園便り2015年2月号

平成 27年2月2日
http://www.kurakids.ed.jp/
保育園内には先日の「マグロ解体&透明標本ワークショップ」の興奮の余韻が残っているようで
す。このような機会を与えてくれた保育園の協力者の皆さんに改めて感謝したいと思います。さて、早
いもので平成26年度も残すところ二ヶ月となり、2週間後には「笑い」と「涙」と「感動」の発表会が近
づいてきました。先月中旬からは食堂には舞台も搬入されて子どもたちも気分が盛り上がってきてい
ます。巷ではインフルエンザやノロウイルスが猛威をふるっているニュースが流れてきますが、保育
園の子どもたちは元気に遊び、生活できるように配慮していきます。
保育園からのお知らせとお願い
① 3月31日(火)は次年度準備ということで、例年通り 18 時 30 分までの保育(時間延長サービスが
ありません)となります。年度末のお忙しい時期ではありますが、保育園運営にご協力お願いしま
す。
② 先月の園便りで、お知らせした通り、会計処理の関係上 主食費、おむつ代の集金を2月、3月
分をまとめてお支払いくださいますようご協力下さい。支払方法についてご質問等のある方は直接園
長までご相談下さい。
③ 一時保育ぽかぽかひろばの27年度新規登録者の受付が始まりました。お友達等で、一時保育
を希望している方などいらっしゃれば、お声をかけてください。詳細は HP に載せてあります。
先月は卒園児やその保護者が懐かしい顔を見せに来てくれました。その中に障碍をもった子ども
の家族が2世帯。入園できた時の喜びや行事での想い出話等々、いろいろな話をしましたが、その話
題の中でイスラム国による人質事件、名古屋の女子大生の事件など「異常」と思える事件が毎日毎
日「普通」にニュースで流れるという「異常」に不安を口にしていました。
こんなとき保育園は何をすればいいのか?
私は園長という肩書はあるものの保育士ではないし、保育の勉強をしてきたわけでもないので、「こ
んな自分でよいのか?」というコンプレックスが常に頭の隅にあります。そんな園長が開園当初から
大切にしていることは“弱者でも楽しく生活できる環境をつくる”ということ。虐待を受けた子どもや夫
の暴力から逃れてきた女性をケアする仕事をしていたことからくるこだわりなのだと思います。そんな
園長だからできる「平和」「愛」「平等」の基礎が身に付く生活を大切にする保育ができないのだろうか
を考えています。
また、子どもは大人の反応を見ながら物事の善悪を学んでいきます。こんな時代だからこそ「異常」な
ニュースや事態に接した時こそ冷静に対応したいものです。子どもに安心と安全を保障していくため
に。
2月の予定
1
日
2
月
ぽかぽか3月分受付
3
火
節分
4
水
5
木
6
金
7
土
8
日
9
月
10
火
11
水
建国記念日
12
木
発表会総練習
13
金
14
土
15
日
16
月
発表会総練習
布団乾燥
発表会
すくすく組個人面談
(~20日まで)
17
火
18
水
菜の花さん交流
19
木
久保先生わらべうた
20
金
キッチンデー(味噌)
21
土
22
日
23
月
よちよち組個人面談
(~27日まで)
24
火
25
水
26
木
27
金
28
土
絵本係りのメンバーで、団体図書で借りている本の返却と新しい本の借り入れに行ってきました。
横浜市立図書館では、地域で読書普及活動を行う団体やグループに図書の貸出を行っていて、くらき永田
保育園は横浜中央図書館で団体図書を利用しています。
団体図書は絵本コーナーの通路側にまとめて置いてあります。保育園の絵本ではありませんので、家庭へ
の貸し出しはしていないのですが、保育園の中で子どもたちが自由に読んだり、サイエンスコーナーのメダカ
やザリガニなどを調べる時などに活用しています。今年度は水族館ごっこや虫の絵を書くなどの設定遊びの時
にもたくさん活用しました。
今回も図鑑や季節のものなどを中心に160冊程借りてきました。
子ども達がたくさんの本に出合って好奇心や探求心を追及出来るといいなと思っています。
木育係では、現在、くらき永田保育園の園庭・テラスで行える自然遊びのプログラムを作成中です。今までは
一ヶ月に一度、ナチュラリストの相本大吾先生と異年齢クラスを中心に野遊びをして自然物と触れ合ってきてい
ましたが、来年度からは、日々の園庭やテラスでの遊びの中で、もっと自然と関わっていけるような視点で試行
錯誤しながらプログラムの完成を目指しています。
これによって、子どもも大人も自然と触れ合う心地良さを身近に感じられるようになってもらえると嬉しいで
す。
保護者の皆様も園庭やテラスで、「こんなことができたら楽しいよ」・「うちの子は、こんな遊びが好きだよ」などの
アドバイスがありましたら、参考にさせて頂きたいので担任に声がけしてくださいね。
