報復の実態と報復行為に対する厳しい罰則の必要性(レジュメ) 7年 7月 2日 平成 2 『公益通報者が守られる社会を!ネットワーク』 元愛媛県警仙波敏郎 I警察の裏金 O公金を募金!::して私的流用している馨察は犯罪組織で、管理職は犯罪者n 0著書察の募金は他官庁ー民間企業!::異なり、全ての宴令(警察の年間予算の約 l 百である 400 億円以上)を管現職が私するのであって、部下の馨察職員はニセ領収書や空出張簿を作成す る等して募令を作るのであるの 2公益通報と報復 ( 1 )昭和 48年の巡査部長試験合格後から上司のニセ領収書作成命令が始まり、[組織の敏] と言われながらも拒否し続け、退職まで一度も関与していない。 ( 2 )愛媛県警は、外部通報直後 (1時間後)に警察本部勤務の私からけん銃を取り上げ、 4日 l新設したポストに異動。そ 後には受け入れポストのない人事異動の内示、内示 2日後ζ の後は、本部職員に私との会話を禁止する等陰湿な【座敷牢]状態が、県人事委員会の 0万円の減額。 配転無効裁決が出るまでの 500日間続いた。その聞の給与は、毎月約 1 ( 3 )判決確定の翌日に、県警本部の廊下で監察課員が私に 1 0 0 万円を手渡そうとしたので、 0 0万円を法務局に供託した。現 「本部長の謝罪が先ではないかJ !::伝えると、県警は 1 在も謝罪を求め供託している。 ( 4 )平成 2 1年 3月 3 1日の愛媛県警の定年退官者数は 1 0 5人で、県警からの再就職斡旋で私 以外は全員が再就職したが、私のみ斡旋は無かった。 ( 5 )退職した警察官は、 O B組織[瞥友会]に全員が入会するが、私の入会は拒否されて現在 に至っている。 3改正点 公益通報者の保護 通報者への報復行為に対する厳しい罰則・行政処分の制定が最優先である n 0典型的なものとして、人事異動の名を借りた配置転換(報復人事)があるが、通報 後の異動禁止を含め、懲役刑や制裁的懲罰等の厳しい罰則前i 定が急務である。 この法律が真に社会正義の実現に寄与するか否かは、報復行為に対する罰則規定に かかっていると言っても過言ではない。 3 報復の実態と報復行為に対する厳しい罰則の必要性 平成 27年 7月 2日 『公益通報者が守られる社会を!ネットワーク』 元愛媛県警仙波敏郎 1はじめに 私は警察の裏金を現職・実名で公益通報した元愛媛県警察官です。 警察の悪しき裏金制度の中にいて、警察の裏金に一度も手を染めず、平成 1 7年 1月に記 者会見を行って裏金の実態を明らかにしました。 現職事事官による実名公益通報は史上初にして唯一であり、辞めさせよう色する瞥察内部 の圧力は凄まじく、数々の報復行為を受けながらも、平成 21年 3月 31 日定年退官しまし た 。 (著書〉 現職警官『裏金』内部告発(講談社) 20人の識者がみた『小沢事件』の真実(日本文芸社)共著 2警察の裏金 O公金を嘉令土して私的流用している馨察は犯罪組織で、管理職は犯罪者向 。馨察の募令は他官庁・民間イト業!:-異なり、全ての募金(警察の年陪予算の約刊である 400 僚円以上)を管理職が私するのであって、部下の馨察職員はニセ領収書や空出張簿を作成す る等して裏金を作るのである n (1)裏金の歴史 昭和 29年に現在の警察側度になって 60年経過したが、退職後に実名告発した元北海道 警釧路方面本部長の原田宏こさんは、昭和 34年には既に裏金は存在したと認め、警察庁の キャリアであった松橋忠光警視監が昭和 59年に『わが罪はつねにわが前にあり』を出版し、 その中で昭和 32年に赴任した愛知県警で裏金に直面したことが記されていることからも、 半世紀以上に渡り全国の警察で現在まで脈々と受け継がれている。 ( 2 )裏金の実態 ①捜査協力費(年間約 1 5 0億円) 国費 ー捜査費 都道府県費一捜査報奨費 ②旅費(年間約 300億円以上) 空出張 機動隊出動手当(警視庁だけで毎月約 1億円) 列車警乗手当(年間約 6000万円) 1 ③捜査本部設置事件の捜査費用一半分は警察本部に上納(キックパック) ④需要費一物品購入費(箸察官の制服一式だけでも、年間約 5万円 X26万人 =130億円) ⑤食料費 ⑥超過勤務手当(残業手当) ( 3 )ニセ領収書 前記②旅費・⑥超過勤務手当以外は領収書が必要であるため、警察官だけでなく、一般 職員や外郭団体の職員までを総動員して年間 500万枚以上のニセ領収書を書かせ、関与 する全員を私文書偽造の共犯者にしている。 愛媛県警察学校では、給食のおばちゃんまでもニセ領収書を書かせていた。 これらのエセ領収書作成は、私文書偽造で 3月以上 5年以下の懲役に該当する犯罪だと 知った上で書かせ、警察を犯罪組織にしている。 ( 4 )罪名 私文書偽造・公文書虚偽作成・詐欺・業務上横領・脱税等 ( 5 )裏金の弊害 ①法を守り、法を犯す者を取り締まる警察官が自ら法を犯すことは、規範意識の欠如・ 意欲の低下に繋がり、その結果、不祥事の多発及び犯罪検挙率の低下が顕著となってい る。(昭和 40年代の犯罪検挙率は 60%代であったものが平成 13年には 10%代まで低下 している) ②捜査協力費は原則として被疑者を逮捕(検挙)しなければ使用(裏金化)出来ないことか ら、寛罪の原因となっている。 3私の公益通報と報復 ( 1 )昭和 48年の巡査部長試験合格後 ( 2 4歳)から上司のニセ領収書作成命令が始まり、[組 織の敵}と言われながらも拒否し続け、退職まで一度も関与していない。 ( 2 )30年間、部内において犯罪である裏金作りの廃止を内部通報し続けた。 ( 3 )愛媛県警は裏金があるにもかかわらず、県議会やメディアに対し、「県警には裏金は存在 しないJ と公式発表した。 ( 4 )外部通報(記者会見)が予見されてからの引き留め工作 ( 3 0 0 0万円の提示・人事異動等)や、 会見を記者クラブに連絡したことで日時が特定した直後の説得行為については、松山地 裁において相当性の程度を超えた引き留め工作と認定された。 釦上する予定であったと認めている。(人事委員 尚、愛媛県軍事は実力で私の外部通報を F 会で証人として出廷した上司は、私を投致する意見もあったと証言した) ( 5 )愛媛県警は、外部通報直後 (1時間後)に警察本部勤務の私からけん銃を取り上げ、 4 日 後には受け入れポストのない人事異動の内示、内示 2日後に新設したポストに異動。そ の後は、本部職員に私との会言語を禁止するなど陰湿な[座敷牢]状態が、県人事委員会 0万円の減額。 の配転無効裁決が出るまでの 500日間続いた。その聞の給与は、毎月約 1 2 5 ( 6 )報復人事等での損害賠償訴訟を 8 0人の弁護団と提起し、人事異動の 1 3 5 0 日後(定年退 官の 6月前)1こ請求金額満額(10 0万円)の勝利判決確定。 ( 7 )判決確定の翌日に、県警本部の廊下で監察課員が私に 1 0 0 万円を手渡そうとしたので、 0 0万円を法務局に供託した。現 「本部長の謝罪が先ではないか」と伝えると、県警は 1 在も謝罪を求め供託している。 ( 8 )平成 2 1年 3月 3 1日の愛媛県警の定年退官者数は 1 0 5人で、県警からの再就職斡旋で私 以外は全員が再就職したが、私のみ斡旋は無かった。 ( 9 )退職した警察官は、 OB組織[警友会]に全員が入会するが、私の入会は拒否されて現在 に至っている。 4公益通報の効果 ( 1 )裏金にされていた捜査協力費の予算が全国で約 200億円以上減少したことで、刑事,警 備課員以外の警察官がニセ領収書を作成する必要がなくなった。 *志ある警察官にとって裏金作りに加担することは、正号感を否定し遵法精神を失わせ る 。 ( 2 )正義であるべき警察が、実は犯罪組織であったと真の実態を多くの市民が知るところと なったため、緊張感を持った警察活動が求められるようになった。 ( 3 )裏金作りに起因する菟罪が減少した。 ( 4 )今年で公益通報して 1 0年経つが、今から 1 0年後には裏金に関与していない管理職が初 めて、しかも全国的に誕生することで、警察官の原点を忘れない正義感ある警察官の時 代が期待出来る。 5公益通報に必要な要素 ( 1 ) 正義感 『公益通報者が守られる社会を!ネットワーク』の元トナミ運輸の串岡さん・オリンパス の演固さん・千葉県ガンセンターの主主村医師・金沢大学医学部の小川准教授のよ告に自 らは不正に身を置かず公益通報をすることは正義感に基づく以外の何ものでもない。 このように正義感に基づいて公益通報する人が増えれば、社会は少しずつ、確実によい 方向へと変わっていくと確信している。 待遇の不満などから組織の不正を暴露する人や、自分が関与してきた悪事を退職してか ら告発する人、又自らの責任で退職させられた腹いせなどの動機に基づく公益通報であ っても、その内容が真に公益であれば評価されるべきである。 ( 2 ) メディ 7 メディア報道がなければ公益通報の効果は期待出来ない場合も多い。又、メディアに取 り上げられることは、通報者を守る最大の要因となる。 しかし、通報の動機が大きく影響してくる可能性は否定出来ない。原則的には実名が望 3 ましいが諸般の事情で判断せざるを得ない。只、メディアにその後の全てを押し付ける など、過度な期待をするべきでないことは当然の事である。 ( 3 ) 弁護士 私の場合は、 80人の弁護団が手弁当で献身的に対応してくれた結果、勝訴できたが、こ れは特例であって、一般的には公益通報者の弁護を引き受ける弁護士を探すことさえ困 難な状況(特に地方)である。 ( 4 ) 公益通報者保護法 実効性がなければ、公益通報を行うことは困難を極め、通報者が保護されないため早急 な改正が必要である。 6改正点 多くの改善すべき点があるが、この法律が早急に実効性あるものにするために以下の 3点について要望する。 ( 1 )公益通報者の拡大 0 退職者を公益通報者に加えることで、労働者と退職者が公益通報者の両輪とな る 。 刑訴法第 239条第 2項 l こ公務員には告発義務が課されているが、現実には皆無。告 発義務の無くなった退職後に告発(同条第 l項)するケースがほとんどである。 ( 2 )外部通報の保護 。内部通報を絶対条件にせず、外部通報、特にメディア通報の保護が必要である。 メディア報道は 5 (2) で述べた通り、社会正義の実現を図ると共に、通報者の保 護ζ l極めて有効である。 ( 3 )公益通報者の保護 0 通報者への報復行為に対する厳しい罰則・行政処分の制定が最優先である n 典型的なものとして、人事異動の名を借りた配置転換{報復人事)があるが、通報後 の異動禁止を含め、懲役刑や制裁的懲罰等の厳しい罰則制定が急務である。 この法律が真に社会正義の実現に寄与するか否かは、報復行為に対する罰則規定に かかっていると言っても過言ではない。 0年以下の懲役という厳しい罰則を設けて 特定秘密保護法が担保されているのは、 1 いるからであり、公益通報者保護法に厳罰を規定する事で、社会正義の実現に大きく 寄与すると考える。 7終りに この法律制定時に附則第 2条 に は 施 行 後 5年を目途として施行状況について検討 を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとあり、この条項を真撃に理解し 実行することが、正義の通る社会となると強く確信している。 