「岩手の生協」vol.38を掲載

岩手の生協の今をお伝えする
岩手の生協
VOL.38 2015.5
岩手県生活協同組合連合会
〒020-0690 岩手県滝沢市土沢220-3
019-684-2225/ 019-684-2227
被災者生活支再建支援制度の拡充を求め運動を推進
戦後 70 年…平和を守る取り組みスタート
TPPからの撤退、農業・協同組合つぶしストップを求め集会開催
原発はいらない!再稼働は許さない!集会でアピール
被災者生活再建支援制度の拡充を求め、運動を推進
新しい地域支援事業について、 盛岡市と懇談
特集 戦後70年…平和について考える
TPP からの撤退、 農業・協同組合つぶしストップ!
■会員生協トピックス
・盛岡大学生協
・釜石市職員生協
■岩手県生協連トピックス
・生協灯油の還元価格決定
・「子ども医療費、岩手の会」結成
被災者生活再建支援制度の拡充を求め運動を推進
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る。 資 金 不 足 か ら 自 宅 再 建 を あ
きらめる被災者が増えてきてお
り、復興の遅れや人口減少にもつ
ながっている」と話し、岩手県の
独自助成 万円への増額や、地方
自治体が自由裁量で活用できる交
付金の措置について国への意見書
提出を求めました。請願は採択と
なり、国に意見書が提出されまし
たが、県独自の助成の上乗せは決
まっていません。
今後も協議会や東北の生協連で
は、 支 援 制 度 拡 充 の 実 現 に 向 け、
国会や県への要請を続けていきま
す。
万筆署名を国会へ請願、 岩手でも拡充にむけ県・市町村へ働きかけ~
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56
200
~
●岩手では 県、沿岸市町村議会に
請願
「住宅再建推進協いわて」では、
署名運動を後押しするために、岩
手県議会、沿岸 市町村議会に請
願を行いました。
「支援
沿 岸 市 町 村 議 会 へ は、
金最高額の 万円への引き上げ」
「支給対象の拡大」
「国の負担割合
の引き上げ」
「総合的な居住確保
のため被災者の実情にあわせた支
援策の拡充」について、国に意見
書 を 提 出 す る こ と を 求 め ま し た。
宮古市、陸前高田市、久慈市、山
田町、岩泉町、洋野町議会では採
択され、国に意見書が提出されま
した(4 月末時点)
。
岩手県議会へは、3月9日、千
葉伝議長に請願を行いました。協
議会から 団体が参加し、請願内
容に加えて現在の被災地の状況を
訴えました。
公明党を除く全会派・
無所属議員の紹介をいただきまし
た。
世話人でもある加藤善正県生協
連会長が「資材や人件費の高騰で
被災地では震災直後に比べて1坪
単価が ~ 万円も上昇してい
500
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超党派の紹介をいただいた請願を提出
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紹介議員に署名を引き渡し、思いを届けました
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●全国か ら 万 筆 の 署 名
東北6県の生協連から呼びか
け、全国 の 生 協 、 関 係 団 体 の 皆 さ
まにご協 力 を い た だ い た 「 被 災 者
生活再建 支 援 制 度 の 抜 本 的 拡 充 を
求める国 会 請 願 署 名 」 は 、 2 月 時
点で、全 国 で 万 筆 が 集 ま り 、 請
願署名を 国 会 へ 提 出 し ま し た 。
請願署 名 提 出 に あ た り 、 東 北 選
