内は全国平均値です ② 調 査 か ら み ら れ る 特 徴 及 び 傾 向

平成26年12月24日
保護者の皆様
伊達市立伊達小学校長
小 澤 範 男
平成26年度
体力テストの結果から見た伊達小の子どもたち
平成26年6月に実施しました「平成26年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査(新
体力テスト)」について、全国や北海道の集計結果と比較した本校5年生の結果がまとまり
ましたのでお知らせします(新体力テストは、文部科学省が小学5年生と中学2年生を対象
に実施していますが、本校におきましては、他の学年につきましても実態に応じてテストを
実施し、自校で分析をしていますので、あわせてお知らせします)。
この結果を参考に、今後の日常生活の過ごし方や体力つくりについて、ご家庭で話題にし
ていただければ幸いです。
なお、5年生につきましては、本日「活用シート」を配付しました。あわせてご活用くだ
さい。
本校では、今回の結果をもとに、今後も児童の体力向上を目指し取り組んでまいります。
① 調 査 結 果 の 概 要
性別
五
年
生
男
女
握力(Kg)
※(
)内は全国平均値です
上体起こし 長座体前屈 反復横とび 20m シ ャ ト 50m 走(秒)
立 ち 幅 と び ソフトボー
(回)
(cm)
(cm)
(点)
ルラン(回)
ル投げ(m)
▼
◎
▼
◎
◎
▼
◎
▼
(16.55)
(19.56)
(32.87)
(41.61)
(51.67)
(9.38)
(151.70)
(22.90)
▼
◎
▼
◎
▼
▼
▼
▼
(16.09)
(18.26)
(37.21)
(39.36)
(40.29)
(9.64)
(144.76)
(13.90)
※記号は平成26年度の全国平均値に対し、
「◎上回っている」
「▼下回っている」を表します。
② 調 査 か ら み ら れ る 特 徴 及 び 傾 向
・5年生は、男子が全体的に全国、全道の平均と同程度もしくは、上回っている種目が多
いです。女子は、全体的に全国、全道の平均と同程度もしくは、下回っている種目が多
いです。
・男女ともに、
「握力」
、
「柔軟性」
、
「走力」、
「投力」が全国、全道の平均を下回る結果とな
りました。特に男子は「柔軟性」
、女子は「握力」と「投力」が、全道と比べても差が大
きい結果となりました。
・この結果から、5年生全体としては、握力、柔軟性、走力、投力をつける運動の充実を
図ることが必要であることがわかりました。
・
「質問紙調査」においては、体育の授業や運動全般に関して「楽しい」
「できなかっ
たことができるようになった」
「運動が得意」と感じている児童が、全国や全道の
平均値に比べて多いことがわかりました。
③ 他 学 年 の 特 徴 及 び 傾 向
【1年生】
・全体的に平均値をやや下回る結果となりました。
・50m 走は、男女ともに平均値(男子 11.5 秒・女子 12.0 秒)よりも下回りました。
・長座体前屈は、男女ともに平均値(男子 25.9cm・女子 28.5cm)よりも下回りました。
【2年生】
・全体的に平均値を下回る結果となりました。
・立ち幅跳びは、男女ともに平均値(男子 125.6cm・女子 119.4cm) よりも大きく下回りました。
・長座体前屈は、男女ともに平均値(男子 27.4cm・女子 30.3cm)よりも大きく下回りました。
【3年生】
・全体的に平均値を下回る結果となりました。
・握力は、男女ともに平均値(男子 12.8kg・女子 12.1kg) よりも下回りました。
・50m 走は、男女ともに平均値(男子 10.1 秒・女子 10.4 秒)よりも大きく下回りました。
【4年生】
・全体的に平均値を下回る結果となりました。
・握力は、男女ともに平均値(男子 14.6kg・女子 14.0kg) よりも大きく下回りました。
・ソフトボール投げは、男女ともに平均値(男子 20.4m・女子 12.1m)よりも大きく下回りました。
【6年生】
・全体的に平均値を下回る結果となりました。
・20mシャトルランは男女ともに平均値(男子 64.3 回・女子 49.1 回)よりも大きく下回りました。
・ソフトボール投げは、男女ともに平均値(男子 29.6m・女子 17.4m)よりも大きく下回りました。
※数値は、日本レクリエーション協会のデータを参考にしています。全国すべての小学生の平均値ではありません。
ご参考程度にしてください。
④ 結 果 を 踏 ま え て
・5年生も含めて学校全体としては、柔軟性 走力 投力 握力に、課題があることがわ
かりました。
・児童は、家庭での日常生活や学校での体育の授業、休み時間において体を動かしている
ものの、今まで以上に運動の必要性や目的を伝えたり、運動の機会を増やしたりする必
要があると考えます。
⑤ 具 体 的 指 導 と 運 動 実 践
・テスト後すぐに、全児童に「記録カード」(※6年間継続して記入する学校保存の個人記
録)を配付し、自分の体格や体力の実態や、よいところ、努力が必要なところ、日常生活
で気を付けたいことについて記入しながら振り返りをしました。
・学校では、テスト結果をもとに成果や課題を分析し、体力つくりの時間、体育の時間を
基本としながら、
短縄跳び・長縄跳び ボール投げ運動 筋力、バランス感覚、柔軟性を養う体操などの
ような継続的に取り組める運動や活動を、1年間継続して取り組んでおります。
※2月4日、5日、6日には、学年ごとの縄跳び集会を予定しております。
・また、運動場面において、児童が「できた」
「ほめられた」
「がんばってよかった」と思え
るような指導や声かけに取り組んでいます。
・次年度も、体力つくりの時間の短縄跳び・長縄跳びを活動の中心としながら、学校全体で
取組を進め、児童の体力向上や健康に対する意識の向上に、つなげてまいります。
⑥ ご 家 庭 で は
・体力や健康、運動にかかわって、下記のようにご家庭で取り組めることについて話題に
してください。
◎ 家族みんなで、規則正しい生活をしましょう。
◎ テレビやゲームの時間を見直しましょう。
やっぱり、
◎ 継続できる運動の機会を設定しましょう。
はやね・はやおき・
◎ 親子で、友達と、外でたくさん遊びましょう。
あさごはん!
◎ 特別な事情がない限り、徒歩で登下校しましょう。
◎
・子どもたちの体力向上に向けて、今まで同様、ご協力をお願いいたします。