4 7 平成 2 6年 6月 2 7日 内閣府特命担当大臣 森まさと殿 消費者庁長官 阿南久殿 元千葉県がんセンター手術管理部医師 志村福子 公益通報者保護法の改正を要望する上申書 私、志村福子は、千葉県がんセンターで麻酔科医として勤務していた医師です。私は、千葉 県がんセンタ}で目撃した、忠者の生命に危険を及ぼした違法な医療行為を改善するべく、厚 生労働省に対して公益通報を行いました。しかし、私の訴えは、公益通報者保護法には該当し ないとされ、公益通報として取り上げていただけませんでした。 まず、何故私が、公益通報を行おうと考えたのか、その経緯について申し上げます。 当時の千葉県がんセンタ』では、複数の歯科医師を麻酔科医として雇用していました。医師 法第 1 7条で、 f医師でなければ、医業をなしではならないJ と定められており、歯科医師が医 科領域の麻酔を行うのは、研修としてのみ許容されております。その研修も「歯科医師の医科 麻酔科研修のガイドライン J(厚生労働省通知 医政医発第 0 6 0 9 0 0 2号、医政歯発第 0 6 0 9 0 0 1号) に則った形で行われなければいけません。ガイドラインで特に重要とされているのは、①研修 の届け出を必ず出すこと、②歯科医師が麻酔を研修目的で担当することを、指導者である医師 の同席の元、愚者に説明し同意を得ること、③麻酔を受けている息者の安全性が担保されるこ とであります。しかし、当時 4人いた歯科医師は、誰 1人としてガイドラインを遵守すること はなく、Ifl:¥者は麻酔を担当していたのが歯科医師とは知らされていませんでした。また、ガイ ドライン上、歯科医師単独では禁止されている医療行為を、彼らは医師の指示もなく行ってい ました。さらに、指導者である手術管理部長 A 医師は、歯科医師が麻酔を担当している症例の 適切な指導・監督を怠っており、その結果、息者の生命に危険を及ぼした医療事故が発生しま した。 0 0 8年 1 1月にも、歯科医師が単独で麻酔を担当した 私が、非常勤職員として勤務していた 2 症例が、術中心停止し、患者が植物状態になったことがありました。その過去の事例もあった ので、当時のセンターの責任者であった N センター長に、前述の違法行為を内部通報し、研修 1 体制の改善を訴えました。 しかし、その結果、 A医師は、私を麻酔に関連するすべての業務をから外し、械を奪われた私 は千葉県がんセンターを退職せざるを得ませんでした。 また、千葉県がんセンタ}では、消化器外科の担当する手術、特に腹腔鏡手術において、早 期の再手術が非常に多く、なかには術後死亡した症例もありました。そのことを問題と考えて いる医師も私を含め数名おり、との件についても‘私や他の医師からも、 Nセンター長に上申を 行っておりました。 しかし、 Nセンタ」長は、このような複数の職員からの上申を無視し続け、この件に対しても 全く対応しようとしませんでした。 結局、私が退職した後も、歯科医師の医科麻酔科研修は不適切な形で継続されていました。 それを耳にした私は、内部告発によって違法行為を改善しようと決意しました。 すると、それを知った N センター長から、違法行為を改善するので内部告発を思いとどまる ようにという趣旨のメールが届きました。その文面を読んだ時、今更このようなメールを送っ てくるぐらいなら、何故私の楳職中~[:何もしなかったのかと、私は強い憤りを覚えました。 私の決意が変わらないことを知った Nセンター長は、県立病院群を統括する千葉県病院局の 0 病院局長に連絡をとり、 0病院局長からも、私にメールが届きました。