出の議員 を 中 心 に 会 派 を 超 え て
人(衆議 院 議 員 人 、 参 議 院 議 員
9人)の 方 に 紹 介 議 員 を 引 き 受 け
ていただ き ま し た 。 そ の う ち 、 岩
手県選出 の 国 会 議 員 は 、 階 猛 衆 院
議 員( 民 主 党 )、 黄 川 田 徹 衆 院 議
員(民主党)、小沢一郎衆院議員
(生
活 の 党 )、 主 濱 了 参 院 議 員( 生 活
の党)、平野達男参院議員
(無所属)
の5人です。
2 月 日 に は、「 国 会 請 願 署 名
提出集会」を開催。紹介議員・関
係議員(本人出席6人、代理出席
人)、生協役職員、関連団体役員、
仮設住宅自治会長など 人が参加
しました。岩手県からは「被災者
生活再建支援制度の拡充を求める
署名運動推進協議会いわて」
(略
称:住宅再建推進協いわて)のメ
ンバー 人が参加しました。集会
では取り組み経過報告や各県の取
り組み報告を行い、ご出席いただ
いた紹介議員に署名を受け取って
いただきました。
「自然災害から国民を守る国会
議員の会」事務局長の松原仁議員
は、「 こ の 署 名 に 込 め ら れ た 思 い
を受け止め、一つのきっかけ、突
破口として一日も早い復興にむけ
て頑張っていきたい」と述べまし
た。
最終的には 万4千筆の署名数
となりました。そのうち、岩手で
は、 万4千筆を集めました。
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59
59
56
13
2
新しい地域支援事業について、 盛岡市と生協との懇談会
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22
市の 歳以上の人口は、2015
年時点で %ですが、 年後は
%になります。多くの組合員に
とって、介護や福祉サービスの充
実は大きな関心事であり、年を
とっても安心して暮らせ、助け合
える地域づくりや、きめ細かな福
祉事業や生活支援を望む組合員か
らの声が高まっています。
盛岡市では、市内に の福祉推
進会があり、その中から2015
年 に 2 ~ 3 の モ デ ル 地 域 を 選 び、
状況を見ながら2017年から
「新しい地域支援事業」を本格的
にスタートさせていく計画のよう
でした。生協にもぜひ相談してい
きたいとの意向も受けました。
30
65
25
●安心して暮らせる地域づくりの
ために~行政と生協の連携
懇談では、岩手高齢協から生活
支 援 事 業 の「 お 役 に 立 ち 隊 」「 応
援し隊」が、高齢者や独居の方を
中心に時間単価を決めて支援を
行っていることを紹介。盛岡医療
生 協 か ら は、 在 宅 総 合 セ ン タ ー
「 ひ だ ま り 」 の 事 業 紹 介 や、 セ ラ
バンド教室やラジオ体操などの健
康づくり、骨量チェックや足指筋
力測定などの介護予防啓発の組合
員活動を紹介。
いわて生協からは、
「困った時のお助けブック」を紹
介。介護の相談はどこに?買い物
が 不 便 に な っ た ど う す る? な ど、
身のまわりのちょっとした手助け
やサービスを利用して安心して暮
らせるような活動や事業を紹介し
ました。
特に生活支援の中でも配食が話
題になり、限られた事業者のため
配食数に限りがあるなどの盛岡市
の実態もお聞きしました。配食は
ますますニーズが高まる分野で
す。盛岡市のモデル地域が決まっ
たら、生協もよりよい地域づくり
を め ざ す 視 点 か ら、 積 極 的 に 関
わっていきたいこと、今後も盛岡
市との情報交換を続けたいことを
依頼し懇談を終えました。
いわて生協発行「困ったとき
のお助けブック」
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32
