集団暴走容疑で少年6人摘発(てきはつ)

1年団通信
2015年10月14日発行第92号
発行責任者:大野孝之
[email protected]
印 刷 所:丸亀市立飯山中学校
http://www.hanzan-jh.ed.jp/
集団暴走容疑で少年6人摘発(てきはつ)
丸亀署などは8日までに、道交法違反(共同危険行為など)の疑いで、中学生2人を
含む丸亀市内の14~16歳の少年6人を逮捕(たいほ)、書類送検(そうけん)した。
6人の逮捕(たいほ)、送検容疑(そうけんようぎ)は7月30日未明、無免許でバイ
ク3台に分乗して並進するなど暴走し、丸亀市柞原(くばら)町の国道11号交差点に
赤信号で進入するなどした疑い。同署によると、6人は容疑(ようぎ)を認めている。
(10月9日 四国新聞掲載)
この6人の将来はどうなるのでしょう。
高校などの普通の進路から外れてしまうことは確実です。そうすると、中卒
の学歴(がくれき)で生きていかなければならなくなります。現在の日本の高
校進学率は98%を超えていますから、仕事も会社などに正社員として雇
(やと)われることはなかなか難(むずか)しいでしょう。臨時(りんじ)の仕事や
派遣(はけん)の仕事になるのではないでしょうか。「いつ仕事がなくなるか」
という心配をずっとし続けなければならないのは大変です。
また、「逮捕された」ということはすぐまわりに知られます。まわりの人の見る
目も厳(きび)しくなるでしょう。普通の人がまわりから去(さ)っていきます。それ
らの変化はすべて自分の身から出た錆(さび)、すべて自分が原因です。
みなさん。
みなさんの中にもバイクに興味(きょうみ)のある人はいるでしょう。早く乗って
みたいという気持ちは分かります。しかし、それは免許を取るまでは我慢(がま
ん)しましょう。
もし事故を起こしてしまったら、普通の家庭では支払えないほどの大きなお
金を保護者が出さなければならなくなるでしょう。家庭が崩壊(ほうかい)してし
まいます。運よく事故にあわなくとも、無免許運転で補導(ほどう)されるという
ようなことになると、みなさんの進路希望は実現が難しくなります。さらに言え
ば、無免許運転をするような人のまわりには同じような非行問題を持った人し
か集まらなくなります。だんだんと行動は悪い方に進み、普通の中学生活に
はもどれなくなるでしょう。そして、みなさん自身の命も危険にさらすことになる
かもしれません。以前にも書きましたが、飯山町内でも中学生の無免許運
転中の事故で、意識不明の重体になるというようなことが数年前にありました。
みなさん。
みなさんの身に起こることはすべて自分のやったことが原因です。良いこと
が起きても悪いことが起きても、すべてそれまでに自分がやってきたことの結
果だということです。
今みなさんがまじめな中学校生活から逃げてしまったら、2年後は高校進
学が苦しくなっているでしょう。今みなさんがまじめな中学校生活を努力して続
ければ、2年後の進路も希望通りになる確率が高くなるでしょう。
繰り返します。自分の身に起こることはすべて自分が原因です。他人のせ
いにしてはいけません。
屋島集団宿泊学習の感想より
私が屋島に行って学んだことは、話を静かに聞くことと「5分前集合」をする
ことです。
まず、静かに話を聞くことは、焼き板や野外炊事のとき感じました。焼き板
は「火がついたらすぐ雑巾(ぞうきん)をあてることなどをしなかったらいいもの
ができない」という大切な話だったけど、あまり聞いてなくて形が崩(くず)れて
しまっている人もいました。話を聞いていたらいいことはたくさん得られると思い
ました。
「5分前集合」は、1度たくさんの人が「5分前集合」ができなかったことがあ
りました。その時に思いました。集団で行っているので1人でも遅(おく)れてき
たらたくさんの人に迷惑(めいわく)をかけてしまうことが分かって、自分ももっと
気をつけようと思いました。
この3泊4日の集団宿泊学習で本当にたくさんのことを感じることができたし
たくさんのことを学びました。そして、1日1日を、1分1秒を大切にしていきたい
と思いました。(6組K)