※大吾先生からすすきの種をプレゼントしてもらいました。テラスに植えたので、秋には、すすき遊びができそう
ですね。楽しみです。
ノロウイルス流行中です
横浜市では季節性胃腸炎(ノロウイルスなど)が流行しています。くらき永田保育園では、感染症流
行拡大を防ぐため、嘔吐・下痢で汚れた衣類は原則そのままお返しし、ご自宅での洗濯をお願いして
嘔吐・下痢で汚れた衣類は原則そのままお返しし、ご自宅での洗濯をお願いして
います。お手数ですが、ご理解とご協力をお願い致します。
います
また、ご自宅で汚物の付着した衣類を洗う場合は、ハイターやミルトンで消毒後に洗うことをお勧め
します。
➤ミルトンの場合
ミルトン:水=1:10
➤ハイターの場合
ハイター:水=1:50
の割合に薄めた液体に衣類を約1時間浸し、洗濯をして下さい。希釈したものは時間がたつと効果が
落ちるので、その都度使い切るようにしましょう。
今のところノロウイルス自体に効く薬はありません。もし、感染してしまったら脱水にならないよう水
分補給をすること、自己判断で下痢止めを服用しないようにしましょう。(「下痢をする」ということは、
体内から異物を出すための防御反応です。下剤を飲むことでウイルスを体内に留めてしまい回復を
遅らせてしまうこともあります。)
うがい・手洗いをしっかりして、寒い冬を元気に乗り切りましょう。
2 月 3 日の節分には、給食に「やこめごはん」を出します。大豆としらすが入ったご飯です。
節分は、「節(ふし)を分ける」と書きますが、季節の変わり目のことを言い、天候も不安定なことが多く、病
気などにかかりやすいことから、豆まきをしてその鬼(病気)を追い払います。
豆まきに使う煎り大豆を使って簡単にできますし、香ばしい大豆の香りと甘みで、子どもたちにも食べやす
いと思います。お家でも、豆まき用のお豆を少し残しておいて、ぜひ作ってみて下さいね!
2 月の後半には、お味噌作り(キッチンデー)もあります。
去年の 4 月から、大豆とたくさん関わってきた子どもたち。大豆を育てることから始まり、その大豆が色んな
姿に変わっていく様子を、実際に見たり経験したりできることって、なかなかないと思います。
この経験が、子どもたちの食への興味を、さらに広げるきっかけになっていると嬉しいです。
にこにこ組では『ちょちちょちあわわ』や『ちゅっちゅこっこ』のようなわらべうたで遊んでい
ます。一年を通して4月から遊んできたこともあり、子どもも少しずつ仕草を覚えて保育士と嬉し
そうに一緒に手を動かして楽しんでいます。他にも言葉が出てきている子どもは「あわわ」と一緒
に声を出して歌っています。発表会ではいつもと違う雰囲気に戸惑うこともあるかもしれませんが、
子どもたちの楽しく遊ぶ姿を見てもらいたいと思います。
また、一ヶ月に一度来てくれる久保先生とのわらべうたではオーガンジーなどの布以外にも歌に
合わせて作ってある作り物を子どもたちは楽しみにしています。折り紙やペープサートが出てくる
と子どもたちも自分から近付いて興味を持って楽しく遊んでいます。簡単なわらべうたばかりなの
で、ぜひお家でも一緒に遊んでみて下さいね♪
よちよち組では久保先生のわらべうたの時間だけでなく、夕方の時間や日常の生活の中でわらべうたを
楽しんでいます。最近では主に発表会で行なうわらべうたを楽しんでいます!その様子を少しご紹介します。
『ぶーぶーぶー』では歌に合わせてブタの仕草や、「ぶー」と鳴き声を真似をしています。「次は何の動物しよ
うか?」と聞くと、「ライオンさん!」「カエルさん!」とリクエストし、「がおーがおーがおー」、「けろけろけろ」な
どといろんな動物に変身しています。
『ちんちろりん』は久保先生のわらべうたで楽しんでから子どもたちのお気に入りの一曲になり、歌の拍に
合わせて鈴を鳴らしたり、手を叩いています。
当日はいつもと違う雰囲気に驚いてしまうかもしれませんが、可愛らしい子どもたちの姿を楽しみにしてい
て下さい。
毎月の久保先生のわらべうたの日には、「今日はわらべうた?やったー!」と楽しみにしています。今年
度の前半は大人と一緒に向かい合って遊ぶわらべうたを楽しんできましたが、役割のある遊びや、友達と手
を繋いで円になって回ったり、『両足でジャンプする』『バランスを取る』『音に合わせて動く』等の体を動かす
遊びも楽しめるようになってきました。
そんな成長の姿を今年は発表会の中でお見せしたいと思います。
歌は、『くまさんくまさん』(友達と一緒に、片足ケンケン等の動き)『おうまさんのおけいこ』(両足跳びで前
進)『ちょうちょかんこ』(リズムに合わせて体を動かす)です。どのわらべうたも今年度皆で遊んで来たもの
で、発表会では子どもたちにもどの歌が好きか聞きながら、グループに分かれました。
子どもたちは、すくすく森で暮らしているくま・うま・ちょうちょになりきります♪当日は緊張してしまうかもし
れませんが、子どもたちの姿を暖かく見守っていて下さい。どうぞお楽しみに!
