8 〃 冬

子 ど も たちの体力の向上や運動習慣の定着
砂川
ネイパルスポーツ クラブ ・冬
■ 事 業 の ねらい
子どもたちに運動や外遊び、スポーツの楽しさを実感させ、運動習慣の定着や生活習慣の改善を図る機会とす
る。
■
実 施 日
平 成 27年 1 月 17日(土)~18日(日)1泊2日
■
参 加 対象 5 歳 児 ~小学3年生とその保護者 4 0 名
■
参加実績 参
加
者 : 2 4名
小 3 = 1名、小2=5名、
小 1 = 2名、幼児=4名、
(男 子 = 8名、女子=4名)
保 護 者 =12名
運 営 協 力者:大学生4名
■
備
考 活 動 場 所: ネ イ パル砂川、北海道子どもの国
講
師 : 北 海道教育庁空知教育局
社 会 教育主事 宮 坂
豪 氏
1 事業実施の背景
平 成 2 4年度の「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」において、北海道の小学5年生の身長・体重は全国平均を上回る
も の の 、体格的には肥満傾向にあり、体力は全国平均を下回っている結果が示され、体力の向上や運動習慣の定着が求められ
て い る 。本事業では体力や運動能力の向上を図るのは幼少期からの習慣づくりから始めることが効果的と考え、運動や外遊び
等 の 多 様な動きを通して運動習慣の定着を図るとともに、親子での宿泊体験を通して基本的生活習慣の育成を図ることをねら
い と し た。
2 プログラムデザイン
7:00 7:30
17
日
(土)
18
日
(日)
9:10
11:00
13:00 13:30 14:00
受 出
会
い
の
受 付 時 間 は 1 3 :0 0 ~ 13 : 20 ま でです 。
付 つ
当 日 は こ の 時 間 内 に お 越 しく だ さ い 。
ど
い
起
床
、
荷
物
整
理
朝 朝
の
体 食
操
部
屋
片
付
け
等
活動3
雪中運動
会
■ アクティビティについて
ふ
り
か
え
り
別
れ
の
つ
ど
い
活
動
準
備
、
集
合
写
真
16:00 17:15
特
別
活動1
活
冬の森のアド 動
・
ベンチャー 体
力
測
定
休
憩
、
ベ
ッ
ド
メ
イ
ク
18:30
夕
食
活動2
【大人】
親学講座
【子ども】
ボランテ ィア と
あそぼう!
19:30
入
浴
・
就
寝
準
備
21:30 22:00
自
由
交
流
子
ど
も
就
寝
全
体
就
寝
活 動 1: 木登り、ロープ遊び
活 動 2 :大人:親学講座 運 動 と 生活習慣
【 講 師 : 北海道教育庁空知教育局社会教育主事 宮 坂 豪 氏 】
子ども :ボランティアとスポーツレク
活 動 3 :ビニールボールを使用した雪合戦的競技
■
意図
○文部科学省が毎年行ってい る「全国体力・運動 能力、運動習慣等調 査」
においてボール投げの記録 の低下傾向が続いて いる事等から、ボー ル投
げの技術や体力の向上につながるアクティビティを企画した。
○夏季には危険で実施は困難と思われる活動も、 冬季では雪のため工 夫次
第で安全に楽しく行えるこ とを示し、冬季の屋 外活動の可能性を気 づか
せるよう心がけた。
■ 留意事項
○特に木登りでは体を支える ロープや足場等を設 置するとともに職員 やボ
ランティア等のスタッフを 手厚く配置し、樹木 上での転倒・滑落等 の危
険を予防した。
○ボールを使った競技では、 幼児と小学生では体 格差が大きいことか ら、
ボールをぶつけ合うような種目を回避し、安全 に楽しく競技するよ う務
めた。
17
3 活動の様子
4 事業評価
5 まとめ
■
当 日 の 様子
1 日 目 は、施設近くの森の中に張ったロープで綱渡りや木のぼり体験を行った。
60cm 以上の新雪の中、保護者がスノーシューを履いてつけた道を歩いて会場に到着
し た 子どもたちは、さっそく木のぼりに挑戦。はしごや樹上から垂らしたロープを支
えに木に登った子どもたちは、大人より高い位置からあたりを見回して手を降ったり、
深 い 雪の中に飛び込んだりして楽しんだ。樹上からは長いロープをループ状に垂らし
た ブ ラ ンコで、深雪の中にジャンプするなどし、雪まみれになって遊んだ。
子 ど も たちは、樹木間に張り巡らした上下 2 本のロープを使った綱渡りにも挑戦。
