転倒・転落率及び件数

転倒・転落率及び件数
■解説
入院中の患者の転倒や、ベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境
の変化によるものや疾患そのもの、治療や手術などによるものなど様々な要因があります。転
倒・転落を完全に予防することは困難ですが、その発生を限りなく少なくするためにリスクを把握
して予防に取り組む必要があります。
本指標により転倒・転落予防に対する具体的な対策を考える指標になります。
転倒・転落の発生率は、過去3年間においてわずかに上昇してます。しかし、転倒・転落が原因
で手術などの治療に至った件数の割合は発生率と比較し減少しています。
【転倒・転落発生率】 (分子/分母)×100
分子:1年間に発生した転倒・転落件数
分母:1年間の入院患者の延べ人数
算式
【事故率】 (分子/分母)×100
分子:1年間に発生した転倒・転落が事故となった件数
分母:1年間の入院患者の延べ人数
単位
転倒・転落発生率(%)、転倒・転落が原因で手術などの治療に至った率(治療率)(%)
転倒・転落件数(件)、転倒・転落が原因で手術などの治療に至った件数(治療件数)(件)
期間
年間
入院患者延べ数
転倒・転落件数
転倒・転落発生率
うち治療件数
治療率
平成23年度
100,801
215
9
0.213%
0.00893%
平成24年度
101,075
227
9
0.225%
0.00890%
平成25年度
102,863
284
9
0.276%
0.00875%
0.276%
0.300%
0.250%
0.213%
250
0.225%
284
300
0.200%
200
0.150%
150
0.100%
100
215
227
50
0.050%
0.00893%
0.00890%
0.00875%
0.000%
9
9
9
0
平成23年度 平成24年度 平成25年度
転倒・転落発生率
治療率
平成23年度
転倒・転落件数
平成24年度
平成25年度
転倒・転落件数 うち治療件数