事業名木質ペレット利用拡大事業コンソーシアム名山形県ペレットエコポイント事業コンソーシアムコンソーシアム幹事団体（山形県地球温暖化防止活動推進センター） NPO 法人環境ネットやまがた http://eny.jp/ 主たる実施場所山形県村山地域（１）庄内版ペレットエコポイント制度の構築・実施これまで村山地域で行ってきた山形県ペレットエコポイント事業で得られたノウハウ等を生かし、庄内地域のペレット工場で製造されたペレットの購入者にエコポイントを発行し、そのエコポイントはペレットや地域の農作物等と交換できる庄内版ペレットエコポイント制度を構築し実施した。制度については、庄内地域ペレットエコポイント事業検討委員会等で検討を重ね、村山地域エコポイント事業と同様に、ペレット 10ｋｇ毎に 1 エコポイントを発行し、 20 エコポイントでペレット 10ｋｇ、もしくは庄内地域の農作物等と交換できるものとした。あわせて、庄内地域でのエコポイント制度の登録者の二酸化炭素削減量をとりまとめ J-クレジット制度への申請を目指した。また、県内には３つのペレット工場があるが、置賜地域へのペレット工場へもこの制度を拡げられないかヒアリングを行った。実施事業内容（２）ペレットストーブのモニターの実施本法人が委託管理する山形県環境科学研究センターの情報棟内においてペレットストーブモニターのうちの 1 台を実証試験として使用し、事務所での使用量やエアコンとの温かさの違いや二酸化炭素削減効果などの把握、またペレットの燃え殻の溶出試験等を行い安心安全に使用できるものかを確認するとともに、情報棟を訪れた来館者（平成 27 年度来館者数）に対して、使用の状況をパワーポイント等にまとめて説明を行うなどして、木質バイオマス利活用のメリットについて理解を得るように努めた。また、他の 4 台のモニターのストーブは一般家庭で使用してモニタリングしていただき、その内容等をホームページ等で公開することでストーブのさらなる導入拡大を図った。（３）ペレットストーブモニター募集説明会（現地見学会）と結果報告会の開催ペレットストーブのモニター募集のための説明会を開催するとともに、事業総括を目的とした結果報告会を開催した。（４）ペレットストーブ導入促進冊子の作成平成 25 年度にペレットストーブの利用者にアンケートを行ったが、ペレットストーブの正しい使い方を理解していないと、ストーブの故障やトラブルが起きたケースが少なくない。そこで、ペレットストーブモニターの結果を参考にし、使用上の注意点や掃除の仕方などをまとめた冊子を 4000 部作成し配布することで、安心安全にペレットストーブを使用できる環境づくりを行い、ペレットストーブの新規導入につなげた。なお、ペレットストーブ導入促進冊子は、モニター報告会の際に参加者に配布し、また、ペレットストーブ・燃料販売店（約 100 店舗）にも送付した。