 し 、対 外
的 にアピ ールす る 。
市 庁 舎 整 備 な ど を担 当 し
はい な雌﹂ は 一
射則
一
生
も 新 設 し 、人 一
け群 ″
一
-15-
ュージアム化論議
聾L二 1111
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町
な
た
新
価 した 。
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栃木で遊水地シンポ
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地 保 全 ・利 活 用 協 議 会 が 構
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トlZ港 く
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構想実現へ協議会重要」
﹁
渡良瀬遊水地エコミュ
ージアムを考えるシンポジ
ウム﹂ ︵
渡良瀬遊水池を守
る利根川流域住民協議会主
5日、栃木市内で開
催︶が2
下野新 聞 2014.10。 26
私と遊水池〉
〈
正 造 が拒 んだ遊水 地 を守 ろ うとす る私 た ち
ノ││
俣
世
渡良瀬遊水池 に初 めて行 つ た の はいつ だ ったのだろ う。 大学時代までは行 つた ことが なかった。
す る と、教員 にな っての昭和 50年 (1975)以 降だ。 。
人 で行 つたのだろ うか。 同僚 とか 、家族 とか 、思
い 出せ な い。今 では年 に幾度 とな く通 うよ うにな った遊水 池 であるが行 くたび に毎回新 たな発 見、驚 き
が ある。最近 では(2013。 12.15)、 わた らせ未来基金 の ヨシ刈 りに参加 した とき、高 い ヨシの 中で一人 に
な った瞬 間、無制 限に私 を肯定す る田中正造 の存在 を感 じ驚 い た もの だ。 あたか も、「この地が いか に
豊 饒 か分 か るか」 と語 りかけて くる ご とくであ った。
平成 17年 (2005)3月 3日 、勤務す る栃木女子高校校 内 に渡 良瀬遊水池土壌 で 3.5m× 6mほ どの ビオ
トー プ池 をつ くった。東京 大学大学院農学 生命科学研 究科生圏 システム学専攻保 全生態学研 究室 の指導
「宮大学教 育学部地学教室 の協力 を頂 い た。今 年 の 3月 で満 10歳 を迎
を仰 ぎ、わた らせ未来基金 。宇 者
えた この池 には市内赤渕川 か らす くっ てきたメダカが泳 ぎ、 トウキ ョウダル マ ガエ ル 、カル ガモ もや つ
て くる。 ワタ ラセ ツ リフネ ソ ウも毎年 開花す る。
2005。
3.3 裏庭 に ビオ トー プ池 をつ くる 05.5月 、完成 2カ 月後 の ビオ トープ池
10年 目の ビオ トー プ池 (15.03)
2007年 には 、宇 者
『宮大学 と共 同で実施 したサイ エ ンス パ ー
トナ ー シ ップ プ ロ ジ ェ ク トの一 環 と して
バ
ス
の
か
つ
巴波川 源 流 鹿 沼市井 戸湿原 ら遊 水 池 ま で
で 下 た り、 ビオ トー プの生 物 を電子 顕微鏡 で 観 察 し
た りした。 遊 水 池 の 奥深 さを再確 認 した。
2007.6.16遊 水池 に立つ 化学部員 た ち
2007.8.24電 顕を操作す る生徒(右 )と イ トトンボ複眼の電顕像 (左 )
最近 、前 に も増 して思 うの は若 者 を遊 水池 に誘 い
うこ とで あ る。 あ の 地 に 立 つ と、 人 は 自然 と生 命 に 関
を感 じ、 さ らに 学 ぼ うとす るは ず だ か らで あ る。 人類
考 えた くな るか らで あ る。 昨 夏 は 数名 の 栃 女 高地 球部
もに観 察 会 に 参加 の 予 定 で あ つ た が 、荒 天 の た め 中JL
今 年 の 観 察 会 には 是非彼 女 た ち と一 緒 に参加 した い と
る。
自宅裏山の山桜と教え子親子(15.2月
)
-16-
た い とい
して 多 く
の未 来 を
部員 とと
とな つ た 。
願 つてい
谷中村 の遺跡を守る会、再編 成 総会開かれる -10月 26日 一
谷中村の遺跡 を守る会の会長の針谷不 三 男さんが逝去 され、会 の継承 を配 して関係者が集ま り新会長 に
高際澄雄氏 (宇 都 宮大学名誉教授 )を 推 して再編成総会が開かれ ま した。
事務局 を針谷さん宅におき、新体制 で 谷 中村跡地 の 保存、案内 の充実にむけてスタ ー トをき りま した。
