平成27年度 事 業 計 画

平成27年度
事
業
計 画
社会福祉法人
1
一 石 会
目
Ⅰ
社会福祉法人
Ⅱ
事業運営方針
一石会
次
組織図
Ⅲ 事業所別運営方針
御所見愛児園
特別養護老人ホーム白鷺苑
一樹荘デイサービスセンター
こぶし荘デイサービスセンター
ケアプランセンターえんじゅ
藤沢市御所見地域包拢支援センター
2
平成27年4月
Ⅰ
社会福祉法人 一石会
組織図
理 事 会
(総務委員会)
理事長
斎藤百合子
評議員会
監
事
施設長会
法人本部
愛児園
白鷺苑
こぶし荘
一樹荘
えんじゅ
地域包拢
事務局長
園長
施設長
施設長
施設長
管理者
施設長
和田 薫
由井 恵
高八重誠
髙橋昭弘
高八重誠
若林靖子
髙橋圭子
(29名)
(18名)
(11名)
(3名)
(4名)
総務課長
橋本裕子
職員数
(2名)
(34名)
3
Ⅱ
事 業 運 営 方 針
1961年(昭和36年)に緑多い自然に包まれた藤沢市北部の御所見地区に認可保育所とし
て「御所見愛児園」が設立された後、1976年(昭和51年)には社会福祉法人一石会が創設され、
こどもからおとしよりまで幅広く福祉の向上に取り組んでいます。
保育所「御所見愛児園」のほか、高齢者向けの事業として、施設サービス事業では「特別養
護老人ホーム白鷺苑」、居宅サービス事業では「一樹荘デイサービスセンター」、「こぶし荘デ
イサービスセンター」及び「特別養護老人ホーム短期入所生活介護」、居宅介護支援サービス
事業では「ケアプランセンターえんじゅ」を経営し、藤沢市から「御所見地域包拢支援センター」
を受託しています。また、平成26年度から生活困難者相談支援事業としてライフサポート事
業を実施しています。
1
事業推進にあたっての基本的な考え方
【法人基本理念】
○ 人間の尊厳を重んじ、優しさと暖かさで人の和を築きます。
○ おとしよりが安心して過ごせるように、こどもが健やかに成長できるように努めます。
○ 人を育て、将来を託します。
○ 地域の人とともに考え、行動し、その役割を果たします。
○ 経営体として、透明性、継続性、信頼性を追求します。
この理念を目標に掲げ、知識、経験を生かし事業力の強化を図り、地域に根ざした様々な
福祉ニーズにもきめ細かく柔軟に対応します。
2
法人行動指針・職員行動指針
各事業所の経営方針を明確にし、さらには一石会の職員が誇りを持って利用者への支援を
行っていくため、策定したそれぞれの指針に基づき事業を進めます。
3
法人本部運営方針
各事業を推進するにあたり、「中長期計画」に基づき計画事業の着実な実施に取り組みま
すが、平成27年度は計画の中間年であり、重点としては次のとおりです。
(1)
人材確保と育成、組織体制の強化においては、キャリアパスの構築や職員処遇の改
善に取り組みます。
(2) 地域社会との共存においては、地域貢献事業に積極的に取り組みます。
(3) 財務改善の取組みにおいては、財政の健全化に努めるとともに老朽設備への対応
に取り組みます。
4
4
ライフサポート事業
社会福祉法人が公益性の高い法人として公益的活動が求められている中、生活困難者へ
の相談支援事業により地域住民への相談支援活動を実施します。
5
法人運営
① 理事会
年3回の定例会の他、必要に応じて開催
② 評議員会
年3回の定例会の他、必要に応じて開催
③ 監事監査
5月に実施
④ 総務委員会
必要に応じて開催
⑤ 施設長会
月1回開催の他、必要に応じて開催
⑥ 広報委員会
広報誌「はつらつ」発行のための適宜開催
⑦ 苦情解決委員会
年1回開催の他、必要に応じて開催
⑧ 施設代表者会
月1回開催の他、必要に応じて開催
⑨ 理事・職員意見交換会
必要に応じて開催
御所見愛児園
当園は、児童福祉法、保育所保育指針に基づき、満6カ月から就学前までの児童を登園させ、
適切な環境と管理のもとに、それぞれの年齢や個性、発達の状態に応じた保育を行う施設で
す。
平成27年度から新たな子ども・子育て支援制度がスタートする中で、新法のみなし施設とし
て市から認定を受け、短時間保育事業を開始して、次の方針に基づきより質の高い保育サー
