65号 - 北海道士別翔雲高等学校

士別翔雲高校だより
学校通信
第65号
平成27年3月24日(火)発行
校訓「一歩前へ」
3月4日以降、国公立大学一般入試の合否が判明し、
推薦での合格者も合わせると18名が国公立大学の合
私はセンターの点数がボーダーに届かず、
2次で逆転しなければならない状況でした。
格証を手にしました。これは士別翔雲になってから過
去最高の合格者数となりました。内訳は北海道大学1
名、北海道教育大学旭川校4名、北海道教育大学岩見
沢校1名、札幌市立大学1名、室蘭工業大学2名、釧
路公立大学2名、弘前大学2名、名寄市立大学2名、
名寄市立大学短期大学部3名になります。札幌市立大
そんな中先生方は毎日講習を行って下さり、
全力でサポートをして下さいました。おかげ
で苦手だった数学も本番では自信を持って臨
むことが出来て、結果として合格を勝ち取る
ことが出来ました。
大学では経済を学びますが、その他にも
様々な価値観を持った人たちと出会えること
が嬉しく、とても楽しみです。将来は自分の
能力を活かして、社会で活躍できる人間にな
校生、そして来賓の皆さんに祝福されて、翔雲高校で培った自信と誇りを胸に母校を巣立っていきました。
卒業生一人一人には佐藤和英校長から卒業証書が授与されました。皆勤賞は15名おり、卒業生を代表し
て三好彩花さんが賞状を受け取りました。またPTAからは記念品として卒業証書入れと図書カード、記章
く受験勉強を継続してきました。2次講習を受講し、
りたいと思っています。
集団面接・集団討論などの練習を繰り返し行って2次
これから受験を迎える後輩達、常に目標を
試験に臨みました。全員の第1志望合格とはなりませ
高く持ち、何事も諦めずにやり続けて下さ
んでしたが、受験勉強を通して自分を追い込んだ努力
い。結果は本当に最後までわかりません。頑
や経験が、次のステージで必ずや活きると思われます。 張る皆さんに、翔雲の先生方は最後まで全力
翔雲高校の特徴は、高校入学時の偏差値を多くの生
で指導してくれますし、私達卒業生達も応援
徒が大幅に伸ばして進学を決めているところにありま
しています。
<北大合格:村椿朋弥>
す。地元の高校に通う便利さを利用し、部活動と勉強
を両立し、行事を通して人間性を広げ、地域の人々との活動に関わりながら、進路目標
が代表の野川千万さんに贈られました。佐藤校長の式辞、髙橋PTA会長の祝辞の後、2年生の飯豊千尋君
が「先輩方から努力の大切さや諦めない心を学びました。私達は先輩方を目標とし、越えられるよう努力し
ていきます。これからの道は決して平坦ではなく、大きな苦労や困難もあると思います。失敗を恐れず、一
歩前へ踏み出していって下さい」と送辞を読み上げました。答辞は文梨萌生さんが「最上級生になって『最
後の…』という言葉がいつもついて回り、その言葉は私達に寂しさやプレッシャーを感じさせました。限ら
れた時間でまとめる責任から仲間同士ぶつかることもありました。でも全員が成功させたいという気持ちで
学校祭を成功させました。学年全体で進路実現に向けて取り組んだことで、最後まで諦めることなく頑張る
ことが出来ました。次は皆さんが翔雲高校を作りあげていくことになります。『一歩前へ』のもと、失敗を
次の成功へと繋げられるように頑張って下さい」と涙を浮かべ3年間の想いや後輩への激励を語りました。
を達成してくれています。いずれ士別や近隣町村を支える若者を育てることに、私達教
職員も誇りと自信を持って指導をしていきたいと思います。
最後に在校生が「卒業生を送る歌」としてレミオロメンの『3月9日』を及川優也君の指揮、横井あす花
さんのピアノ伴奏で合唱し、部活動や行事、学校生活でお世話になった3年生への感謝の気持ちを込めた美
しいハーモニーが体育館内に響き渡りました。その歌声に目を潤ませる卒業生もいました。
本校を巣立っていった166名は、地元・士別に残り、社会人としてこの町や地域の発展のために頑張る
者もいますし、道内・道外各地でより専門的な学問を学びに行く者もおります。ただ、まだまだ発展途上
の若者であることは事実です。保護者の皆さんや地域の皆
部活動でも学校祭でも、常に私達の前を
さんが今後も様々な場面で彼らを支え、応援していただき
歩いてくれた3年生には、たくさんお世話
ますようにお願いいたします。
になりました。その3年生に感謝の気持ち
学の合格者は翔雲初であり、北海道大学は2年連続の
現役合格となりました。
1月のセンター試験終了後も最後まで諦めることな
3月7日、生涯学習情報センター・いぶきの
視聴覚教室で、2年生が『1日耐久勉強会』に
臨みました。この企画は12月に続いて2回目
となり、2年生11名が参加し、朝9時から夜
6時まで、各自が黙々と自学自習に取り組みま
した。先輩方の国公立大学の結果もわかり始め、
「次は自分達の番」との決意が伺える雰囲気の
中で勉強に励んでいました。修了式後には、春
休み講習もスタートします。
3月1日、第8回卒業式が行われ、166名(普通科145名、総合ビジネス科21名)が保護者や教員、在