人)サービスが受けられないとか、
サービス格差の発生、サービスを
手控えてしまうなど、利用者の状
態が悪化しないかが懸念されてい
ます。
● 市 町 村 の 制 度 設 計 は こ れ か ら。
盛岡市の場合は…
市町村の事業が組合員や地域住
民にとって十分な制度になるよう
生協からも市町村に働きかける必
要があり、4月 日に盛岡市と懇
談会を開催しました。
盛岡市からは、保険福祉部長寿
社会課の藤澤課長、地域ケア係の
藤澤主査に参加いただき、生協か
らは、福祉や介護事業を行ってい
る会員生協(いわて生協、盛岡医
療生協、岩手高齢協)4人と県生
協連が参加しました。
盛岡市と懇談をおこなった理由
は、3生協合計の組合員組織率が
高いためです。合計約9万6千人
の組合員(いわて生協7万人、盛
岡医療生協2万5千人、岩手高齢
協千四百人、一部重複あり)がお
り、盛岡市 万世帯における組織
率は6割を超えます。一方、盛岡
3
~安心して暮らし、 助け合える地域づくりのために~
●地域差 が 心 配 さ れ る 新 し い 地 域
支援事 業
201 5 年 度 の 介 護 保 険 制 度 改
定では、 市 町 村 に よ る 「 新 し い 地
域 支 援 事 業 」 が 創 設 さ れ る な ど、
従来より 市 町 村 の 事 業 領 域 や 権 限
が大きく 拡 大 し ま す 。 こ れ は 、 現
在 の 介 護 制 度 で「 要 支 援 1・2」
に当る利 用 者 を 介 護 保 険 制 度 か ら
はずし、 市 町 村 裁 量 に 移 す と い う
ものです。「要支援1・2」の対象
者は、比 較 的 軽 度 な 支 援 を 必 要 と
する方で 、 介 護 に な ら な い よ う 予
防のため に 訪 問 型 や 通 所 型 サ ー ビ
ス、配食 な ど の 生 活 支 援 サ ー ビ ス
を受けて い ま す 。 し か し 、 市 町 村
に 移 す こ と で、 地 域 に よ っ て は、
認 定 を 受 け て も( 推 定 全 国 万
150
戦後
年・・・平和について考える
70
子どもたちに平和な未来を残す
こっているかを知り、同世代の人
たちに伝え広げたいと考え、今回
の 行 動 へ の 参 加 を 決 意 し ま し た。
出発前に盛岡大学の友人と、斉
藤さん宅を訪問し、被爆体験をお
聞きしました。斉藤さんは、岩手
県被団協の名誉会長。 歳のとき
にヒロシマで被爆。NPT再検討
会議行動への参加は6回目とな
り、全国から参加する被爆者の中
では最高齢の 歳です。
斉藤さんから、被爆した当時の
壮絶な体験のほか、今の原爆は広
島・長崎の原爆の威力をはるかに
しのぎ、たとえ一発でも悲惨な結
果を生むのに、核軍縮が本気で進
まない現状への強い憤りをお聞き
しました。被爆して花巻に帰った
あとの差別や偏見に苦しんだ様子
を涙ながらに語る姿に、核兵器が
いかに残虐で非人道的なものかが
伝わり、被爆の実相に直にふれる
貴重な体験になりました。
●NTP参加者の報告会や、戦争
体験を聞く会などに参加しま
しょう。
今年は被爆・終戦 年。各地で
原爆パネル展や、戦争体験を聞く
会、NPT再検討会議行動参加者
による報告会などが開催されま
す。ぜひ、さまざまな機会を通じ、
戦争や原爆の恐ろしさ、平和の尊
さを伝え、広げる取り組みに参加
していきましょう。
る。
かな計画が作られることが強く望まれてい
終了。今回の会議こそ、廃絶を達成する確
期 限 は 決 ま ら ず、 道 す じ が つ か な い ま ま
とされたが、核軍縮に向けた会議の開催や
は、核兵器の非人道性に言及し一定の成果
め5年に一度開催される。2010年の際
軍縮や核不拡散などの方向性を議論するた
※NPT(核不拡散条約)再検討会議は、核
70
ため「核兵器ゼロ」の実現を!
