・NEWS RELEASE ２０１０年２月カジュアルシーンを席巻したヒット素材「ビンテージ繊意」がエレガントでドレッシーなファブリックに進化『ハニービンテージ TM（Honey Vintage）』の開発と展開について小松精練株式会社（本社：石川県能美市社長：蓮本英信）は、世界に冠たる先端ファブリックメーカーを目指し、これまで驚きと感動ある素材開発を進めてまいりましたが、このほど、身にまとう人の着心地を重視した、エレガントでドレッシーなファブリックが完成し、『ハニービンテージ TM 』のブランドで、2010 年２月より本格的に販売を開始いたします。『ハニービンテージ』開発経緯小松精練は 02 年 4 月に、天日干し風のナチュラルな表情を持つ「ビンテージ繊意」を発表して以来、これまでお客様の声をもとに数多くの「ビンテージ繊意」を開発し、市場で高い評価を得て順調に販売拡大を図って参りました。具体的には、06 年 2 月には鉱物不使用でありながら形状保持性が極めて高いファブリック「テクノビンテージ BJ」、07 年 9 月には、 “筋肉質な質感”という新たな切り口で表現した全く新しい質感素材『テクノビンテージＢＢ』、いずれも欧州先行で発表し、高い評価を得ました。（これらは多くのトップメゾンに採用され、現在も国内外問わず、高い人気を誇る素材群です。）しかし、“エレガントでドレッシーなビンテージ繊意も開発して欲しい”というお客様からの高い要望もあり、08 年より素材開発に着手。ビンテージ繊意開発時の原点に戻り、つまり、糸そのものが持つ特性を最大限に引き出し、かつ心暖まる豊かな表情とエレガントでドレッシーな風合いを兼ね備えたファブリックを作り出すため、物理・化学の両面から素材開発を進めました。そして約２年の開発経緯を経て、心落ち着く肌触りとドレープを併せ持った新素材『ハニービンテージ』が完成しました。この『ハニービンテージ』は２タイプあり、①：膨らみ感を重視し、独自に開発した「３Ｄ染色」により、“陽だまり”のような暖かい質感と程よいストレッチ感を併せ持った「ハニービンテージ・WSY（ダブルエスワイ）」と、②：よりドレッシーな風合いにこだわり、独自開発した薬剤とその処方によりにリッチな落ち感をもつ「ハニービンテージ・T3＋（ティースリープラス）」が誕生し、いずれも 2010 年２月、欧州発信で本格販売を開始いたします。『ハニービンテージ・WSY(ﾀﾞﾌﾞﾙｴｽﾜｲ)』について ■『ハニービンテージ・WSY』の技術特長・独自設計した設備を用いた特殊染色方法（３Ｄ染色）により、糸の収縮バランスを三次元（長さ方向・幅方向・厚み方向）でコントロール可能となり、これによって糸本来が持つ性質（良さ）を最大限に発揮し、ナチュラルな膨らみ感を維持しつつソフトな仕上がりが可能です。・＜比較断面写真（100 倍）＞従来（ビンテージ繊意）ハニービンテージ・WSY ※従来の「ビンテージ繊意」に対し、素材にもよりますが、およそ 15～20％ボリュームアップします・ポリエステルおよびポリエステル複合素材に対して可能です。 ■『ハニービンテージ・WSY』の商品特長・ “陽だまり”のような暖かい質感と程よいストレッチを兼ね備えています。・糸本来が特性を引き出すことで、ナチュラルな表情を維持しつつ、ソフトでありながらもぷりぷりした触感があります。・フェミニンで甘く優しい素材です。 ■『ハニービンテージ・WSY』の用途展開・婦人ドレス、ワンピース、スカート、パンツなど『ハニービンテージ・T3+(ﾃｨｰｽﾘｰﾌﾟﾗｽ)』について ■『ハニービンテージ・T3＋』の技術特長・独自開発した特殊設備を用いた染色方法（３Ｄ染色）により、膨らみ感を維持しつつソフトな仕上がりが可能です。・独自開発した特殊薬剤をナノレベルで繊維の一本一本に皮膜浸透させているため、柔らかさとボリューム感を維持しつつ、樹脂を感じさせないナチュラルな仕上がりが可能です。＜比較糸表面写真（5,000 倍）＞従来（ビンテージ繊意）ハニービンテージ・T3+ ・ポリエステルおよびポリエステル複合素材に対して可能です。・洗濯耐久性に優れています。 ■『ハニービンテージ・T3＋』の商品特長・リッチな落ち感を持つドレッシーな素材です。・肌に吸い付くような質感と手に取ると踊るような触感が特長です。 ■『ハニービンテージ・T3＋』の用途展開婦人ドレス、ワンピース、スカート、パンツなど『ハニービンテージ』の販売計画 WSY タイプ、T3＋タイプをあわせ、初年度５０万ｍ 3 年後２００万ｍ『ハニービンテージ』に関するお問合せ小松精練株式会社広報課 TEL：0761-55-8070 『ハニービンテージ・WSY』の製品写真