を込めて合唱に取り組みました。練習時間
は十分とは言えませんでしたが、本番では
気持ちを込めた合唱をすることが出来、3
年生にも感謝の気持ちを伝えることが出来
たと思います。
<2年:及川優也>
3月 2 日、朝日新聞東京本社本館で「第 44 回全国高
校新聞コンクール」(大東文化大学主催/文部科学省・朝
表彰式は硬い感じなのかと思いまし
日新聞社後援)の表彰式が行われ、本校新聞局長の川村優
たが、明るい雰囲気で緊張せずに参加
華さんが『優秀賞』を受賞してきました。本校新聞局とし
できました。朝日新聞本社の見学もで
ては、2年ぶり4回目の表彰式出席となりました。
き、新聞作りの工程や朝日新聞の歴史
全国各地の高校 114 校から応募のあった高校新聞の中
を学べてとても良かったです。今後も
から、本校新聞局が発行する『翔雲』や『翔雲 PLUS』
翔雲生や多くの人たちに読みやすい新
は、審査員から「瞬間の動きと表情をとらえた写真の素晴
聞作りに努めたいと思います。
らしい出来映え」と「校舎の雨漏り問題を解決に導いた記
<新聞局:川村優華>*左から2人目
事」などが高い評価を受けて、全国で6番目に相当する賞
を受賞しました。また、審査員講評の中では、月刊紙のコラム・「不動」に書かれた前局長・二宮絢美さ
んの新聞局の活動に対する感謝の言葉について触れられて、全国の新聞局員に「このような気持ちを持っ
て高校新聞作りに邁進してほしい」と言った講評もあったそうです。
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3月は別れの季節です。今年も士別翔雲高校で生徒の皆さんの活動を支えて下
さった先生方が、新たな地へ異動します。在任中は保護者の皆さんを始め、地域
の皆さんや卒業生の皆さんなど多くの方々にお世話になりました。新たな地でも
士別翔雲高校で培った経験を活かして頑張っていきます。
氏 名
(着任年~ /教科/部活動 /校務分掌 ) → 新任地
○川崎
晃先生(H17年~/商業・商業科長/卓球部/総務部)→旭川商業高校へ
○佐々木寿雄先生(H19年~/地歴/弓道部/進路指導部・進路指導部長)→旭川北高校へ
○仲尾 光康先生(H20年~/国語/テニス部/生徒指導部・生徒指導部長)→札幌国際情報高校へ
○髙井 勝巳先生(H26年~/理科/バドミントン部/保健環境部)→旭川工業高校(再任用)へ
○岩清水 徹先生(H26年~/数学/テニス部/生徒指導部)→期限付終了
○米原由記子先生(H26年11月~/英語/総務部)→帯広工業高校へ
○竹浪顕裕事務長(H25年~/事務)→定年退職
3月9日、本校体育館でトリノとバンクーバーの両
五輪にカーリング競技で出場し、主にリードとして活
躍した金村萌絵(旧姓:目黒萌絵)さんが来校し、『
カーリングがくれた夢~自分との約束~』と題してオ
リンピアン講演会が行われました。
金村さんは南富良野町出身。父親の影響から小学3
年生でカーリングを始め、姉2人と共にチームを組ん
で全道、全国で活躍しました。富良野高校時代には世
界ジュニア4位入賞を果たすなど活躍。その傍ら往復
2時間の列車通学の時間を有効に活用し、学習との両
立をはかりながら、弘前大学への進学も決めました。
金村萌絵氏の講演風景
オリンピックの映像なども紹介しな
たとえ士別という大きくない町であっても、努力を継続し、
がら、翔雲生には「自分で決めたこと
は自分で守る。自分で考えてやったこ 自分の信念を貫き、諦めなければ結果が必ずついてくるんだと
とはたとえ失敗しても必ず身になるか いうことを金村さんの経験談を通して実感し、より部活も勉強
ら」とオリンピック出場までの苦しい も頑張ろうと思えました。自分との約束を心の中でして、けじ
<2年生:佐々木鞠奈>
時代を乗り越えてきた体験を踏まえて、 めのある生活を心がけたいです。
アドバイスをしてくれました。
1日(水)年度始め休業(~7日)、新3年生進学講習0クール(~7日)
3日(金)PTA三役会議
8日(水)着任式、始業式、入学式
9日(木)対面式、写真撮影、クラス役員選出
10日(金)スタディーサポート(1・2年)
13日(月)内科検診(男子)
14日(火)尿検査
15日(水)心電図検査、X線検査(1年)
16日(木)進路希望調査、1年生進路ガイダンス、歯科検診①
17日(金)リーダー研修会
18日(土)土曜授業、参観日、PTA総会
20日(月)内科検診(女子)
21日(火)宿泊研修結団式(1年)
22日(水)宿泊研修(1年・~24日)
23日(木)歯科検診②
27日(月)交通安全講話
この通信は次の皆様のご厚意により、地域の皆様に無料にて配布させていただいております。
阿部新聞店様、道新西出販売所様、道新平中販売所様、鈴木販売所様、阿部新聞店(上士別)様
<発行者>北海道士別翔雲高等学校
担当:総務部
<電 話>0165-23-2908(事務室)23-2914(職員室)23-2911(FAX)
<HP> http://www.s-shoun.hokkaido-c.ed.jp <E-mail> [email protected]