ぽかぽか広場のわらべうた遊びは、オーガンジーを使ったわらべうた『上から下から大風』を保育士
が見本を見せると、「やりたい!」と缶からオーガンジーを出しヒラヒラと揺らし落ちてくる様子が好きなよ
うです。時々自分の頭や友達の所に飛んで行くと「あたまにのったね!」と笑い合いながら楽しんでいま
す。またくすぐり遊びも大好きで『一本橋』『にゅーめんそーめん』などは保育士にしてもらい大笑いをして
います。くすぐられるのは楽しいようで「もういっかいやって」とリクエストをし期待しながら待っています。
これからも色々なわらべうたに親しんでもらえるようにしていきますので、おうちでも楽しんでみてくださ
い。
のびのび組では発表会に向けて『よがあけた』『もぐらどん』のわらべうたを練習しています。
実際に舞台に上がると子どもたちの表情も引き締まります。初めはなかなか声が出なかったり、
フラフラしてしまったりしていましたが、おとうさんおかあさんにかっこいい姿を見せたいとい
う思いから、きれいな大きな声が出るようになってきました。課題の時間以外でも「も~ぐらど
~んのおやどがね、、、」とお友達同士で歌う姿も見られ、わらべうたを楽しんでいます。
わくわく組では『なかなかほい』と、
『きつねとたぬき』のわらべうたを発表会に向けて練習
中です。この2曲は今までのわらべうた遊びよりもより音の高い低い等の音程を意識しながら
歌っています。特に『なかなかほい』では手を同時に動かして遊ぶ事が皆大好きで、途中で混
乱してしまいそうな歌詞ですが楽しみながら遊んでいます。
わらべうた指導の久保先生には新しく『いのこ
いのこ』のわらべうたを教えてもらいこち
らもお気に入りの1曲になりました。呪文のような長い歌詞が歌い終わると同時にハンカチ落
としのように走りだす遊びで、初めて遊んだ時からわくわく組の皆は大興奮!何度も繰り返し
て遊んでいます。
これからも日常のいろいろな場面でわらべうたに触れる機会を楽しく作っていきたいと思っ
ています。
いきいき組は、体を動かして遊ぶわらべうたも、鑑賞曲のわらべうたもすぐに覚えて、子どもたち同
士で楽しんでいます!普段使わない言葉がわらべうたの中にはたくさん出てきます。「面白いことばだ
よね!」「どういう意味なの?」と久保先生に尋ねている姿も見られます。また、今年は発表会でもわら
べうたを披露する予定です。いきいき組は少し長めの鑑賞曲のわらべうたを練習しています。「綺麗な
声を出すにはどうやって歌ったらいいのかな?」「ちょっと歌うから聞いていてくれる?」とみんなでお互
いのうたを聴きあい、ただ歌うだけではなく、年長として、いきいき組らしいわらべうたがお届けできるよ
うに毎日練習しています!
異年齢では2月21日にコマ回し大会が行なわれました。この日に向けて12月から子どもたちはコ
マを回しを続けてきました。初めは巻き方も分からず、投げても転がってしまっていましたが、何度も繰
り返すうちにだんだんと回せるようになりました。コマを回せる子がまだ回すことが難しい子にコツを伝
授したりと、どんどん遊びの輪が広がっていきました。
当日の大会では、勝った喜び、自分の実力を出し切れなかった悔しい気持ちなど今までにない緊張
感の中で様々な感情が芽生えました。
大会が終わったすぐ後には、「先生!コマやろうよ!」と気持ちが盛り上がっていました。今でも「みん
なで勝負しようぜ」「先生!1対1で勝負しよ!」と一大ブームがきています。