(九州電力)(PDF形式:205KB)

資料6−6
離島ユニバーサルサービスについて
平成27年10月22日
九州電力株式会社
九州エリアの離島の概要
1
第2回審査会合資料より
[九州エリアの離島の概要]
o 九州エリアには、ユニバーサルサービスの対象となる離島が多く(35箇所)、沖縄電力を
除く9社60箇所の60%程度を占めております。
o 平成26年度の離島の販売電力量は9億kWh、エリア全体に占めるウエイトは1%程度です。
<九州エリアの離島US対象離島(35箇所)> ※ 経済産業省令に規定
小呂島、対馬島、海栗島、泊島、赤島、島山島、壱岐島、若宮島、原島、長島、大島、上甑島、中甑島、
下甑島、竹島、硫黄島、黒島、口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島、種子島、
屋久島、口永良部島、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、与路島、請島、徳之島、沖永良部島、与論島
薩南諸島
<離島に係る内燃力発電設備・営業所>
豊玉発電所
黒島
対馬
小呂島
新壱岐発電所
島
列
島
平島
屋久島 新種子島発電所
中之島
諏訪之瀬島
悪石島
小宝島
宝島
竜郷発電所
本土連系離島
(離島US対象外)
新有川発電所
熊毛営業所
口之島
壱岐営業所
壱岐
種子島
硫黄島
口永良部島
対馬営業所
芦辺発電所
種子島第一発電所
竹島
五
名瀬発電所
福江第二発電所
新喜界発電所
奄美営業所
甑
甑島第一発電所
島
新徳之島発電所
※ ●は、内燃力発電所の所在地
※ 発電所名は、設備容量1万kw以上の箇所のみ記載
※ ●は、離島の営業所所在地
(MW)
徳之島
列
島
喜界島
奄美大島
新知名発電所
沖永良部島
与論島
内燃力
最大出力
九州
全国
(9社計)
396
(53.7%)
736
(100%)
【出典】電気事業便覧 平成26年度版
離島ユニバーサルサービスに伴う影響額
第2回審査会合資料より
2
o 離島ユニバーサルサービスとして本土並みの電気料金での離島供給が一般送配電事業者に
義務付けられたため、離島に本土並みの電気料金で供給した場合の収入と供給コストの差額
(赤字分)を託送料金原価に反映しました。
o
見直しの結果、託送料金原価は+151億円(+0.18円/kWh)の増となりました。
<影 響>
(億円、円/kWh)
影響
単価
原価
離島供給に係る費用
[A]
離島電灯・電力料
[B]
(託送料金相当額を除く)
合 計
[A−B]
286
0.33
136
0.16
+151
+0.18
<費用内訳>
・燃料費
:168億円
・修繕費
: 41億円
・減価償却費: 21億円 等
〔参考〕離島供給に係る赤字分の算定イメージ
離島供給に係る赤字分
離島供給に係る費用
(A)
離島ユニバーサルサービスの導入に伴い、
託送料金原価に上乗せする分
離島電灯・電力料
離島供給に係る
発販費用
費用
(託送料金相当額を除く)
(B)
本土並みの料金で供給
した場合の収入
収入
「A:離島供給に係る費用」の算定
3
o 「離島供給に係る費用」は、離島供給に必要な水力・火力・新エネルギー等発電設備に係
る費用(発電費)及び営業所等に係る費用(販売費)が対象となります。
※ 離島の送配電設備に係る費用については、本土分と同様、託送料金原価にすでに織り込んでおります。
<「離島供給に係る費用」特定の流れ(イメージ)>
総原価(NW+非NW)
水力
火力
水力
原子力
原子力
火力
送電
新エネ
変電
送電
販売
変電
配電
一般管
販売
非NW一般販売
NW一般販売
非NW需要家
NW需要家
非NW給電
NW給電
離島
低圧配電
高圧配電
NW需要家
配電用
送電費
配電
受電用
その他
離島
その他
AS
離島
その他
AS
離島
原子力
新エネ
※ 現行原価織込値
o 「離島供給に係る費用」の特定にあたっては、従来の配分手法を踏襲し、以下の手順で実
施しております。
[STEP①] 発生の主な原因に応じて直課可能な額を先取り
[STEP②] 残余(直課できない分)は、ドライバー※(「発電設備の建設費比」等)を用いて配分
※ 従来から省令に規定されている帰属・配賦基準を準用
【参考】「A:離島供給に係る費用」の算定フローイメージ
4
<算定フローイメージ>
(現行原価織込値)
[STEP①]
発生の主な原因に応じて直課
水力・火力・新エネ・販売
計:8,547
離島分:262
燃料費 (内燃力)
:
168
燃料費
修繕費
:
40
減価償却費
:
18
委託費
:
10
:4,510
<内訳>
・汽力燃料費 : 4,314
・内燃力燃料費:
168
・地熱蒸気料 :
28
569
減価償却費
:
524
332