ビスを提供します。
1
運営方針
(1) 年齢ごとの保育方針
乳児クラス(0歳児~2歳児)は担当制保育による細やかな子ども達への関わりの中で、
幼児クラス(3歳児~5歳児)は同年齢や異年齢での子どもたち同士の関わりを通し、ひとり
ひとりに合った心身の発達と成長を支援します。
(2) 地域子育て家庭支援・地域交流の役割の充実・推進
地域の拠点的な保育所として、地域の方々との情報交換、交流、育児相談の場として有
意義に活用して頂けるように努めます。また、保育室や園庭開放の内容の充実を図り、園外
へ出向いての保育の提供等も積極的に行い、子育て家庭の支援に努めます。
(3) 食育活動の充実
年間を通して計画的に野菜の栽培を行い、食べ物や命を大切にする心、感謝の気持ちを
育む保育を目指します。また、自分達で調理することにより食に対しての関心が深まり、栄
5
養についても興味が持てるような活動を進めます。
(4) 保育内容の質の向上と職員の資質向上
当園の運営や保育の内容について第三者評価を受けるほか、職員の能力に合わせた積
極的な研修参加、園内研修や公開保育の実施、さらには保育アドバイザーから助言等を受
けるなど、保育内容の質の向上と職員の資質向上に努めます。
2
年間行事計画
4月
進級おめでとう会
5月
クラス懇談会
6月
はつらつデー
7月
夕涼み会
8月
キャンプ(5歳児)
9月
※
※
※
※
3
10月
11月
12月
1月
2月
ディキャンプ(4歳児)
3月
わんぱく運動会
焼いも
音楽会・個人面談
あけましておめでとう会・個人面談
個人面談・みかえり展
保護者会・クラス懇談会・
すだちの式・遠足(バス・徒歩)
上記のほか、季節毎の活動を実施します。
毎月最終水曜日に誕生会を実施します。
各クラスのカリキュラムにより、園外保育を実施します。
白鷺苑・一樹荘・こぶし荘などを訪問したり招待したり、世代間交流を図ります。
安全、防災対策
○ 毎月 1 回以上の避難訓練(火災、地震、不審者侵入を想定)・消火器訓練を実施。
○ 年 1 回以上の保護者参加による引き渡し訓練を実施。
○ 全職員が救命救急講習を受け、緊急時に対応できるように努めます。
(救急セーフティーステーション標章交付施設として登録)
○ 感染症が発生した時は、感染拡大の予防、園内の消毒を徹底するとともに、速やかに
保護者にお知らせします。
○ 健康診断を年3回(5月・9月・1月)行います。途中入園児は、入園月内に行います。
特別養護老人ホーム白鷺苑
白鷺苑は、老人福祉法に基づく特別養護老人ホーム及び介護保険法に基づく指定介護
老人福祉施設として介護を要する高齢者を受け入れ、施設サービス計画に基づいて食事、
入浴、排泄等の介護、その他の日常生活上の介護、機能訓練、健康管理及び療養上の介護を
行います。尚、当苑では短期入所生活介護事業も併せて実施しています。
平成27年度は制度改正により、より重度者の入所が求められるなど、時代と共に変化し
ていく介護・看護・権利擁護等のニーズに的確に対応できるように努めます。また、介護保
険制度改定により、厳しい財政の中、経営状況の安定化を目指し、徹底的な経費節減に取り
組む等経営努力を行います。
6
1
運営方針
(1)
利用者の心身の状況に対応した的確な介護サービスの提供に努め、利用者の立場や
信条に寄り添う「安心」で「安全」、「快適」な介護を行います。
(2)
安定的な介護報酬の確保のため、円滑な入居に努め、減収の原因となる入院者を減尐
出来る様、職種間との連携を密にして、ご利用者の日常の健康管理及び変化時に速やか
に対応できるように努めます。
(3)
キャリアパスに基づき、職員一人ひとりが職位に応じた職務能力を身につけるため、各
分野にわたる研修を計画的に実施し、必要な知識・技術等が習得できるように努めます。
(4) 施設の設備が経年により劣化がさらに進んでおり、当面する整備計画の見直しを図り、
苑内の設備で特に老朽化著しい箇所や緊急性を伴う個所の環境整備に努めます。
2
行事計画等
利用者の皆さんに季節感の感じられる年中行事やレクリエーションを楽しんでいただきま
