「Map Sim 3rd に参加して」 聖フランシスコ会姫路聖マリア病院 助産師

「Map
Sim
3rd に参加して」
聖フランシスコ会姫路聖マリア病院
助産師
田中
華世
これまで、コーチングスキルやファシリテーションについて学ぶ機会があったが、今回は、その前段階の学習
者が効果的にシミュレーション教育を受けることができるためのマネジメントや SIMman3G を使用してシナリ
オをプログラミングする講義を受けた。その中で、「シミュレーションスペシャリスト」という存在を初めて
知った。このスペシャリストの存在は、シミュレーション教育において指導者同様に重要な役割であると感じ
た。また、両者の円滑なコミュニケーションがあってこそ、学習者に良い教育効果があると感じた。
次に、実際にシナリオを SIMman3G にプログラミングし、作成したシナリオが適切であるかどうか確認する
ためにαテストを行った。恥ずかしながら、αテストやβテストというものを今回初めて知った。当院のシミ
ュレーション教育で、プログラミングされたシナリオを操作したことがある。出来上がったシナリオしか目に
したことがなかったため、プログラミングやαテストを何度も繰り返し作られたものであると理解できると、
その苦労を痛感した。また、プログラミング技術をマスターしていると、1つのシナリオがいくつものパター
ンに on-the-fly の技術で変化させることができ、学習者のレディネスに応じて対応できることが分かった。
この SIM 操作を、SIM Tiki ではスペシャリストが行っているということに驚いた。
当院は、シミュレーション教育を導入して 8 年になり、今年秋頃にシミュレーションセンターが開設され
る。シミュレーション教育を開始してから現在に至るまで、当院にはスペシャリストはいない。シミュレーシ
ョン教育に精通した限られたスタッフが企画、運営しているため、業務との兼任となる。その負担の大きさは
容易に想像できる。また、センター開設に向けて、シミュレーショントレーナー養成が昨年度から始まってお
り、トレーナーとして関わるスタッフの偏りが解消されようとしている。トレーナーの存在も不可欠であるが、
今後新しくできていくシナリオのプログラミングと操作ができるスタッフの養成(可能であれば、スペシャリ
ストの養成)が課題である。ただ、私自身がまだシミュレーション教育に関して未熟なため具体的な養成方法
が浮かんでこないが、プログラミング技術を向上していくためにも、プログラミングの際は関わっていきたい
と考えている。
最後に Berg 先生と Kris 先生をはじめ、スタッフの方々の素敵なサポートがあり、学習者の私はとても良い
環境で学ぶことができました。このような学習環境を自施設でも作っていけるよう今後取り組んでいき たい
と思います。本当に、2 日間貴重な講義をありがとうございました。