家族の絆お母さんへのせいきゅう書

所沢市立北小学校学校だより
平成２７年５月２９日
学校教育目標
「なぜだろう」
「これでよいのか」
「さあやるぞ」
家族の絆
道徳の題材で使われるものですが、お母さんに限らず子どもの成長に携わっているお家の方々に読
んでほしいと思って、「ブラッドレーの請求書」を載せます。お家の方からお子さんへ、どのような
請求書が届くのでしょうか。数分でできますので、ちょっと金額を記入してみてください。
お母さんへのせいきゅう書
ある朝のことです。
ブラッドレーは、朝食のテーブルに
着くと、お母さんのお皿の上に、てい
ねいに巻いた一枚の紙をおきました。
お母さんは、
巻いた紙を手にすると、
するすると開きました。その紙には、
次のように書いてありました。
せいきゅう書
買い物のお使いちん・・・・・・・・５０円
地区の会合のときの留守番ちん・・・５０円
庭のはきちん・・・・・・・・・・・５０円
弟のおもりちん・・・・・・・・・・５０円
お母さんは、にっこりわらいました
合計・・・２００円
が、何も言いませんでした。
そして、お昼の時間がきたとき、ブラッドレーのすわっているテーブルの上に２００円おいた
のです。ブラッドレーは、
そのお金を見て、大よろこ
「あなたのお世話をしているお家の人」からのせいきゅう書
びです。けれども、そのお
病気になったときの看病代・・・・・・
円
金といっしょに、
もう一つ、
シャツやくつ下の洗たく代・・・・・・
円
小さな紙がたたんであり、
毎日の食事代・・・・・・・・・・・・
円
次のように書かれていまし
生まれてから今日までのお世話代・・・
円
合計・・・
円
た。
子どもたちは、学級の中で多くの友達と関わり合うことで、社会性を身につけています。お家
の方には、なかなか目にはできませんが、信頼とか友情といった人を思いやる心が確実に
育っています。
ブラッドレーの目には、なみだがいっぱいあふれました。
そして、お母さんにかけよると、もらった２００円をわたして、
「お母さんごめんね・・・・・・。
」と言いました。
※お母さんからの請求書はすべてゼロ円でした。

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