す。また、希望するクラブ活動等に参加したり、ボランティアによる朗読や演奏を楽しむなど
日々の生活の中で潤いの感じられる場を提供します。
<年間主要行事>
4月 お花見
10月
まちの喫茶
5月 端午の節句、藤のお花見 (愛児園)、
12月
クリスマス、餅つき
若葉祭
6月 まちの喫茶
1月
祝い膳、初詣、書き初め
7月 七夕
2月
節分
8月 夏まつり (花火)
3月
ひな祭り
9月 敬老の日、お神輿
随時
御所見愛児園園児との交流
<クラブ活動等>
青いアトリエ
3
絵を描いたり、簡単な手工芸 (週1回)
リトミック
リズム楽器を使いながら演奏 (月1回)
お茶の会
お茶とお菓子を楽しむ (月2回)
安全・防災対策
(1)
インフルエンザ、ノロウイルス等感染症予防に向けて、施設内消毒や湿度管理等を引き
続き徹底します。また、新たに感染症対策ガイドラインを作成し、適切な対策の周知徹底
及び二次感染等の感染拡大の防止に努めます。
7
(2)
昼夜間を想定した消防避難訓練、消防設備操作実地訓練、災害時緊急避難訓練等を年
4 回実施し、緊急時に備えます。
(3)
震災等緊急時における取り組みが円滑かつ迅速に行われることを目指して、地元自治
会や周辺住民及び当該地区の災害対策福祉ネットワークとの連携を図り、災害時の要援
護者受入施設としての役割を担います。
一樹荘デイサービスセンター
当センターは介護保険法に基づく通所介護サービスを提供する事業所として、在宅の高齢
者を送迎して、食事の提供や入浴等の日常生活の支援、様々なレクリエーションを通しての生
活意欲増進に向けた援助、生活機能の向上に着目した個別機能訓練を実施します。なお、介
護予防通所介護サービスについては、平成29年度までの移行措置期間中に利用者の状況に
応じたサービス提供を実施するとともに、要支援の方々のスムーズな移行を支援します。
1
運営方針
(1) 利用者ひとり一人のニーズや介護度に対応した的確な個別支援に努めます。また、引き
続き安定した在宅生活を続けられるよう、ケアマネージャーや家族との連絡を密にして、
体調管理や生活支援に努めます。
(2)
機能訓練は、個々の身体機能に応じた目標設定に基づき、利用者が意欲的に取り組め
るよう工夫したメニューを提供します。
(3)
利用者にとって日中の安心で活気あふれる場となるよう、様々な創意あるレクリエー
ション活動を展開するとともに、ご希望に応じた活動の提供にも努めます。
2
年間行事計画等
(1) 年間行事
利用者が生活の潤いや楽しさを感じていただけるよう、年間を通して季節に合わせた
行事やレクリエーションを実施します。
4月
お花見
10月
運動会
5月
端午の節句
11月
作品展
6月
喫茶店
12月
クリスマス
7月
七夕
1月
お正月
8月
夏祭り
2月
節分
9月
敬老の日
3月
ひな祭り
8
(2)
ボランティアの受け入れ
地域のボランティアの方々の協力のもと、楽しい時間を過ごすとともに身体能力の維
持向上につながる機能訓練としての要素を加味するなど、サービスの充実を図ります。
また、毎月、御所見愛児園の子どもたちが作成したお誕生日カードを届けてもらい、一
緒にゲームを楽しむなど世代間の交流を深めます。
絵画造形教室
さまざまな素材を使っての創作活動
赤い靴ダンス会
簡単なステップや振り付けによる運動
朗読を聞き、童謡を歌います
桃の会
演奏を楽しみ、大きな声で記憶をたどりながら歌います
ハーモニカの会
〃
大正琴
〃
オカリナ
尺八
3
〃
〃
衛生管理及び非常災害対策
施設内の設備等の衛生管理に必要な措置を講じるとともに、ノロウイルスやインフルエン
ザ等の感染防止対策に向けて、職員研修を実施します。
また、利用者参加のもとでの避難訓練や通報訓練を行い、非常時の避難・誘導に備えます。
こぶし荘デイサービスセンター
当センターは介護保険法に基づく通所介護と介護予防通所介護サービスを提供する事業
所として、在宅の高齢者を送迎して、食事の提供や入浴等の日常生活の支援、様々なレクリエ
ーションを通しての生活意欲増進に向けた援助、生活機能の向上に着目した個別機能訓練を
実施します。
