土地売買仮契約書(案)

土 地 売 買 仮 契 約 書(案)
売払人
湖西市
(以下「甲」という。)と買受人
○○○○
(以下「乙」という。)との間
に、次の条項により土地売買契約を締結する。
(信義・誠実の原則)
第1条
甲および乙は、信義・誠実をもってこの契約を忠実に履行しなければならない。
(目的)
第2条
甲は、その所有する末尾記載の土地(以下「売買土地」という。)を現状有姿のまま乙に
売り渡し、乙はこれを買い受けるものとする。
(契約)
第3条
この契約は、湖西市議会の議会に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭
和39年湖西市条例第1号)第3条の規定により議会の議決に付し、議決を得た時に、この契
約内容を持って本契約とする。なお、その場合においても、別に契約書は作成せず、この契約
書をもって本契約書とする。
(売買代金)
第4条
売買代金は、金 ○○○,○○○,○○○円 とする。
(契約保証金)
第5条
契約保証金は免除とする。
(売買代金の授受)
第6条
乙は、第4条に定める売買代金と第5条第1項に定める契約保証金との差額
金○○○,○○○,○○○円を、第3条に定める本契約から10日以内(以下「納入期限」と
いう。)までに、甲が発行する納入通知書により、甲の指定する金融機関に納入しなければなら
ない。ただし、甲が特別な理由があると認めたときは、納入期限を延長することができる。
(土地の引渡期限等)
第7条
甲は、乙が売買代金の支払いを完了したときは、速やかに乙に売買土地を引き渡すもの
とする。
2
売買土地の北西に位置する係留施設駐車場は、平成28年3月31日までに売買土地と新居
文化公園用地との間に甲の負担で移転するものとする。
(所有権の移転)
第8条
売買土地の所有権は、乙が売買代金の支払いを完了したときに乙に移転するものとする。
(所有権の移転登記)
第9条
甲は、前条により所有権が移転したときは、速やかに所有権の移転登記手続きを行うも
のとする。ただし、所有権の移転登記に要する費用は乙が負担する。
(指定用途及び用途指定期間等)
第10条
甲は、地方自治法238条の5(昭和22年法律第67条)に基づき、売買土地に用
途を指定すると共に、その期間を次のとおり指定する。
2
乙は、売買土地を次の用途(以下、「指定用途」という。)に供しなければならない
用途
3
地域住民の利便向上に資する施設【提案内容により変更】
乙は、指定用途に資する施設の建設を所有権移転登記の日から3年以内(以下、「指定期間」
という。)に利用に供することを目途とする。ただし、やむを得ない理由により指定期間までに
指定用途に供することができないときは、理由を記載した書面を甲に提出して、その承諾を得
た場合は、この限りでない。
4
乙は、売買土地について、所有権移転登記の日から10年が経過するまでの間(以下、「用途
指定期間」という。)、引き続き指定用途に供しなければならない。
(指定用途等の変更の承認)
第11条
乙は、次の各号のいずれかに掲げる場合において、前条第2項に定める指定用途、同
条第4項に定める用途指定期間を変更する必要があるときは、事前に詳細な理由を付した願書
を提出し、甲の承認を受けなければならない。
(1)不可抗力又は過失によって売買土地上の施設が滅失又は毀損し、引き続きその用途に供す
ることが著しく困難又は不適切となった場合。
(2)社会経済情勢の著しい変動等により、売買土地を引き続きその用途に供することが真に困
難又は不適切となった場合。
(3)その他甲が上記に類すると認めたとき。
2
前項に基づく甲の承認は、書面によるものとする。
(売買土地の譲渡等禁止)
第12条
乙は、用途指定期間満了の日まで、甲の承諾を得ないで、売買土地に地上権、質権、
使用貸借による権利、その他使用及び収益を目的とする権利を設定し、又は、売買土地につい
て、売買、贈与、交換、出資等によって所有権を移転してはならない。ただし、指定用途の運
営に必要な賃借権及び抵当権の設定については、この限りでない。
(地域貢献、周辺環境への配慮)
第13条
乙は、用途指定期間内において、別紙に掲げる事項【事業提案書を基に契約内容を作
成】を遵守するものとする。
2
乙は、地域住民との良好な関係を維持し、売買土地の周辺環境への配慮に努めるものとする。
3
乙は、売買土地の運用及び管理に関する地域住民との関係及び周辺環境を著しく害するよう
な事態が生じた場合に、甲からその改善の申し入れを受けたときには、これに誠実に対応し、
再発防止に必要な対策をとらなければならない。
(実地調査等)
第14条
乙は、用途指定期間内において、その住所又は名称等に変更があったときには、速や
かに甲に届けなければならない。
2
甲は用途指定期間内において、乙の第10条ないし第13条の履行状況を確認するため、随
時に実地調査を行い、又は乙から必要な報告若しくは資料の提出を求めることが出来る。この
場合においては、乙は当該調査等に協力しなければならない。
3
前項に規定する実地調査等を行った結果、改善が必要と認められた場合は、甲は乙に対し、
相当な期間を定め、必要な措置を要請することができる。
(買戻しの特約)
第15条