燃料費 (汽力・地熱) :4,342
修繕費
:
406
減価償却費
:
202
委託費
:
54
554
固定資産除却費:
31
全体の83%を直課
により、離島・本
土に区分
<内訳>
・LNG設備委託費 : 46
・石炭関係業務委託費: 2
人件費
:
11
本土分:6,791
・
・
人件費
46
8
2
:
・
・
・
・
・
<内訳>
・LNG設備委託費 :
・内燃力運転委託費 :
・石炭関係業務委託費:
・
・
人件費
:
:
離島分
286
(内燃力運転委託費:8 等)
修繕費
委託費
(単位:億円)
:
106
直課できない分:1,494
・
・・
:
122
減価償却費
:
305
委託費
:
269
人件費
:
437
・
・
修繕費
[STEP②]
ドライバーを用いて特定
離島分:24
本土分
本土分
「B:離島電灯・電力料」の算定
5
o 控除収益となる「離島電灯・電力料(託送料金相当額を除く)」については、「本土及び
離島の織込収入※」に、直近の「本土及び離島の実績収入※」に占める「離島の実績収入※」
の割合を乗じて算定しております。
※ いずれも託送料金相当額除き
<離島電灯・電力料の算定式>
離島電灯・電力料
(託送料金相当額除き)
=
本土及び離島の
織込収入
(託送料金相当額除き)
離島の実績収入
(託送料金相当額除き)
×
本土及び離島の実績収入
(託送料金相当額除き)
織込収入(平成25∼27年度)
直近実績収入(平成26年度)
<離島電灯・電力料の内訳>
(単位:億円)
織込収入
直近実績収入(平成26年度)
①本土+離島
②離島
③本土+離島
離島電灯・電力料
① × ②/③
[離島比率]
特 高
電力料
1,871
0
1,823
[0.0%]
0
高 圧
電力料
3,781
49
3,636
[1.3%]
51
電灯料
3,713
65
3,601
[1.8%]
67
電力料
764
19
808
[2.4%]
18
低圧計
4,477
84
4,410
[1.9%]
84
低 圧
(
計
10,128
133
9,869
[1.3%]
136
【参考】九州エリアにおける離島関連データ
6
■内燃力発電設備(五島除き)
島別
対馬
対馬
小呂島
壱岐
営業所
センター
対馬
壱岐
壱岐
福岡
福岡 小呂
西
島
嶽野川
160
奄美
新住用川
大島
秋利神
140
3,353
甑島
甑島
設備容量
(KW)
与論島
島別
川内
発電所名
250
小宝島
新エネ合計
宝島
徳之島
奄美
営業所
悪石島
鹿児島
諏訪之瀬島
3,000
■新エネルギー等発電設備(風力)
センター
中之島
センター計
甑島第一
計
竹島
硫黄島
黒島
計
口之島
中之島
平島
諏訪之瀬
悪石島
小宝島
宝島
計
口永
口永良部
良部
種子島第一
新種子島※
計
喜界
新喜界
計
竜郷※
名瀬
古仁屋
計
新徳之島※
平土野
亀津
計
沖永
※
新知名
良部
計
島
与論
新与論
計
センター計
合計
種子島 喜界島 奄美大島
53
水力合計
口之島
平島
脇ノ川
熊毛
口永良部島
屋久島
5,100
42,000
8,600
55,700
16,500
24,000
40,500
330
十島
鹿児島
種子島
設備容量
(KW)
鹿児島
竹島
発電所名
徳之島
奄美
硫黄島
島別 中之島 屋久島
鹿 児 島
営業所 鹿児島 熊毛
センター
■水力発電設備(五島除き)
黒島
佐須菜
豊玉※
厳原
計
芦辺
新壱岐※
計
小呂島
三島
<発電関係(H26末値)>
甑島列島
設備容量
(KW)
甑島
本土連系離島
(離島US対象外)
川内
九 州
五
島
列
島
発電所名
250
※ 主要燃種がC重油の発電所(6箇所)
<販売関係(H26末値)>
奄美大島
営業所
喜界島
100km
徳之島
沖永良部島
50
販売電力量
(百万kWh)
2.1
123.0
対馬※
3.1
165.6
福岡西
0.01
0.8
川内
0.6
30.1
鹿児島
0.1
4.7
熊毛※
2.7
140.0
奄美※
10.0
463.7
[2.1%] 18.8
[1.1%] 927.9
8.8百万口
812億kWh
]は九州全体に占める比率
(参考)九州全体
0
契約口数
(万口)
壱岐※
7営業所
[
与論島
96,530
14,250
14,250
190
300
320
810
170
200
150
160
110
110
200
1,100
300
16,500
24,000
40,500
2,100
12,600
14,700
60,000
21,000
4,750
85,750
21,000
2,000
7,500
30,500
19,100
19,100
2,210
5,600
7,810
214,820
311,350
※ 所管する全域が離島