●核兵器NO!の思いを携えて
1945年に広島・長崎に原爆
が落とされて今年で 年になろう
としていますが、今も 万人の被
爆者が心や体の傷に苦しめられて
います。しかし世界では、核兵器
の 開 発 や 製 造、 実 験 な ど が 続 き、
1万7千を超える核弾頭がありま
す。日本は、被爆を経験した国と
し て、 核 兵 器 の 非 人 道 性 を 訴 え、
失くさなければならないと強く言
い続ける必要があります。県生協
連では、会員生協から核廃絶を求
めるメッセージを集めました。い
わて生協では支援カンパに取り組
み、 千 三 百 枚 以 上 の メ ッ セ ー ジ
カードを集めました。全国では、
「核兵器禁止条約の交渉開始を求
める署名」 万筆(生協全体では
そのうち 万筆)を集め、NPT
再検討会議に届けられました。
若い世代へ思いがつながります
70
19
●被爆の実相や、世界で起きてい
ることを、多くの人に伝えたい
内藤さんは、昨年8月のヒロシ
マでの平和式典に参加したことで
平和への関心が高まりました。日
本で起きたこと、世界で今何が起
89
●2015NPT再検討会議(※)
行動に 県 生 協 連 、 会 員 生 協 か ら
代表が 参 加
今年は 5 年 に 一 度 の N P T 再 検
討会議が 開 催 さ れ る 年 。 全 世 界 へ
被爆の実 相 や 核 兵 器 廃 絶 の 願 い を
発信する 行 動 に 、 県 生 協 連 か ら は
盛岡大学 生 協 学 生 委 員 の 内 藤 亮 さ
んを派遣 し 、 会 員 生 協 か ら は い わ
て 生 協 副 理 事 長 の 内 澤 祥 子 さ ん、
盛岡医療 生 協 の 吉 田 明 美 さ ん が 参
加しまし た 。 岩 手 県 被 団 協 か ら 参
加の斉藤 政 一 さ ん ら と と も に 、 4
月 日~ 5 月 1 日 ま で ニ ュ ー ヨ ー
クにて核 兵 器 廃 絶 を 訴 え る 様 々 な
行動に取 り 組 み ま し た 。
副知事への表敬訪問や記者会見で意欲
を表明 204
~NPT再検討会議行動参加、 9条をまもる岩手の会チラシ配布スタート~
特集
25
91
21
4
10
県内 30 万部の配布をめざします
岩手の戦争体験
91
釜石艦砲射撃で千人近い市
民が犠牲に。
理屈なしに誰もが人間性を
失う。それが戦争。
ずたになっていました。
実は、1回目の艦砲射撃の
翌日、姉と2人で自宅の焼け
跡を見に行ったところ、機銃
掃射に狙われました。とにか
く恐ろしくて、焼け焦げた丸
太 に し が み つ い て い ま し た。
私はこわくて震えていました
が、子どもたちの中には機上
の パ イ ロ ッ ト の 顔 が 見 え た、
笑っていたと言う子どももい
ました。
戦争は理屈なしに誰もが人
間性を失うものです。戦争を
しては絶対だめです。あの時
のことは忘れることができま
せん。安倍自公政権の「戦争
立法」
は断じて許されません。
(千田ハルさん 歳)
~岩手の会大判チラシより
5
成し、地域住民に配布することを
決め、地域・職場九条の会や団体
を中心に行動をスタートしまし
た。
チラシは、いわさきちひろさん
のイラストが表紙のD3版(新聞
の大きさ)の大判チラシで、平和
をめぐる情勢について、今、何が
起こっているのか、戦争がどんな
ものだったのかについて説明し、
子どもたちの未来のために、戦争
のない平和なくらしを引き継ごう
と呼びかけています。県内 万部
の配布をめざしています。
5月9日には、県内各地で「9
の日」街宣行動が行われました。
岩手の会では 人が参加し、 枚
のチラシを配布し、署名への協力
を呼びかけました。若者が署名に
応じる姿も多く見られ、車を止め
て署名してくれる方もいました。
今後も8月 日まで、街宣行動
や地域戸別配布でチラシを配布
し、県内に「9条守ろう」の世論
をさらに広げます。
私は1945年当時 歳で、