そこで、私は、 0病院局 長に、①千葉県がんセンターで行われている歯科医師の医科麻酔科研修がガイドラインに則っ ておらず不適切な形で行われており、医療事故が起きていること、②消化器外科の手術症例は 再手術が多く、なかでも腹腔鏡手術は術後死亡例があるにも関わらず、症例検討会も開かれて おらず問題である、という内容のメールを送りました。 。病院局長からは、「今後私のほうで調査をしていく中で、事実確認をお願いすることもある かもしれませんが、ご協力いただければ幸いです。 J という返事が来ており、彼がメ}ルの内容 を読んだことは確かです。しかし、その後、とれらの件について、私の方には調査協カの依摂 は一切ありませんでした。 千葉県がんセンターを監督すべき千葉県病院局に上申しても事態は変わらなかったのです。 そこで、私は「医療」を指導・監督する行政機関である厚生労働省に公益通報を試みたのでし た 。 しかし、その返事は驚ぐべきものでした。私は当該の職場を退職しているのであるから、労 働者ではなく、よって内部告発をした労働者を保護する公益還報者保護法は適用されないとい うのです。さらに、呆れた話ですが、千葉県がんセンターを指導するべき千葉県病院局が、何 の行動も起こさなかったと文書に明記していたにもかかわらず、千葉県に相談してくださいと のととでした。 そして今、千葉県がんセンターにおいて、保険適応外の腹腔鏡手術後の愚者の早期死亡例が 2 g 複数あること、さらに保険の不正請求の疑いがあることが、報道機関によって明らかにされま した。その一報を聞いた時、未だに千葉県がんセンタ}における消化器外科の手術体制に関し て何も改善がなされていなかったことや、また「あの時、厚生労働省がきちんと対応していて くれれば…。 J と、公益通報者保護法を理由として対応を拒否した厚生労働省の怠慢さに、憤濯 やるかたない思いを抱きました。 医療機関に限らず、すべての事業者や行政団体において、コンブライアンスが正常に機能し ているべきですが、残念ながら現実ではそうではありません。 公益通報者保護法は、そのような組織の中で違法行為を通報しようとした労働者を保護する ための法律ですが、私の伊j でもわかるように、通報を受けた側が、真撃に対応しようとしなけ れば全く機能しない法律なのです。千葉県がんセンタ}ではパワーハラスメントを受けました し、厚生労働省では通報を事実上放置されました。さらに、厚生労働省に関して言えば、 J A D N I の臨床データーの改箆の通報に関し、告発を受けた側に通報者の名前を明らかにしたりするな ど、通報者の不利益になる行動を取っております。しかし、通報者に対する千葉県がんセンタ 」や厚生労働省の不適切な対応を処罰する権限は、現在の公益通報者保護法には定められてお りません。 以上より、私は公益通報者保護法の改正を希望します。 ① 公益通報者の通報に適正に対応する義務を怠ったり、逆に公益通報者に対して不利益な行 動をとった事業者や行政団体に対する明確な罰則規定を設けること ② 公益通報が、その公益通報に係る通報対象事実について処分又は勧告等をする権限を有し ない行政機関に対してされたときは、通報を受けた行政機関は、その公益通報に係る通報 対象事実について処分又は勧告等をする権限を有する他の行政機関に自ら通報事実を通知 し、通知した公益通報に対して迅速に対応するよう指示をすると共に、後日、適切に対応 されたか、その経過の確認する義務を負うこと(第十一条の改正) ③ 通報者が在職中や退職後にかかわらず、公益通報を受けた行政機関は、公益通報に対し、 適正に対応する義務を負うこと。 公益通報者保護法があるにもかかわらず、公益通報をした結果、不利益な扱いを受けた労働 者が今でも多数生まれており、当該事業者を相手 1 ; :訴訟を起こさざるを得ないのが、法治国家 である日本の現状です。