利用者が求めるサービスに的確に対応し、藤沢市の老人福祉センターである「こぶし荘」内
において、利用者に選ばれるデイサービスを目指します。なお、介護予防通所介護サービスに
ついては、一樹荘と同様な対応をします。
1
運営方針
(1) 利用者の個別ニーズに応じ、生活機能の維持・向上を図ることができるよう、意欲的に
取り組める幅広いサービスプログラムを提供します。
(2) ご家族や地域との密接な関係づくりを行うとともに、多くの利用者に利用して頂くた
めに周知活動に力を入れます。
9
(3)
認知症高齢者や重度の要介護者が増加していくことが見込まれる中で、職員の介護
技術や専門知識を身につける研修の機会を作り、よりよいサービス提供に努めます。
2
3
年間行事計画
4月
お花見
5月
こぶし祭り
6月
作品展
7月
七夕
8月
夏祭り
9月
敬老の日
10月
11月
12月
1月
2月
3月
運動会
作品展
クリスマス
獅子舞
節分
ひな祭り
安全・防災対策
(1) 火災、地震等を想定した避難・消火訓練を実施し、利用者の安全確保に努めます。
(2) インフルエンザ、ノロウイルス等感染症予防に向けて、施設内消毒や湿度管理等を徹底
します。また、感染症に関する職員研修を実施し、感染拡大の防止を図るとともに、利用
者が安心して過ごせるよう努めます。
ケアプランセンターえんじゅ
当事業所は、利用者が自宅において日常生活を営むために必要なサービスを適切に利用
できるよう、利用者の心身の状況を勘案して利用するサービスの種類及び内容を定めた居宅
介護サービス計画を作成すると共に、当該計画に基づいてサービス提供が確保されるよう事
業所との連絡や調整を行なう居宅介護支援事業所です。
1
2
運営方針
(1) 在宅において医療のニーズが増えていく中、医療機関との連携を強化し、住み慣れた
地域で安心して暮らし続けることが出来るように、アセスメントに基づき、利用者及び家
族の意向を組み入れた居宅サービス計画書(ケアプラン)を作成します。
(2) 各サービス事業所、いきいきサポートセンター、医療機関、民生委員等連携を強化し、多
様なニーズに対応できるように努めます。
主な取組み
(1)
病院等の入院期間が短くなる中で、退院後に在宅生活へとスムーズに移行できるよう
に医療機関等との連絡や調整を強化します。
(2)
介護関係法以外に障害などの関係各法の知識を深め、研修等にも積極的に参加してス
キルアップをします。
10
藤沢市御所見地域包拢支援センター
当センターは、藤沢市の委託を受け、御所見地区を所管として御所見市民センター内に設
置され、「御所見いきいきサポートセンター」の愛称により活動しています。
当センターでは、包拢的支援事業と介護予防支援事業を行っており、高齢者が要介護状態
とならない様予防に取り組み、住み慣れた地域で安心して暮らし続ける事が出来るよう、相
談を受け、権利侵害の予防に努め、地域住民と共に地域のネットワークを構築するべく活動し
ています。また、医療と福祉の一体改革として制度改正が行われていく中、地域包拢ケアの
中心施設として事業活動を行います。
御所見地区高齢者の現況(27 年 1 月 1 日現在)
総人口
65 歳以上
18,536 人
ひとり暮らし高齢者
4,929 人
高齢化率※
499 人
26.59%
※藤沢市平均 22.76%
1
運営方針
(1) 地域包拢ケアをめざし、高齢者が地域に住み続けられる環境を構築する事を目的に、
関係機関や地域の方々との連携を強化します。
(2)
高齢者の自立した生活を支援するため、健康づくりや権利擁護、地域づくり等幅広い
相談業務を行います。
2
主な活動
(1) 医療連携
以前より増して医療との連携強化を図る事を目的に、地域の居宅介護支援事業所と地
域医療機関との情報交換や情報共有の場をコーディネイトします。
(2) 小地域ケア会議
藤沢市が目指す地域で支え合うしくみつくりについて、関係機関で構成された会議のメ
ンバーと共に検討を行います。
(3)
地域支援事業
65歳以上の方を対象に、運動機能と食べる機能の改善に向けた教室等の開催等を行い、
地域高齢者の介護予防の支援を継続的に行っていきます。
11