甲が乙に対し、第9条により売買土地につき所有権移転登記をするのと同時に、買戻
しの特約の登記手続きを行うものとする。
2
甲が前項の買戻権の行使をすることができるのは、第10条ないし第12条の定めに違反し
た場合とする。
3
甲が前項の規定により買戻権の行使をした時の買戻代金は、第4条の売買代金とする。この
場合、売買代金に利息は付さない。
4
買戻特約の期間は、第10条第4項の用途指定期間とする。
5
甲は、前項の期間終了後は、乙の請求により買戻しの特約の登記の抹消登記を嘱託により行
うものとする。
(負担の帰属)
第16条
乙は、この契約に要する費用並びに登録免許税を負担するものとする。
(公租公課)
第17条
この契約締結後における売買土地に対する公租公課は乙の負担とする。
(紛争の解決)
第18条
売買土地に関し紛争が生じたときは、売買土地の所有権移転登記完了前の原因による
ときは甲が、所有権移転登記完了以後の原因によるときは乙が、それぞれ責任をもって処理し、
相手方に対して一切迷惑を及ぼしてはならない。
(契約の解除)
第19条
甲又は乙は、相手方がこの契約に定める義務を履行しないときは、その相手方に対し
て催告のうえ、この契約を解除することができる。
(違約金)
第20条
甲が第15条第2項の規定により、買戻権の行使をしたとき、乙は甲に対し違約金と
して売買代金の10パーセントを支払わなければならない。
2
甲又は乙は、第19条に基づき契約を解除されたときは、相手方に対し違約金として、売買
代金の10パーセントを支払わなければならない。
3
前2項に規定する違約金は第25条に規定する損害賠償額の予定又はその一部と解さない。
(返還金)
第21条
甲は第19条に規定する解除権を行使したときは、第4条の売買代金を乙に変換する。
この場合、返還金に利息は付さない。
(現状回復)
第22条
甲が第15条第2項の規定により買戻権の行使をしたとき又は、甲が第19条の解除
権の行使をしたときは、乙は、自己の責任において、売買土地を原状に回復し、甲の検査を受
けて、甲の指定した日において、第15条第3項の規定による買戻代金又は、前条の規定によ
る返還金の支払いを受けることと引き換えに、売買土地を引渡さなければならない。ただし、
甲が原状に回復させることが適当でないと認めたときは、現状有姿のまま返還できる。
2
乙が前項の規定に反し原状に回復して返還しないときは、甲は乙に代わって原状に回復する
ことができる。
3
甲は、前項の規定により売買土地を原状に回復した場合は、乙にその費用を求償することが
できる。
4
乙は第1項の場合、甲に対し、直ちに売買土地について、乙の責任と費用負担において、抵
当権その他売買土地の行使を妨げる一切の負担を抹消したうえで所有権移転登記手続をしなけ
ればならない。
5
乙が第1項に基づき売買土地を返還した場合、甲は乙に対し、乙が支出した必要費、有益費
その他一切の費用は償還しない。
(危険負担)
第23条
乙は、この契約の締結の時から売買土地の引渡しのときまでの間、売買土地が甲の責
めに帰すことのできない事由により滅失又は毀損した場合においても、甲に対し売買代金の減
免を請求することはできないものとする。
(瑕疵担保責任)
第24条
乙は、この契約の締結後に、売買土地に数量の不足その他隠れた瑕疵があることを発
見しても、売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないもの
とする。
(損害賠償)
第25条
甲又は乙は、この契約に定める義務を履行しないためにその相手側に損害を与えたと
きは、相手方にその損害を賠償しなければならない。ただし、議会の議決により本契約となら
ない場合は、この限りでない。
(返還金等の相殺)
第26条
第15条第3項の規定による買戻金又は第21条の規定による返還金は、第20条第
1項の違約金、第22条第3項の原状回復費用、又は前条の損害賠償金として乙が甲に支払う
べき金額があるときは、その合計額と対当額をもって相殺するものとする。
(契約の費用)
第27条
この契約の締結に要する一切の費用は、すべて乙の負担とする。
(公募要領等の遵守)
第28条
乙は、市有地(新居文化公園西側土地)売却にかかる公売募集要領に記載された事項
及び提案内容を基本的に遵守しなければならない。ただし、やむを得ず変更する場合は、甲乙
協議のうえ修正するものとする。
(疑義の決定等)
第29条
この契約に疑義を生じたとき、又は定めのない事項については、法令の定めるところ
によるほか、甲乙双方協議のうえ決定するものとする。
上記契約の成立を証するため、この契約書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ、各自その1通
を所持する。
平成○○年○○月○○日
(甲)
(乙)
住
所
湖西市吉美 3268 番地
氏
名
湖西市長
住
所
氏
名
三上
(土地の表示)
町
名
元
湖西市地内
地
番
地目
面
積(㎡)
新居町新居
250番11
宅地
6,466 30
新居町新居
250番17の一部
宅地
8,902 36
新居町新居
250番18
宅地
4,125 87
新居町新居
250番46
宅地
3,343 37
備
考