一日も早く、公益通報者保護法が、本来の目的である、弱者である公 益通報者の地位や権利を保護するために適正に運用されるよう、公益通報者保護法の改善を強 く要求いたします。 以上 3 1 ( 少女急死で遺族が金沢大学病院教授らを刑事告訴、厚生労働省に通報、 翌日教授に漏洩され国賠訴訟に。 別件不正経理通報も漏洩圃隠蔽 (オリンパス漬田正晴氏らのブログや金沢大学 HPに一部を掲載。「オリンパス公益通報 Jで検索) 経過(国賠訴訟は東京地裁平成 26年 第 22761号、原告:小川和宏、被告:園、中谷大作) 1 9 8 9 土屋弘行教授(現)らがカフェイン併用化学療法(抗癌剤にカフェインを併用)開始し、そ の後、先進医療として厚労省に認定されたが、適格基準外の多くの患者にも実施していた。 2 0 1 0 .1 .22 適格基準外で同療法を受けていた少女の心機能が大幅急低下し fアドリアマイシン心筋 症でしょうか」と検査報告書に記載(心機能異常患者には「禁忌」と、製品説明書にほ明記入 2 0 1 0 . 2 . 1 8 カフェイン併用化学療法を続行、 2 日目の投与途中で急変し、アドリアマイシン心筋症 と診断され、投与途中で中止したが、アドリアマイシン心筋症での心不全で 1 1日後に死亡。 2012夏遺族が、土屋教授ら 3名を、業務上過失致死罪(刑法違反)で刑事告訴。 2 0 1 3 . 9下旬 金沢大学整形外科ホ}ムページで、「金沢大学では 1989年よりカフェイン併用化学療 法を行っており、(中路)骨肉腫に限ると(中略) 5年生存率は 93% (全国的には 60~70%) で あり、非常に良好な治療成績を得ています。 J と、急死の事実を伏せて宣伝を続けていた。 2 0 1 3 . 1 0 . 1 厚労省に電話で通報(患者急死で刑事告訴されているが、死亡を伏せて治療が続けられ ていることなど)。医政局・研究開発振興課の中谷大作・先進医療専門官が担当。 2 0 1 3 . 1 0 . 2(通報翌日) 洩して「金沢大学 中谷先進医療専門官が、刑事告訴されている土屋教授にメールで通報を漏 医学系 准教授の小川様はどのような先生なのでしょうか 7J と尋ねた(後 に国賠訴訟で被告国がこのメールを乙 1号証として証拠提出)。 2 0 1 3 . 11 .29 同療法が中止されないため厚労省に電話で尋ねると、中谷専門官が「土屋先生から小} I I さんに連絡が行っていないですか ?J と述べ、漏洩が発覚。やむなく積極的な告発を開始。 2 0 1 3 . 1 2 . 2 7 カフェイン併用化学療法が一度中止されたが、土屋教授が約 1 1日後に再開した。 2 0 1 4 . 1頃 土 屋 教 授 ら 3名が書類送検された。 2014. 4. 2 2 金沢大学が会見を聞き、大規模な倫理違反(適格基準外の愚者に実施等)があったこと、 適格基準外の恩者が治療中に死亡したことを公表したが、治療と死亡の因果関係を否定。 2 0 1 4 . 6 . 2 7 厚労省が、中谷先進医療専門官を、国家公務員法の守秘義務違反で戒告処分。 2 0 1 4 . 7 中谷専門官が大阪大学病院循環器内科に戻り、翌月、講師から准教授に昇任した。 2 0 1 4 . 7 . 1 1 厚労省研究開発振興課の中村課長補佐が、「刑法は公益通報者保護法の対象外」と主張し たため、電話内で法律を確認させると、 q 虚だと認めて謝罪したが、公益還報とは認めない。 20. 1 4 . 9 . 1 国左中谷氏を被告として訴訟提起。同循環器内科から出向の真田昌爾氏が被告国代理人。 2 0 1 4 . 9 . 8 金沢大学が会見を開き、中間報告書公表。死亡事案は別の委員会で調査すると述べた。 2 0 1 4 . 9 . 1 1 厚労省がカフェイン併用化学療法の先進医療認定を取消した(間賠訴訟提起 1 0日後)。 