各中学校ソフトテニス部顧問・監督・コーチの方々へ 監督・コーチの「助言

各中学校ソフトテニス部顧問・監督・コーチの方々へ
監督・コーチの「助言」について(確認)
熊本県ソフトテニス連盟中学部委員会
熊本県中学校体育連盟ソフトテニス競技専門部
日頃からソフトテニスの活動を通して、生徒たちの健全育成にご尽力いただき、誠に
ありがとうごございます。さて、ソフトテニスを通しての益々の生徒の人格形成と、競
技力の発展、またソフトテニスハンドブックを尊守し、これに則った競技を円滑に行う
ため、インプレー中の「助言」について、次の通り周知徹底をお願いいたします。
「助言」の方法・内容についてはソフトテニスハンドブックに則った競技方法を尊守
し、かつ中学校における体育活動としての教育的視点を損なわないよう配慮することを
原則とします。また、ここで確認する事項は全国中学校体育連盟主催の競技大会(全国
中体連大会)、およびそれに準ずる九州中学校体育連盟主催大会(九州中体連大会)・
熊本県中学校体育連盟主催大会(熊本県中体連大会)及びその共催大会(県選手権・県
新人戦)においても、当然同様に適用される事柄です。
ここでお話しておきたいことは、ハンドブックには監督・コーチのベンチ入りを認め
ることを「特例」として以外には示していない、ということです。よって、ベンチ入り
させる場合には必ず要項で、または監督会議の席上で「ベンチ入りを認める」ことに触
れておかねばなりません(大会運営規則 第8条)。このことは、中学生のほとんどの
大会でその大会要項において、あるいは監督会議の中で「監督・コーチのベンチ入りを
認める」ことを明示されていることが、教育的視点により監督・コーチのベンチ入りそ
のもの自体を認めるよう、そもそも配慮がなされていることを示しています。
よってここで確認する内容は、決してベンチ入りした監督・コーチの、選手(生徒)
に対する教育的な行為そのものを排除しようといった趣旨ではなく、監督・コーチの方
々はソフトテニスハンドブックを、このような配慮を十分にふまえた上で尊守され、競
技規則第 38 条に則った時間と場所においてのみ、「助言」を行っていただきたい、とい
う事です。以下に「助言」する者・「助言」の時間・「助言」の内容の例外、を示しま
す。今一度ここでご確認の上、本件の趣旨をおくみとりいただきたいと思います。
確認①
「助言」できる者
◎大会運営規則 第8条により、ベンチ入りした監督・コーチのみとする。
●いわゆる「サイドコーチ」は禁止する。
◆大会運営上支障があると認められる場合は、関係者に注意を喚起しあるいは退場
させることができる。(審判規則 第 19 条)
確認②
「助言」できる時間
◎大会要項の中で、プレーヤー以外に「部長・監督・外部コーチ・コーチ」がコー
ト内に入ることが、認められた大会においては許容された時間内でプレーヤーに対
して「監督・外部コーチ・コーチ」が助言する事を認める。大会主催者は助言をす
る位置を定めることができる。(競技規則 第 38 条)
●「サイドのチェンジおよびファイナルゲームに入る場合は、ポイントの終了から
1分以内に次のポイントを開始する体勢に入るものとする」(競技規則 第 15 条)
☆上記競技規則を、熊本県中学生の大会では以下のように解釈します。
監督・コーチの助言はサイドのチェンジおよびファイナルゲームに入る時のみ
とする。助言の時間は、そのゲームの最後のポイントが決まってから1分以内
に次のポイントを開始する体勢を完了させうるまでの間とする。インプレー中
は認めない。
◆これに違反していると認める場合には、審判規則第 41 条に従い警告を与える。
(審
判規則 第 20 条 警告)
確認③
「助言」の内容の例外
◎インプレー中、ポイントが決まった時に限り、自陣選手のこれまでの努力に対す
る拍手、喝采、および「ナイスボール」という賞賛など、選手の次のプレーへの
【指導・指示・命令】にあたるものでないものは、これを例外とする。