釜石製鉄所総務課でタイピス
トとして勤めていました。7
月 日、8月9日の2回の艦
砲射撃を受けました。1回目
の艦砲射撃で自宅は焼けまし
たが、当時山側の農家のお宅
を借りて住んでいたこともあ
り、家族はみんな無事でした。
2回目の艦砲射撃の日は、家
にいました。昼頃にサイレン
が鳴り、ここも危ないと思い
山に登りました。草むらの中
に隠れていましたが、土が空
から降ってきて気絶し、空襲
警報解除の音で気がつきまし
た。家に戻ると畑に艦砲射撃
のあとがあり、すり鉢状の大
穴があいていました。これを
見 て 爆 風 で 山 ま で 土 が 飛 び、
その土をかぶったとわかりま
した。家の中に飛んできた破
片でタンスの中の着物はずた
釜石の宣伝行動では、艦砲射撃体験者に会
い、話を聞くこともあります
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500
「9 の日」街宣行動でもチラシ
を配布し訴えます
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「平和憲法・9条をまもる岩
手の会」で、「県民アピールチ
ラシ」 地 域 配 布 行 動 ス タ ー ト
「平和 憲 法 ・ 9 条 を ま も る 岩 手
の会」( 事 務 局 : 県 生 協 連 、 県 消
団連)で は 、 2 0 1 5 年 度 の 活 動
を学習・ 活 動 交 流 か ら ス タ ー ト し
ました。1月 日、「 周年学
習・活動 交 流 会 」 を 開 催 し 、 人
が参加し ま し た 。 午 前 の 学 習 講 演
では、九 条 の 会 事 務 局 員 の 小 沢 隆
一さん(東京慈恵会医科大学教
授・憲法 学 ) か ら 、 「 戦 争 す る 国
にさせな い た め に ~ 『 積 極 的 平 和
主義』で 平 和 は つ く れ る の か 」 と
題して、 安 倍 首 相 が 狙 う 「 安 全 保
障法制の 整 備 」 と そ れ を 許 さ な い
ための運 動 に つ い て 学 び 、 午 後 は
活動交流 を 3 つ の 分 散 会 に 分 か れ
行いまし た 。
5月からは「9条守ろう」の県
民世論を広げるための行動とし
て、「県 民 ア ピ ー ル チ ラ シ 」 を 作
31
300
な競争条件の名目の下に、企業利
益の拡大にじゃまなルールや仕組
みは徹底的に壊し、変えるために、
人々の命、健康、暮らし、環境よ
りも企業利益を追求するのが、T
P P、 規 制 緩 和、 農 政・農 協 改 革
の 本 質 と 語 り、「 今 だ け、 カ ネ だ
け、自分だけ」の勢力に地域を明
け渡してはならないと強調しまし
た。食に関しても、遺伝子組み換
え食品の表示をなくしさらなる拡
大が狙われていること、食品添加
物の基準緩和や表示をなくすこと
など、食の安全が脅かされ、命に
関わる問題だと訴えました。
また、地域社会は農業や食を守
るための相互扶助で守られてき
た。今進められているTPPや
「農
業改革」はこれをつぶすものであ
り、協同の力を強め、反対の声を
結集しようと呼びかけました。
現場からの報告として、県生協
連 吉 田 敏 恵 専 務 理 事 は、
「貧困や
格差の解決のために世界では協同
組合に注目し育てようとしてい
る。地方創生にも有効だ。しかし、
一連の改革は全く逆行している」
と批判し、県農協労組の齋藤禎弘
中 央 執 行 委 員 長 は、
「県内の農協
役員や首長から、TPPや押し付
けの農協改革を懸念する発言が相
次いでいる」と語りました。
最後に「食と農と地域の未来を
協同の力で切り開こう」とのア
ピールを採択し、「TPP反対」「協
同 組 合 つ ぶ し 反 対 」 の 声 を あ げ、
デモ行進を行いました。
●「TPP等を考える岩手県民会
議 」 学 習 会・会 議 を 開 催。 6 月
には集会も!