渡 良 瀬 遊 水 地 を 守 る活 動 の 先 駆 者 、 針 谷 さ ん の 思 い を 受 け継 いで
谷 中 の 遺 跡 を 守 る会 副 会 長
杉浦
勝昭
谷中村出身の先祖に思いを馳せ、遊水地の自然を守る活動 に一生を賭けて戦い抜 いた針谷不三男さんが亡
くなられて 1年 余 りが経ちま した。針 谷さんの遊水地に寄せる思 いは深 いものがあります。
とりわけ印象深 いのは
① 真夏の早朝、葦の本に溜ま つた朝露に朝日がさ して輝 <光 景を見るため遊水地を訪れる人がいると嬉 しそ
うに目を細めて話す姿
② 遊水地に繁茂する「 半夏生」を守るため革刈りを し、1菩 来は群落をめざ していた活動
③ 谷中村墓地が谷中湖のため に掘削されようとした時、そのブル トーザ ーの前に仲間たちと座 り込み、身を
挺 して墓地を破壊から守 つた活動
④ その後、国主交通省と交渉を して谷中村墓地周辺の案内板、旧谷中村住民の住居あとの標識を設置、毎年
7月 に谷中村墓地の革刈りを しておられま した。
⑤ 延命院跡に投書箱を設置、 ノー トを置き訪れた人の感想などを記入 していただき、内容を手書 きで「谷中
村だより」として発行 し続 けてきま した。
⑥ 何よりも、藤岡町の町会議員として渡良瀬遊水地 の「 ラムサ ール条約登録」に関する質問を行いラムサ ー
ル登録に尽力されま した。
等々、針谷さんの人柄、行動 力についてはまだまだ書き足 りないと思いますが、針谷不三男さんは藤岡町の
人達から信頼され、現在の谷中村跡地、渡良瀬遊水地の自然を誠実に受け継 いできた活動家であると思います。
私も針谷さんの思 いを受け継いでいきたいと思 つています。
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2015年
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4月
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市 民 に よ る「 生 き も の 調 査 」
掘削 2年 目の湿地の調査を続けます。
昨年は植物、昆虫、野鳥に魚類調査も加わ つて貴重な成果が得られま した。
今年も調査範囲を広げて取 り組みます。皆様ぜひご参加 <だ さい。
にち じ
4月 12日
(日
)6:00∼ 7:30
9:00∼ 11:30
野鳥班
植物班・ 昆虫班
集含場所 :鷹 見台 (お 問い合わせは下記まで )
猿 山方
事務局 栃木県片柳 町 4-16-1
富卜 FA× 0282-23-1078
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★
第 10回「渡良瀬遊水地湿地保 全・再生モニ タ リング委員会」(2015。 3.6)開 かれる
―第 2調 節池 掘 削の進捗 状況 と今 後 の 掘削予定 ―
1
27年 度 の大型 鳥類採餌休 息環境 実験地 の掘 削予定
な どが説 明 され ま した。 湿 地再 生実験地 で の 「生
`
き もの調査」 の継続 が さ らに重要 にな ります 。
セイタカアワダチ ソウが密度高 く
生育 し、乾燥化 していることか ら早
期に掘削 をすすめる箇所。
23年 度、掘削 が完了
ー
:平 成二
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指エリア
9■ に据却l完 了
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250
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ェキ 繁
会 計報告
会員の皆 さま
2014年 度会費納入・カンパを有難 うございました。
私
たを
ヽ
'`多
`
て、
ァセ
、
r_rF
〔
ヽ ご〔
収入
費目
前年度 よ り繰越
55,471
会費
80,000
事業費 (案 内謝礼・資料売上等)
60,000
カ ンパ
国際 ソ ロプチ ミス ト栃木
耐 助金
(ク
ラブ賞 )
夢 フ ァー レ
栃本市民活動推進事業“
・
レ
ン
セブン イ ブ 記念財 団
計
、
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ム
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‐
メ
θ
l貯
`
ツ リせ メ
107,000
30,000
500,000
206,455
1,038,926
支出
費目
582,893
