業務改善状況の追加報告の提出について

平成 27 年 3 月 20 日
各位
株式会社トラヴィス・コンサルティング
業務改善状況の追加報告の提出について
当社は、平成 26 年 2 月 28 日に関東財務局より受けた業務改善命令に関し、関東財務局
に業務改善状況の追加報告を行い、受理されましたので、その概要をご報告申し上げます。
1.当該名義貸しによる顧客に対し、適切な顧客対応を行う等、投資者保護のために万全
の方策をとること。
平成 26 年 2 月 28 日から同年 4 月 27 日までの間、投資助言業務を停止致しました。
なお、上記停止中は助言を行えないことから、契約期間が残っていた全てのお客さまとの
契約を中途解約扱いとさせていただき、一方で、推奨した銘柄に関する判断についてお客
さまが不安を抱かないよう、無料での情報提供は継続して行いました。
2.本件行為の責任の所在の明確化を図ること。
代表取締役 畠山一教の責任に帰するところとし、2014 年 3 月より 6 ヶ月間、役員報酬5
0%の減給処分としました。
3.自己の名義を貸し、無登録業者に投資助言業務を行わせている状況を直ちに是正する
とともに、適切な再発防止策を講じること。
・一部業務を委託していた外部委託先との業務委託契約を解除するとともに、業務全般を
当社社員にて行う組織体制に改めました。
・以前の助言業務とコンプライアンス業務を代表取締役が兼務する体制を改め、別途コン
プライアンス責任者を設置しました。
・監査役による監査について、外部弁護士による調査・評価を受けることで監査の実効性
の強化を図ることとしました。
4.金融商品取引業務(投資助言業務)を適切に行うための経営管理態勢、業務運営態勢
及び法令等遵守態勢を整備すること。
・以前の助言業務とコンプライアンス業務を代表取締役が兼務する体制を改め、別途コン
プライアンス責任者を設置しました。
・監査役による監査について、外部弁護士による調査・評価を受けることで監査の実効性
の強化を図ることとしました。
・役員に対して、年 1 回以上の社外コンプライアンス研修等の受講を義務付けました。
・投資助言業務に係る情報について、内容決定までのプロセスのチェックと保存に関する
業務マニュアルを制定し、これに基づいて業務を行うよう改めました。
・以前は一部業務を外部委託し、委託先も顧客情報にアクセスできる状況でしたが、当該
業務も当社社員で行う体制に改めたことに伴い、顧客管理システムへのログイン権限を原
則当社社員に限ることとしました。
(システムの保守・改修等のためにシステム会社に一時
的に権限を付与する場合はあります。)
・コンプラアンス研修を 3 ヶ月に一度、実施することとしました。
以上