うまく渡れずに途中で雪の中に落ちていた子どもたちは、諦めずに何度もチャレンジ
して終点まで到達し、「やったー」と歓声をあげ、更に何度も挑戦を繰り返していた。
夜 の 活 動は、前半は保護者と子どもに別れ、後半は合同で行った。
子 ど もたちは大学生のボランティアが企画したゲームで歓声をあげて走り回った。
保護者は北海道 教育庁空知教育局の講師による運 動と生活習慣に関する親学講座で
子 ど も の成長に合わせた運動や望ましい生活習慣の話を聞いた。
後半は子どもと 保護者が合流し、親子で家庭でも できる運動を同講師の指導で行っ
た。
2日目は早起き して早寝早起き朝ごはん体操や、 ビニールボールを使っての親子で
の キ ャ ッチボール等の早朝運動を行った。
朝 食後は 北海道 教育委 員会が 冬の屋 外活動 として 推奨す るスレッ ドリレ ーを行っ
た。その後参加者は 2 つのチームに分かれてビニールボールを使った雪合戦をアレン
ジした競技を行 った。競技内容は的を狙ってボー ルを投げる競技、子どもが投げたボ
ールを保護者が かごで受け止める競技、敵チーム の背負ったかごにボールを投げ入れ
る競技の3種目 。参加者は全身雪まみれになりな がら気持ちの良い汗を流し、歓声を
あ げ て いた。
非常に満足
■
評 価 方法・重点
木登 りや綱渡 り等、普 段馴染みの ない活動が
中心 であるこ とから小さ な失敗を 恐れない「明
朗性 」を重点 項目とした 。又、4 回目となり施
設に も慣れた と考え、親 子の宿泊 室を分離して
早寝 早起き等 の「日常的 行動」を もう一つの重
点 項 目 とした。
■ 参 加 者の変容【IKR調査結 果】
ねらいとした「明朗性」と「日常的行動」では
それそせれ 0.6ポイント と 0.3ポイントの上昇が
見られた。又、「現実肯定」が 0.2 ポイント上回
った。
■ 結 果 の分析・考察
「明朗性」のポイント向上は 、雪をクッション
材 として見 立てて 落ちて も痛くな いこと を強調
して恐怖心を払拭し、何度でも再挑戦出来るとい
う 雰囲気作 りを行 った効 果が現れ たもの と思わ
れる。又、「現実肯定」の上昇は、 綱渡り等を何
度 も繰り挑 戦して 渡り切 る等の達 成感等 による
ものと思われる。「日常的行動 」では寝食をボラ
ンティアと共にする時間を多くし、自分の事を自
分 で す る意識を向上させたためと考えられる。
■
88%
周囲へのお勧め度合い
0%13%0%
満足
ふつう
不満
非常に不満
無回答
自分自身の気づきや発見の度合
い
63%
講師・指導者に対する満足度
63%
プログラムの内容に対する満足
度
25%
38%
88%
0%
野外生活・技能
身体的耐性
日常的行動
13%0%
0%
13%0%
50%
非依存
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
100%
積極性
明朗性
交友・協調
思いやり
現実肯定
まじめ勤勉
視野・判断
自然への関心
適応行動
自己規制
事前調査
事後調査
成果
○ 木登 り体験等は日常ではほ とんど体験することの ない活動であり、親子 共に非常に満
足度の高 い活動となった。また 地面にある深雪は十分 に安全を確保出来る クッション材
となり、 参加者の安全を確保さ せた。特に綱渡りでは 落ちても痛くない安 心感から、途
中で落ち ても諦めることなく何 度も挑戦したことでバ ランスの取り方や体 の使い方が見
る 間 に 上達する姿が見られ、子どもたちの達成感や、保護者の感動を誘っていた。
○
■
○
木登 り等のサポートを保護 者も務めるようにした 事や、親学講座に於い て親子で取り
組む運動 を行った事等により、 親子の交流を深め、運 動習慣定着のきっか けとすること
が 出 来 た。
課 題 ・今後の方向性
施 設 内 での生活において、幼児や小学1年生の中には不完全ながらも自分の事を
自 分 で やろうとする姿勢が見られたことから、今後も保護者の理解を得ながら
子 ど も たちの自立心とやる気を向上させる取組や、望ましい生活習慣の定着
を 目 指 した活動の取組を考えなければならない。
子 ど も たちの体力の向上や運動習慣の定着
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