「TPP等を考える岩手県民会
議」
( 県 生 協 連 は 世 話 人 団 体、
団体で構成)は、4月 日、学習
会と会議を開催しました。
弘前大学名誉教授の神田健策氏
が、
「TPPを巡る最近の情勢に
ついて」講演しました。
神田先生は、日米首脳会談、A
PEC貿易担当大臣会合などに合
わせてTPP妥結に前のめりに
なっている情勢を話し、一見別の
問題のように感じられる、原発再
稼働、集団的自衛権、憲法、沖縄
米 軍 基 地、 秘 密 保 護 法、 T P P、
消費税増税、社会保障、雇用労働
問題、農業農協改革などの社会課
題は実は一体のものであり、日米
財界の利益を優先するのが本質で
あると強調しました。
学 習 会 後 に 開 催 し た 会 議 で は、
当面の活動として、毎月 日の街
頭宣伝活動の継続実施、各構成団
体でDVDを活用した学習会の開
催や宣伝活動の実施、6月1日に
「 く ら し、 食 と 農、 地 域 を 壊 す T
PPを許すな!TPP反対岩手県
総決起集会」
( 仮 称、 情 勢 に よ っ
ては抗議集会)を岩手県民会館大
ホールにて開催することを決定し
ました。
~県内の諸団体と集会や学習会を開催~
TPPから撤退を、 農業・協同組合つぶしストップ!
●「TP P か ら の 撤 退 を 求 め 、 農
業・協 同 組 合 つ ぶ し に 反 対 す る
岩手県 民 集 会 」 を 開 催
3月 日、いわて食・農・地域を
守る県民 運 動 ネ ッ ト ワ ー ク ( い わ
て 食・農 ネ ッ ト ) が 主 催、 県 生 協
連 や 消 費 者 団 体・労 働 組 合 等 が 共
催し、「TPPからの撤退を求め、
農 業・協 同 組 合 つ ぶ し に 反 対 す る
岩 手 県 民 集 会 」 を 開 催 し ま し た。
県内各地 か ら 人 が 集 ま り 、 T P
P、農業 改 革 の 本 質 な ど に つ い て
学びまし た 。
学習講 演 で は 、 東 京 大 学 大 学 院
教授の鈴 木 宣 弘 氏 が 「 T P P 、 農
業・医療・雇用改革の本質」と題し
講演しま し た 。 鈴 木 先 生 は 、 対 等
28
52
14
17
6
11
12
10
10
300
す。 親 御 さ ん と い っ し ょ に 来
ら れ た 新 入 生 の 方 に、 ま ず は
学 部 学 科 を お 尋 ね し、 住 ま い
についての希望をお聞きしま
す。 先 輩 学 生 か ら は、 大 学 の
情 報 や 通 学 方 法、 地 域 情 報 な
どを提供しながら新入生の希
望 を ク リ ア ー に し ま す。 そ の
上で実際にお部屋の見学を行
い、 新 し い 住 ま い が 決 ま っ て
い き ま す。 最 後 に 先 輩 と 新 入
生 で 記 念 写 真 を 撮 り ま す。 こ
の 取 組 み は、 先 輩 学 生 に と っ
てもやりがいのある活動と
なっています。
盛岡大学生活協同組合
盛岡大学生協の新入生への
取 組 み は、 月 か ら は じ ま り
ま す。 A O 入 試 の 合 格 者 は 早
い学部では 月初めに行われ
ま す。 推 薦 生 の 合 格 者 が 多 く、
月中旬ごろに合格発表があ
り、 月 初 旬 に は 約 名 ほ ど
の 方 が 入 学 手 続 き を さ れ ま す。
盛 岡 大 学 生 協 で は、 新 入 生 の
方の入学準備をサポートして
い ま す が、 そ の 中 で も 中 心 に
なるのがお部屋探しのサポー
ト で す。 入 学 が 決 ま っ て 一 人
暮らしをはじめる方にとって
ま ず 気 に な る の が、 お 部 屋 探
しです。
知らない土地での生活です
か ら、 地 域 の 情 報、 通 学 の 手
段などお部屋探しには様々な
