広 報 資 料 (経済同時) 平 成 2 7 年 9 月 1 7 日 産 業 観 光 局 (担当 新産業振興室 222-3324) 公益財団法人京都高度技術研究所 (担当 地域産業活性化本部 391-1141) 環境に優しい超臨界流体技術活用セミナー 「超・亜臨界流体技術の最新動向と産業応用」の開催について この度,京都市及び公益財団法人京都高度技術研究所では,超臨界流体や亜臨界流体 (超・亜臨界流体)を用いた環境・エネルギー技術,材料加工技術に関する最近の研究開発 内容やその産業応用についてのセミナー及び京都大学の坂志朗教授の御厚意によるバイオエ ネルギーを中心としたバイオマス科学のラボツアーを開催しますので,お知らせします。 多くの皆様の御参加をお待ちしております。 記 1 日 時 平成27年11月4日(水)午後1時30分~午後5時20分 ラボツアー 午前11時~午後12時30分 技術交流会 午後5時30分~午後7時 2 会 場 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールⅠ (京都市左京区吉田本町 京都大学吉田キャンパス内) アクセス案内ページ:http://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/access/yoshida 3 プログラム ⑴ ラボツアー 11:00~12:30 京都大学大学院エネルギー科学研究科 エネルギー社会・環境科学専攻 坂研究室 アクセス案内ページ:http://www.ecs.energy.kyoto-u.ac.jp/ ⑵ セミナー 超・亜臨界流体を用いた環境・エネルギー技術,材料加工技術に関する最近の研究 開発内容やその産業応用についてのセミナー 13:30~13:40 開 会 挨 拶 13:40~15:00 講 演 1 超・亜臨界流体技術によるリグノセルロース資源からのバイオ燃料 やバイオケミカルスの創製 京都大学大学院エネルギー科学研究科 教授 坂 志朗氏 1 15:00~15:15 休 憩 15:15~16:15 講 演 2 亜臨界・超臨界流体を用いるプラスチックのリサイクル技術 静岡大学大学院総合科学技術研究科 助教 岡島いづみ氏 16:15~17:15 講 演 3 超臨界流体を活用した高分子加工 京都大学大学院工学研究科 教授 大嶋正裕氏 17:15~17:20 閉 会 挨 拶 17:30~19:00 技術交流会 (会場:京大正門前カフェレストラン「カンフォーラ」 ) 4 参 加 費 無料(技術交流会:3千円) 5 定 員 60名(先着順) ※ ラボツアーは30名(先着順) 6 申込方法等 ⑴ 申 込 方 法 (公財)京都高度技術研究所のセミナー案内ページ 又は FAX でお申し込みください 。 セミナー案内ページ:http://www.astem.or.jp/whatsnew/event/ FAX でお申し込みの場合は,①お名前,②学校名又は会社名・部署・役職, ③E-mail アドレス,④電話番号,⑤チラシに記載の「個人情報の取扱い」に 同意する旨を明記して,下記申込・問合せ先に送信してください。 ⑵ 申 込 期 限 平成27年10月16日(金) (定員になり次第締切) ⑶ 申込・問合せ先 (公財)京都高度技術研究所 地域産業活性化本部 SL グループ 担当:水谷,田原 TEL&FAX:075-391-1141 E-mail:[email protected] 7 主 催 京都市, (公財)京都高度技術研究所, 京都大学大学院工学研究科附属学術研究支援センター 8 共 催 京都グリーンケミカル・ネットワーク,(地独)京都市産業技術研究所 9 後 援(予定を含む) 経済産業省近畿経済産業局, (国研)科学技術振興機構,京都商工会議所 (公社)京都工業会,京都産学公連携機構 2 <参考> 超・亜臨界流体について 1 超臨界流体 物質は,一般に固体,液体,気体のいずれかの状態で存在しますが,温度と圧力を上 げていき,ある時点(臨界点)を越えると,液体と気体の両方の性質を併せ持つ超臨界 流体になります。超臨界流体は有機溶媒に代わる環境負荷の少ない新たな分離・反応溶 媒等として期待されています。 超臨界流体として最も良く使用される物質は,毒性や燃焼性がなく自然界に大量に存 在している水と二酸化炭素です。超臨界水は反応性が高いため,加水分解や酸化反応と いった反応場として有機物質の分解や,有害物質の無害化に使用されています。二酸化 炭素は臨界温度が室温に近いため,天然物の抽出・分離,微粒子化などの溶媒として利 用されています。 2 亜臨界流体 超臨界流体よりもやや温度と圧力の低い状態の液体です。超臨界流体と同様に,有機 溶媒に代わる環境負荷の少ない新たな分離・反応溶媒等として期待されています。 超・亜臨界流体の産業応用例 1 有機物質の分解,有害物質の無害化 産業廃棄物,バイオマス,廃プラスチックの分解・リサイクル (超臨界水や亜臨界水を使用することで,従来技術に比べ,高効率で環境負荷の少 ない分解が可能) 2 天然物の抽出・分離 コーヒー豆・お茶からのカフェイン除去 ノコギリヤシ,プロポリス,セサミン等の抽出 (超臨界二酸化炭素を使用することで,従来技術に比べ,比較的低温で抽出可能で, 有機溶媒の残留の心配がない) 3 ポリエステル,ナイロン繊維の染色 (水・薬品(染色助剤)不用,排水処理・乾燥機不用) 4 微細射出発泡成形技術 超臨界流体(二酸化炭素,窒素)を射出シリンダーに注入し射出成型 (樹脂材料使用量の削減,軽量化) 5 超臨界流体クロマトグラフ (従来の高速液体クロマトグラフと比較して高効率で高速分離が可能な分離分析技術) 3
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