2014.12.18-19 本件の厚労省への通報と漏洩などが、テレビや新聞で報道された。 2 0 1 4 . 1 2 . 2 6 金沢大学が最終報告書を作成。しかし死亡調査報告は無し(その後も見当たらない)。 2 0 1 5 . 6 . 5 r 金沢大、先進医療全停止相当と見解、厚労省 カフェイン併用療法めぐり、有効性過大 報告などの問題」と題し、金沢大学長や土屋教授が出席した前日の先進医療会議について『医療維新』 が報道。問題発覚後に精査すると悪性骨腫蕩への有効率は 5 6. 3 % で 、 r (窓意的な)息者の出し入れが あっては、結果の再現性が担保できない jと指摘されたこと、論文として発表ほされていない、など。 これを受け、渡田氏らのブログで、土屋教授らが生存率 100%と発表の論文 ( J .Orthop.Sci ,・ 14 , 253'258( 2 0 0 9 ) )、90%以上と肉閤府で説明した資料、 93%と宣伝の整形外科 HPなどを指摘。 この他、別教授による不正経理を大学本部に通報したところすぐに漏洩 隠蔽され、裁判所調停等 a で約 1年争い、教授は出動停止 2ヶ月の懲戒処分。その後も激しい嫌がらせ等が続き、約 8年間一審 で係争中(金沢地裁平成 1 9年(ワ)第 3 0 5号(対教授)、同平成 2 3年(ワ)第 2 8 1号(対大学))。 1 3 ) 金沢大病院︿金沢市)宝一O 一 O年に骨肉腫治療を受砂た少女H当時65Hが 死亡したのは、一降雪ミスによる抗がん剤の副作用の疑いがあるとして、金沢中暑 E ら三人を が一月、業務上過失致死の疑いで盤形外科教授で主治医の男性医師 (る 書類送減していたことが、捜査関係者内の取材で分かった。少女の遺族かご一年 七月、告訴状を提戸レていた。教授日原本紙の取材に読がん剤使用の一般街な基 準犯のっとった正当な治療巳と容疑を全面的に否定している。 H関連@函 ﹁正当な治療﹂と否定 2014年 E翌 一 O年一月にかげて、抗一を怠り、一一月小干八、十九日↑る μとし﹁観察を十分に行 τ ほかに書類送検されたの一がん剤アドリアマ千シジに-に六タール自の化学療法を 千一は、担当医だりた男性医爾一強心一利尿薬り刀プエイジを一実話。十九日に少女はアド ︿回むと、当時研修医一で現在一併用投与す星学療法を計一リアマイシシ心筋巌による 一は別の病院に勤務する男性一五クール実混じた o 一急性心不全となり、=一月二 ]一医師。一一 O年一一月中旬の検査で一日広死むしたという。 三一告訴状などによると二-﹂少女の心機能が低下し、抗一アドリアマイシンの添付 l 一人は金沢大病践に骨肉腫で一がん剤の副館用による心筋-一文書は、重大な副作用とし 入隣若心当時高校-一年-窓の疑いがあ還のに、化↑ ﹁心筋壁胃、さらに心不 担一の少女に、 O九 空T月をり一学療法を中止する注窓義務一全があらわれることがあ 足罰 K 月 d カフェイヌ併用化学療法骨肉腫など悪性骨軟 抗がいん剤にカフェインを併用投与 桝弘部屋療に対 する一治療法ョカフェインには抗がん剤で損傍じたがん細 惨復を阻害し、細胞死を引き起こす作用があ 二胞のDNA 一り、抗がん剤の効事世高める呂的で併用する。今回、書 一類送検された金沢大病院獲形外科の男性教授が開発し、 一 1989年に臨床治療を始めた。資剰によると、抗がん 一剤の有効率は従来の必%からω%以上区、、生存率 (5年 一・ゆ年中は印1m 山%からω%以ょに向上した十02004 -年に厚生労働省の﹁高度先進医療﹂に承認された。 一教授は取材に﹁抗がん剤一た﹂と反論。病院総務課の い、異常が認あられた場合の中止申請節する際、(少一担当者は﹁大学が訴えられ には投写を串止する﹂⋮と明一女の﹀心臓の機能を基準に一たわけではない。個入情報 記。