第2回 北極海航路活用戦略セミナー ~北極海航路活用による欧州と北海道間の新たな相互関係創出の可能性の検討~ 主催:北極海航路活用戦略研究プロジェクトチーム 代表: 田村 亨 (北海道大学大学院工学研究院北方圏環境政策工学 社会基盤計画学講座,教授) 礪波亜希 (コペンハーゲン大学北欧アジア研究所,研究員) 古市正彦 (京都大学 経営管理大学院,教授) 大塚夏彦 (北日本港湾コンサルタント株式会社,企画部長) 別所博幸 (北海道総合政策部交通政策局物流港湾室,参事) 柏葉導徳 (苫小牧港管理組合,専任副管理者) ■講 演: (1) 『2015 年シーズンの北極海航路の利用動向,および最近の各国の動向』:大塚夏彦 北極海航路を横断する海上輸送貨物および航海数は,2010 年から 2013 年までは順調に拡大したが,2014 年は 一転,大幅に減少した.その背景には,海上輸送市場,燃料価格,天然資源市場などの変化のほか,ロシアに対 する西側の経済制裁の影響などが指摘されている.こうした中で 2015 年の運航シーズンが始まっており,8 月中 旬時点で,コンテナ船 2 隻が運航するなど,新たな展開も見られている.2015 年のこれまでの運航状況と特徴に ついて紹介するとともに,北海道の可能性について言及する. また,8 月末に米国アラスカ州で開催された北極海航路に関するシンポジウム等より,各国の北極海航路に対す る政策や活動の動向について紹介する. (2) 『大型化するコンテナ船により,海上輸送コストの特徴はどう変わりつつあるか』:古市正彦 北極海航路においてコンテナ輸送を考える場合,既往航路の市場環境のなかで,ニッチな市場としていかにそ の有効性を活用するかが課題となる.いま,世界の海上コンテナ輸送市場では,ULCSs (Ultra Large Container Ships) と呼ばれる 18, 0 00~20,000TEU 級の巨大なコンテナ船が出現するに至り,市場に大きなインパクトを及ぼしつつ ある。これまでに行ってきた,北極海航路および既往航路によるコンテナ輸送コストの分析において,こうした ULCSs の出現を考慮し,海上輸送コストの現況について考察した結果を紹介する. ■日 時: 平成 27 年 8 月 31 日(月),15:00~17:00(14:30 開場) ■場 所: 北海道大学学術交流会館 小講堂(札幌市北区北 8 条西 5 丁目,北大正門を入って左) ■その他 : 参加費無料,定員約 100 名 ■申込み : 参加者数の把握のため,下記申込先まで,お名前・ご所属・連絡先を記入し,8 月 28 日(金)までに E-mail にてお申込みください.なお,申込みなしでの当日参加も歓迎いたします. 北日本港湾コンサルタント株式会社 企画部 (西村聡美) E-mail: [email protected], tel:(011)281-9111
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