情 報 が 必 要 で す。 単 に、 お 部
屋の広さや家賃といった情報
だけでお部屋を決めることは
で き ま せ ん。 そ こ で 活 躍 す る
の が 盛 岡 大 学 の 先 輩 学 生 で す。
盛岡大学生協では学生委員を
中心とした先輩学生がお部屋
探しのサポートを行っていま
70
釜石市職員生活協同組合
東日本大震災から4年がた
ま た、 新 し く な っ た 消 防 本
ちました。
部 に、 災 害 時 救 援 自 動 販 売 機
釜 石 市 職 員 生 協 の 店 舗 は、 ( 緊 急 時 に 飲 料 の 提 供 が 可 能 )
震 災・津 波 で 被 災 し ま し た が、
を設置しました。
新たな店舗を以前とほぼ同じ
きびしさが増す事業経営を
場 所、 市 役 所 の 地 下 1 階 に か
運営するためどのようにすべ
ま え、 事 業 を 行 っ て い ま す。
き か に つ い て、 市 役 所 生 協 交
主に缶コーヒーなどの飲み物
流会に参加し、情報交流でネッ
やパン類・お菓子を中心に販売
トを利用した商品仕入れの多
し て い ま す。 近 く に 大 型 商 業
様化や、
「ちょこっと工夫」で
施 設 が 出 店 し た こ と も あ り、
売り場を活性化できることな
供 給 事 業 は、 ま だ 震 災 前 の
どを研修しました。
%です。
今 後 も 組 合 員 の た め、 よ り
よい生協になるよう努力して
震災前に行っていたお昼の
日替わり弁当の販売や、クリー
いきたいと思います。
ニ ン グ の 取 り 次 ぎ、 地 元 漁 協
で 水 揚 げ さ れ た 生 ウ ニ、 あ わ
び の 斡 旋 な ど は、 再 開 が で き
ていません。
一 方 で、 少 し ず つ で す が 復
活 し た も の も あ り ま す。 名 刺
印 刷 の ほ か、 仮 設 店 舗 で 再 開
したパン屋さんの手作り惣菜
パンの取り扱いを再開しまし
た。
「 釜 石 バ ー ガ ー」
(大豆た
ん ぱ く で 作 ら れ た ハ ム、 タ ン
パッキー使用)などが好評です。
7
C S
I
T O P
会員生協トピックス
1ℓ あ た り 円 と 決 定 し ま し た 。
還元 の 対 象 期 間 は 9 月 日 か ら 2
月 日までとして、2月 日から
■県 連 第 5 回 灯 油 委 員 会 で 生 協 灯
油の還元価格を決定
3月 日、第5回灯油委員会を
開催 し 、 今 冬 の 灯 油 の 還 元 価 格 を
を求める署名運動が始まりまし
もの医療費について「窓口負担の
無い『現物給付』にすること」
「中
学校卒業まで全額助成すること」
です。 年9月に「子ども医療費
助成制度拡充を求める岩手の会」
( 県 生 協 連 は 賛 同 団 体、 事 務 局:
盛岡医療生協)が結成され、子ど
助 成 さ れ ま す( 従 来 通 り 償 還 払
こうした運動も後押しし、県は
未就学児の医療費を 年8月に現
物給付とすることを決定しまし
た。また、入院は小学校卒業まで
軽減 し 、 市 況 価 格 全 体 の 値 下 が り
をす す め る プ ラ イ ス リ ー ダ ー の 役
割を 果 た す こ と が で き ま し た 。 い
価格 を 変 更 。 消 費 税 増 税 や 物 価 上
昇が 続 く 家 計 負 担 を 少 し で も 早 く
今 シ ー ズ ン は 、 原 油 の 下 落 や 仕
切り 価 格 の 値 下 げ に あ わ せ て 暫 定
決定 価 格 と し ま し た 。
年 月には、第一次集約分と
して3万筆を超える署名を岩手県
ました。特に、お母さんたちの口
コミで署名が広がり、全県的な運
動になりました。
市民団体、地域の子育てサークル
など、幅広い組織・個人が参加し