心機能異常のある人に↑当てはめた結果、(化学療一に関係するのでコメントは は﹁禁塵主じている。法の継続は)問題なかっ一差じ控える﹂と話した。 読売新聞 竃霊 、 , 金沢大 却代男性教控 本 ω 例剖業者に代金を保管させる一 費)﹁頭立さという有為を繰{ 涜左一 fhu 返し、約525万円を不一 正に使用した。一 男性教授ば約412万円一 を研究室の一試策などの物局一 点正沼警に物園害持ち帰らせ、一 ピ棋か量規の手警高聖一 一局底鱗入し?まうに見せかけ、一 で 究 は2502年度から的年度一 記酬にか砂で、県内の務品業者一 、山間斜一 Y - 82 E ¥ J J i 万円を不正に使用したとし斗男性薮授の私的流用は見つ一一め、外部の一専門家や研究者ザた研究貨については﹁一男性﹂ 副会開}て、同木大学院医学系研究 がらなかったという。一一を交えた調査委員会を設置二教授本人が自発的に返遷す一 巳一男科所属の 需の¥霊教授同大の説明によると、昨し、喜一査したとこ弓預一否ゑ望ましい し 号 刊誌対を同日付で出動報必2か 月 子 l月、大義良から匿名貯金が発覚 1男性教授も同一菜、研究費の不正使用に 空沢の票処分にしたと発表し事﹁業者への預星雲わ五月中旬に認めをいう。一ついて学内調査を 説 でれ付た。}れている﹂之の内部通報が一男性薮授は﹁年度末から一明した e 罪長同大による&、男性教授一・ 1 ・ E t - 基金沢吉田、不審な??空警の預け金霊審重量防法努めたい﹂長罪し一 護者に預けていた。英一寄る調停を申し立てたたたぼっえで、不適切応遣し ゆ会計処理高宮 Zim--} -あり、寄類の確認や関係者﹃年度始めにかげて予算の執-一 一の額五き取りなど2か月にわ吉村が困難で、研究を継続す{ ↓たって調査。この結果、不↑るた②預砂金が必要だっ( 遁切な会計空部見つかっ互いなどと説明したというO 一たため九回程撃を厳重一記者会見では、橋本喜一 2 2 4 E L E Z u - - s - z F 砂績とした。で副学長乙中沼安一一了匡子 一預け金一で薬など購入一を事月三奈研究科豪語員一 :;、 ,嘗鞍室長長官敬一だと受防止めている。再発一 / 1 3 演田正晴オリンパス株式会社社員名誉回復訴訟 (原告) 演田正晴 レク資料 (被告) オリンパス株式会社 (被告) 笹宏行(オリンパス株式会社代表取締役社長) 平成 25年 11月 21日 年 , 月 , 同 事 項 1 9, 06 演回・オリンパヌコンブライアンス室へ内部通報。 20, 0 2 演回・第 1次提訴。 21, 03, 2 演回・東京弁護士会へ人権救済申し立て。 21, 03, . 2 オリンパス・名誉棄損文書を密かに社内メールで管理職に送付、社員徹底。 23 , 08, 31 東京高裁・回転無効(第 1次 第 3次配転命令全て違法)パヲハラ認定判決 24,0 2 上記メールの送付事実が発覚、演回は撤回要求。 24 , 06, 28 最高裁・オリンパスの上告を棄却(讃田氏の勝訴確定)。 24,1O~ オリンパス・演田に対し、第 4、第 5配転命令。 24, 11~ 第 5配転命令の無効確認等の訴訟係属(東京地裁民事 1 9部) 和解手続き開始。 演回は、和解手続きの前提として上記文書の撤回と高裁判決で認定され た事実を従業員に告知することを要求司被告拒否。 25, 1 1, 21 本訴訟を提起 -オリンパス株式会社に対し、上記文書の撤回と高裁判決で認定された事 実を従業員に告知することを求め、別紙文書の社内メ}ルでの送付を要 求(民法 723条名誉聖堂損)。 -俊宏行代表取締役社長に対し、演回の名誉を侵害し続けていることに対 する損害賠償請求(会社法 429条 -1 任務機怠)。
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