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Philtac International Corp.
Hitchrose International Corp.
2015-8
税務・労務・法務情報
公正競争法の成立について
大統領が署名し、新しい法律が成立しました。 概要をお知らせします。
公正競争法(RA:共和国法第10667号)
・日本の独占禁止法に該当する法律であり、「反競争的な協定、優位な地位の濫用及び反競争
的な合併・買収を禁止し、フィリピン公正取引委員会を設立することにより国の競争政策を規
定する法律」と称している。
・立法趣旨(第2条)
「物とサービスの分配の仕組みとして、市場競争の効率性というのが一般に受け入れられた教
訓である。国は、経済の鍵となる分野を自由化するという過去に行ってきた手法を、競争条件
を保ちながら強化する必要があることを認める。国はまた、すべてに対して平等な機会を提供
することが、起業家精神を促進し、民間投資を奨励し、技術開発・移転を容易にし、資源の生
産性を高めるということを認める。妨害のない市場競争は、市場において提供された商品や
サービスを選択する権利を行使することができ、消費者利益が保護される。」と規定されてい
る。
・反競争的協定の禁止(第14条)
次の反競争的な協定を禁止するとしている。
(a)次のような競争者間の協定
(1)価格競争その他取引条件の制限
(2) 競売において入札操作によって価格を固定すること
(b)実質的に競争を阻害または減少させる意図又は効果のある次のような競争者間の協定
(1)生産、市場、技術開発又は投資の設定、制限又は管理
(2)販売数量、購入数量、販売地域、物品・サービスの種類、購入者、販売者又はその他
の手段によって市場を分割し又は割当てること
・支配的地位の濫用禁止(第15条)
優勢な立場の濫用・・・・少数の優勢な事業者がその競合者を、実質的に妨げ、制限し、弱体
化するような行動をもって、その優位性を濫用することを禁止する
日本語によるご照会は [email protected]
ジャパンデスク 清水 麻利 まで
(英語⇔日本語翻訳業務担当)