2015 年 1 月 7 日 No1 全日本建設交運一般労働組合 中央本部 2015 年春闘・月間推進ニュース 新年あけましておめでとうございます。 2015 年春闘勝利・組織の飛躍的前進を! 2015 年がスタートしました。安倍内閣は、 「日本を海外で戦争する国」づくりを進 める集団的自衛権行使容認の閣議決定や消費税増税など、暴走を加速させています。 しかし、こうした暴走は、国民との間に激しい矛盾を引き起こし、昨年 11 月の沖 縄県知事選挙では、あらゆる圧力をはねのけて辺野古新基地建設を明確に反対した翁 長新知事を誕生させています。原発再稼働や集団的自衛権、消費税などのたたかいで は、依然として官邸前行動などのとりくみが続いています。 2015 年春闘においては、同時並行的に実施されるいっせい地方選挙で、組合員一人 ひとりが選挙戦の意義と争点を明確にして、労働組合としての要求実現に向けた選挙 闘争に決起するともに、春の拡大月間での躍進と賃金引き上げ・安定した雇用を求め て、職場・地域に根ざした全組合員参加の春闘で「賃金・雇用・生活改善と強大な建交 労」を実現しましょう。 埼玉ダンプ、新春宣伝を 46 人で実施! 要求実現に向け、ビラ 2,500 枚を配布 埼玉ダンプ北部・ 南部両支部は、1 月 5 日に毎年恒例の埼 玉県庁前「新春宣伝 行動」をおこないま した。 今年は、ダンプの 実態と公契約条例の 制定を要請するビラ を 2,500 枚用意し、配布しました。寒空の中、午前 7 時から始まった宣伝行動は、建 交労埼玉県本部や埼労連に参加する団体の方も参加し、盛大に行われ「おはようござ います」 「ダンプの組合です」と大きな声でビラを手渡す仲間たちはとても頼もしく、 ビラはどんどん手渡されていきます。 県庁に向かう職員からも 「寒い中ご苦労様です。 頑張ってください」と声を掛けられたり、犬の散歩で近くを通ったご婦人は「何の行 1 動ですか?」とわざわざビラを取りに来て「こんな のヒドイね。応援します」と話してくれました。 埼玉県では草加市で「ひとり親方」も含まれる公 契約条例が制定されました。建設業界で働く仲間た ちにとって、公契約条例の実現は重要な要求です。 建設業界の健全化のため、またダンプ労働者の向上 のためにも、実現させていかなくてはなりません。 要求実現のために、宣伝行動に参加した 46 人の仲 間と共にすべてのビラを配り終え「ダンプを取り巻く情勢が変わりつつある今、公契 約条例制定に向け、奮闘していきましょう」と総括され、全員の拍手で散会となりま した。 (埼玉ダンプ南部支部書記長・矢具野卓哉) 「阿部訴訟」高知地裁で勝利判決! 被告・国は1月5日に控訴断念 12 月 16 日、高知地裁で、高知農林支 部がたたかってきた阿部訴訟(振動障害 労災不支給処分とりけし訴訟)にかかる 勝利判決がくだりました。 これは、高知農林支部の組合員である 阿部保さんが、2007 年 4 月に振動障害の 労災請求を四万十監督署におこなったと ころ、監督署長が労災認定基準を逸脱し た調査をおこない「不支給」としたこと から始まりました。 判決は、労災認定基準を自ら否定する 国の主張を退け、振動障害という列挙疾病を裁判までしなければ救済されないという 歪んだ労働行政を断罪する画期的な内容です。 判決後の記者会見で、阿部さんは「監督署は労働者の味方と思っていた。だが、2 年も時間をかけて不支給とされた。監督署は労働者の訴えをよく聞いてほしい」と述 べました。 翌日からは、被告国に対して、 「控訴を断念せよ」 「自庁とりけしを」と、判決をう けとめて阿部さんを迅速に救済することを求めて、全国各地で労働局への要請や、厚 生労働省・高知労働局・四万十労働基準監督署にむけたFAX攻勢がとりくまれまし た。 建交労の総力をあげたとりくみの前に、被告国は控訴を断念し、阿部さんの勝訴が 確定しました。 2 春闘チラシ 作成はじまる! 2015 年春闘にむけて、建交労では宣伝用のティッシュチラシの作成に年末よりとり かかっています。本日(1 月 7 日) 、業者の方へ構想案を手渡しました。 今回は、内容を大幅に変えて、労働組合を知らない、もしくは悩んでいる未組織の 仲間を対象にした点を強調しました。 チラシ 2 月 17 日に各地へ納品予定としていますので、ぜひ宣伝行動などで大きく 活用下さい。 建交労フェスタ in 猪苗代・裏磐梯 参加に向けた各地の奮闘を呼びかけます! 建交労の更なる飛躍と運動の前進にむけ、全国の仲間が集い・学び・交流し、団結 と連帯を深める場として、2015 年 6 月 5 日~7 日の日程で自然豊かな「日本の北欧」 と呼ばれる、福島県の猪苗代・裏磐梯で建交労フェスタを開催します。 建交労フェスタの正式な案内は近日中に通知しますが、雑誌「建交労」ではすでに チラシが掲載されています。 このような状況の下、建交労フェスタ in 猪苗代・裏磐梯への参加に向け、福岡県 田川支部では、役員を中心とした 4 人が参加に向けた積立金を開始し、参加を確定す るという先駆的な取り組みがおこなわれています。各組織は 10 代から 90 代までの幅 広い年齢層の仲間が一堂に会して学習と交流をする場として開催するフェスタの目的 達成とフェスタの成功を目指して、多数の参加者の組織を全力で進めましょう。 推進ニュースへ記事をお寄せ下さい! 中央本部では、2015 年春闘勝利にむけて、全国各地のとりくみなどを仲間の皆様へ 発信したいと考えます。推進ニュースを発行していくうえでは、皆様から寄せられる 記事が不可欠です。つきましては、各地の出来事をドシドシお寄せ下さい。 ○ 写真がありましたら、お送り下さい。データーの場合は、500MB以上があり がたいです。 ○ 字数は、内容によって、100 字程のメモから 600 字程の記事でお願いします。 組合結成・学習会・交流会・宣伝行動・裁判傍聴など、内容は問いません。 3
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