71,726
活動費
通信運搬費
印届J・ コ ピー費
事務費
次 年 度 へ繰 越
289,860
84。 592
9,855
1,038,926
計
1*今 年度は、国交省 による第 2調 節池 の湿地保全実験地 の 「生 きもの調査 」 に取 り組みま した。
活動費・ 事務費 の主な ものは、そ のための消耗 品・備 品購入 、講師謝ネL・ 研修会費 です。
*ま た 、 も う 1つ の柱 がエ コ ミュー ジア ム プラ ン作成 で、そ の準備・ 印刷・ 配布 です。
大 きな取 り組み、10月 25日 シンポジ ウム 「釧路湿原 を守 る市民 と行政 の取 り組み」 には講師謝ネL・
ヽづ _
会場費・ 旅費・ シ ラシな どに 284, 641万 円で した。
2。
3。
*栃 本市市民活 動推進事業“夢 フ ァー レ"か ら「市民に よる湿地再生実験地生 きもの調 査」に補助 を受 け、
「生 きもの調 査」諸経費・ 参加者 へ の連絡等通信費・ 印刷費 な どをまかないま した。
*「 セブ ンイ レブ ン記念財団」助成金 は、尾瀬 へ の視察・パ ンフ レッ ト「渡良瀬 遊水地 まる ごと博物館 」
作成 にあてま した。
*多 くの方 か らカ ンパ 、国際 ソロプチ ミス ト栃木 か らクラブ賞 をい ただ き、あ りが とうございま した。
2014年 3月
-19-
会計
有川
10.20 第 9回 「渡良瀬遊水地湿地保全・ 再生モニ タリング委員会」 (委 員 :高 松健比古)傍聴 4名
「渡良瀬遊水地エコ ミュージアムを考える シンポジウムー新 たな町お こしと共 l←l参力日
10。 25
者 172名
パ ンフレッ ト「渡良瀬遊水地まるごと博物館 ―新たな町おこしと共に一」を発行・配布
10。 26 第 9回 市民による 「
生きもの調査」 (野 鳥班、昆虫
10.28 渡良瀬遊水地放射線空間線量の測定 (参 加者 5名 ) "
11.16 第 10回 市民による 「生きもの調査」 帆 詩
11。 21 国際 ソロプチ ミス ト
栃木支部 よリクラブ賞受賞、
" とプ レゼンテーション
11.26 渡良瀬遊水地保全・利活用協議会、「渡良瀬遊水地まるごと博物館 一新たな町おこしと共に―」を説明
12.14 第 11回 市民による 「生きもの調査」 (野 鳥班)
12.19 ラインセンサス野鳥調査 (続 けて 09,1。 29に 冬期調査)
12.22 第 2回 「渡良瀬遊水地第 2調 節池エコ ミュージアム基本計画策定懇話会」 山市)
12。 25 栃本市長 と懇談 (3名 )
09 第 12回 市民による 「生きもの調査」 (!耽訓
31 栃本市の講演会につき 「渡良瀬遊水地まるごと博物館 (案 )が 出来るまで」を展示、野鳥映像映写
2。 01
ワシタカ・ カウン ト (日 本野鳥の会栃木 と期
2。 15
市民による 「生きもの調査」 とわた らせ未来基金 「モニタリング」調査報告・情報交換会 (参加 39名 )
2。 25
渡良瀬遊水地保全・禾J活 用協議会 賢明な利活用検討部会
2。 26
第 3回 「渡良瀬遊水地第 2調節池ュ コ ミュー ジアム基本計画策定懇話会」 1/1ヽ 山市)
3。 06
第 10回 「渡良瀬遊水地湿地保傘・ 再生モニタリング委員会」 (委 員 :高 松健比古)傍聴 3名
ヨシ焼きにつ き放射線空間線量測定
3。 22
1。
(ノ
jヽ
1。
1。
月
モ
ノ
日
植 物
昆 虫
野 鳥
19日
○
○
○
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○
○
〇
○
○
○
〇
1月
30日
20日
25日
15日
13日
10日
21日
26日
16日
14日
11日
2月
1日
1月
魚類
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
○
(C))
〇
○
○
(0)
〇
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○
○
〇
〇
〇
〇
〇
-20-
編集後 記
20144暮
なれない渡良瀬遊水地通信もこれで2回日、盛りだ<さんの内容ある原稿に
まず驚きながら、者眼鏡をたよりになんとか作りました。
﹁
作りました﹂とはい っても原稿がどんどん寄せられるので、私の役割はそれ
を並べるだけですので特に ﹁
知識﹂は必要ないのですが、中身は本当に濃く皆
さんの 一生懸命がい っぱい詰ま ったものです。
会員のみなさんはもとより、身近な方にもお知らせいただ<とより遊水地の
豊かな魅力が広が ってい<のでは ・・・と期待しながら。
寺島 陽子
『