平成26年度事業報告 1.事 業 概 況 報 告 平成27年3月、第25期生70名(累計2,061名)が実社会へ巣立ちました。 第25期生の就職活動は、青森市、青森商工会議所のご支援の下、教職員・学生が大き く緊張感を持って取り組んだ結果、就職率は95.7%(5月28日現在、昨年同時期92.8%) (男子94%、女子100%)でした。就職未決定者につきましては、今後もサポートを 継続して行くこととしております。 平成26年4月の入学生は、高等学校の就職状況の好転等により、定員80名に対し、 前年度より16名下回る59名となりました。また、平成27年4月の入学生は、前年を 8名下回る51名となりました。 情報処理国家試験(基本情報技術者試験、ITパスポート試験、応用情報技術者試験) をはじめ各種資格試験では、高い取得率を維持することができました。主たる目標として いる情報処理国家試験の基本情報技術者試験では、県内専修学校の合格者の59%が本校 学生でした。 教育環境面では、平成24年4月に更新(5年リース)した教育設備を引き続き使用し 3年目を経過しました。また、水道配管等の経年変化に伴う改修を実施し、安心して学べ る教育環境の整備も行いました。 以上のように、新入生では定員を下回りましたが、収支については経費節減等を図った 結果、今年度も単年度黒字(+250千円)で運営することが出来ました。 平成27年度は学生募集活動ならびに就職支援活動をさらに強化し取り組んで参ります ので、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 (1)指導状況について ア. この一年間の各種資格取得状況は、基本情報技術者試験では23名、ITパスポ ート試験では1名、応用情報技術者試験では3名が合格しました。日商PC検定(文 書作成)2級では39名(100%)、日商PC検定(文書作成)3級では59名(100%)の 合格、日商PC検定(データ活用)3級では57名(100%)の合格、日商電子会計実務 検定では22名(92%)の合格、日商簿記検定2級では1名、日商簿記検定3級では 4名の合格となりました。 国家試験午前免除認定校として、基本情報技術者試験の免除対象科目履修講座を 終え、修了認定試験に合格した学生は73名でした。 また、第25期生(平成27年3月卒)の在学中における資格取得状況は、基本 情報技術者試験では20名(取得率29%)、ITパスポート試験では1名、応用情報 技術者試験では3名、日商PC検定(文書作成)2級では39名(100%)、日商PC検 1 定(文書作成)3級では69名(99%)、日商PC検定(データ活用)3級では70名 (100%)、日商電子会計実務検定では22名(92%)、日商簿記検定2級は2名、日商 簿記検定3級では8名の合格となりました。 イ. 学生の基礎学力の低下や学力格差拡大への対応ならびに就職指導の強化を実施し、 効果的な人材育成を図るため、1日の授業時限数を6時限から7時限へ拡大しまし た。 ウ. 6月のソフトボール大会、9月のスポーツ大会、7月のキャンプ、11月の学園 祭、スケート教室等の学校行事のほか、4月と9月の荒川小学校の通学路清掃、5 月と12月の献血などの奉仕活動も行いました。 また、荒川市民センターまつりと共催の学園祭では今年度もチャリティバザー等 の売上金98,979円を青森市社会福祉協議会へ寄付しました。これらを通して、 学生の自主性、社会性の涵養に努めました。 エ. 春、夏、冬の3回、外部講師による交通安全教室の開催、登下校時のシートベル ト着用指導、保護者の会による交通安全標語の募集など安全意識の高揚に努めまし た。その結果大きな事故のない一年でした。 また、マナーは授業の中にとり入れているほか、登校時の挨拶指導も行いました。 さらに面接試験時のマナーやビジネスマナーの指導も行いました。 オ. 就職活動では、県内外59社(対前年比△14社)から99名(対前年比+5名) の求人があり、36社に67名(95.7%)が就職しました。そのうち76%に相 当する51名が地元に、51%に相当する34名が情報処理企業に決まりました。 なお、本校卒業の第23期生(平成25年3月卒)の先輩を招いて開催したパネ ルディスカッションでは、社会人としての心構え等についての発表が行われ学生の 意識高揚に大変効果的でした。 また、2年生(第25期生)の就職内定者による1年生(第26期生)への就職 活動体験講話を行い、後輩の就職意識高揚を図りました。 カ. 東日本コンピュータ・カレッジ姉妹校(青森、北上、いわき)による「東日本ブ ロック卒業研究発表会」が2月18日、あおもりコンピュータ・カレッジで開催さ れました。各カレッジの学生が卒業研究の成果を発表しあうとともに、学生間の意 見交換も行いました。発表会の結果、本校は「最優秀賞」を受賞しました。 (2)平成27年度への対応について ア. 第27期生(平成27年4月入学)の学生募集については、高校教諭OBや校長 はじめ常勤職員による高校個別訪問回数を増やすなど高校との信頼関係を強めたほ か、進路指導教諭の本校見学会、高校教師に対するパソコン研修会、高校生の体験 入学、高校での進路説明会や模擬授業、在校生から後輩へのメッセージ及び在校生 から出身校担任への暑中見舞い送付等の施策を展開しました。 しかしながら、年内に実施した学校推薦・自己推薦入試の応募者は前年を下回り 2 (39名、△7名) 、年明けに実施した一般入試では前年をわずかに上回り(16名、 +2名)ました。全体では、応募者数は前年より5名少ない55名となり、54名 を合格としました。その後、大学併願等による入学辞退者が3名生じ、入学者は定 員80名を大きく下回る51名となりました。 イ. 平成27年度は、入学生の定員確保に向けて、入学生募集に関する様々な活動の 再検討を行い、入学生募集のさらなる強化に努めて参ります。 ウ. 平成26年度に引き続き、就職指導全般の強化を継続するとともに、学生には、 主体的に考えると共に積極的に発言する姿勢を身に付けさせ、責任ある行動がとれ る「社会に通用する元気の良い」人材の育成に努めます。 エ. 教職員の総人員としては1名欠員の体制で平成26年度の運営を致しました。 平成27年度は、出向教官1名が退任したため、新たに教官2名を採用し、教育指 導をさらに強化します。 (3)収支状況について 収入面では、平成26年度入学生数が59名と定員を大きく下回ったことから、 赤字予算を組むことになりました。 支出面では、出向元企業から人件費負担額の軽減にご協力を頂いたほか、経費節 減に努めた結果、単年度黒字(+250千円)を計上することができました。 今後は、更なる18才人口の減少や高学歴化が進むなど、益々厳しい運営が想定 されますが、創意工夫して魅力あるカレッジを目指し、就職支援活動や学生募集活 動を強化すると共に、より一層の経費節減を図り、財政基盤の強化に取り組んで参 ります。 (4)カレッジの今後に向けた取り組みについて 平成25年度で国の激変緩和措置による3年間の支援が終了しましたが、平成 26年度、27年度も国の補助金が継続される見込みとなりました。平成27年度 は前年度に引き続き、下記の様な施策を通し引き続き元気の良い人材の育成に全力 で取り組むこととしています。 ○ 定員の確保と安定した入学生の確保 ○ 効果的な指導の推進と指導陣の人材育成 ○ 木目細かな指導の維持、向上 ○ 社会ニーズに即した訓練指導の推進 ○ 内部監査を活用した堅確な業務の推進 ○ 財務基盤の強化 今後とも皆様のさらなるご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 3
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