署名運動には、保育園や放課後
児童クラブ(学童)、
幼稚園、
病院、
た。
■ 団体の実行委員会で「さよう
なら原発岩手県集会」を開催
引き続き子どもの医療費助成制度
拡充に向け取り組んでいきます。
現できていません。県の9年ぶり
の拡充を評価しながらも、会では
い)
。 し か し、 一 部 負 担 金 や 所 得
制限は従来通りで、
会が求める「中
学校卒業までの完全無料化」は実
りま す 。
発 岩 手 県 集 会 2 0 1 5」
(同実行
委員会主催、県生協連含む 団体
36
14
12
て、
「国が粛々と進める」という
上から目線は国民から追い詰めら
れた焦りの表れと指摘し、 年以
上かかるといわれる廃炉作業を担
モ行進を行いました。
反対」
「フクシマを忘れるな」と
コールし、市民にアピールするデ
いて報告しました。
集会アピールを確認し、
最後に、
サ ウ ン ド デ モ を 先 頭 に、「 再 稼 働
わる人たちの劣悪な労働条件につ
現場からの報告では、山田町の
し い た け 農 家 の 小 林 美 好 さ ん が、
出荷制限された原木しいたけ農家
の現状を報告、福島県いわき市労
連の菅家新さんが、除染作業に携
う人材が不足しており、国は原発
技術を輸出するのではなく、廃炉
の技術やノウハウを輸出するべき
と訴えました。
40
5
4
わて 生 協 と 県 学 校 生 協 合 わ せ て 約
9千 8 百 万 円 を 還 元 す る こ と に な
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「 原 発 は い ら な い!
4 月 日、
再稼働は許さない!さようなら原
3月 日以降の価格について
は、 1 ℓ 円 ( 配 達 ・ 定 期 巡 回 、
電話 注 文 は プ ラ ス 1 円 ) の 決 定 価
岩手県生活協同組合連合会
6
16
で構成)を岩手教育会館で開催し
350
格と し ま し た 。
■「 子 ど も 医 療 費 助 成 制 度 拡 充 を
求める岩手の会」結成 ! 子ど
も医療費の拡充に向け運動
子どもの貧困率が悪化している
中、 子 ど も た ち の 健 康 を 守 る た め
に、 お 金 の 心 配 を せ ず に 、 必 要 な
ときに医療機関を受診できるよ
18
36
ま し た。 人 が 参 加 し、
「原発は
いらない」という思いを新たにし
ました。
集会の基調講演では福島市在住
で経済学研究者の後藤宣代さんが
「フクシマからの声~放射能との
闘い」と題し講演しました。
後藤さんは、福井地裁の高浜原
発再稼働差止仮処分決定に対し
■住所 〒 020-0690 岩手県滝沢市土沢 220-3 ■電話 019-684-2225 ■ FAX 019-684-2227
無 所 属 の 議 員 が 紹 介 議 員 と な り、
請 願 は 採 択 さ れ ま し た。( 月 現
在の署名数は累計で 万 千筆)
3月 日 分 は 暫 定 価 格 を そ の ま ま
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知事(対応副知事)に提出、並行
して県議会請願も行い、全会派・
4.5
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う、 窓 口 負 担 を 無 く す こ と が 必 要
URL http://iwate.kenren-coop.jp/ E-mail [email protected]
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岩手県生協連トピックス
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